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(短編集)
まほろ駅前多田便利軒
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まほろ駅前多田便利軒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全229件 181~200 10/12ページ
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東京郊外のまほろ市で地域密着型の便利屋を営む主人公:多田啓介は,お得意先の岡という人物から正月明けに雑用を申しつけられていた。その帰りに高校時代の同級生:行天春彦と出会う。そこから仕事で預けられた小さなチワワとともに奇妙な同居生活が始まる・・・ まほろ市の便利屋を舞台にして,6編の短編集とともに1年間を綴った物語である。それぞれ心に傷を負った個性的な登場人物達が,暖かく不器用に人生を生きている様が描かれているのが大変印象的な物語である。前回読んだ『仏価を得ず』と同様に大変読みやすい物語でありながらも,色々と考えさせられる話であると感じた。行天恐るべしである・・・ | ||||
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直木賞や直木賞候補の作品を中心に読んでますが、今までに読んだ中で一番面白くありませんでした。小説の技術的な評価をできる知識はないので、素人の率直な読後感です。 | ||||
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キャラクターがとても魅力的です。便利屋からはじまる物語の展開は読みやすくて 劇的な展開や恋愛の絡みがないスルスルと最後まで読んでしまいました。 気軽な感じでかまえなくても読めるぶん、どこか物足りなさも感じてしまい ますね。 | ||||
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これが直木賞・・・ 宮部みゆきの火車、横山秀夫の半落ち、浅田次郎の蒼穹の昴、他にも多数が落ちてこれですか・・・ 選考委員の老人達は、何考えてるんだ? あっ、文藝春秋から出てるからか。 | ||||
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難しい漢字はないし、字は大きいし、一話が50ページ程なので、移動時間に読むには最適な本だと思います。読んでいて全く疲れませんでした。 しかし、驚くほど全く何も残らない内容です。事件解決の部分でワクワクさせられるでもなし、人間の闇の部分で共感させられるわけでもない。多田と行天のキャラクターも本の世界では掃いて捨てるほどいるタイプです。 ラストにかけての展開も、無理矢理多田に暗い過去を作った感じがしてなんだかな〜と思いました。うわっつらをなでて書いたような本で、期待はずれでした。 | ||||
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この作品の最大の魅力はキャラクターだと思う。キャラクターが立っている作品が好みの人は気に入るだろう。「まほろ」という架空の土地の設定も、どこかにありそうな雰囲気を漂わせていてよい。 ただ、一話完結の読みきり形式の連続で大きな物語を形成する、というのは良し悪し。読みやすい一方で、ひとつひとつのエピソードがこじんまりとして、どこかしら予測のつくものになっているのは、この作品の一番の難点だと思う。 キャラクターが一番の売り、とはいうものの、語り手である主人公がやや紋切り型であまり魅力が感じられないのもどうかと思う。(一見軽いが、ハードボイルドなんかによくある、心に傷を持ち、どことなく影のある感じ) | ||||
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初めて読んだ三浦しをんの本でしたが それぞれのキャラがいい味だしてたように思います。 恋愛が入ってないのもまたいい感じです。 ちょっと設定がマンガ(イラストもマンガですが)っぽいかな。 三浦しをんの本のなかで一押しです。 | ||||
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三浦さんは好きな作家です。 『私が語りはじめた彼は』『むかしのはなし』もいいのですが、ボクは最近の『風が強く吹いている』『仏果を得ず』そしてこの作品のタッチの方が好きです。 文学としてはわからないのですが、肩を張らないスタイルがとても好きです。 漫画やドラマの原作?風なのですが、ボクは好きです。 『風が』『仏果』そしてこの『まほろ』も二人の男が主人公。 その二人の描き方がうまい。 距離感というか、空気(『まほろ』の二人の場合煙かな)の描き方がとてもうまい。 男同士って、もう少しウェットかなと思いつつ(槙原の歌のように)、ちょっと女性の願望じゃないのと思いつつも、でもいやじゃない。 そして二人にからんでいく女たち。 その設定もにくい。 今回は影でありながら、物語の輪郭をはっきりさせる登場の仕方。 いいなあ。 文章の鋭さやきれで勝負する作品より、本を読んでいる時間全体で勝負する作品のほうが三浦さんに向いている気がした。 続編を望んでいるレビューを拝見しましたが、続編を起こすための続編はいやだなあ。 おそらくかわらない日々を二人は送っている、街の片隅で。 そのほうがいいなあ。 絶対に書かなければならない物語でないかぎり、続編のための続編はいいかなあ。 それくらい素敵な物語でした。 | ||||
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タイトルも内容もとてもおもしろそうだったので、期待して読みました。 でも、設定も登場人物もどこかで読んだようなありがちな感じがして いまいち入り込めませんでした。 最近、本原作のドラマなどが多いですが、 これはドラマにしたらおもしろいかな・・そんな感想です。 直木賞という肩書きが逆に足を引っ張った感があります。 | ||||
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サラサラとあっという間に面白く読めました。 好みの話だと思います。 だけど、何だか心に残らないんだよなー。何でだろう? 主人公や行天、その周りの人々、個々人の心の中にはいろんな葛藤があるのだろうとは思うのですが、 なぜか心に迫ってこない。 面白いんだけど、読み終わったら「あー面白かった」で終わり。 ライトノベルを読んだ感じに近いでしょうか。 酷評のようになってしまいましたが、読んで損する内容ではないです。 期待が大きすぎたのかなぁ。 | ||||
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直木賞受賞作品です。 比較的短いストーリーが連なって、長編小説を構成しており、小気味がよい展開でさくさく読めます。私はパンチの効いたセリフが好きなので、それが多い本作はそれだけでも面白い。 良く知られていることですが、本作は東京都(←大切!w)の町田駅周辺がモデルになっています。微妙に地名・お店等の名称が変わっており、町田を良く知っている人はその変わり方も楽しめるので2倍楽しめます。なので☆は5つです。 例えば、 梅の湯→松の湯(本作) マルキュー→ハコキュー(本作) 神奈中バス→横中バス(本作) | ||||
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小難しい本に疲れたときや、仕事が忙しくて読書をする気になれないとき、しかし、マンガじゃ物足りないというときにちょうど良い本ではないでしょうか。前半は、ストーリーも奇抜なものではないし、すごく読みやすいと思います。後半のどんでん返しはちょっとどうかなと思います。現実味がないような、しかし、現代ではこういうこともあるのかなと。若干腑に落ちないところがありましたが、全体としては面白かったです。ただ、好みは分かれるでしょうね。レベルの高いものを読みたい方にはお勧めしません。疲れたときの清涼剤としてお勧めします。清涼剤も人生には必要なのです。 | ||||
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おそらくふだん小説を読まない人が読めば面白いのではないでしょうか。読みやすくて、好感のもてる感じ。ただ(多田?)、ふだん小説を読む私としては登場人物、ストーリーともどっかで読んだような気がして今ひとつのめりこめなかった。行天のキャラクター設定って榎○津入ってね?とか。この手の男二人のバディものはBLではよくあるし・・・とか。あと、いくら行天の意外な強さを見せたいからって、ヤーさん弱すぎでしょ。出てくる女子は添え物のようだし(泣)。ラストはいいけど、そこに至るまでが・・・微妙ですね。 | ||||
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駅前で便利屋を営む多田とそこに転がり込んできた行天の 1年間を描いた作品。 飄々とした行天のおかげで、いろんな厄介ごとに巻き込まれる多田だけど それが悪くない結果を生んでるから不思議です。 マンガのように個性の強いキャラクター設定と ゆる〜い感じのストーリー展開がなかなか楽しい。 そのうちドラマで見てみたい感じがします。 | ||||
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三浦しをんさんの作品の中でも特にお気に入りです。 主人公多田の事務所に転がり込む(?)行天がだいすき。 掴みどころの無い飄々としている、謎の多い男。 見た目は凄く良いのにすごく変わっていて、実はとても 腕っ節が強かったり、家族構成も謎。 どうしてそんなに喧嘩慣れしているのか…とか とても気になる。 行天を疎ましく思っていた多田が、彼と一緒に暮らし 仕事をしていく上で言葉には表せない感情を抱くようになるのが とても印象的で…ラストが特にお気に入り。 仕事の上で関わるようになる小学生の男のコや 敵対する裏組織や、チワワを譲ることになる売春婦たち… それぞれのキャラクターの描き方がとても巧みで面白くて 彼らの暮らす「まほろ」という場所に行ってみたくなります。 ダークな部分(現実的)も沢山あるけれど、とても興味を 引かれる場所と人々。 話毎に付いて扉絵も好き。 是非実写化してほしい作品。このテンポとキャラクターを 忠実に再現してほしい。 | ||||
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漫画ですね、マンガの原作本。軽くてなんとなく安心できてという雰囲気のある、女性でなければ描けないようなタッチでね。でも所詮、マンガです。直木賞選考委員の方々が賞を与えたことにまったく興味はありませんが、マンガの原作本も受賞の対象になるんだと分かりました。 | ||||
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表紙からして惚れた。 とにかくグイグイ読ませる。 どんな人間もそれぞれ何かを抱えて生きてんだよね。腹かかえて笑ったと思ったら深く考えさせられたりする。これぞ直木賞! | ||||
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一見、田舎駅前のラーメン屋の看板みたいな題名の直木賞作品です。その感想は、「世の中、そう捨てたものではない」といった感じ…。 孤独で内向的な現代人の情は、貧困時のそれよりも荒れてはいないようだ。ちょっと安心しました。 劇画タッチであり少々…であるが、最後の一幕に感動しました。 若者と”しをん先生”の未来に期待します。 | ||||
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多田と行天、絶妙のコンビとでも言うのだろうか。持ち込まれる頼みごとを、 二人はフォローしあってこなしていく。中には、どうしてこんなことまで?と 首を傾げたくなるような依頼もあるが・・・。人はいろいろなものを抱え込んで 生きている。それらとどう向き合って生きていくべきか?そこから一歩を踏み 出すのは容易なことではない。多田が一歩を踏み出すことができたのは、 やはり行天がいたからだと思う。この二人の活躍はこれからも続くのだろうか? できればそうあってほしいものだと願っている。 この作品、映画かドラマにしたら最高だと思うのだが・・・。 配役はだれがいいのか?それを考えながら読むのも楽しい♪ | ||||
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面白かった。まほろ市駅前の便利屋・多田は、高校の同級生・行天に居候を決め込まれる。 二人の行動の背景が連作を読み進む内にあぶり出されてくる。 仕事の依頼人・多彩な登場人物も面白かった。最後に「幸福は再生する」という言葉で締めくくられるのだけれど、話自体は円錐形のまほろ市の時間の流れをすぱっと横に切った円形の平面上を軽トラで堂々巡りに走り回っているむさい男の日々の姿が浮かび上がってくる。 小説の男もいつからか連むようになったんだ。 | ||||
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