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(短編集)

まほろ駅前多田便利軒



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【この小説が収録されている参考書籍】
まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ駅前多田便利軒の評価: 3.93/5点 レビュー 229件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全229件 41~60 3/12ページ
No.189:
(5pt)

個性的なキャラクター

ずっと積本だったのをやっと読了。
この本の魅力はなんといっても個性的なキャラクターたちだ。中でも行天はエキセントリックで魅力的な人物だ(身近にいたら係り合いになりたくないが笑)。
それだけならよくあるキャラ小説というかラノベに落ち着くところなのだが、行天のエキセントリックさの理由が彼の生い立ちや物の見方に起因しているということが段々わかってくるので、単なる記号的なキャラ付けに終わらない。そういうところがわかってから彼の危険な振る舞いを見てみると、切なさに胸が締め付けられさえする。彼は常に自暴自棄であり、自分を価値ある人間だと思っていないからこそ、何かをしようとするときに対価としてあっさりと自分自身を差し出してしまうのだ。それが行天の強さの秘密であり、また同時に弱さでもある。
この小説は痛快でテンポよく進むのだが、物語全体をどこか切なさが覆っているようにも感じられる。
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No.188:
(5pt)

ドラマよりさらに好きです

Amazon prime でドラマを見てから読みました。ドラマがいい意味で予習になり、キャラクターがつかみやすかったです。三浦しをん作品の中では「仏果を得ず」が好きだったのですが、この作品も少し通ずるようなところがあり、お気に入りに入りました。ドラマもとっても良かったですが、原作の方がさらに良かった‼
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No.187:
(5pt)

神様 仏様 しをん様?!

忘れもしない2013年のこと、
その昔「今まで生きてきた中で一番幸せです!』と言った子がいたけれど、
今まで生きてきた中で一番ダメージをいただいたのでした。
「終わった‥何もかも。いやとっくに終わってたんだよ!お前なんか!気づけよ!」そんな感じ。

年の初めから始まったドラマ版まほろ。そっから好きになって原作を読み、その他のしをんさん本を
たくさん読みました。主にブックオフ経由で。すんませんねアマゾンさん、しをんさん。

どれだけ助けられたかわかりません。もしそれを数値であらわすことが出来たならば、
それこそビックリ仰天な数値になるに違いない。

「誰かに必要にされるってことは誰かの希望になるってことだよね?』
相変わらず誰からも必要とされていない私ですが。

ある程度の歳をとると誰しもが
それなりの仕事を持ち、収入を得、家族を持ち、子供を持ち、悠々と暮らしていけるわけではない。
そんな事からあぶれたらどうしたら良い?

いわゆる一つの答えになっていたっけかな?
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No.186:
(2pt)

成長過程がわかる?

「舟を編む」を読み、面白かったので読んだが、少し現実離れが過ぎて期待ほどではなかった。
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No.185:
(3pt)

相棒系作品として良作

相互のやり取りやり取り掛け合いを通じて隠された内面や過去に少しづつ迫る、いわゆる相棒系作品としては良作と思いますが、当方はもう少し綺麗さを省いた絶望的な世界観が好きなのでまずまずの評価としました。直木賞受賞作品というのは分かる気がします。
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No.184:
(4pt)

話が転がって行く。

便利屋稼業を営む多田、そこに転がり込んできた行天。依頼人から持ち込まれる種々の仕事と共に、話が展開していく。物語の楽しさを味わえる。
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No.183:
(3pt)

見た目はきれいでしたよ~

小説の内容が、期待していたほどでなかった。
元々作者は自分の好みのジャンルではなかったけれど、「直木賞」受賞作という事につられて買ったようなものでしたから・・・
そういったタイプの小説って、結構多いですよね~
買う前に実際手に取ってみて買うべきですね。反省しかりです。
・・・と言った訳で次は何を買おうかな~?
カバーなどは新品同様でしたよ~ それで星三つかな?
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No.182:
(5pt)

シリーズ1作目

独特な雰囲気を楽しめる作品
短編集になっているので、隙間時間などでも読みやすい
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No.181:
(2pt)

人間に踏み込めていない

日本の精神風土を背景にして小説、音楽、映画などあらゆる芸術において、
日本の作家は抒情的でウエットな作品を得意とするらしい。
物憂げな世界観は日本人の精神に知らず知らず刻まれているもので、
そういった作品を生み出すことはわりと容易であるという。
ジャンルに関わらず、ポップでドライな作品で芸術として完成させるためには、
高度な技巧を要するものらしい。得てして上滑りの印象を与えかねないからだ。
本作は直木賞受賞作品でもあり、文章力は素晴らしい。
それぞれの場面が映像化に耐えうるほどに、独創的で丁寧な筆致で描かれている。
ただ、娯楽文学である事を差し引いても、人間の心理描写の奥行きに不満が残った。
ラストで主人公の心の闇がフォーカスされ、再生と希望が謳われているのだが、
人間というものに踏み込めていないため、心に響くものはなく、
ポップでドライだが全体的に上滑りの印象を与えてしまっている。
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No.180:
(4pt)

便利屋を通して

便利屋を通して、その街に生活する人々との出来事が面白かった。主人公のキャラクターは良いし、相棒は変わってるし、仕事を依頼してくるお客が普通に見えるが訳あり。面白おかしい部分とちょっぴり哀しい部分が絡み合い、余計に物語に深みが増しています。
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No.179:
(4pt)

小指をくっつけて、精子提供者と苦しい過去がありバツイチコンビ。幸福の再生。

便利屋 多田と 同級生の行天の不思議な関係。
小指を高校生のときにあることで切り落としその小指をくっつけて 生きている 行天。
行天は子供のころに虐待を受けた。そして精子提供者で 子供がいる。
多田には 苦しい過去があった。バツイチである。
それぞれの過去を背負いながら 懸命に生きようとするが、事件のようなものに 巻き込まれていく。
構成は実に巧みで コミカルでもある。
両親を殺した高校生の友人。
取り違えられたと思いながら、悩む北村。家族の絆が ばらばらにされている。
そのコミカルな文体に ふっと 深い考察がある。
言葉のもって行きかたが うまいのである。
テーマは 『幸福の再生』。
冷たい部分を抱えながら 生きていく 包容力とも言うべき たくましさ。
幸福とは何かよりも 幸福になるための何かが重要なのかもしれない。
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No.178:
(5pt)

途中で止まらず

サンプルを読み出したら最後迄読みたくなり購入しました。読みやすく面白かったです。
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No.177:
(4pt)

美品です。

ややおりめがありました。中身は大丈夫です。三浦しをんさんの作品はどれも面白いです。便利屋タダ軒のネーミングから笑えますよね。
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No.176:
(5pt)

最後泣きました!!

泣くものと思ってませんでした。 でも不覚にも… なぜかラストで号泣。 たのしかったです。
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No.175:
(5pt)

文体は軽快に

便利屋と相棒が繰り広げる様々な依頼仕事が、軽快な文体で書き綴られる。 その裏で心に秘めた悲しい過去のトラウマ。 終盤に読み進めるにしたがって引き込まれていきます。
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No.174:
(5pt)

「まほろ」は人の心の中に

どこか懐かしい街の便利屋の下に舞い込む奇妙な依頼。 バス停近くの老人からのバス間引き運行の調査、犬の押し付け里親、母親から依頼される子供の塾の送迎。 それぞれ心に大きな傷を抱える主人公と幼なじみの友人が、近くて遠い独特の距離感の中で便利屋業をやっていきます。 仕事で垣間見る他人の人生と、そこに踏み込めないもどかしさと、逆に「少しだけ人の役に立つこともできる」という人生観。 自分や他人の過去とそれへの許しと折り合いをそれぞれが持って、時間がゆっくりと過ぎていきます。 ほんのりと心に染みる名作と感じました。
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No.173:
(1pt)

これが直木賞とは、意外でした。

直木賞受賞作を選ぶ個人的な理由は、自分が知らなかった才能ある新しい小説家に
出会えるチャンスが増えること。これにつきます。
とはいえ、村上春樹氏が一年に二人とも選ばれること自体が無理がある、と指摘した
とおり、受賞作を読んでみてあまりに面白くなくがっかりすることもあります。
申し訳ないのですが、桜庭一樹さんに続いて三浦しをんさんのこの作品も
読むのがとにかく退屈だった本に入ります。

三浦さんの『舟を編む』を読んだときにも、何となく漫画っぽいな、と
思ったのですが。この直木賞受賞作はさらに上を行くように感じました。
多くのレビューで書かれていますが、やはり致命的なのは
30過ぎの中年?とも思える二人の主人公、多田と行天さんの人物描写が本当に
薄っぺらく全く興味をそそられないことです。
おまけに連作短編それぞれに出てくる脇役も人物としての深みがなく、
二人のチームワークもある意味平行線のまま。
とにかく話一つは短いのにどこまでも凡庸な文章で
投げ出したくなりました。

ライトノベルという指摘もありましたが、でも三浦さんアラフォーなんですよね。
宮部みゆきさんが同じようなストーリーを書いたら、全く異なる物語に
なって面白くなったのかな。
まほろ駅前多田便利軒Amazon書評・レビュー:まほろ駅前多田便利軒より
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No.172:
(2pt)

舞台そっちのけの芝居

何十頁かまでで以前放り出したことがあったのを、著者講演を聞きに行くに先立って読み直したのだが、やっぱり一気に読めなかった。

言葉の価値の低さにまず意気消沈する。芥川賞作品と違うとはいうものの、水っぽいカケ汁でダブダブの丼物を食わされている気分だ。
月並みなことが月並みに語られている文章に興奮はない。

直木賞的よさはどうかというとよくわからないが、あるようには思えない。
作中人物が勝手に立ち上がって動き出すのが直木賞作品の面白さではなかったかと思うが、著者が手取り足取りしてなお一歩も動かない。
特に相棒行天がそうだが、性格描写をなま解説で説明しまくっているからだろう。
その役割を主人公の多田あたりに肩代わりさせているのが多少のくふうだが、棒読み解説であることに変わりはない。
読後振り返ってみて改めて噛みしめる存在感のなさはドラマ中のCM並みだが、当然だろう、解説を重ねれば重ねるほど印象は霞む。あとに残るは脱力感のみというわびしいことになる。

解説めいたものをすっかり削ってしまえばクッキリすっきり、それなりによくなりそうなのに、と思うが、この小説から解説を取っ払ってしまって文字通りお話になるかどうか、それはわからない。お話に仕立て直すのはまた骨だろうと思う。それができてやっと本物の直木賞候補だろうが。

途中解き明かされる事実にナルホドとは思う。だがもったいぶって押し付けられると、けっこうでした、美談のようでもあるし、という感想しかない。

自分から動かない人形にキャラもへったくれもないが、キャラ設定自体にまず無理があるのではないか。
著者は盛んに尻を引っ叩くが、人形としてはどっちへ動けばいいかわからんといったところだろう。
設定といえるものさえなしに気まぐれやみくもに尻を叩いているばかりの気もする。
行天については謎めいた魅力を演出したかったのかと思うが、行き当たりばったりつぎはぎだらけの支離滅裂でしかない。せいぜいが、偽善家・偽悪家同居ええカッコしいのチンピラだが、むしろそれで完結させておくなら現実的な緊張感を伴いえただろう。それなりの存在感は出て、持って行きようによっては面白くなったかもしれないのに、途中からのお茶の間向け人道的とりつくろいでその芽もなしだ。
多田は主人公だから、作品の魅力の中心を担わなくてはならないところかと思うが、少しでも魅力に感じた読者もいるのか? 顔も体もどこにあるのか、ついているのかさえわからない感じだが。
  
キャラが上滑りで結晶しないのは、女性が男を頭の中でご都合主義的にこねくり回すだけだからだろうか。
ただ女の登場人物についても似たことは言える。
人間のしっとりした味な部分、深い部分がない、或いは壁の落書き絵みたいに白々しい。
イコール著者の人間観察の甘さということではないだろうと思うが、わからない。そうかもしれない。
型にはまった演技指導の著者掛け声がやたらやかましいばかりだが、人間の味な部分は小さな襞の隙間からそっと滲み出すもので、力任せに振りかぶった斧で断ち割って見せられるものではない。
ジュニアー小説ではあってももっと描けている作品を読んだことはあるが。
上滑りはもう一つある。人間の深部に入り込めないからこそだろうが、何か人生の深いことを言おう言おうとやっきになっているのがまたタマランくらいよくわかる。それが全部無意味とは言いたくないが、上滑りだ。

比喩表現と装飾的語句の連発がちょっとばかり村上春樹を思わせるが、村上作品の場合はそれ自体が一つ一つ物語りを展開しうるほど高度な内実を持っているからこそ、邪魔どころか有無を言わせず引き込む力になる。
本作では、一応納得の範囲に収まってはいるも、ただそれだけのありきたり月並みを出ない。数重なるとゴミ袋の堆積にも見えてくる。
やるならもう一歩も二歩も突っ込んだ絵をじっくり描いてみてからにしてほしい。

グチばかりで気の毒だが、場面描写がまた小学生の遠足作文並みに或いは焦点深度ゼロ写真みたいに、手あたり次第数撃ちゃ当たる式で、大半が煩わしいだけの雑音騒音に終っている。
優れた作品は出し所を見極めて狙いすました描写でピシリピシリ決めてくる。そういったコストパフォーマンスも考えて塩梅したほうがよくはないか。

ついでだからもう1つ。土地を架空名にするならくどすぎる地理説明は無用だ。
一級河川の源流がどうのまで書くなら実名で出すがいい。どっちにしても無意味に変わりはないが、まだしもだろう。
地元サービスと巷ネタ提供のアルバイト感覚なのか?

ひとくくりに言えば、舞台そっちのけ、作者がいちいち顔出して常識的な解説ばかりしているお芝居か。
「この人はいい人です、なぜならば」「態度こそ横柄だが繊細に傷ついてます、頭を垂れたのがその証拠」「ここで感動しなさい、なぜならば」とか。
そんなことは舞台からわからせてくれよ、芝居を見に来ているんだから、と言いたい。
果ては雑多な舞台装置と小道具の一点一点まで随所で説明されると、ええ加減にせんかと怒鳴りたくなる。

どういう点に気をつけないとどういうことになるか、小説を書こうとする人には教材テンコ盛りの作品だろう。
この意味に限っては直木賞も的外れでないと言える。(市が殺人事件で「脚光を浴びる」の類いは小説以前だが。) 

他書を次々優先したのも原因だが、10日かけて、講演日前日ヤットコサ読み終えた。
作品はどうでも、作家の頭の奥深さには瞠目すべきものがある。
と期待して講演に出向いたが、1時間半、舞台袖の電光時計を三顧九顧手を合わせて拝みながらヤットコサ聞き終えた。
もう二度と関わらんぞ。
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No.171:
(3pt)

街の人の息吹の聞こえるさわやかな中年男性二人友情物語

町田市をイメージしたまほろ市を舞台に 便利屋を営む多田と、高校時代の同級生であるハンサムで変人の行天が再会したところから二人の奇妙な共同生活が始まる。 離婚し、子供のことでトラウマを負った多田と 常識はずれだが、どこかやさしいところがある行天は お互いの傷を隠しながら生活し成長していく。 その中で、娼婦や愛されない子供、夜逃げする家族などさまざまな街の人とのストーリーがちりばめられており とても、テンポよく読める。 ただ、欲を言えば多田や行天が負ったトラウマが大きすぎるようなきがして ひっかかるところがある。
まほろ駅前多田便利軒Amazon書評・レビュー:まほろ駅前多田便利軒より
4163246703
No.170:
(5pt)

娘に

娘が読みたいというので購入。 娘曰はく、「風が強く吹いている」、の方がよかった。
まほろ駅前多田便利軒Amazon書評・レビュー:まほろ駅前多田便利軒より
4163246703

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