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東京島
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東京島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全187件 81~100 5/10ページ
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面白い小説は否応なしにぐいぐい読み進んでしまうものだが、この小説は終始退屈で、途中で嫌になって駅のごみ箱に捨ててしまった。 | ||||
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設定の面白さが いま一つ活かされきってない気がします。 もっと楽しめると思って読んだので残念でした。 権力関係が変わっていくさまなんかはもっと細かくリアルにゾクッとするくらいの方が逆に現実味があって面白いと思うのですが 意外とあっさりしてて残念でした。 | ||||
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武器の力と、性の食い物にされた当事者の史実。 手段を持つと使わずにはいられない人間の欲。 エルメスとの提携もあり、綺麗めで上品な演出の映画。 時系列に物語が進み視点変化も無いので分かりやすい。 小説を下品・低俗・俗悪・醜悪・エログロと評した読者は 汚物をみせない映画の方が合っているのかな? 節操なくご都合主義で同調できない醜さを味わう小説。 女の醜さを「〜のために」と理由付けしない潔さに怖さを感じる。 謝らないし言い訳もしない平気で裏切る、ホントにヒドイ女性。 身勝手に言い切る清子だからこそ、迷った人は頼りに言葉を貰いに来るんじゃないかな。 醜さに頼る人。 暴力・権力・食欲・性欲・感情的・稚拙そして異物の醜さ。 なんで頼るんだろう、人は本来醜いからかな。 | ||||
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書評で評判がよかったのにつられて随分前に購入し、その時は初めの方を読んだところで「なんか違うかも」と思って放っておいたのだが、映画化されたと知ってあらためて読みなおしてはまってしまった。 無人島の各所に名付けられた東京の地名や、同時期に暮らす中国人のいるホンコンの様子や、投棄された放射性廃棄物の存在などが 現代社会の様々な側面の例えになっており、一見アホらしさも感じられる物語の展開を通して、現実の問題について考えさせられる。 唯一の女性である清子さんが、生きて脱出するために状況に応じてスタンスを変えるところは、なにふりかわまぬ生命力を感じてすごいと思った。 混沌とした状況の中で、何かを模索している時期に読むと元気の出る小説かもしれない。 | ||||
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映画のCMで面白そうだなと読んでみました。 最初は「おお〜」と設定と走り出しに好感。 これは最後まで一気に読んじゃいそうとワクワクしながら読み進めましたが、ずいぶんと前半で失速。 島人の誰にも共感できなくて、パラパラとページをめくる「作業」になってしまいました。 でも読まない!と放り出すことはなかったので、そこはギリギリ☆三つです。 なんだかな〜… あんな状況になったら、もっと人間ってドロドロになるんじゃないかな〜、薄いな〜と思いました。 共感できす、うん。 | ||||
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元ネタのアナタハン事件に前から興味があったとか、こういう狭い世界に閉じ込められた状態の人間心理に興味があるとか、そういったものをすべて取っ払って、最初からくだらない小説だと思って読めば、けっこう面白いと思う。少なくとも、私はそうだった。 男大勢に女一人という、女性なら羨ましくなるような状況にもかかわらず、主人公の女性が羨ましくならない。その主人公の女性はどこまでも浅ましく、低俗で、それを隠そうともしないところが清々しくさえある。性がためらいもなく描写されるがそういった欲はかきたてず、その欲を持つ人間そのものがくだらないと思えてくる。途中に出てくる「犬だ、犬」という表現は、シンプルであっても、そのすべてを象徴していて、秀逸だと思った。 話の展開も、いかにも作り話という感じだが、そこがおもしろく、次々といろんなことが起きて飽きない。感動しまくったのに忘れてしまう小説もあるが、なぜかこの作品は時々、何か所かの場面を思い出してしまう。くだらないと思いながら読んでも、けっこうインパクトは強かったのだろう。そういった意味でも楽しめた。 性格の悪い奴がいっぱい出てきて、生活はどこか気だるく、苦笑いを浮かべながらも一気に読んでしまう。そういう小説を読んでみたいと思うなら、お勧めです。おもしろい。 | ||||
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桐野作品はいつも人間のドロドロした部分を容赦なく描いており、それはイヤな感じではあるもののリアリティがあり凄さを感じさせるのでいつも引き込まれてしまい最後まで気の抜けない面白さなのだが、東京島に関してはドロドロ感はいつものことながら主人公がどうも安直でリアリティを感じることが出来ずなんとなく中だるみしながら最後までとりあえず読んだ感じであった。 それにしても主人公のふてぶてしさと逞しさは、オンナのいやらしさが集約されていて気が滅入る感じではあった。 他の作品が良いのでそれに比べると今回は少々がっかりでした。 | ||||
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これ、設定をほめるレビューが多いですが 元ネタが「アナタハン事件」なのは、事件史が好きな人は気づくと思います。 「グロテスク」「女神記」でも感じましたが、彼女が書く元ネタありの小説より、 元ネタ(の事件)が面白いネタとその結末の方がよっぽど面白いのですが。。。 同じ、元ネタありの作品を数多く書く女性の作家と比べると、少し。。。 | ||||
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たしかに、かつての「ミロ」シリーズや「OUT」の時のような ストーリーの面白さは、この作品にはないかもしれません。 ただ結末よりも、他の方も書かれているように 設定の面白さ、そしてその極限状態に置かれた ひとりひとりの人物描写の深さが素晴らしかった。 非常に登場人物は多い作品ですが、きちんとその人の 過去や背景、そして島でのうつろいまで描かれています。 なによりやはり、桐野作品は女性の恐ろしさが天下一品。 ここでもそれは健在です。 力で勝てない女性が、なぜこんなにも恐ろしく描けるのか…。 | ||||
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ビートたけしのコメントに惹かれなんとなく手に取ってみた。 物語のクライマックスもどこだかよく分からず、夢の話もところどころ出てきて、 読んでいて混乱した。 途中で読むのをやめようかと思ったが、必ず最後まで読むのがポリシーなので 頑張ってみたが、いまいちだった。 ワタナベはあのあと、どうなったのだろう… 有人島になったみたいだけど、放射線廃棄物の人たちがまた来たとき助けてもらわなかったのかな。 なんて、読んでから考えてみたけど… とりあえず自分とはテンポも合わないし、物語に入れ込めなかったし、星は☆☆で。 | ||||
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男が31人:女1人で無人島生活の設定から 女性だったら少し恐ろしい想像をしてしまうかもしれない。 しかし、この女1人である清子に関してはたくましく 男31人に引けを取らない強さがある。 なので、読んでいて嫌な気分はしなかった。 むしろ、清子と自分を比較して清子の強さに敬服した。 この無人島での生活は、人間は欲に塗れている。 現代社会ではありえない、猿のようになっている。 だが誰しもが同じ境遇に陥った時、 同じ様に猿に戻ってしまうのでは!?と思う。 ただ、31人の男性がだんだん把握できなくなるのが辛かった。 | ||||
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映画の予告が面白そうだったので、普段小説は読まないのですが思い切って読みました。 この著者の作品は初めてです。 文学的なことは分かりませんが、私には合いませんでした。 初めは楽しく読んでいましたが、途中からは苦痛になり、読後は嫌悪感しか残りませんでした。 他の方もレビューで書かれていますが、登場人物の名前や地名が陳腐だな〜、と。 そして物語の時間軸の前後が激しいので、切り替えが難しい…。 極めつけは、どの登場人物にも共感や感情移入も出来ず…。 しばらくは憂鬱な気分から抜けられなさそうで、ガッカリです。 作品中で中国人の漂流者たちを「ホンコン」と呼んでいますが、どうしても芸人のホンコンさんが浮かんでしまって 最後までピンと来ませんでした(笑) | ||||
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新聞連載の「メタボラ」を読んではじめて桐生氏に心動かされました。(無論以前から女史の御名前は知るところでしたが) 只、此の「東京島」に関しては これは未完の小説ではないか?という想いが強く残りました。 女の漂流者の方が生命に貪欲で賢く(時に愚かで)強く立ちまわれるというのは女性読者にはもうわかっています。 男性読者諸氏にはわからない事かもしれませんが、女というのは狡猾で且つ生命力に長けた存在です。 その事実を既に知る「女」の身としてはこの小説は素晴らしいけれど未完成であると言わざるを得ません。登場人物の心理描写も行動描写も惜しいぐらいに中途半端でありますし、ラストもこじつけたような終わり方……、ここまで読んできてこのラストは如何なものでしょうか? 無論、桐生さんならばまだ先も考えて居らっしゃるのでしょうけれど…… 少々の消化不良を辞さない方には御勧めできますが、完璧な完結小説を望む方には決してお勧めしません。 その理由としては、「ここで終わらせるには惜しい内容」と一言付け加えさせて頂きます。 稚拙な文章で申し訳ありませんが★三つという事で分って下さると有難いです。 それでも映画版は必ず見ようと思っています。そういう小説です。 手に取って見て下さい、そして失望するなり次に続けるなりして下さい。 私は映画を見に行きます。それだけです。 | ||||
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初期の頃の桐野夏生作品が好きな自分は、最近の作品は残念でならない。 女性の心理描写は、相変わらず素晴らしいと思うが、展開がストーリ上の都合で構成されている。 感じ方は人それぞれなので、他の人がどう思っているかはわからないが。 ちなみに映画のキャスティングに木村多江を持ってきたのも微妙。 さえない女性が一人いるから、この話は面白いのであって、綺麗な女性であっては、取り合いという面白も半減。 桐野夏生のドロドロとした心理描写、好きだったのだけどな・・・。 | ||||
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設定が面白そうで暇潰し程度に購入しました。感想としてはすべてが中途半端とゆうところでしょうか。あまり期待して読むとがっかりしてしまうと思います。 | ||||
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全編を通して汚いし、ご都合主義の極みだし、駄目なフィクション小説の見本みたいな作品。 人物造形と各エピソードのお粗末さは、とてもプロの作家とは思えない。 本が売れなくなったとか、読まなくなったとか言うけど、日本の小説家のレベル衰退はその一因ではないのか? 面白くない本なんて売れないし、買わないよ。 この駄目駄目小説を、また映画化しようなんておめでたい人たちがいるなんて、私には信じられない。 あーあ。 | ||||
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話題作で、映画にもなるとの事で買って読んでみました。内容は、最悪で本当につまらなく途中で読むのも止めました。一応、最後も読みましたが何故これが有名になり、映画化になったのが全く意味が解りません。 | ||||
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設定は面白そうだったが途中から読むのが苦痛になってきた。最後は面白くなりそうと思ったら終わってしまった。 | ||||
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なぜか、否定的なレビューが多いようですが、私はとても面白く読むことができました。 ミステリーとか殺人がメインの小説が多い中、毛色の違った小説として興味深かかったです。 無人島で、男31人の中、女が1人という設定で多くの人が想像するであろう、レイプとか殺人ばかりの展開ではありません。 むしろそういう部分はさらっと描くのみで、それよりも人間の心情とか、狡猾さ、人間の心理が多く描かれています。 性描写も多少ありますが、特段グロい・生々しいものではありません。 そのたった一人の女性(清子)が、その中で一番年上で、一番太っているという設定も面白いと思います。 ただ、他のレビューにもあるように、地名や人物が多くてちょっとわかりづらい感はあります。 東京島の全体像があまり把握できないので、時々「?」となりながら読む部分もありました。 登場人物も広く浅く描かれた人が多いため、人間関係が把握しにくい点は否めません。 なので、私のように主人公の清子のみに軸を置いてほかはそこまで気にせずさらっと読めば、気にならないかと思います。 解説を読むと、もともと短編の読みきり予定だったもので、連作短編として15回にわたって雑誌「新潮」にて掲載されたものだそうです。 言われてみると、ひとつひとつの章は完全に独立していたし、それぞれ話し手が変わったり、時間軸も前後したり、展開がいっきに進んだりしていました。でも、全体としては一気に読むのにちょうどよいテンポでした。それぞれの章を簡潔させなければならないので、特化された登場人物以外の人間があまり深く描かれなかったのも仕方がないかもしれません。 この夏に映画化されるようですが、これをどう映像化するのか、是非見てみたいと思います。 個人的には、オススメの本です。 | ||||
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実際にあった事件をモデルにしているというのは、読み終わった後で知りました。 ハッキリ言って、まともな人は一人も出てこない。 みんなちょっと頭がおかしいか、極端に性格が悪いか…。 しかし、こういう極限状態におかれたら、誰もがおかしくなるのかもしれない。 綺麗事を一切抜きに、本能と打算だけで生きる姿は、あまりに滑稽で憎めなかった。 所々、不意打ちのように笑える描写が散りばめられています。 後半はなんだか尻窄まりな感じだが、かなり読みやすいので、普段読書しない人にもオススメ。 | ||||
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