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東京島
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東京島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 1~20 1/4ページ
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到着が早かった | ||||
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女性主人公がたくましく生きて行く姿に共感できました。 南の島の無人島での生活描写も、素敵です。 | ||||
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商品の状態も良く予定通り届きました。 | ||||
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無人島に漂着して、、、っていう話はよくあるけれど、男30人に女1人という設定は面白そうだと思って読みました。 ですが、実際に合った事件が元ネタらしくて、オリジナルの設定じゃないと読んだ後知ってちょっとがっかり。 でも、面白かったです。 文章は好き嫌い分かれそうなぶっきらぼうな文体でした。 何か投げやりというか、放り投げたような感情表現。それがこの作者の味なのかなと思いました。 たった一人の女が中年の四十代っていうのも、いいですね。 ラノベとかだったら、中学生の女の子になったんだろうな。 その中年女が初めは、島一人の女ということでちやほやされてるけど、時と状況が変わるにつ入れて粗末にな扱いになる。 あくまで女の視点でそれが語られてて、女の寂しさが伝わる。 現実世界でも無人島世界でも何だか共通する感情があります。 女性作家ならではといった、女の気持ちがよく描かれてると思います。 誰の子か分からない子供を妊娠したり、弱い男に魅かれてみたりと、その都度その都度の心理描写が女性らしいなと思いました。 展開はハラハラドキドキというよりは、なんだかどこか滑稽で、出てくる人物もどこか剽軽というか面白いです。 島から脱出したいんだろうけど、それが今一つ伝わらないのは残念。 もうちょっとサバイバル描写がほしかったかな。 でも、女の気持ちを無人島に載せて表現した小説としてならありですね。 あと、ネーミングセンスが不気味というか話に合ってましたね。 島のあちこちの場所をシブヤとかホンコンとかって。 | ||||
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低評価のレビュー多いな(それは関係無いが)。俺はかなり評価している。作り物めいた話だが、複雑に入り組んだ人間世界と風刺が実に良い。一気読みだった。 閉鎖空間、というのも著者の得意分野だが、無人島という設定が良かった。 妊娠した主人公が「冷たいポカリスエットが飲みたい」と独白する。実にリアルだと思った。 | ||||
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最後まで読む気になれず後半でやめました 綺麗に梱包されてきたので良かったですよ | ||||
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実際にはありえないんですが、すごくリアルな描写が多くて一気に読み切れる本です。 映画はまだ見ていないのですが、キャストを見ただけですごい小説にフィットしている感じがあります 特に、ラストのストーリーが2分するのはとても印象的。 まだどこかで東京島はあるんじゃないかな…と思わせてくれます。 | ||||
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桐野さんの本は高校生の時から読んでますがこの作品は著者のお遊び感が漂い、とても面白かったです。 | ||||
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無人島にたどり着いた若者たちの物語です。 環境が人を変えるのか?老いが人を変えるのか?自らが変えるのか? 生き残るための極限状態が、人間の本性を試しているような気がしました。 | ||||
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裏表紙の内容紹介に惹かれ読んでみたのだが 設定がまた突拍子もなくて凄い。 無人島に取り残された人間たちが、様々な人間関係を つくりながら、何とか生き残っていく話だが、今回は あまり著者らしい、人間の泥臭い欲望を深層心理面から 深くえぐっていくような事が少ないのかと思いきや、 無人島の中の狭い人間関係によって、密度が増した分 よりいっそう引出されていたように感じ、流石だと思いました。 小説とはいえ、こんな島に残されたらどうしようかと 背筋が寒くなった。 端的に女サバイバル物語です。いろんな意味でたくましく 生きる女性が見たい人はどうぞ。 | ||||
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遭難した夫婦が無人島に漂流した。 そこに新たな漂流者達が加わり「トーキョー島」での生活が始まる。 漂流者の中に女性は一人。40代の女性。 女性のしたたかさと逞しさを描きながら物語は進んでいく。 はたして彼らは無事に元の場所に帰れるのか? とてつもなく面白いものではなかったけど、十分に楽しめた。 | ||||
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桐野夏生さんの作品で文庫本になっているものは、もうほとんど読んでしまったので、最近の単行本を探してきて読んだ。 この「東京島」は、無人島に流れ着いたらどうなるかということを桐野夏生の世界で描いている。 20人の男性の中で女性が1人だけという状況でどうなるか、法律も常識も通用せず、力だけが罷り通る無人島では、こういうことは十分に考えられる。 そして、唯一の女性の清子も、そういう状況を十分に楽しんでいた。 しかし、自分の女性としての特権が通用しなくなった時、清子はお腹の中の子供を水戸黄門の印籠のように利用して生き延びた。 みんな生き残るために必死である。 しかし、ここで僕は考えた。 何故、この人達は、日本に戻ることだけを考えているのか? どうせ無人島に流れ着いて、食べる物も死なない程度には手に入るのだから、南洋の美しい海に囲まれた無人島での夢のような生活を、何故楽しもうとしないのか? 僕には、その無人島がパラダイスのように思えたのだ。 確かに、5年間という無人島での生活は長いが、5年間もその美しい島に住むことができた幸せを噛みしめることはできないのだろうか? 考え方を少し変えれば、地獄も天国に変わると思うのだが・・・。 実際、逃げ延びた渡辺や清子以外は、その島に残り、一つの共同体を作って生活したことになっている。 それでも問題ないと僕は思う。 しかし、渡辺や清子が島に自分達以外にも生存者がいることを他の人達に話さないという冷酷さには驚かされる。 人間は、そういう根っこの所では信じられる存在であってほしい。 人の生死に関わることでも、自分のことしか考えられない人間は、一番大切なものを失っていると思う。 僕達は最後まで、人としての尊厳を忘れたくないと思う。 今回の桐野夏生さんの作品中の人物の壊れ方は、少し物足りなかったような気がする。 「蝿の王」ほどの壊れ方をしてもよかったのではないか。 そういう点で、常識の枠を抜け切れなかったような気がする。 桐野夏生さんの次の作品では、もっと突拍子もない壊れ方を期待したい。 桐野夏生さんの作品を読んでしまうと、他の作家の作品では物足りなくなってしまった今日この頃である。 | ||||
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桐野夏生さんの転換点となるのではないでしょうか。ミステリー作家としてではなく、新たな桐野さんのこれからに期待します。 | ||||
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島に取り残された 男の中に女が一人 女を巡って 殺し合う悲劇‥ ありえないと思っていたら この他のレビューで『アナタハン島事件』というのが 実際にあったということを知り 驚愕です。 結構、事実に基づいて でも暗くならない感じでうまく まとめてるんじゃないでしょうか。 しかし、そうかぁ。 実際にあったんだぁ。。。 事件の後 主人公(?)である女性が主演で 映画化されたらしく しかもその女性が 私と同じ郷里(沖縄)であったにも関わらず まったくこの事件を知らなかった 事実はまさに小説より奇なり。 本も楽しめますが 事件を調べた後 もう一度、読んでみたくなりました。 | ||||
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サバイバル。蝿の王とアナタハン島事件にインスパイアーされてるか? | ||||
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無人島でのサバイバルサスペンスかと思いきや実は大作コメディとは(笑) | ||||
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無人島に男数十人と女が一人…設定だけ見ると残酷で生々しい話だと後込みしていましたが、蓋を開けてみればその辺はかなりソフトかつブラックユーモアに描かれていて安心しました。無人島での過酷なサバイバル以上に人間の心理描写が濃く出ており、強さ・弱さ・狂気・裏切り・自己愛…様々な思考がぶつかり合って壮大な心理戦が繰り広げられます。この心理戦の一番面白い所は登場人物の中に善人がいない事です。極限状態に置かれて正気を失くした者達だからこそのモラルのない非常識な争い。読み手としてはとてもスリリングで楽しめました。余談ですが映画版のワタナベが窪塚洋介さんで笑いました。あんな小綺麗じゃないから(笑)!! | ||||
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無人島に1つだけ何か持っていけるとしたら何?その答えは強さです。それしか役にたたない。何だかんだ現代人は贅沢だー。そして便利になった分弱くなってる。人間の欲って残酷で汚ねーーー。頭殴られた衝撃を感じました。 | ||||
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これこそ桐野さんしか書けない世界ですね。ページをめくる手がやまずにあっと言う間に読み終えてしまいました。こんな発想、なかなか浮かびません。最初はロストみたいな感じかなと思いましたが、なんか最後はせつなくて、読み終えてからいろいろ考えさせられました。この感覚は映画では絶対に出せないでしょうね。 | ||||
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最初はあまり人物に登場人物に共感ができず展開の速さ(元々読みきりなので)に少々戸惑いましたが少し見方を変えて島全体を把握してストーリーに注目して読むことにしましたしだいに、清子の女という武器を使った我侭、傲慢さにむかつきおばさんの癖に若い男にちやほやされて天狗になっているのが鼻に付きましたが最初は気落ち悪いやつとしか思わなかったワタナベが島の人間に迫害されて暮らしているのに同情し、楽しめました自分も社会的弱者なのでいつのまにかワタナベやマンタに感情移入ができたんだと思いますラストは以外で楽しめましたが、個人的には清子に不幸になって欲しかったです | ||||
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