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東京島
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東京島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全187件 61~80 4/10ページ
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キャラが立ってて、『15少年漂流記』や『蝿の王』より面白いです。 女が入っていると、いろいろ乱れて楽しいのですね。 年増女の願望も炸裂。好き勝手に書いてる感じですね。 ちなみに私の好みはワタナベと犬吉とシンちゃんです。 | ||||
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初めのうちは、「東京島って近未来の東京のことか?」と思った。核廃棄物を捨てたり自然を汚したりした結果、東京は無人になってしまった。今のままいくとこうなるぞ、と嘲笑しつつ警鐘を鳴らすために書かれたのだ・・・でもやっぱり違うか。そうか、極限に置かれた時の人間のなりふり構わぬエゴを書きたかったのか。でも、そんなのよくある話で想定の範囲内だし、こんなに大げさな設定にしたら、かえって現実味がなくなるし、やっぱり違うか。 ・・・で、作者は何を書きたかったのか??? よくわかんない。たぶん、何を書きたかったのかなんて考えて読んだらだめなんだ、きっと。何を書きたいのかよくわからない小説って今までにもあったけど、例えば言葉のリズムが印象に残ったり、ホワホワした読後感が漂ったり、何かしら余韻が残った。ところがこればかりは、よくわからないまま終わった。おまけにわからなかったことにイラついたりすることもなく。で、何だったんだろう、まあいいかって感じ。 あえて強引に言えば、ヒビわれためがねを放棄することによって、新たな世界に目覚めた登場人物がいたが、彼のその気持ちはよーくわかった。私もめがねやコンタクトなどの視力矯正器具をはずすと、全く別の世界にいる状態になり、思考回路が大きく変化するから。 ここだけは同感できるっ!てことで、星2つにしました。 | ||||
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映画公開で興味を持ち、作者のOUTが強烈にインパクト大でしたので読みました。 ここ数年で、一番時間を無駄にした本でした。 酷評がけっこう多かったので気にはなっていたのですが、当たってしまいました。 ほかの方も意見されていたように、前半で失速し、中盤はだるい、だるい、読むのが本当に辛かった。 ただ、清子がどうなるのかを見届けなくては、という義務感のようなもので、なんとか読み終えた感じです。 私に知識がないせいかもしれませんが、どうやって火をおこしていたのだろう、と何度も思いながら読んでいました。 あまり、そういったサバイバル風味はこの本からは感じられませんでした。 それから、この本には難しい漢字が多用されていますね。 お恥ずかしいですが、冒頭の、「籤引き」が読めませんでした。そういう大事なシーンで読めない漢字が出ると流れが止まってしまうんですよね。私が勉強不足といえば、それまでなんですが…。 一番残念だったのは、後半、清子にとって大事なシーンがあるのですが、その描写がなんともお粗末です。女性として、非常に気になるシーンだっただけに、尚更です。 本来なら緊迫感あふれる命がけの状況で、わざとらしい丁寧語を使う清子に嫌気がさしましたし、それは現実ではあり得ない事と感じ、後半なのにさらに読む気を失せさせました。 そしてそのままあのエンディング…。 どうすればいいのでしょう、この気持ちの持って行き場を。 | ||||
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これを周りで読んだ人全員が「エグい」という感想だったが、私自身はどこがエグいんだかわからない。 無人島でなくとも職場や学校でも、この小説の中の出来事に近いことは日常的に起こっているし、事実これを「エグい」と評している人たちの腹黒さと底意地の悪さも相当なものだ。(これは個人的なことだけど) この小説と日常との違いは、「お上品さ」というヴェールを被っているかいないかだけの違いだけだと思う。小説ではヴェールをはぎ取りむき出しになっているけれど、実は日常生活でも隠したつもりになってるだけ。周りからはこれと全く同じ「エグい」中身がペラペラのヴェールから透けて丸見えである。 | ||||
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無人島に流れついた三十一人の男とたった一人の女。 求められ争われ、主人公の清子は女王の悦びに震える――――。 と、あるのだが、中を見るととんでもない。 清子が女王でいた時代など、清子の回想の中でちらりと出てくる程度で、ほぼ全編に渡り清子は扱いにくいオバサン扱いを受けている。 一度求められる悦びを知ってしまい、落ちぶれる一方の現状を苦々しく思う、思い上がった女の心情。 もがけばもがく程、立場も悪くなっていく。 これは、男衆に囲まれちやほや可愛がられる、女王様の話なんかじゃない。 疎まれ、見下され、時に敵意さえ向けられながら、信じられる味方など一人もなく、たった一人で男という名の敵と戦うサバイバル小説だ。 卑しくも生に執着する、身も心も汚い中年女が七転八倒する物語だ。 だからこそ面白い。 純文学の専門誌で連載していたそうだが、これは純文学ではないだろう。 あと、ラストのオチはちょっと甘いかなという事で、星一つ減点しました。 | ||||
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映画化され有名な女優さんも出てるので 油断してました。前半かなりエ○です。 まぁ、こういう状況ではこういうもの なのかもしれませんねぇ。 | ||||
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映画の宣伝を見て、そのシチュエーションに惹かれて読んでみました。 読み始めて違和感があったのは、何だか文章が、、 頭が悪そうな感じ? しかも話からは緊迫感も孤島暮らしの厳しさも伝わってきません。 淡々と頭の悪そうな、気の弱い登場人物たちの島暮らしが流れていきます。 たった一人の女性を巡る欲望の争いがあるのかと思っていましたが、 それさえもなくぬる〜い感じです。 それでも何かが起こると頑張って思って読み進めましたが、 盛り上がりなし。 嫌な感じで話も終わり、どうしてこれで映画にしようと思ったんだろう。。 女性ひとりに男性多数の孤島というシチュエーションだけです。 なのにエッチな感じもバイオレンスもない期待はずれな残念な話でした。 | ||||
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無人島に漂着する人数を30人超(日本人、中国人、○○○)になぜしたのかピンと来ませんでした。 「女性一人」がテーマなら、一貫して女性を一人称で描いた方が良いような気がしました。 目線があちこちに振られるので、時系列でもぼやけてしまって、ぐいぐい引き込まれるような感じがしません。 考えさせられるわけでもなく、中途半端にエンタメなんですよね。 いっそのこと日本人10人くらいにして女性一人。 うーん。 エンタメにしたいから外国人や狂人が出てくるんですよねぇ。。。 着眼はあくまでも面白いので☆3つ。 | ||||
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映画が公開され話題の作品だったので購入しました。どのような展開になるのか…最初はドキドキしながら頁をめくりましたが次第に『次はどうなる?』という気持ちが薄れていきました。文才がないので簡単な言葉で言わせてもらいますがハッキリ言って期待外れでした。こんな言い方失礼かもしれませんがよく映画化されましたね(^^;解説を読んで知ったのですが元々は短編の予定で書かれたのですね。それを長編に変更したのでこのような作品になったのでしょうか。解説を書かれた方の評価は本心でしょうかね???(苦笑) | ||||
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過去、桐野さんの小説は人間の本性をとめどなく出すようなかなりドロドロしたものが多かったので、これもそういう刺激(?)もあるかと思い期待したのですが・・・、残念ながら、正直おとなしい感じがしました。 ただ、あくまでもフィクションということで読み始めたのですが、実際に戦後にあった「アナタハン島の事件」をモデルにしたのだということに気づき、「本当にそういうことがあったんだ」ということのほうがけっこうショッキングでした。 また、映画のキャスティングも重なり、小説の中の主人公の女性と映画のキャスティングがあまりにも違いすぎているので納得性もいまひとつ。 あれだけ食べて生きていくのに苦労してきたわりには、最後には意外にもとんとん拍子だったのも、物語の後半の盛り上がりにはいまひとつだったかもしれません。とくに「ワタナベ」も。 しかし、もし、こういう環境下におかれたら自分はどうなるでしょうか。 (お腹が弱いので、真っ先に衰弱してしまうかな) もう少し、ナマナマしい、リアリティが欲しかったですね。桐野さんにしてはおとなしい内容だったと思います。 | ||||
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ホントに「えげつない」。 半分あたりまでは、そのえげつなさに、20ページ読んだら一休み状態だった。 ちょっと希望が見えてきたあたりからは、進みだした。そうそう、これは21世紀の「創世記」なのだ。 女性は弱々しいものだと決め付けられているが、たった一人生き残るとしたら、こういう生き方だろう。 女性の武器を思う存分に使い、男に頼り、突き放し、意識と思いの間をうまくすり抜けていく…。 これ映画になる。予告編見たけど、ちょっと綺麗すぎないかなぁ。エルメスが衣装提供してるから? もっとグロだよ。人類の創世記ってまさしくこうなんだ。それは分かった。 でも、ホントに買わなきゃよかったと思った。 原始から文明というものが宿り始めたら、ようやく本も進みだしたけ、良い経験させてもらいましたわ。 ただ、最後まで、何が言いたいのか、分からん本でした。 | ||||
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映画化もされたので読んでみました。無人島に漂流したのは、1人の女性と多数の男性。 果物はあるので飢え死にの危険はないが助け出される希望もない暮らしを綴った物語。 女性1人という事でちやほやされる状況から、事件が発生するたびに周りの男性陣の気持ちが 微妙に変わる。力では勝てないため、周りの変化を敏感にとらえながら対応していく女性。 設定は、戦中戦後にあった実話を元にしてますが、残念ながら消化不良です。女性の葛藤が 描かれるのですが解決せず納得感もなくご都合主義で事件だけ起こって進みます。何度か読 むのをやめようかと思いながらも我慢して読み進めると、ありえない納得感もない結末。 映画は観てませんが、これを映像化しようという根性には恐れ入りました。 | ||||
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どんどん変化して行く場面や感情描写。 テンポが良いと云えば良いのでしょうが、いまひとつ飲み込めない。 ストーリーの中で、いわゆる「物語の布石」と思しき描写があるが、 いくら読んでもそれっきりで、解き明かしておらず、 あれはいったいなんだったんだろ?の連続。 そして、ラストに感じる違和感。 本来、この仰天結末へ向かうストーリーと云うものは そのプロセスにドラマチックさを感じるものなのに、 それを省いて、あっけらかんなラストを見せられてしまうからか? この作家を初めて読んだので少しびっくりだった。 | ||||
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戦後に実際におきたアナタハン女王事件をベースに、無人島に残された女一人と男達のサバイバル を描く小説です。 人間ドラマをこってりと描くことを得意とする桐野氏ですが、今回の見どころはむしろ 一人の女の生き残ろうという執念と特異なシチュエーションによるエンタメ性だと思います。 一人の女のめぐって殺しあう男達と、女王として君臨しながらも島を脱出して帰国するために 男を利用しつくそうとする女の駆け引きは野性味に溢れていて肉食系の人にはもってこいです。 映画化されるそうですが、小説よりも映像の方が向いている作品だと思います。 | ||||
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・・・的な感じの綺麗な表紙と「映画化」の文字につられて読みました。 ただ、ヒロインが木村多江サンと判っていながら、この小説の描写で 清子を木村多江サンで読み進める事が出来ず、笑ってしまいましたw 個人的には『これほど男に焦がれられた女がいただろうか。』で読みたかったかな。 なので意外にもワタナベの清子に対する感情が1番納得出来た感じ。 物語は結構淡々とした感じで、もう少し無人島サバイバルが有っても良いのでは。 まぁサバイバル小説じゃないと思うから、アレですけど。 あまりにも淡々としていたので、レヴューでの評判は良くない有人島の部分が好きでしたw 映画は観たいと思った。南国、景色が綺麗で良さそうだしw 実はもっと次々人が殺しあっていって『最後に誰が生き残るのか?!』 ・・・系の小説だと思っていたのは内緒です(爆) | ||||
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映画の予告で話題になっていたので読みました。 購入前にアナタハン事件もネットで調べ済み・・。 感想は・・、はっきり言って「くだらない」の一言。 作品としてはこういうのがあってもいいいかなとは思うが、帯やあらすじから想起されるイメージと内容が全然違う。 当初1章「東京島」だけで完結のはずのところ、長編に変更したとのこと。まさに、2章以降からが間延び感が否めない。 結局何が訴えたかったのかがわからない。「ミステリー」とも言い切れず「冒険・サバイバル」とも言い切れず、「コメディ」かとも思ってしまう。(かといって笑いきれない) 設定は実在した事件だから元ネタはある。しかし小説にした時、ストーリーや展開が堀下げなさすぎ。浅いです。 特に結末は「考えるのがめんどくさくなちゃった」的なお粗末さ。 これが桐野さんの作品とはがっかり。 とりあえず話題作として読めたというだけの感想になってしまう。 何かを得ようとする作品というより、暇つぶし向けには良いかも。 | ||||
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設定が面白そうだったので買いましたが、 はっきり言ってつまらなかったです。 この作家の本はたぶん初めて読むと思うのですが 有名なので期待していた分、このレベルでがっかりしました。 まあいつも中身のある本ばかりでも疲れるかもしれないので ただ気分転換で本を読みたいとき位には良いかもしれないですね。 | ||||
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読んだ感想として…頭の中をグチャグチャにされますね(笑登場人物が多すぎて単純に混乱しますし、 リアリティのカケラも無い突飛な展開、 散らかしっぱなしのエンディング等々、足りない我が脳ミソを散々掻き回されました。 ただ、ワタナベの生き生きとした描写や下衆極まりない主人公の様々な画策と行動、所々に挿入されるブラックなギャグ(?)など個人的にはかなり楽しめました。現実的なシーンはほぼ皆無ですし漂流モノとしては失格です。しかし、登場人物それぞれの過去の出来事が現在の無人島生活での態度や言動に見事に繋がっていく…という丁寧な描写は非常に魅力的でした。サバイバル展開、心理戦、又はエロなどを期待されている方には全くオススメできません。エンターテイメント色が非常に強く整合性などは非常に希薄です。その点を踏まえた上で改めてオススメ致します。 | ||||
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熱帯の無人島に男31名と女性1名で取り残される、と言う実際にあった話をモチーフ にしており、期待して読んだが正直期待外れだった。 まず、登場人物に魅力的な人間が殆どいない。極限状態なので、善人が出てこない のは分かるが、それにしても感情移入出来るキャラクターは皆無。 登場人物が魅力的で無いからか、話も退屈で、読み進めるのが苦痛であったぐらい。 最後のエピローグはご都合主義と言うか、陳腐と言うか…。(読んでない人がいると 思うのでこれ以上書きませんが) 正直、話題作と呼べるような出来では無いと思います。 | ||||
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設定が大変面白く、どんどん読み進みたくなります。登場人物のそれぞれの辿った 過程も面白く描かれています。これからどうなるんだろうとワクワクしながら読み ましたが、ラストが・・・。 雑誌の連載小説ですが評判悪くて連載打ち切りみたいな終わり方ですね。 なんか読んで損した感じでした。 | ||||
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