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東京島



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【この小説が収録されている参考書籍】
東京島
東京島 (新潮文庫)

東京島の評価: 2.99/5点 レビュー 187件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.99pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全187件 21~40 2/10ページ
No.167:
(2pt)

結局何がしたいのか

無人島でのサバイバル生活という設定は期待大だったが、見事にその期待を裏切ってくれた。
まず、登場人物の人間性。皆下品でお下劣。彼らに共感しろと言われても土台無理。
次に物語がつまらない。無人島といえばサバイバル。にも関わらず、ほのぼのとし過ぎ。
血なまぐさい争いなどを期待していた分、肩透かしを喰らってしまった。

東京島 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:東京島 (新潮文庫)より
4101306362
No.166:
(4pt)

これは愉快な娯楽作品として。。。

無人島にたどり着いた若者たちの物語です。

環境が人を変えるのか?老いが人を変えるのか?自らが変えるのか?

生き残るための極限状態が、人間の本性を試しているような気がしました。

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No.165:
(2pt)

雑誌連載だから?

設定を聞いておもしろそうだと手に取った人は多いと思います。

章ごとに雑誌に連載されていたようで、だんだん落とし所が見つからなくなってきたのでは?
と思わざるを得ないようなオチの付け方に脱力しました。

まぁ、才能ある作家とはいえ、快心のホームランもあれば三振もあるでしょう。
これは三振でしょうね。
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No.164:
(2pt)

時間が勿体なかった

登場するどの人物にも感情移入できず。
表現も野卑で、全く心に響くものがない。
それどころか、性を含む描写に関しては気分が悪くなる。

桐野さんの代表作「OUT」なども別の意味で気分が悪くなる描写
は多々含まれていたが、それ以上のメッセージ性と
有無を言わさぬ迫力があった。
しかし、本作にはしそんなものは感じられない。

結末に至る展開も合点がいかない。
結末に関しては少々のサプライズ的なものも用意されていたが
気分の悪さを払拭するには遠く及ばない。

途中、何度もやめようかと思ったが、
桐野作品だから、と自分に言い聞かせて読み進めた。
しかし、読み終えて何も心に響かず
時間が勿体なかったという読後感だけが残った。

まあ、話題性のある本なので、
「つまらなかった」と話の種にすることはできる、
という意味で★2つ。
純粋に本の中身だけで言うならば★1つ。
残念な一冊。
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No.163:
(3pt)

リアリティに乏しい

んーーー・・・
実際の人種の特徴を考察するとあり得ない展開です。
なんで復讐しないのか
モノを強奪しようとしないのか

リアリティがありません。ただつまらないということはなく、
それなりにワクワクしながら読めたので☆3です。
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No.162:
(2pt)

読み始める前の興奮値がMAXだったという

なにかエンタメ度全開!のものが読みたいと思って手に取ったのだが、求めていたグルーヴや眩暈のするようなカタルシスは最後まで、ゼロ。

新婚旅行のクルーザーが難破し、夫の隆とともに無人島に流れ着いた清子。そこへ与那国での過酷なバイトから脱走しようとし、同じく遭難して漂着した男ども、さらには密入国ビジネスのトラブルから島に捨てられた中国人らもあいまって、計32人でのサバイバル生活が始まったのでした、、、

が、どうにもダラダラとして掴みどころがない描写が続く。島で唯一の「女」としてその性を武器に権力を確立する清子の視点が軸なのかと思いきや、その強さも狡さしたたかさもどれもが全く中途半端で「物語」の主人公としての魅力がまったく感じられない。暑い寒いダルい腹減った旨いもん食いたいけど基本動くのだりーし何もしたくな〜い、という人間として基本の生理/行動を書かれても、娯楽小説の興奮を求める向きにはただただ辛い。かといってそうした描写が、人間ちゅうイキモノの奥深いところをエグる汚さや暗部を晒し出す迫真性を持っているワケでもなく、この辺、作者の過去作の「エグさ」を知る身としては首を傾げたくなるところ。こうして序盤にして早くも失速するのだが、さらには続く章毎に主となる人物の視点が切り替わり、なおかつそれが揃いも揃って感情移入のし難い微妙なキャラクター設定/描写になっているせいで、とにかく眠い。もう途中でやめようかと思ったが、最後はいったいどうオチつけるのか!?という一点だけが気になって完読。結局は始めっから続く妙なダルさのままにランディングし肩透かしのまま終了する。舞台設定やタイトルから漠然と期待していた興奮を、見事に裏切られた。
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No.161:
(2pt)

頑張れば読める

元のお話を期待して読みました。ら、全くの創作だったらしく残念でした。
文章自体は読みにくくはなかったですが、ページの進みは悪かったです。


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No.160:
(4pt)

凄まじい生存競争

裏表紙の内容紹介に惹かれ読んでみたのだが
設定がまた突拍子もなくて凄い。
無人島に取り残された人間たちが、様々な人間関係を
つくりながら、何とか生き残っていく話だが、今回は
あまり著者らしい、人間の泥臭い欲望を深層心理面から
深くえぐっていくような事が少ないのかと思いきや、
無人島の中の狭い人間関係によって、密度が増した分
よりいっそう引出されていたように感じ、流石だと思いました。

小説とはいえ、こんな島に残されたらどうしようかと
背筋が寒くなった。

端的に女サバイバル物語です。いろんな意味でたくましく
生きる女性が見たい人はどうぞ。
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No.159:
(2pt)

物足りない

「アナタハン島」の事件があって、桐野さんの力があればもっと面白い、スリリングな小説が
書けたように思います。
日本人だけにして、もっと普通の人が追い詰められて 本性・狂気・欲望・本能が出てくる展開を
描けたのではないかと残念に思います。
中国人・フィリピン人が 余計だったのでは・・

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No.158:
(3pt)

静かな狂気。

「OUT」の桐野夏生が描くサバイバルミステリー。

要約すると、31人の男とたった1人の女が無人島で生活しなければならなくなったら、というお話です。
こうくりゃ、もう気が狂うだらけか、レイプだらけのどっちかしかないだろう、と思うのですが、桐野さんはそういう風には描かず、むしろ日常の延長線上のような不思議な世界を作り出しています。

島をトーキョー島と名づけ、オダイバ、ジュク、シブヤ、キタセンジュ、コウキョ前広場、トーカイムラなどの名前を付けていく漂流者たち。
その都度の力関係で変わっていくリーダー。
中国人に対する蔑視と憧れ。
仲間内で広がる嫉妬と差別と絶望と静かな狂気。

小説はすべて主人公の清子か、仲間外れにされているワタナベの視点から描かれ、本当に意味で他の人が何を考えているのかはわかりません。それだけに、いやでも想像力がかきたてられます。

ただ、設定が設定だけに、どことなく浮世離れした感があるのが残念でした。もう少しサバイバルの様子を詳しく描いたらもっと面白かったんではないでしょうか。(たぶんそこは作者の興味外だとは思いますが)

ちなみに、ラストのラストは「えっ、それで終わり」って感じですが、その前の展開は驚きます。この辺りはさすがに上手だなぁと思いました。よかったです。
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No.157:
(4pt)

女性って逞しい

遭難した夫婦が無人島に漂流した。
そこに新たな漂流者達が加わり「トーキョー島」での生活が始まる。

漂流者の中に女性は一人。40代の女性。

女性のしたたかさと逞しさを描きながら物語は進んでいく。

はたして彼らは無事に元の場所に帰れるのか?

とてつもなく面白いものではなかったけど、十分に楽しめた。
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No.156:
(5pt)

東京島はパラダイスなのに、何故逃げたがるのか?!


桐野夏生さんの作品で文庫本になっているものは、もうほとんど読んでしまったので、最近の単行本を探してきて読んだ。

この「東京島」は、無人島に流れ着いたらどうなるかということを桐野夏生の世界で描いている。

20人の男性の中で女性が1人だけという状況でどうなるか、法律も常識も通用せず、力だけが罷り通る無人島では、こういうことは十分に考えられる。

そして、唯一の女性の清子も、そういう状況を十分に楽しんでいた。

しかし、自分の女性としての特権が通用しなくなった時、清子はお腹の中の子供を水戸黄門の印籠のように利用して生き延びた。

みんな生き残るために必死である。

しかし、ここで僕は考えた。

何故、この人達は、日本に戻ることだけを考えているのか?

どうせ無人島に流れ着いて、食べる物も死なない程度には手に入るのだから、南洋の美しい海に囲まれた無人島での夢のような生活を、何故楽しもうとしないのか?

僕には、その無人島がパラダイスのように思えたのだ。

確かに、5年間という無人島での生活は長いが、5年間もその美しい島に住むことができた幸せを噛みしめることはできないのだろうか?

考え方を少し変えれば、地獄も天国に変わると思うのだが・・・。

実際、逃げ延びた渡辺や清子以外は、その島に残り、一つの共同体を作って生活したことになっている。

それでも問題ないと僕は思う。

しかし、渡辺や清子が島に自分達以外にも生存者がいることを他の人達に話さないという冷酷さには驚かされる。

人間は、そういう根っこの所では信じられる存在であってほしい。

人の生死に関わることでも、自分のことしか考えられない人間は、一番大切なものを失っていると思う。

僕達は最後まで、人としての尊厳を忘れたくないと思う。

今回の桐野夏生さんの作品中の人物の壊れ方は、少し物足りなかったような気がする。

「蝿の王」ほどの壊れ方をしてもよかったのではないか。

そういう点で、常識の枠を抜け切れなかったような気がする。

桐野夏生さんの次の作品では、もっと突拍子もない壊れ方を期待したい。

桐野夏生さんの作品を読んでしまうと、他の作家の作品では物足りなくなってしまった今日この頃である。


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No.155:
(1pt)

これで賞をもらったなんて

無人島という設定も陳腐。まあ女一人だけでしかも美女じゃなく中年というところだけが目新しいだけで、
設定から言ってセックスしまくるのはだれが考えても予想通り。
谷崎潤一郎賞をもらったということだったので期待していたが、はっきり言って面白くない。
ビートたけしが絶賛したらしいが、やつの作る映画もやくざと暴力だけで国際的評価が高い理由がわからないのといっしょ。
二度と読む気が起きないつまらない本。
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No.154:
(2pt)

残念な作品

期待が大きかった分、裏切られた感が強い。
人物描写もちぐはぐで、
狂気に至る過程も至ってからの描写も矛盾だらけ。
バトルロワイヤル的であるが
それ以上ではない。
オチも今一歩。
残念な作品である。
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4101306362
No.153:
(2pt)

手抜き感のある作品だ

孤島に漂着した人々の群像劇。
多くの漂着者たちの中で、女は一人だけという設定は魅力的。
期待しながら読み始めたが、良くない。
落胆させられた。

掘り下げると面白くなるのではないかと思わせられるようなプロットが、素っ飛ばされるような感じで書き進められており、
登場人物の造形も、十分に書き込まれないうちにどんどん先へと行ってしまう印象を強く受けた。
あらゆる細部が書き込まれないまま、進んでいってしまうので、孤島での生活がどんなものであるのかもよく分からない。

ひとつ例に取れば、
>清子はどういう訳か、島で一番太っていた。困窮生活なのになぜ太るのか、自分でもよくわからない。
人が太るのには理由があるのではないか、ましてや孤島での生活なのだから……と首をかしげたくなる。
よくわからないのは、ひょっとすると、作者さん御自身なのではないですか、と突っ込みを入れたい気分になった。

失礼ながら、手抜き感の漂った作品であるように感じた。
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No.152:
(4pt)

転換点

桐野夏生さんの転換点となるのではないでしょうか。ミステリー作家としてではなく、新たな桐野さんのこれからに期待します。
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4101306362
No.151:
(4pt)

これって実話があるんですね

島に取り残された
男の中に女が一人

女を巡って
殺し合う悲劇‥

ありえないと思っていたら
この他のレビューで『アナタハン島事件』というのが
実際にあったということを知り
驚愕です。

結構、事実に基づいて
でも暗くならない感じでうまく
まとめてるんじゃないでしょうか。

しかし、そうかぁ。
実際にあったんだぁ。。。

事件の後
主人公(?)である女性が主演で
映画化されたらしく

しかもその女性が
私と同じ郷里(沖縄)であったにも関わらず
まったくこの事件を知らなかった

事実はまさに小説より奇なり。

本も楽しめますが
事件を調べた後
もう一度、読んでみたくなりました。
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4101306362
No.150:
(4pt)

サバイバー

サバイバル。蝿の王とアナタハン島事件にインスパイアーされてるか?
東京島 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:東京島 (新潮文庫)より
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No.149:
(5pt)

大ドンデン返しのストーリー。

無人島でのサバイバルサスペンスかと思いきや実は大作コメディとは(笑)

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4101306362
No.148:
(3pt)

タイトルに惹かれた

漂流するって言うので、いわゆるサバイバルものを連想していましたが、それとはまったく違った。漂流してもこういう恵まれた環境にあると人は自分の欲望に忠実になっていくというのか…。
 後半、ややありがちなパターンとなってしまったのが少し残念ですが、女が1人、特にその女性が40代という設定がきいていて、そこはよかったです。
 でも今の日本人は漂流しても恵まれている、そしてやはり男性は草食系なんだなと思うとかなり複雑です。
東京島 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:東京島 (新潮文庫)より
4101306362

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