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邂逅の森
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邂逅の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全143件 1~20 1/8ページ
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20年ほど前にこの本の文庫本を買って読み、 秋田へ行くので改めて読みたくなり、 購入しました。 文庫本が来ると思っていましたら、単行本が届いて驚きました。 単行本のほうが字が大きく読みやすかったです。 | ||||
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単なるマタギの話かなと最初はなかなか読み進まなかったが、人間の性の暗黒とか夫婦愛の深さとかすごい小説だと思った。定年で本を読もうと最初は本屋大賞ものを数十作読んでいたが、この本に出会って本当の感動を得られた。あと今まで読んで無かった森鴎外の歴史小説も深い感銘があった。 | ||||
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狩猟をやっていることきっかけに、知人から勧められ読みました。 生活の糧のため、狩猟を行っているからこその文化、 そして自然との対峙することによる恐ろしさや、喜びを痛感できる内容です。 ※週末に狩猟に出かける自分がいかに甘っちょろいか痛感します。 本作品はそういったマタギの話だけではなく、様々な人間ドラマが詰まっています。 後半から、ページが止まらなくなります。 | ||||
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マタギの話であるが、男女関係の話でもあり、二つののテーマがあると思う。私は方向音痴で地図もきちんと読めない。だからか、狩猟場面でのマタギの位置関係など、読んでいても頭の中で正確に浮かべられない。山登りやハイキングが趣味で、地図を読むのが得意な方ならば面白く読めるだろう。途中、鉱夫時代に後輩の少年が他の先輩に犯されるシーンが描かれており、ジャニーズ問題を連想させられた。いつの時代にも、こんな野蛮なことが繰り返されているのか?ラストシーンが微妙。果たしてこの後、主人公はどうなったのか?余韻を残してこの小説は終わっている。逆にそこを評価されて直木賞を受賞したのか?いずれにしても、大作である。読み手側も体力が要るが、作者はどのくらいの期間でこの大作を完成させたのか?作者の作家としての体力に感服した。 | ||||
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初版時、タイトルにひかれ手に取りました。著者を知ったのも初めてでしたが、描写に圧倒されました。ぜひ映像化して欲しい。 | ||||
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本当にこの本に出合えてよかった。 | ||||
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最初から最後まで圧巻でした. マタギ文化,日本海側の方言,鉱夫の生活などについての調査もかなり綿密に行ったのだろうなと想像. 明治期の日本,まして東北のことなど私たちは想像でしか知らないので,ここまでくるともはや下手なファンタジー作品よりもファンタジックです. あまり知名度のない作品ですが,まあ,東北の話だという点で敬遠する人もいるでしょうね. しかし,都会の生活に疲れたという人には是非おすすめしたいところです. 少し世界観が変わるかもしれません. 物語としてはちょっとできすぎじゃないかと思う部分もちらほら.再会とか,別れとか. それから,時代性を考慮したとしても,恋愛描写が男目線にかたよっているのも気になりました. 自分も男なので読むとすぐにわかりますが,かなり男の妄想というか幻想が入っています.ヒロイン像が男が書いた女という感じです. 全体的にエンタメ要素は過剰かなと思いました. つまらないけちをつけてしまいましたが,そんなことはどうでもよくなるくらい凄い. 東北の文化という泥臭いテーマにここまで真摯に向き合ってくれる作家がいること自体,重要なことではないでしょうか. 山本周五郎賞と直木賞ダブル受賞とのことですが,ここまでやった作品になんの賞もあげなかったとしたら文学賞に存在意義なんてないでしょう. とにかく読んでみてくれとしか言えません. | ||||
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従兄弟におすすめの本聞いた時、即答したのがこの本。 マタギの話で、エロくてグロいだけの説明で読んでみた。 猟の仕方、マタギの風習など興味深く読んだ。 獣は獲っても、獲りすぎることはせず、山の神様に畏敬の念を強く持っているのが印象的だった。 日常にも、やはり目に見えない神がいて、自分を見られていると感じている。 その神を意識して自分を律することは大切だろう。 主人公富治は、一度マタギから離れ、鉱山の仕事をするが、そのことでよりマタギの真髄に 近づいたと思う。 圧巻はラストの大グマとの対決、殴られ、噛まれ、足を食われ、ズタズタボロボロになる。 何度も意識を失いながら、手持ちの握り飯を食い、ダメになった右足を自ら切断し、感覚はなくなり 耳も聞こえなくなり、視力だけ異常に研ぎ澄まされる。 経験したことあるのかと思わせるような臨場感のある文章。 最愛の妻の待つ村を臨める峰の上にきたところで終わる。 やはり男は戦わなければならない。 熊の生態、猟師に興味を持たれた方は、吉村昭の羆嵐もおすすめです。 | ||||
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20年も前の作品なのに、迫力ありました。 おかげで寝不足確定です。 次に行きます。 | ||||
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マタギの本。北方水滸伝からたどり着いた。良かった。 | ||||
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読みやすい文体。熊との駆け引きに興奮した。 | ||||
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新品の様なきれいな本がとても安く購入出来ました。 とても満足です。感謝です。 | ||||
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問題無し | ||||
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面白い!引き込まれる。冬の山のことをよく知ってるなぁと思いました。 | ||||
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この本と著者のことは知りませんでしたが、ある人が高評価していたので読んでみることにしました。 マタギの生活の話なのか?と思いつつ、読んでいてふと思いました。「邂逅」って何? 日常で見聞きすることはまずありません。調べてみると「偶然の出会いだが必然の出会い」みたいな意味でした。 主人公は色々な出会いから、色々な生活を送り、最後にイクと出会うというのが邂逅の一つなのかな。 ちょっと出来過ぎ感がありましたが、まあ小説なんで。 そして、負い目を感じていた二人が互いに認め合い、助け合って生活していく姿が素敵です。 特に、イクが身を引き富治が迎えに行く場面は胸に迫るものがありました。 最後の熊との死闘も山の神との邂逅なのでしょう。 | ||||
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本作品では、大正時代から昭和の初めにかけての、東北地方で狩猟を生業とするマタギの生活ぶりが描かれているが、私にとってはほとんど知らなかった内容なので、たいへん興味深く読むことができた。とくに物語のクライマックスを飾る、主人公と巨大な熊との戦いの場面は感動的である。 | ||||
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ちょっと面食らってしまった。方言もだが、人間の業・性・情念、そしてもちろん狩猟のプロセス等々全てにおいて生々しく、息が詰まりそうになる。そういった点においては良く描かれており、完成度は高いのではないかと思う。ただ、エンタメ系ではなく、ドキュメンタリー系(笑)なので読んでいて疲れてしまう。 この作家の本は初めて読ませてもらったが、たっぷり時間がある時に、こちらも気合いを入れて読まないとダメみたいだ。あと何冊かは読んでみようか・・とは思っているが? | ||||
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この本を読んで、それまで良く知らなかったマタギの生き方や、マタギがいた東北地方の山村の暮らしがどのようなものであったのかが良く分かった。主人公の男が、狩りに、恋に、夢中になりつつ、一人の男として覚悟を決めて生きていく様が描かれていて、読み終えて、どこか清々しい気持ちになった。 | ||||
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直木賞と山本周五郎賞を同時受賞しているということで期待しながら読み始めました。しかし、部分的に納得のいかない点もありました。 例えば、慎之介のエピソードは読んでいて気持ちのよいものではなく、作品全体の世界に必要だったとは思えません。また、小太郎は当初はかなりクセのある人物として描かれていましたが、富治の熊撃ちの技術に驚いてあっさりとなびいてしまうのは呆気なく感じました。さらに、村に受け入れてもらうためとはいえ、ああいう経歴のイクと結婚するのは唐突な感があります。もう少し心の葛藤を描いてほしかったと思います。そして、二十年が経ったとしても文枝の人柄の変貌ぶりは不自然です。あれほど変わらせるのであれば、何かしら読者への説明が必要でしょう。 一方、第十章のヌシとの戦いは圧巻でした。この章を読んで、この作品と出会えて本当によかったと実感しました。できればこの最終章に倍くらいの頁を割いてほしかったと思います。 以上、いくつかの難点はありましたが、全体を通してみれば十分に楽しめる良作であると思います。 | ||||
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熊谷達也氏がここまでマタギの生態、炭鉱夫のそれを具現化し、壮大なストーリーに仕上げていることに感服した。明治から大正のマタギ達の生態がどのように過酷でどのように考えて生きてきたか。特に東北という豪雪かつ寒冷地での生活は想像に絶する部分もあるだろう。また、この小説はマタギだけでなく、炭鉱夫という別種の職業に従事したもの達の生態も克明に綴っている。この小説に出会えたことに感謝したい。 | ||||
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