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邂逅の森



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【この小説が収録されている参考書籍】
邂逅の森
邂逅の森 (文春文庫)

邂逅の森の評価: 4.65/5点 レビュー 147件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全147件 141~147 8/8ページ
No.7:
(5pt)

最高です

知られているようで知られていないマタギの世界。生ある者すべてが生きる力を最大限に発揮する描写、胸打つ感動の書。
邂逅の森Amazon書評・レビュー:邂逅の森より
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No.6:
(4pt)

人生は邂逅

初めタイトルが難しそうで、読めるかな?と思ったら、Hなお話が織り交ぜてあって、ついつい夢中?で読んでしまいました。邂逅はめぐり合いの意味です。熊とのめぐり合い、初恋の人とのめぐり合い、最良の伴侶とのめぐり合い。読後は爽快です。
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4163225706
No.5:
(5pt)

分厚い内容にもかかわらず、一気に読まされた

第17回 山本周五郎賞第131回 直木賞 受賞作品自称ミステリーオタクとしては、テーマが重そうで、触手が伸びにくい作品であったが、個人的に特に山本周五郎賞受賞作と相性がよいので、読んでみた。全くの杞憂であった。確かにテーマとしては、重く、地味であるが、その筆力ゆえ、分厚い内容にもかかわらず、一気に読まされた。大正時代を背景に、東北地方の主人公が、道ならぬ恋のため故郷を追われ、また、天職と考えていたマタギの職も追われるものの、やがて厳しい自然と対峙しそして自己を確立してゆく物語である。作品中に印象的なシーンは数多くみられるが、特にラストのヌシとの対決の描き方は、その背景も含め見事としかいいようがない。今年読んだ本の中では、(現時点で)ベスト3に入る。個人的な感想としては、同じ「山本周五郎賞」受賞作家、帚木蓬生の「逃亡」と、(作品のテーマは全く異なるものの)作品のかもし出す雰囲気は似ていると感じた。この手の作品を手にすることが少ない読者にも、是非お薦めできる一冊である。
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No.4:
(5pt)

壮大なストーリー

まったく読んだことのなかった分野の本。読み終えた後の感動は、これまで味わったことのないくらいのものだった。明治、大正の東北の村を舞台にした、山の神を信じ、ひたすら熊を追い続けるマタギの男たちの物語。マタギの世界。最初は、マタギって何?っていうくらい、全く無知の世界だった。それが、どんどんどんどん引き込まれる。物語の最初から、全く無知の世界であるはずなのに、すぐそばで見ているかのような、ほんとに臨場感溢れる!狩りの様子が描かれている。そして物語は、主人公の波乱に富んだ人生を中心に展開する。14歳で、父や兄、他の村人と同じようにマタギとなった主人公・富治。それはそれは厳しい「山の掟」を守りながら、熊やニホンカモシカを追い、生活する。マタギは、ただの生活の糧として獣を狩るのではなく、大自然や獣に敬意を払い、生活する。とにかく、ストーリーの壮大さに圧巻、圧巻。男たちのかっこいい生きざま。なんだか、読み終えるのがもったいなかった。
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4163225706
No.3:
(4pt)

神の死にゆく時代を描く

 直木賞受賞作としては、重厚でやや地味な大作だ。 明治から大正にかけて、東北の寒村にも近代化による価値観の変化が訪れる。この小説に描かれるように、それは近世社会の習俗を崩壊させていった。象徴的なのは、村々における神の死である。マタギの世界でも、鉱夫の世界でも、独自の神を頂き、禁忌と掟で堅固な小社会を形成していた。 経済と国家という近代の神によって、それらはことごとく否定されていく。そうした神の滅びの最後の場面に、自らもまた最後のマタギとして、主人公は立ち会う。 純愛、裏切り、兄弟愛、師弟愛、村のいじめ、上下関係のいじめ、夫婦の絆、親子愛、ドメスティックバイオレンス…。環境が変わって道具立てが変わっても、現代と人間関係はほぼ変わりないものが基盤になっていると気づく。 だが、神の死は必ずしも「善きもの」の死ではない。それは人間の新しい段階への覚醒をもたらす。ラストシーンは、21世紀・神無き時代に暮らす私たちの、自律への意志を象徴していると読み解きたい。愛の力がすべてなどという卑小な結論に結びつけるのではなく…。
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4163225706
No.2:
(5pt)

最後は老人と山

阿仁のマタギ松橋富治は、地主の娘文枝と恋仲となったことから村を追われ阿仁鉱山で新大工として銅の鉱石を掘ることになる。新大工の年季明けとともに大鳥鉱山に移った富治は小太郎という見習い鉱夫の面倒を見ることになるが、熊撃ちに出かける小太郎を追っているうちに、富治の中のマタギの血が騒ぎ出す…明治、大正の雪深い東北の村を舞台にしたマタギの物語。大自然の中、山の神を信じひたすら熊を追い続ける男たちの物語。現在のマタギを描いた『相克の森』も良かったが、今回のほうがストレートに描かれている分感動も大きかった、『相克の森』の先祖たちの話?最後は老人と山
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4163225706
No.1:
(5pt)

邂逅の森からぬけだせない。

マタギの話を読みたいと願っていたら・・・図書館から借りたこの本が、もうドンピシャ!こんなに厚い大作なのに、むさぼるように2日で読破。山深い、里の風俗、厳寒の森を縦横に歩き、走り、狩る!こんな男に生まれたかった。(女です。)
邂逅の森Amazon書評・レビュー:邂逅の森より
4163225706

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