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邂逅の森
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邂逅の森の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.65pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 21~40 2/8ページ
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| ちょっと面食らってしまった。方言もだが、人間の業・性・情念、そしてもちろん狩猟のプロセス等々全てにおいて生々しく、息が詰まりそうになる。そういった点においては良く描かれており、完成度は高いのではないかと思う。ただ、エンタメ系ではなく、ドキュメンタリー系(笑)なので読んでいて疲れてしまう。 この作家の本は初めて読ませてもらったが、たっぷり時間がある時に、こちらも気合いを入れて読まないとダメみたいだ。あと何冊かは読んでみようか・・とは思っているが? | ||||
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| この本を読んで、それまで良く知らなかったマタギの生き方や、マタギがいた東北地方の山村の暮らしがどのようなものであったのかが良く分かった。主人公の男が、狩りに、恋に、夢中になりつつ、一人の男として覚悟を決めて生きていく様が描かれていて、読み終えて、どこか清々しい気持ちになった。 | ||||
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| 熊谷達也氏がここまでマタギの生態、炭鉱夫のそれを具現化し、壮大なストーリーに仕上げていることに感服した。明治から大正のマタギ達の生態がどのように過酷でどのように考えて生きてきたか。特に東北という豪雪かつ寒冷地での生活は想像に絶する部分もあるだろう。また、この小説はマタギだけでなく、炭鉱夫という別種の職業に従事したもの達の生態も克明に綴っている。この小説に出会えたことに感謝したい。 | ||||
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| 直木賞と山本周五郎賞を同時受賞しているということで期待しながら読み始めました。しかし、部分的に納得のいかない点もありました。 例えば、慎之介のエピソードは読んでいて気持ちのよいものではなく、作品全体の世界に必要だったとは思えません。また、小太郎は当初はかなりクセのある人物として描かれていましたが、富治の熊撃ちの技術に驚いてあっさりとなびいてしまうのは呆気なく感じました。さらに、村に受け入れてもらうためとはいえ、ああいう経歴のイクと結婚するのは唐突な感があります。もう少し心の葛藤を描いてほしかったと思います。そして、二十年が経ったとしても文枝の人柄の変貌ぶりは不自然です。あれほど変わらせるのであれば、何かしら読者への説明が必要でしょう。 一方、第十章のヌシとの戦いは圧巻でした。この章を読んで、この作品と出会えて本当によかったと実感しました。できればこの最終章に倍くらいの頁を割いてほしかったと思います。 以上、いくつかの難点はありましたが、全体を通してみれば十分に楽しめる良作であると思います。 | ||||
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| 読んでます | ||||
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| この本は人生の中でトップ5入りする本でした | ||||
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| 普段耳にすることのない専門的な用語が序盤から出てくるが、どんどん読み進めたくなる魅力がある。 | ||||
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| 読者のコメントの多さと高い評価は、やはり期待を裏切りません。 資料をふんだんに使ったとおもわれる細かな背景描写は、説得力を失いません。 次の作品を楽しみにしております。 | ||||
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| 猟を始めたきっかけになった一冊です。 またぎの世界、憧れます。 過去に二回買いました。 今回は、息子のために購入しました。 素敵な物語です。 | ||||
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| 商品の状態は普通かな?値段からするとこんな感じだと思います。 | ||||
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| 仕事・夫婦関係を通して自分の居場所を定義していく長編。自己実現できることを仕事にすること、夫婦関係は、当初の好意の有無や相手の過去ではなく、長年の積み重ねで醸成されること。前者はマタギと鉱夫の仕事の比較、後者は初恋の相手と紆余曲折あった上に結婚する相手との比較を通して表現されており、それぞれについて主人公の人生の中で起こる数々の出来事と仕事・夫婦関係を通して自分の居場所を定義していく長編。自己実現できることを仕事にすること、夫婦関係は、当初の好意の有無や相手の過去ではなく、長年の積み重ねで醸成されること。前者はマタギと鉱夫の仕事の比較、後者は初恋の相手と紆余曲折あった上に結婚する相手との比較を通して表現されており、それぞれについて主人公の人生の中で起こる数々の出来事とそこに対する気持ち・考えの変化が微細に記載され、長編だが飽きることなく最後まで読みきれる作品。 | ||||
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| マタギの話です。狩猟シーン、残虐シーンなどにフォーカスしているわけでは無くマタギの生き方にフォーカスしています。著者の別の本(シャトゥーンだったかな?)をイメージしている方はご注意下さい。 | ||||
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| 非常に文章が上手で、最初から情景が目に浮かぶような不思議な感覚でした。そういう意味では、個人的には小説だが良い日本映画を観てるように読めました。雪山やマタギが本当に目に浮かぶような感覚。その分、性描写が結構衝撃的で生々しい。振り返ってみると、頻繁に出てくる性描写。自分は好きだからいいけど(笑)、ただ小中学生には刺激が強すぎるのでは。 下手な本を読むと突っ込み所満載ですが、この本には突っ込み所が無かった。物語の展開に無理矢理感すら無かった。終わり方も読み手次第といったところで好きです。ネタバレは控えますが凄くいい本です。 | ||||
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| 買って良かった、露骨な性描写に辟易したが、最後の壮絶な生き様に現代のあり方に疑問を感じた | ||||
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| 直木賞作品でマタギの題材でもあり興味があったので読んでみた。 話はあらぬ方向に行ったりもするが最終章では熊との戦いで緊迫感は あったものの、読後は清々しい気分、安堵した気分にはなれなかった。 | ||||
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| 最高でした。読めば読むほどのめり込みます。マタギに興味がある、狩猟が好き、アウトドアが趣味、登山をする。そんな方で迷ってるなら買った方が良いと思います。 | ||||
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| 「邂逅の森」(熊谷達也) 呪文を唱え、「北の方角に頭を向けてアオシシを横たえ、小長柄を南側の雪面に立てた中、善次郎が唱える解体(げぼ)の呪文が、しんと静まり返った雪山に吸い込まれていく。すべてのマタギが最も神妙な面持ちで佇むひと時である。」(アオシシ=カモシカ) 深い森に抱かれて、自然の命をいただく身としてのマタギには、長い間、引き継がれてきた掟や心構えが存在します。 これらは、一つは山の自然を枯渇させないため掟であり、もう一つは、自然への畏怖畏敬の念を抱かせるための心構えであると思います。 ◇ こんな儀式を行う一方で、銃を持ち、獣を殺めなければ生きていくことができないマタギは、自然を銃の力でねじ伏せる存在でもあります。 主人公富治は、この山の掟を忠実に守る若者ですが、しかし成長とともに、山の神様の存在に対する疑念を抱く様にもなります。 「山の神様のあれこれを真剣に考える一方で、富治には、時折胸に去来する不安、いや、疑念があった。もしかしたら、山の神様など、どこにもいないのではあるまいか。」 主人公富治の心の揺れ様が、巨大な知恵者のツキノワグマとの対峙する段になって、壮絶な結末へと進んで行きます。 ◇ と、これが物語を通して貫かれる中心のストーリーなのですが、実は、もう一つ並行して、文枝とイクという富治に関わる二人の女性の物語が絡んで来ます。これがサイドストーリーとは言えない重さで極めて深く重く主人公の人生に影響を与えてきます。 マタギの話と女性の話。2つの話を絡めながら、どちらも疎かにせず、むしろメインのストーリーに深みを与える熊谷達也という作家が凄いです。 平易な表現の読みやすい文章で、読み手の心をぐいぐいと引き込んで離さない筆力。誇張ではなく、本当に本が閉じられなくなってしまいました。 この作家の他の本も読みたくなり、似た題名ですが「相剋の森」もポチしてしまいました。 | ||||
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| 最近読んだ本の中では、最高の1冊でした。 ストーリーの濃度と東北訛りの文章が、読者をグイグイ引き寄せる。 大変、面白く もっと早く読むべきだったと後悔しました。素晴らしい作品です。 | ||||
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| マタギという世界を知る事ができ、主人公の富治の周りを取り巻く人々が魅力的で、一気に読める。 | ||||
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| 内容説明に夜這い、男色、不倫等の単語が並んでおり、一体どんな話なのかと不信感を持っていました。また他の方のレビューにも性描写が生々しいとのコメントもあり購入を躊躇してました。ですが、非常に多くの方が評価しているので思い切って購入してみました。とても面白く奥深い作品です。読後は余韻から覚めるのに時間がかかりました。多少の性描写はありますが、表現はエグくないです。とても良い作品なのでそれを理由に躊躇するのは勿体無いと思います。皆さんの評価のおかげでこの良作と出会えたと思っています。 | ||||
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