引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。

豪雪のため、オリエント急行内に閉じ込められてしまった乗客たち。翌朝、その中の一人が無数の傷を受けて死んでいた。

さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。

厳寒の季節に似合わず国際列車オリエント急行は世界各国からの乗客でいつになく混んでいた。

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。

85年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者たちの悲喜こもごも。上司と部下、親子など人間関係を鋭く描く。

深夜、十六歳の少女の部屋に男が侵入、母親に猟銃で撃たれた。男は十七年前に少女と結ばれる夢を見たと言う。

覚醒した怒りが三百発の弾丸と化す！　嵌められた枠組みを打破するために颯爽と走り出した男女の姿を圧倒的なスケールと筆致で描く、史上最強の犯罪小説。

自白した被告人へ無罪判決を下した元裁判官に、今、火の粉が降りかかる。

ルイス・キャロルの作品にちなんだ不可解な城に探偵たちが集められた。

連続殺人鬼ボーン・コレクターは被害者の周辺に、次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。

ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。

連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。

ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた“何でもやってやろう屋”探偵・成瀬将虎。

兄は強盗殺人で服役中。その時、弟は…。

ゴキゲン4人組の正体は、百発百中で成功する銀行強盗だった。

火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。

犯人か。刑事か。

元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。

前代未聞の誘拐小説！　事件は犯人の側からのみ描かれる。

署内で一括保管される三十冊の警察手帳が紛失した。犯人は内部か、外部か。

ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。

「人間五十年」―請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

『13階段』の衝撃、再び！ 疾走するノンストップ・スリラー！ 都内全域で、一夜のうちに起こる無差別大量殺人。

「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。

解体された神様、鉢合わせの泥棒、歩き出した轢死体、拳銃を拾った失業者、拝金主義の富豪―。

ぼくは、死体が見てみたい…

1979年、浅草。時を超えた奇跡の物語 男は父親になっていく。

「この家は祈っている。静かに、ひたむきに」―猛吹雪の中、忽然と現われた謎の洋館、その名は霧越邸。

19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。

トンデモ精神科医伊良部登場!深夜のプールに忍び込みたいと思ったこと、ありませんか?水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症…ヘンなビョーキの博覧会。

視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。

その日、烏賊川市立大学映画学科の四年生・戸村流平は、二つの死への嫌疑をかけられた。

婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。

見ず知らずの若い男に殺されそうになりながらも、なんとか助かった梢絵。

突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。

鎌倉に建つ梵貝荘は法螺貝を意味する歪な館。主な魔王と呼ばれる異端の仏文学者。

究極のフーダニットか、袋小路への道標か。

弱冠20歳の新進気鋭作家が放つ奇抜な発想と自由奔放な筆致で描くニュータイプ・ホラー・ノベル登場。

いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。

警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。

無実の死刑因を救い出せ。期限は3ヵ月、報酬は1000万円。

模型交換会会場の公会堂でモデル女性の死体が発見された。死体の首は切断されており、発見された部屋は密室状態。

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

公園のゴミ箱から発見された女性の右腕。それは「人間狩り」という快楽に憑かれた犯人からの宣戦布告だった。

炎上しながら谷底へ落ちていく一台の車。事故死した男の自宅には、数々の「殺人の記録」が。

香水の販売戦略で流した都市伝説のはずだったのに…。ニューヨークから来た殺人鬼が渋谷に出没。

「衝撃のたくらみ」加賀刑事執念の捜査。翻弄され尽くす快感と、くらくらするような結末。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

警察から逃げる途中で気を失った伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。

殺されたのは中学三年の貫井直之、息子の同級生だった。作家の近内は、昨晩帰宅しなかった我が子が気になり、学校を訪ねる。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

30冊の警察手帳紛失に内部犯行説が…。男たちの矜持を描く迫真のミステリ。

連続爆弾魔のアジトで見つかった心を持たない男。謎だらけの存在が犯人を追いつめ、街ではパニックが加速する。

三度目の刑務所生活で、スリ師戸並健次は思案に暮れた。

深夜、十六歳の少女の部屋に男が侵入、母親に猟銃で撃たれた。男は十七年前に少女と結ばれる夢を見たという。

九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく―。

日本アマチュア魔術協会の新作発表会で、小道具の人形の“首”が盗まれた。

突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。

深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。

犯人はどこからきて、どこへ消えた？

これぞ“騙し”の真骨頂。欺かるるなかれ！ 必要な手がかりはすべて提出された。

光と風を浴びて、17歳の少年は、海沿いの道を駆け抜ける。愛する妹と母のために―。

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。

骨の折れる音に耳を澄ますボーン・コレクター。すぐには殺さない。

雪に閉ざされた山荘。

連続美少女殺人事件。死体ののどに突き立てられたハサミ。

表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。

悪の吹きだまりを生きてきた男。理知的な顔だちの裏に、もう一つの顔を持つ女。

完全密室、時刻表トリック、バラバラ死体に童謡殺人。

偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。

一千二百六十万円。

ヤクザの追跡を辛うじて逃れた道郎は、名前を変え復讎に挑む。

最愛の妹が偽装を施され殺害された。

火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された…。

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。

弟・襾齢の治踪と死の謎を追って、地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。

連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。

流行作家・穂高誠が、新進の女流詩人・神林美和子との結婚式当日に毒殺された。

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

どうしても殺人が防げない!?不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう。渕上零治郎老人―。

この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。

究極の謎。妻と娘を失った男におきた奇跡とは。

アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し二十年以上もひっそり暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。

那古野市内で開催された模型交換会で、モデルの首無し死体が発見された。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。

カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。

常識を超える謎に天才科学者が挑む!これこそ、真の新本格ミステリー。

大正歌壇の寵児・苑田岳葉。二度の心中未遂事件で、二人の女を死に迫いやり、その情死行を歌に遺して自害した天才歌人。

密室トリック、ダイイングメッセージ、アリバイ崩し、バラバラ死体…。

失われた過去の記憶が浮かびあがり男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。

親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。

「私は魔女なの」謎の言葉を残したまま一人の女生徒が寮の「開かずの間」で焼死した。

溢れんばかりのリリシズム…。著者自身による綿密な推敲、全面的な加筆・修正を経て、本格ミステリーの傑作が帰ってきた。