異界と現し世を自在に行き交い、読者を迷宮へ誘う極上の語り。「結ぶ」―問答無用で縫われ、丸められていくからだ。

妻の不倫現場を凝視させられながら、公安捜査員として鍛えられる男。

望の後輩・有斗ただひとりを残して突然失踪した家族は、一体どこへ? お蔦さんの活躍がますます光る、人情味あふれる〈お蔦さんの神楽坂日記〉シリーズ第2弾。

偶然みかけた美しい娘に、いつになく心をときめかせる若だんな。近頃日本橋通町では、恋の病が流行しているらしい。

最高ってなんて最高なんだろう。僕らはいつも最高だ。

古今東西の書物が集う墓場。移ろい行く時代の中で迷える者達。

ついに発火する若者たちの怒り。暗躍する謎の人物。

著者渾身のイベリア・シリーズついに完結! 日本の無条件降伏、第二次世界大戦終結で、北都昭平、ヴァジニアにいかなる未来が──。

最強の親子探偵、冴木隆と涼介が活躍する大人気シリーズ!元諜報員で見てくれも悪くないが女には弱い父・涼介の前に、昔馴染みの美人諜報員、ジョーンが現れる。

『わたしは横領着服などしていません…』無実を主張し、波照間島から去った謎の女性。

清水南高校、文化祭間近、晴れの舞台を前に、吹奏楽部の元気少女・穂村チカと、残念系美少年の上条ハルタも、練習に力が入る。

無鉄砲上等の真田チームにクールな頭脳派が参入! 興奮度200%UPの新シリーズ発進。

侍でもなきゃ、やくざでもない。 江戸のアウトロー“残月の郎次”は、その特異な得物で己の立つ瀬を切り拓く。

やり手ではあるが、依頼人に高額報酬を要求する“悪徳弁護士”として名高い御子柴礼司。

イギリス医学界の重鎮、アーサー・ヒルがノーベル賞を受賞した―。

破天荒トリオが巻き込まれる7つのミステリーと5つのショートストーリー 東に失言議員がいれば辞職の危機から救い、西に自殺志願者がいれば思いとどまるよう説得し、行方不明者のブログ代筆や替え玉受験、首の切断まで引き受けます! 困った時はサルコリカ

上総の国から『橘屋』へやってきたおふきは夫の和助に離縁されたが復縁したいと言う。

現役内科医によるハートフルミステリー ホスピス「丘の上病院」に犬の姿になって派遣された「死神」のレオ。

三年に一度のお楽しみ。どこから読んでも面白い最強アンソロジー! 二カ月連続刊行の第一弾。

北町奉行所定廻り同心・井原伊十郎は、縁談相手の百合と、音曲の師匠おふじの二人の美女の事で深い懊悩を抱えていた。

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。

上田秀人の大型新シリーズ、2ヵ月連続刊行でスタート! 外様第一の加賀藩。筆頭家老の本多政長は大名をしのぐ五万石を誇る。

伊三次とお文に支えられ、絵師修業を続ける息子の伊与太。

享和二年(一八〇ニ年)の残暑の朝、十一代目の元気な泣き声が、鎌倉河岸に響きわたっていた。

地球に生命が誕生して以来、三十億年の記憶を持つ美少女エマノン。

大学に助手として勤務する香坂啓介は、先輩・佐倉雅幸の一人娘・五歳の真奈佳に亡くなった妹の面影を重ねて可愛がっていた。

豊後羽根藩の檀野庄三郎は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷の元へ遣わされる。

現役の医師でもあり作家でもある著者が、満を持して取り組んだ 「悪い医者とは?」を問いかける感動の医療長編小説。

南アルプス山岳救助隊の夏実は救助犬メイとともに、北岳の警備派出所に着任した。

推理作家の有栖川有栖と、クールな天才犯罪学者・火村英生。学生時代からの盟友である彼らには、常に難事件が寄ってくる。

リーマンショック直前、鷲津政彦はアメリカ経済を長年牽引した超巨大企業、アメリカン・ドリーム社の奪取を目論んでいた。

ストラスバーグに前代未聞の妨害工作を仕掛けられた鷲津政彦は、アメリカに宣戦布告する。

「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」

ヴァチカン直轄の探偵養成学校「聖アリスガワ女学校」恒例行事・三泊四日の春期合宿が始まった。

物語は、明和八年(一七七一)に始まる。平賀源内がゑれきてるを世に送り出す五年前のことである。

江戸に戻った平賀源内は、ゑれきてるの復元、浄瑠璃、鉱山の発掘と、さまざまなことに手を染めては、思うようにゆかない自分の身を嘆き、窮屈なこの国を憂えていた。

「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。

市長選に出ろ。オフィスに現れた選挙コンサルタントは、いきなりそう告げた。

身に覚えのない上司殺しの罪で刑に服した江木雅史。事件は彼から家族や恋人、日常生活の全てを奪った。

『夏茜』保健部と演劇部の合同合宿が行われた翡翠島、そこで四人が遭遇したのは“三重の密室事件”で…。

完全に封印され「密室」状況となった館で起こった一族六人殺しの真犯人は、いったい誰だったのか。

検事・岩崎紀美子。仕事にいっさい妥協はしない。

真っ暗な眼の転校生・忍野扇。

花咲き乱れるオーブランの庭に眠る、少女たちの秘密。

『のぼうの城』から六年。

織田方の猛攻を雑賀衆の火縄が止め、門徒の勢いを京より急襲した信長が粉砕する。毛利・村上の水軍もついに難波海へ。

店の前に捨てられていた赤ん坊を、養子にした喜十。ある日、生き別れになった赤子のきょうだいが突然、姿をあらわした。

悪意に隠された真実。この男しか、突き止められない。

死亡事故を起こした元自動車セールスマン、不倫相手のために犯罪に走ろうとするOL、過去の恋愛を40年間妻に隠し続ける老人。

家族とともに古い写眞館付き住居に引っ越ししてきた高校生の花菱英一。変わった新居に戸惑う彼に、一枚の写真が持ち込まれる。

人の想いは思いもかけない場所に現れることがある。たとえば写真とか。

文字を読むことが不得意で、勉強が大嫌いだった僕。

天賦の才能に恵まれ、華麗な私生活を送る世界的テノール歌手・藤枝和行。

邪の家系を断ちきり、少女を守るために。少年は父の殺害を決意する。

京都に伝わる稀覯本『黄母衣内記』。その所有者が謎の死を遂げた。

人生の岐路に立つ六人の女の運命を変えたのは、ひとりの女の“幸せ”だった。

喫茶店の店主が客を監禁・籠城する事件が発生。

1993年、あと一歩のところで連続幼児殺人犯を取り逃がした不破と田村の同期コンビ。

最速でスーパーのレジを突破した者に遺産を相続せよ――。奇妙な遺言を残した資産家の謎を解く「レジ待ちオリンピック」。

猿倉佳奈美は「幽霊が見たいのに霊感ゼロ」の女子高生。

父を闇討ちにした山口小助を追い、仇討ちの旅に出た熊田十兵衛。

悪名轟く盗賊・熊五郎に夫を殺されたお延。

『このミステリーがすごい! 』大賞出身作家が描く、消防ミステリー&アクション小説です! 横浜市消防局中消防署に勤める任官2年目の女性消防士、高柳欄。

触れるだけで相手の命を奪う恐ろしい手を持って生まれてきた少女、自分を殺そうとする父から逃げ、山賊に拾われた男、幼き日に犯した罪を贖おうとするかのように必死に悪を糺す同心、人々の哀しい運命が、謎の存在・金色様を介して交錯する。

親の事業が失敗し、マスコミに叩かれ、学校にも行けなくなった葛羽紅葉、十七歳。

野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。

一人の武士の遺骸が河岸で見つかった。男は村塾の教師・梶与五郎。

入り婿の右京が、妻に手渡した一枚の小判。

ある女子校で起こる“不思議で残酷な出来事”を描く3つの連作短編集。

甲府藩主綱重の生母順性院に黒鍬衆が牙を剥いた。九死に一生を得たものの、用人山本兵庫は怒り心頭に発し、黒鍬衆を次々に暗殺。

扇野藩の重臣、有川家の長女・伊也は、藩の弓上手、樋口清四郎を負かすほどの腕前。

恭国は、先王が斃れてから27年。王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。

天下は豊臣から徳川へ―。

大奥騒動、さらに炎上。立て続けに襲撃された妾屋昼兵衛は、大月新左衛門を用心棒につけ背後を洗う。

母は人生でやり残したことを叶えるため。娘は二条城在番の夫へ密書を届けるため。

高校2年生の如月映美は卒業式の後、誰もいない3年生の教室で鳴っている携帯を見つける。

幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。

伝説の名探偵刑事・南塚浩平。現在、目白台のお屋敷に居候中。

空手四段の美人刑事・上月涼子は、所轄から警視庁特務監察室への異動を命じられる。任務はキャリア警察官の内偵調査。

骨が大好きなお嬢様、櫻子さんが、僕、正太郎の高校の文化祭にやってきた! けれど理科室でなんと人間の骨をみつけて……。

「お前の推理は、全ボツだ」―駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。

東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室の妖怪博士・絶対城阿頼耶の元には、今日も怪奇現象の相談者が訪れる。

父の敵を探して二年。十二歳で美濃加納藩を旅立ち、今は母、下僕と柏屋に逗留する大炊助。

父を惨殺した盗賊とともに闇へ消えた母の行方は? それから十一年、ある祝言が執り行われた夜、宗因が事件の真相に辿りつく!!

葬儀店のひとり娘に産まれた森野、そして文房具店の息子である神田。同じ商店街で幼馴染みとしてふたりは育った。

中学生の望と祖母のお蔦さんが暮らす神楽坂。けれど周囲では次々と事件が発生し、2人暮らしの日々は何かと騒がしい……。

薬草栽培や生薬の精製につとめる、御薬園同心の水上草介。

念願のショップ兼倉庫を構えた和子。

定期的に食事はするが、踏み込まない。響子とは二十二年、そうしてきた。

悲劇なんかじゃない これがわたしの人生 極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。夢見た舞台を実現させた女性演出家。

この道がずっと続けばいいと思うこともある。 ここから早く抜け出したいと思うこともある。

不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスだ。

大胆な再生プランを指示し快進撃を続ける鷲津政彦は、ある地銀の破綻をめぐり、老舗ホテルオーナーの娘で経営を引き継いだ松平貴子、友人のスーパーを再生した元銀行員の芝野健夫と接触を持つ。

立て篭もり現場にピザを届けることになったバンドのリーダー、伊庭亮太。だがそこにいたのは、腰の低いおっさんだった。

「薮入りには帰っておいで。待ってるからね」母の言葉を胸に刻み、料理茶屋「橘屋」へ奉公に出たおふく。

しんと静まった真夜中を旅する怪しい集団。

検事は何を信じ、何を間違えたのか。

山中で迷った僕は、山奥の不思議な村に辿り着く。そこで出会った少女と、ある約束を交わすが……。