M/Tと森のフシギの物語



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    初公開日(参考)1986年10月
    分類

    長編小説

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    M/Tと森のフシギの物語 (講談社文庫)

    2007年01月12日 M/Tと森のフシギの物語 (講談社文庫)

    祖母から聞いた、四国の森の奥深くに伝わる「壊す人」と「オシコメ」の創造の物語を、MとTという記号を用いて書き記す。時の権力から独立した、一つのユートピアがつくり出される奇想天外の物語は、いつしか二十世紀末の作家が生きる世界、われわれの時代に照応していく。海外で最も読まれている大江作品。(「BOOK」データベースより)




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    M/Tと森のフシギの物語の総合評価:9.20/10点レビュー 15件。Aランク


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    No.15:
    (5pt)

    代表作中の代表作『同時代ゲーム』が転生

    2023年3月、日本文学界は最大の至宝を失った。
    難解をもって鳴る大江健三郎作品の中でも、最も難解といわれた『同時代ゲーム』を、読みやすく書き直した作品がこの『M/Tと森のフシギの物語』。
    50年後、100年後に日本の口語体文学の作者として夏目漱石とともに、双璧として語り継がれているはずの大江健三郎のルーツが、大江氏としては簡易な(笑)文章で読める必読書。
    M/Tと森のフシギの物語Amazon書評・レビュー:M/Tと森のフシギの物語より
    4000001981
    No.14:
    (5pt)

    中期大江の入門として

    文学YouTuberムーさんによる紹介で読んでみました。

    ムーさんが大江を初めて読む人にとってはオススメと言っていたが、途中だれることなくスルスル読めました!

    本の内容は祖母から語り継いだ、主人公の故郷の神話・歴史を書き連ねていくというものです。

    読んでいくと、言葉にできないが自分を超えた大いなるいのちとつながったような気分にれます。

    だが、小説の中であった魂の交流は死にゆく翁・白痴という、イレギュラーな清らかな魂でしか無理なのかという疑問は残りますが。

    合理化のために、神話・故郷・他者を切り捨ててしまった現代の私たちでも、生きててもよいと感じられる温かい小説です!
    M/Tと森のフシギの物語Amazon書評・レビュー:M/Tと森のフシギの物語より
    4000001981
    No.13:
    (5pt)

    誠意ある作家

    1頁あたり、全部埋めた。
    M/Tと森のフシギの物語Amazon書評・レビュー:M/Tと森のフシギの物語より
    4000001981
    No.12:
    (2pt)

    スノッブというか…合わない

    この人の作品は時々苦労して読んでみるのだが、最後まで読めたのは初めてだった。
    まず、日本語がひどくて苦労する。たぶん外国語訳を再翻訳するとわかりやすくなるのではないか。
    また、こうしたテーマを、私的な体験と絡めて追求する仕事は他の作家も挑んでいるのではないか?
    ただこの人ほど’高尚ぶって’は記さないだけではないか?
    他の文学などを盛り込むことは悪くないが、取り上げ方も話の進め方も、いちいちスノッブで鼻につく。
    いくらノーベル賞受賞者でも、私はやっぱり好きになれない。
    M/Tと森のフシギの物語Amazon書評・レビュー:M/Tと森のフシギの物語より
    4000001981
    No.11:
    (5pt)

    豊かで重層的な物語、そして物語を失ってしまった私たち

    この小説で語られるフシギな世界は、時の権力者から逃れてユートピアを築いた「壊す人」や「オシコメ」その他強烈なキャラクターを中心とする、ある村の歴史に神話が溶け込み、虚実が渾然一体となった重層的で豊かな物語です。それは四国の奥深い森の中で生きる人々の共同体の物語であると共に、著者である大江健三郎個人と家族の物語でもあります。ここで人々は、個人の物語が家族の物語に繋がり、家族の物語が共同体の物語=神話/歴史に繋がった世界で生きています。そしてそこに大江健三郎とその家族の癒しがあり救いもあります。
    一方で、共同体の物語も家族の物語も失い、切り刻まれた情報とその場その場の情動に流されて生きるしかない現在を生きる私たちは、自分自身で物語を紡ぐしかありません。恐ろしいのは、京アニの放火事件も登戸の無差別殺人も、社会から切り離され勝手に個人で紡いできた個人の物語の成れの果てであることです。でも失われた物語を求めて「国家」というより大きな、顔の見えない物語に取り込まれない様に注意することは必要ですね、
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    4000001981



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