二百年の子供
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森の深いところのシイの木のうろに入って眠ると、時空を超えて生きたいところへ行けるらしい。ここまではよくある設定では。なんか、ジブリ映画とかに出てきそう。ただし、過去では元治元年の”逃散”が描かれていて、2064年の未来ではID政策が描かれている。いずれも、時の政府、つまりは権力者側に対する民衆の抗いである。いつの時代でも普遍的なテーマである。作者が伝えたいテーマならば、103年前のアメリカに行く必要はなかったのではないか?また、細かいことを指摘するよう恐縮だが、本文中、2カ所で真木の足の故障に触れているが、何故あえて”故障”という言葉を使うのか?故障ではまるでロボットの体、ロボットの部品のようではないか?足の”障がい”と表現すべきだと思う。おそらく、この真木は作者の息子さんがモデルなのではないか?ならば、なおさら足の故障という表現は避けるべきだった。新聞に連載されたものをまとめて本にしたようなので、制約があって作者本来の実力が発揮されなかったのか、期待したよりはあまり面白くなかった。 | ||||
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すっかりぼくには理解不能になった作家,大江健三郎。 もう一冊だけ読んでみようと購入した ぼくは置いていかれる。 何の断りもなく変る情景。 なぜ、こんな、展開で会話が進むのか。 今は何を話しているのか。 何が言いたくて,このエピソードは必要なのか。 意味を追っていかないと理解できない年寄りの、 いや、ぼくの脳では,何を楽しめばいいのか、 どこをファンタジイと思えばいいのか、 ちっともわからなくなってしまいました。 | ||||
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表紙に描かれた3人の子供の顔について、彫刻家・舟越桂さんは、次のように書いています。「このデッサンを描き終えた時私は、この物語を描いていけると思った。三人の顔を一枚の紙に描き、三人の心のようなものが現れていて、しかもそれぞれの顔が独立していると感じることができた。(三人の顔)」 小説の原稿を確実に正面から考え挿画にする、挿画に触発されて、また原稿を書き直す。このように、大江作品で唯一のファンタジー・ノベル「二百年の子供」は、大江、舟越両氏の協働作品といえます。 この小説をはじめて読む子供には、内容は分かりにくいかもしれませんが、「『夢を見る人』のタイムマシン」について大人と話し合いうことで、「想像力の勢い」を作り出すことが期待できます。 フランスの大詩人・ヴァレリーの言葉が、最終章をきっちりと締めくくっています。 | ||||
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子供が失われる時代に――勿論、大人も同じ――、子供を通して私たちに訴えかける 一冊です。 今、絶対に失ってはならないもの――想像力、歴史認識、そして現在――に気付かさ れます。 それが果たして何なのか、壮大な世界が語ってくれます。 本書とともに、ダニエル・ペナックの「こども諸君」も読まれることを薦めます。 | ||||
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過去への冒険を重ねてきて最後に未来へ...とともにラストへ。 ちょっと意外なところが唸らされるところ。 今、核についての論議がされ始めて不安の増した社会、教育への不信が言われている中でいかに「今を生きるか」の大きなヒントを得た気がした。 | ||||
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