星々の悲しみ
- 予備校 (11)
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〇 宮本輝さんの作品にしてはめずらしく、若々しくて明るくて捻りのない作品集だという印象を受ける。これは冒頭に置かれた表題作のせいだと思う。表題作「星々の悲しみ」は三人の予備校生の物語。成績優秀で人柄もよくいたずら好きな三人に、図書館で見かける女子学生や可愛らしい妹まで登場する青春小説だ。夭逝した無名の画家と三人のうちの一人の病死のために、主人公は死に向き合うことになるのだが、それでも読後感には甘い香りが混じる。収録7作品のなかでこれが一番好きだった。 〇 表題作以外の作品、たとえば「西瓜トラック」、「北病棟」、「火」、「小旗」などでは、大人の世界も十分に顔を覗かせるのだが、若い観察者の眼を通過しているためか、茶や紫の重苦しい色合いではなく、淡青や薄緑を帯びた軽やかな気分が伴う。そうは言っても最後の2作品、「蝶」、「不良馬場」、に至ると、さすがに複雑な大人の色に染めあげられてしまうのだ。こうして、この一冊を通して読むことで、読者は振れ幅の広い世界を渉猟することができる仕掛けになっている。 〇 この新装版は、活字は大きく紙質も上等で目に優しい。とても読みやすかった。 | ||||
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句読点がちょうどよい位置で出てきて心地よい。難読漢字や衒学的な表現は一切使わず、誰にでも伝わる言葉で、目に浮かぶような物語を紡ぎ出してくれる。大長編も短編も、どちらも好きだけど、短編にはすぐに再読できる良さがあり、この本には再読したい作品がいくつも詰まっている。 | ||||
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宮本輝の小説は30年以上読んでいるが、一番好きで一番読んでいるのが『星々の悲しみ』だ。タイトルを見るだけで切なくなる。もちろん、登場人物たちと年齢が一番近かった最初の読書時がもっとも揺さぶられたが、僕自身が年を重ねても、懐かしい友人たちのお話を読んでいるようで、あの頃とは違う静かな揺れを読む度に感じるのだ。 | ||||
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宮本先生の作品は 心にずっしりと響きます 今回の作品は今の私にとっては なかなか重苦しい感じのものが多く 他者の死を見つめていくことや 結核の編では不快な表現があったりで 星を増やすことが出来ませんでしたが いつかまた年を重ねた時に 読んでみたいと思います | ||||
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kindle版買ったけど読んでないです 思い出したときに読める用途で | ||||
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