ダブル
- サスペンス (354)
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二つの一人称視点がカットバックで進められるサスペンス。うち片方が異常性格者らしいことが早々に示唆され、もう片方が相手方の存在や正体に気づいて追い込んでいく過程が語られる。 前半のテンポがやや遅めで、じわじわ盛り上げるにしてもやや緊密度が不足している印象も受ける。ラストのどんでん返しも、衝撃的、とまでは行かない。抜群のキレを持ったエンターテインメントと呼ぶには、何かが不足しているという見方もあるのかも知れない。 が、この小説の眼目ではそこではないと思う。いちおう正義側にたつものの、決して感情移入しやすい魅力的な人物とは言えないヒロインと、犯人を両極端として、被害者も含め、あまり感じのよくない人物がずらずらと出てくる。さもなければ、ネガティブな面を書き込めるほど出番が多くない人々(タクシー運転手など)か。随所で不快度を試されるような、ある意味で「イヤミス」的な味わいが反転してく終盤は実にすばらしい。イヤイヤ被害者の一人は明らかな犯罪者なんだし、嫌な奴ばかりでぶつかり合っていく世界ってやっぱ地獄でしょ、という思いも禁じ得ない一方で、一皮向けたヒロインには(ここで初めての)エールを送りたくなる。 作者はこの作品の直後に49歳で急逝。これ自体ももっともっと再評価されるべき傑作だが、健在であればどれほど多くの成果を生んだかと思うと、つくづく惜しまれる。 | ||||
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最後まで読むと表紙の装丁と表題がぴったりくる。なるほど。巻末に筆者のインタビューも載っていてこのインタビューがあるからこそ作品の理解も深まる。一見関係なさそうな3つの殺人事件が同一犯人の仕業でありそれを解明する週刊誌記者を中心に物語りは展開する。犯人の動機は何か・・それはあまりにも底の浅いものではあるが、母娘の溺愛と共依存が産む悲劇とそれが将来に連鎖することを予測させる結末。。。ある意味怖い小説だ。女性作家ならではの視点も感じられる。長編だが中だるみはあまりせず読み切れた。 | ||||
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えっ?急にそう展開するの??という、なんとも現実離れした、ある意味御伽話です。 | ||||
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被害者女性の特異な容貌から注目を浴びた轢き逃げ事件、痴漢の容疑をかけられた男の転落死、色呆け老人が飲んだ薬物入り缶コーヒー騒動―同じ地域で起こった三件の未解決事件には、ある人物の姿が見え隠れしていた。謎を追う女性ライターは次第にその人物に魅入られていく…。彼女が辿り着いた真相とは。 | ||||
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「不快なモノをどける」ってのが「サイコパス」とか言われるより説得力がある。かなり楽しんで読めました。 溜飲下がる感じの方がすっきりするタチなんで、ラストは確認したかった気もw | ||||
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