大いなる聴衆
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聴衆を愚弄する意味なのか讃える意味なのか「大いなる」という言葉。書き出しから引き込まれた。悲しい予感。最後まで胸締め付けられる思いで一気によませてもらった。 | ||||
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このストーリーとキャラなら、2/3程度の文章量で良かったと思う。読んでてかなりダレた。 ヒロインがどうにも…。忙しいっぷりして盛んに動き回るけど、実のある事なにもしてない、って人っていますよねー。そんな感じ。 仕事上で「うっかり」とか「頭が回らなかった」事が多過ぎwで、それを周囲に当り散らすのは酷く見苦しいw遠からず職場の人に「総スカン」食らいそうなキャラでした。 | ||||
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普段エンタテインメントの小説は読まないが、ベートーヴェンの『ハンマークラヴィア』を扱っているということで読んでみた。これは面白い。 何よりも作者が、この超絶的なピアノ作品を単なる材料にしていない。内在的な曲に対する理解や愛情を持っていることが明白なのだ。クラシックファンも読んで愉しい作品だ。 | ||||
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すごーく、すごーく面白かった。 まず、いきなりハンマークラヴィーアを弾きだしたところで おいおいなんでだよってネタふりがあって その後、界や、紫の昔の恋愛に遡って、あやしい人が何人か出てきて 婚約者誘拐で、盛り上がるマスコミに奔走する姿や 完璧な演奏・・で追い詰められる天才音楽家の様子 天才音楽家への、周りのそれぞれの思い。 過去、現在、札幌、東京、ロンドン、くるくる変わる場面も この大長編をを中だるみすることなく読ませる。 物語の後半に、界が紫に 「もちろん、楽器を演奏することそのものが喜びでもある。 僕の場合、それが生活そのものだからね。誰かのために 弾いていると意識することなど滅多にない。しかしね、 結局は誰か一人、その誰か一人の言葉を期待して弾いて いるようなところがあるんじゃないかな?実際、そう いう誰かがいなくて、演奏家になどなれるものだろうか?」 ファンに「あなたはとても僕の音楽を理解してくれてる」と言っていても 心ここにあらずか。。寂しーい。 けれど、芸術家は、大勢の人を意識しはじめた時点で「芸術家」ではなくなるのかも。 | ||||
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(あらすじ)ピアニスト安積界の婚約者が誘拐された。犯人の要求は、札幌音楽祭で演目にない「ベートーベン・ピアノ・ソナタ第29番/ハンマー・クラヴィーア」を完璧に演奏すること。札幌とロンドンで、界にゆかりのある人物がそれぞれに事件の調査を進めるが…。 (感想)登場人物に魅力がないわけではないのですが、出てくる人物が例外なく別の人物から心中で辛辣にこきおろされているので、読んでいてけっこう疲れました。誰に感情移入して読めばよいのかわからない点はマイナスと感じます。 ミステリとしての出来も、もうひとつと言えます。プロローグの情報と、中盤までの登場人物の経歴を見ていけば、犯人のうちの一人と動機はあっさりわかってしまいます。 小説の中核となるアイディアは非常に秀逸で面白く、音楽に造詣の深い経歴をお持ちの永井するみさんならでは、と感じるのですが、それを膨らませた小説そのものの出来としては、ひねり不足・練りこみ不足な感は否めないところです。 (ミステリ+音楽小説+ハーレクイン・ロマンス)÷3として考えればよいのかもしれませんが、このあらすじとページ数と値段から、勝手に重厚な中身を想像して購入した私のような者からすれば、若干肩透かしを食らった思いです。 | ||||
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