苦い祝宴
- リディア・チン&ビル・スミス シリーズ (11)
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確かにお話は、前作までに比べるとちょっと苦しいのですが、でもおいしいものならこれが一番。リディアの回はいつもおいしそうなのですが、今回は格別です。ピーターと食べる「肉厚のシイタケで囲んだ白くつややかな貝柱の油炒め」、ビルと食べる「柔らかいレーズンと歯ごたえのあるナッツの入った、ナツメグとシナモンが馥郁と香るキャロットケーキ」、H.B.ヤンのところで出される「ゴマをまぶした揚げ団子」、リディアが運ぶ「大根餅」、ビル手作りの「ミーとローフ」。でもNo1は、ルーマニアレストランの「ポットロースト」!食べてみたくなること請け合い! | ||||
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中国系アメリカ人女性のリディア・チンと白人中年男性ビル・スミスが一作ごとに交互に事件を語っていくこのシリーズ、5作目の本書の語り手はリディア。チャイナタウンの中華料理店での従業員の組合運動に端を発した失踪事件を追いかける。このシリーズ、リディアが語るときは女性・中国系とどうしても軽く見られがちなハンディを背負いながら、私立探偵としてプロに徹しようとする姿が健気で微笑ましく、ビルが語る回では大人の優しさと余裕、感傷がタップリと味わえ、とても気に入っていました。ところがこの5作目は、リディアが「女性」ということにあまりにも敏感に反応しすぎています。なんでも一人でやろうとする自立心は大いに結構なこと。また、人種差別・性差別はなくなったことになっているアメリカですが、実はそうではなく、女性が一人前と見做され働いていくことの大変さをリアルに描いているのかもしれません。が、ホンの些細なことに目くじらをたて、周りの人との言い争いを何度も読まされると、かえってリディアの子供っぽさが目立ってきてさすがにゲンナリしてきます。前まではもっと一生懸命さが前面に出ていたんだけどなあ。 リディアがもう少し大人の女性になっていることを祈りつつ、次作に期待です。 | ||||
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上海は今がバブル。小説の舞台はニューヨークだけど、大いに関係あり。 似ているけどちょっと違う中国と日本。随所に出てくるしきたりは、同じのもあるけど。チャイナタウンで起こる事件は、ちょっと魅力的。行って、飲茶のテーブルに座りたくなるね。それにしても、すてきな男性ばっかりで(中国人もそうでない人も)、目移りして困りそう。チン・リン・ワンジュ、どうするのよ? こんがらがった謎解きは、飲茶の味と同じく複雑で、深く楽しい。 | ||||
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