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大いなる聴衆
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大いなる聴衆の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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聴衆を愚弄する意味なのか讃える意味なのか「大いなる」という言葉。書き出しから引き込まれた。悲しい予感。最後まで胸締め付けられる思いで一気によませてもらった。 | ||||
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このストーリーとキャラなら、2/3程度の文章量で良かったと思う。読んでてかなりダレた。 ヒロインがどうにも…。忙しいっぷりして盛んに動き回るけど、実のある事なにもしてない、って人っていますよねー。そんな感じ。 仕事上で「うっかり」とか「頭が回らなかった」事が多過ぎwで、それを周囲に当り散らすのは酷く見苦しいw遠からず職場の人に「総スカン」食らいそうなキャラでした。 | ||||
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普段エンタテインメントの小説は読まないが、ベートーヴェンの『ハンマークラヴィア』を扱っているということで読んでみた。これは面白い。 何よりも作者が、この超絶的なピアノ作品を単なる材料にしていない。内在的な曲に対する理解や愛情を持っていることが明白なのだ。クラシックファンも読んで愉しい作品だ。 | ||||
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すごーく、すごーく面白かった。 まず、いきなりハンマークラヴィーアを弾きだしたところで おいおいなんでだよってネタふりがあって その後、界や、紫の昔の恋愛に遡って、あやしい人が何人か出てきて 婚約者誘拐で、盛り上がるマスコミに奔走する姿や 完璧な演奏・・で追い詰められる天才音楽家の様子 天才音楽家への、周りのそれぞれの思い。 過去、現在、札幌、東京、ロンドン、くるくる変わる場面も この大長編をを中だるみすることなく読ませる。 物語の後半に、界が紫に 「もちろん、楽器を演奏することそのものが喜びでもある。 僕の場合、それが生活そのものだからね。誰かのために 弾いていると意識することなど滅多にない。しかしね、 結局は誰か一人、その誰か一人の言葉を期待して弾いて いるようなところがあるんじゃないかな?実際、そう いう誰かがいなくて、演奏家になどなれるものだろうか?」 ファンに「あなたはとても僕の音楽を理解してくれてる」と言っていても 心ここにあらずか。。寂しーい。 けれど、芸術家は、大勢の人を意識しはじめた時点で「芸術家」ではなくなるのかも。 | ||||
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(あらすじ)ピアニスト安積界の婚約者が誘拐された。犯人の要求は、札幌音楽祭で演目にない「ベートーベン・ピアノ・ソナタ第29番/ハンマー・クラヴィーア」を完璧に演奏すること。札幌とロンドンで、界にゆかりのある人物がそれぞれに事件の調査を進めるが…。 (感想)登場人物に魅力がないわけではないのですが、出てくる人物が例外なく別の人物から心中で辛辣にこきおろされているので、読んでいてけっこう疲れました。誰に感情移入して読めばよいのかわからない点はマイナスと感じます。 ミステリとしての出来も、もうひとつと言えます。プロローグの情報と、中盤までの登場人物の経歴を見ていけば、犯人のうちの一人と動機はあっさりわかってしまいます。 小説の中核となるアイディアは非常に秀逸で面白く、音楽に造詣の深い経歴をお持ちの永井するみさんならでは、と感じるのですが、それを膨らませた小説そのものの出来としては、ひねり不足・練りこみ不足な感は否めないところです。 (ミステリ+音楽小説+ハーレクイン・ロマンス)÷3として考えればよいのかもしれませんが、このあらすじとページ数と値段から、勝手に重厚な中身を想像して購入した私のような者からすれば、若干肩透かしを食らった思いです。 | ||||
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ピアニストの婚約者が誘拐された。犯人からの要求は、「ハンマークラヴィーアを完璧に演奏して見せろ」。犯人の意図は何なのか? 書き込まれたディテールがクラシック音楽ファンにはたまらなくスリリングな作品です。また、著者自身が東京芸大中退ということで、屈折した音楽エリートあるいは挫折した元「神童」の心理描写はなかなかのリアリティです。 著者の近作の不倫ネタ、恋愛ネタのベタついた感じにちょっと辟易していたのですが、この作品はとてもクール。お薦めです。 | ||||
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この小説の題材であるベートーヴェンのピアノソナタ「ハンマークラーヴィア」は、私が愛してやまない作品です。その「ハンマークラーヴィア」を題材にミステリー小説を書いて下さった作者に感謝します。作者の永井さんは、非常に教養の深い方だと思ひます。ミステリー以外のシリアスな文学作品も書かれる事を強く期待します。 | ||||
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何気なく手に取り,買ってしまった1冊.ロンドンと札幌を主な舞台に,切り替えのテンポがよく,飽きさせない。むしろ,読者をぐいぐい引き込んでゆく。よくわからない音楽用語も小説全体のムードを盛り上げているように思える。音楽で生きている人々(いろいろな形で)の世界が描かれていて興味を持てました。そして終盤,この本のタイトルの意味が,そして犯罪の動機が明らかになる。面白い本でした。 | ||||
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著者は音大に在籍していたこともあるそうで、読み応えのある音楽ミステリーでした。あるピアニストの婚約者が誘拐された状況から始まるため、緊迫した雰囲気で物語は進んでいきます。また、なぜ、このピアニストの婚約者が狙われたのか?という動機の部分で、ピアニストの過去の謎もつきまといます。専門的な音楽の説明(特に楽譜まで出できた所)などは、ちょっと苦痛かも知れませんが、そのあたりは流してしまえば、面白いと思います。ただ、どの登場人物にも魅力が感じられないのは難点だと感じました。 | ||||
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