私はいずれ、夫に殺されるかもしれない。義父の弔問に訪れた前妻の佑香。

めくるめく、どんでん返し。全方位に仕掛けられた罠。

強迫性貯蔵症という、がらくた集めが生きがいの少女・陶子の前に現れた、心理カウンセラーの桜木。

中学一年の薗村海斗は、最近は学校に来なくなってしまっている同級生・桶屋太市、同じく同級生の女子・烏丸未夢と、オンラインゲームを通して交流を深めていた。

銃撃テロを生き延びた五人。

老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。

おぞましい因習が残る、青森県P集落。

小説の、最後の最後でおどろきたい方、ぜひどうぞ。 「どんでん返し」をテーマに描いたミステリー5編。

仕事がしたい。なのに、あの男は“私の家”に帰ってきて偉そうに「夕飯」だの「掃除」だの命令する…。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

二十三年前に殺された父。母が殺人依頼したのかも……(「見知らぬ乗客」)。

島育ちの仲良し小学生四人組。あの日「ゆーちゅーばー」になることを夢見た僕らの末路は……(「#拡散希望」)。

「私は報道されている通り、美人に該当する人間です。

平成15年に発生した一家殺人事件。最有力容疑者である次女は薬物の過剰摂取のため浴室で死亡。

助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。

都知事、狙撃―。新国立競技場で起きた事件は日本を震撼させた。

いま旬の女性ミステリー作家による、「イヤミス」短編を集めたアンソロジー。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

結婚おめでとう。大学時代、新婦とは一番の親友だった。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

パワハラ上司の不正の証拠を掴みたい先輩社員康子とその片棒を担ぐハメになってしまった新入社員の松尾。

40歳独身の尚之は、お見合いパーティーで“サトウミサキ”と出会う。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

仙台、杜乃宮大学・法医学教室。解剖技官の梨木楓は、上司で准教授の今宮貴継とともに警察から届く死体を日夜、解剖する。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

たった一度の人生、失敗したくない。そう願ってきたのに「成功」できていない落合美緒。

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。

第67回江戸川乱歩賞受賞作! 「事件が面白い」「登場人物が魅力的」「警察の描写がリアル」と選考委員が称賛! 博士号を持ちながら30歳で北海道警察の警察官となった沢村依理子。

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家…きっかけはほんの些細な秘密だった。

亡き夫に唇を触れられたと語り出した義妹（「魂疫」）。縁切り神社で行われる、奇妙な“儀式”（表題作）。

一九八五年、上野の職安で出会った葉子と希美。互いに後ろ暗い過去を秘めながら、友情を深めてゆく。

孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー! 検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。

４７歳で若き官房長官となり、総理への階段を駆け上がる男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。

本格ミステリ大賞&日本推理作家協会賞Wノミネート!新世代の青春ミステリ 北楓高校で起きた生徒の連続自殺。

大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。

E病院で入院患者の連続不審死が発生。噂を聞きつけた週刊誌のフリー記者は、独自に調査を始める。

五歳のとき双子の妹・毬絵は死んだ。生き残ったのは姉の雪絵―。

「その旧家の男子は皆、十二歳で命を落とす――」映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。

美術教師が殺害された事件を追う女刑事。彼女と事件を繋ぐのは、少女の写真をアップしているアングラサイトだった。

僕の殺人の邪魔をするのは誰だ! 孤立した島の中で次々に起こる惨劇。ここには僕以外にもう一人、殺人者がいる。

医者である英雄と一見、幸せな結婚生活を送る絵里。

“死者”と語り続けた後、彼は命を落とした――。 不狼煙さくらは探偵・箒山小竹との浮気調査中に、調査対象の死に遭遇。

金がない、仕事もない、うるおいすらない無為の日々を一発逆転する最後の秘策。それはメルヘン執筆。

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。

小6の少女・朋美が誘拐され、殺された。捕まったのは少年3人。

昔ばなし、な・の・に、新しい! 鬼退治。桃太郎って……え、そうなの? 大きくなあれ。

青春は気まずさでできた密室だ――。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

衆議院議員の宇田清治郎の孫娘が誘拐された。犯人の要求は「記者会見で罪を自白しろ」。

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ! 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。

日本推理作家協会賞(短編部門)受賞後第一作! 2001年、長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された二つの白骨死体。

「或る、バイト体験者の話をインタビューしてきてください」 新作の執筆依頼でバイト体験者たちに取材をしていく一人の作家。

刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。

この子と、幸せになりたいだけなのに―岸谷奈江と一人娘の真央は、入園を予定している有名幼稚園へ見学に向かう。

父の遺した不動産で夜になると聞こえる「痛い、痛い」という謎の声。