昭和２４年、ミステリ作家志望の風早勝利は名古屋市内の新制高校３年生になった。

母から息子への痛切な願い。手紙に秘められた真相は!? 手首を切断された女の死体を名古屋の下宿に残して長男が失踪。

昭和12年(1937年)5月、銀座で似顔絵描きをしながら漫画家になる夢を追いかける那珂一兵のもとを、帝国新報(のちの夕刊サン)の女性記者が訪ねてくる。

昭和36年のテレビ草創期、中央放送協会（CHK）でプロデューサーとなった大杉日出夫の計らいで、ミュージカル仕立て、生放送のミステリ・ドラマの脚本を手がけることになった風早勝利。

中学生でデビュー以来、牧薩次と可能キリコは、長い間手を取り合ってトリッキーな事件の探偵役を務めてきた。

舞台裏で渦巻く愛憎と野望。

帝都に集結する名探偵50人! 江戸・戦前・戦後。

殺人を告白して死んだ推理作家のアリバイとは!? 新米刑事が思わず通う、鮮やかすぎる謎解き―― 時を戻すことができました。

北関東の鷹取市へ移住したポテトとスーパー夫婦は、高齢出産を決意。

高校2年生となった牧薩次は、映画を観た帰りに新宿駅の爆破事件に巻き込まれる。

昭和12年(1937年)、銀座で似顔絵描きをしながら漫画家への夢へ邁進している那珂一兵のもとを、帝国新報(のちの夕刊サン)の女性記者が訪ねてくる。

兄は“あいつ”に殺された――!? 幼き探偵コンビが真相に迫る！ 北原白秋に憧れて童謡の創作に励み、「平成の白秋」と称される詩人・北里百男が急逝した。

「この推理小説中に伏在する真犯人は、きみなんです」。

高校3年生になった牧薩次と可能キリコの2人。学業にそれぞれのクラブでの活動にと、青春を謳歌していた。

山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。

明治天皇が北海道に行幸し、義経号に乗車する。だが、北海道大開拓使・黒田清隆に恨みをもつ屯田兵が列車妨害を企てていた。

透明人間が事件を起こしたら？ アイドルオタクが裁判員裁判に直面したら？ 犯行現場の音を細かく聞いてみたら？ ミステリイベント中のクルーズ船で参加者の拉致監禁事件が起こったら？ 阿津川辰海の傑作短編集がついに文庫化。

「先祖代代、片倉の女は殺される定めだとか。

殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。

1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。

我々の殺しのターゲットがことごとく別の誰かに殺されていく。

敗戦の翌年。焼跡にも徐々に活気が戻り、疎開していた少年探偵団の団員たちも、徐々に東京に戻り始めた。

昔ばなし、な・の・に、新しい! 鬼退治。桃太郎って……え、そうなの? 大きくなあれ。

密室殺人の犯人を「7つの選択肢」からセレクトする、まさに「マルチエンディング・ミステリー」 『最後のトリック』『ミステリー・アリーナ』の著者による新たな挑戦。

本格ミステリ大賞&日本推理作家協会賞Wノミネート!新世代の青春ミステリ 北楓高校で起きた生徒の連続自殺。

「判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます」 伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」に招かれた10名の男女。

逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密「カンナカムイ」をめぐり、 軍需工場の関係者が次々と毒殺される。

マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを掴む。

奇妙な文様が刻まれている魔偶――土偶の骨董――は、所有する者に福と禍をもたらすという……。

死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。

明治12年。鉄道局技手見習の小野寺乙松は、局長・井上勝の命を受け、元・八丁堀同心の草壁賢吾を訪れる。

アニメ、マスコミ関係者の集う、新宿ゴールデン街のバー『蟻巣』。

明治三十八年七月。国民が日露戦争の行方を見守るなか、警視庁第一部第一課の電話のベルが鳴った―。

あと二日で、四人死ぬ―― ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾! その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。

完全に施錠された家に現れたサンタ、殺されていた母親。鳥居の亡霊、猿時計の怪。

盛岡のレストランで宮沢賢治の童話朗読会が開かれた。 取材に赴いた夕刊紙記者・可能克郎は奇妙な出来事に遭遇。

青春は気まずさでできた密室だ――。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。

ここにあるべきではない四番目のマカロンの謎、マスタードが入った当たりのあげパンの行方。

ニューヨークで、日本人女性が黒人男性に暴行を受け殺害された。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家…きっかけはほんの些細な秘密だった。

２人以上殺した者は“天使”によって即座に地獄に引き摺り込まれるようになった世界。

自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。

実直さが評判の離婚専門の弁護士が殺害された。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた数字“182"。

昭和29年、夏。複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。

“ゼロ”の研修から戻った倉島警部補は、外事一課と掛け持ちで「作業班」に入ることになる。

バー“森へ抜ける道”に集う、マスターの島、工藤、山内のヤクドシトリオには、実は秘密がある。

一癖も二癖もある高齢者たちの住むグループホームで密室殺人が! 北関東の山間にたつグループホーム「若葉荘」。

「神隠し――と云うより天狗攫いね。高尾山だし」 聞き終えた敦子は先ずそう云った。

コーヒーの香りとともに蘇る、学生時代の思い出とほろ苦い暗号。いまは亡き夫が、俳句と和菓子に隠した想い。

大森署管内で女性が姿を消した。その後、交際相手とみられる男が殺害される。

バー〈森へ抜ける道〉を舞台に繰り広げられる酒呑みトークと、未解決の謎めいた殺人事件の話。

ユーモアあふれる本格ミステリ中篇集。

Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、 過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。