群馬県北部の寒村、首ノ原。村の名家神月家の長女、彩が結婚式の前日に首を切られて殺害され、首は近くの寺に置かれていた。

孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。

血塗られた赤い舟を、鎧武者が漕いでいる。これは幻なのか?服部は思わず駆け出していた…。

東北の寒村・不亡村に、古くから伝わる「三つの奇跡」。調査に訪れた探偵の海老原浩一は、術を操る糸瀬家に翻弄される。

自殺とされた資産家夫人の不審死。彼女に呼び寄せられるかのごとく、法要のたびに少女が殺される。

女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は冒されるはずのない高山病で死んでいた。

殺したはずの女が蘇り、のっぺらぼうが林に立つ。

村の駐在所勤務を夢見る浜中康平は強運で事件を次々を解決する群馬県警捜査一課の切り札。

大学生の飛渡優哉に故郷の謂名村は禁断の土地だった。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。

独自の「本格ミステリー論」を提唱する島田荘司と気鋭の継承者小島正樹。

警視庁の特別捜査対策室五係と、民間の「怪譚社」を舞台に全五話の連作短篇。

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

カンタベリーへの道中、同じツアーの参加客が各自、とっておきの不思議な話を披露し合うことに。

金目当ての義父殺害を疑われる峰岸諒一は、かたくなに無罪を主張していた。

探偵役は鹿児島弁の抜けない弁護士川路弘太郎。

東京の多摩湖畔で、巨木の高枝に挟まったウエットスーツ姿の女性の死体が発見される。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

駐在所勤務を夢見、妄想を爆発させるミスター刑事・浜中康平とクールな相棒・夏木大介のコンビが迷走!? 「僕の妄想癖、どんどん進んでいるみたいです。

ある母娘を脅かす「悪魔の声」。

シリーズ第2弾! 隔絶刑務所×不可能犯罪×衝撃の真実 警察官5人を殺し、確定死刑囚として独房にいながらも難事件を解決する月澤凌士。

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。

“やりすぎミステリー”の旗手が贈る、100パーセントの推理小説!“血の池”に浸かった死体には両手首がなかった。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

「まだ誰にも、一度も喋ってへん話がある」 拭えども魍魎(あやかし)は肌に滑り憑く。

監視カメラの網をくぐりぬける見えない殺人者! 人情派のミスター刑事・浜中康平が悲しき復讐者の仮面を剥がす! 会社社長が渋川市の自宅で殺害された。

碆霊様を祀る、海と断崖に閉ざされた強羅地方の村々。

誘拐犯の要求は警察に電話をしろ!? 奇妙な要求に従ったミスター刑事・浜中康平とクールな相棒・夏木大介は誘拐された女の子を救うべく捜査を開始する。

佐藤誠。八十六件の殺人を自供した殺人鬼。

山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。

「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」 妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、大富豪の老人に告白される。

桐生市内の織物工場の社長が一億円の現金を強奪された。

大銀行の地下金庫から、トンネルを掘って金貨を盗み出そうとした「赤毛組合」事件。

「伝説のSF作家が遺した未発表原稿『多世界の猫』を盗んでほしい。

「殺人計画書」通りに、不可解な状況で人が殺されていく。 いったい誰が「計画書」を書いたのか。

首のない死体が一つ。浮遊する首が一つ……。

殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。

建物に憑く哀しき霊を鎮魂する男・仙龍 VS. トンネルに巣食う『黒の犬神』 犬神の呪いから春菜の命を守れ! 死体は全身噛み痕だらけだった。

敗戦に志を折られた物理波矢多は、九州で炭坑夫となる道を選ぶ。

シリーズ第3弾! 闇探偵・月澤凌士と刑事・百成完は決別したまま、それぞれ天才殺人鬼達と戦うことに。

北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館―通称「斜め屋敷」。

目撃された殺人と消えた犯人、そして目の前を落下する女、鍵を飲み込んだ被害者に雪の足跡…いつの間にか現れた「彼」の前に開かない「扉」はない。

その死体は、三重の密室の最奥に立っていた。異様な形で凍りついたまま…。

北関東のある町で、中学二年生の名倉祐一が転落死した。

浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

憎い……憎い……。この恨み、晴らさずにはおくものか……。

炎の密室で愛が生む残虐なトリック!三つ子の巫女が揃い、秘祭が復活するとき、残虐で奇怪な事件がふたたび―伝奇本格ミステリの邪道にして王道!

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

とある山荘で会社経営者の妻と8歳の息子が転落死した。夫は無実を主張するも、容疑者として拘束される。

別居している妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺―一一〇番通報の時点では単純な事件と思われた。

英都大学に入学したばかりの一九八八年四月、ある人とぶつかって落ちた一冊――中井英夫『虚無への供物』――が、僕、有栖川有栖の英都大学推理小説研究会(EMC)への入部のきっかけだった。

京都の街で次々起こる“シャーロック・ホームズ譚”見立て殺人事件。