怨み籠の密室
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怨み籠の密室の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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作者の持ち味である大胆なトリックが、今作ではあんまりだった。 | ||||
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ストーリーの起伏がほぼなく、ほとんど村の老婆の昔話を聞いて過去の情報を集め現在起こった事件と過去の事実関係の真相を探るのだが、まずこの老婆の話を鵜呑みにする必然性が無さすぎる。「とりあえず信じている体」というのも定番なのでその可能性も考えつつ平行して読んでいくのだが、不自然なほど細部まで覚えていたり訊いてもいない脇道の話にそれて情報を付け足したり、これは後の伏線が雑にバラ撒かれているのではないか、と疑いだすと、老婆の怪しさが消え逆に作品の質に疑いが増していく。 トリックも現場にいれば名探偵でなくとも誰かしら気付くレベルで、必然性の振りが無い。 トリックと並んで致命的なのが、文章や描写があまりにも変。だから上辺だけの偽善者を表現してるのか、心からの態度なのか文章がぎこちないのか判断がつかない。 一番違和感を感じるのが「と、○○の声だ」という何度か出てくる表現だが、三人称の文章で、視点の位置がしっかり言及されているような場面(例えば密室を開いて中を見た瞬間の描写など)の説明文ではなく、いきなり誰の耳でどの位置で聞いているのか言及されずに「と、○○の声だ」と断定口調で書かれると、空から声が降ってきたみたいに感じられるが、自分だけか? 少なくとも他の作家でこういう書き方は今まで見たことが無い。 デビュー作は箇条書きみたいな文章で、けれどもトリックは量産でき、足りない部分を補って成長していった作家だと思うが、これはデビュー作以前に作ったものを加筆修正したものではないかと本気で思っている。 どんな作家も常に完成された作品だけを出し続けるわけではないと思っているのだが、今回の作品は今まで読んだ中では群を抜いて悪い。 また目撃者の視力検査をしたくなるような、少し時空が歪んでるのかな、と思うようなケレン味溢れるものが読みたい。探偵のキャラクター感は薄めで。 | ||||
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山奥の過疎化が進む村、閉鎖的で敵対視する村人など、横溝正史のような世界を想像しましたが、そこまで仰々しくはありませんでした。 密室の謎は手掛かりも散りばめられ、それなりに推理できるようになっています。ただ、読み手の認識不足のせいか、詳しい説明は出来ませんが、ちょっと引っ掛かる点もありました。 真相はどんでん返しもあり、最後までミステリーファンを楽しませようとする心意気のようなものを感じ、本格ミステリーらしいミステリーでした。 | ||||
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見立てとか、人間関係とか、密室トリックとか、死体消失とか、各々の要素の出来は良いと思うのだけれど、物語としての連動感がなく、各々の要素、それもどこかで見聞きしたようなもの、を直列に繋げた感じにしか思えなかった。 物語は、父親の妙な言葉で始めるのではなく、首切り死体や首吊り死体から始めるべきで、そのためにいくつかの要素を諦めてても、物語全体の統合感というのか、連動感が描かれれば、大傑作になるような気がして、なんか勿体無い思いだけが読後に残ってしまう。 | ||||
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申し訳ないのですが、稚拙な文体で読む気がなくなり、一番のキャッチコピーだった「美しい密室」もわからずじまい。 | ||||
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密室の謎解きまではぐんぐん読ませるが、ラスト全ての解明部分は、うーんなんだか2時間サスペンスだった。2/3まではおもしろかっただけに残念。 | ||||
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