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怨み籠の密室
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怨み籠の密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ストーリーの起伏がほぼなく、ほとんど村の老婆の昔話を聞いて過去の情報を集め現在起こった事件と過去の事実関係の真相を探るのだが、まずこの老婆の話を鵜呑みにする必然性が無さすぎる。「とりあえず信じている体」というのも定番なのでその可能性も考えつつ平行して読んでいくのだが、不自然なほど細部まで覚えていたり訊いてもいない脇道の話にそれて情報を付け足したり、これは後の伏線が雑にバラ撒かれているのではないか、と疑いだすと、老婆の怪しさが消え逆に作品の質に疑いが増していく。 トリックも現場にいれば名探偵でなくとも誰かしら気付くレベルで、必然性の振りが無い。 トリックと並んで致命的なのが、文章や描写があまりにも変。だから上辺だけの偽善者を表現してるのか、心からの態度なのか文章がぎこちないのか判断がつかない。 一番違和感を感じるのが「と、○○の声だ」という何度か出てくる表現だが、三人称の文章で、視点の位置がしっかり言及されているような場面(例えば密室を開いて中を見た瞬間の描写など)の説明文ではなく、いきなり誰の耳でどの位置で聞いているのか言及されずに「と、○○の声だ」と断定口調で書かれると、空から声が降ってきたみたいに感じられるが、自分だけか? 少なくとも他の作家でこういう書き方は今まで見たことが無い。 デビュー作は箇条書きみたいな文章で、けれどもトリックは量産でき、足りない部分を補って成長していった作家だと思うが、これはデビュー作以前に作ったものを加筆修正したものではないかと本気で思っている。 どんな作家も常に完成された作品だけを出し続けるわけではないと思っているのだが、今回の作品は今まで読んだ中では群を抜いて悪い。 また目撃者の視力検査をしたくなるような、少し時空が歪んでるのかな、と思うようなケレン味溢れるものが読みたい。探偵のキャラクター感は薄めで。 | ||||
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山奥の過疎化が進む村、閉鎖的で敵対視する村人など、横溝正史のような世界を想像しましたが、そこまで仰々しくはありませんでした。 密室の謎は手掛かりも散りばめられ、それなりに推理できるようになっています。ただ、読み手の認識不足のせいか、詳しい説明は出来ませんが、ちょっと引っ掛かる点もありました。 真相はどんでん返しもあり、最後までミステリーファンを楽しませようとする心意気のようなものを感じ、本格ミステリーらしいミステリーでした。 | ||||
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見立てとか、人間関係とか、密室トリックとか、死体消失とか、各々の要素の出来は良いと思うのだけれど、物語としての連動感がなく、各々の要素、それもどこかで見聞きしたようなもの、を直列に繋げた感じにしか思えなかった。 物語は、父親の妙な言葉で始めるのではなく、首切り死体や首吊り死体から始めるべきで、そのためにいくつかの要素を諦めてても、物語全体の統合感というのか、連動感が描かれれば、大傑作になるような気がして、なんか勿体無い思いだけが読後に残ってしまう。 | ||||
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申し訳ないのですが、稚拙な文体で読む気がなくなり、一番のキャッチコピーだった「美しい密室」もわからずじまい。 | ||||
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密室の謎解きまではぐんぐん読ませるが、ラスト全ての解明部分は、うーんなんだか2時間サスペンスだった。2/3まではおもしろかっただけに残念。 | ||||
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密室や死体消失のトリック、多くの伏線回収など、謎解きの面白さを充分に楽しめる作品。これで人物や作品舞台の描写に、もう少し小説としての奥行きがあれば、謎解きの快感以上の感動を与えることができたかもしれない。☆3.5ぐらいかなと思ったが、よく練られているので、ちょっと甘いめの☆4つ。 | ||||
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ご丁寧に人物相関が載ってるのにも関わらず彼らの関係性や登場の仕方がめちゃくちゃだから最高に読みにくい。 無駄に冴えまくりの探偵にも興醒め。密室トリックも真犯人の意図も簡単に当てちゃいますw 設定を昭和にする意味も不明。真面目に読んでくのが馬鹿馬鹿しい作品でした。 | ||||
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著者お得意のスケールの大きな密室トリックと叙述的なミスリードでグイグイ物語の世界に引き込まれました | ||||
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最後まで気を抜けない細かな伏線回収。登場人物紹介一覧が最初にあるので相互関係も確認しやすい。面白かったです。 | ||||
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探偵海老原浩一がますます人間味が増して帰ってきましたね!やり過ぎミステリーの急先鋒と言われる小島先生ですが、今回も織り込みながら海老原の人柄も加味して、とても楽しく読ませて頂きました。読み終えた今、すぐにでも次回作をと期待しております。 | ||||
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