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B 8.00pt 8.00pt 4.00pt死者を蘇らせる刑事・神野現人は部下・小野皇子と難事件に挑む。それは5年前に最愛の恋人を惨殺された女性の再起を賭けた捜査。
C 8.00pt 6.33pt 4.50pt“やりすぎミステリー”の旗手が贈る、100パーセントの推理小説!“血の池”に浸かった死体には両手首がなかった。
D 4.50pt 4.50pt 3.57pt警視庁・捜査一課の女性刑事、小野皇子は友人の女性を殺害された。
神様刑事 ~警視庁犯罪被害者ケア係・神野現人の暴走~の感想
(mana)「神様刑事」の最大の功績は「死者を生き返す」という、現実にはありえずミステリー的にも破綻をきたしかねない現象を奇抜な設定でもってシリーズものミステリーとして成立させてしまっていることだろう。近年あふれかえる一般ラノベミステリーの類でもあるが、この設定一点でもって、ミステリーという枠組みが描ける範囲の可能性を大きく広げている。この奇矯な設定自体が(単純といえば単純なのだが)「コロンブスの卵」的で斬新だ。特に本書では「死者を生き返せたら?」というシミュレーションがより深まっている。更に神野現人なる探偵の孤高さがよく表れている。神様刑事は解決後に事件自体を消してしまうので誰からも名探偵として認知されない。彼が事件を解決したことを誰もが(依頼人さえもが)知りえない。そんな探偵は、これまで読んできた作品の中では一度もお目にかかったことがない。世界でもっとも孤独な探偵なのではないだろうか。その意味で本作は、他のどんな作品とも一線を画している。確実に目新しいものに触れた気分になれるだろう。ミステリ好きを自認するなら、間違いなく読んでおく価値ある一作だ。