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慟哭
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慟哭の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全261件 101~120 6/14ページ
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| もう一回読みたい!読んだ後すぐに「再読しよう!」と思わせるミステリーでした。 犯人がわかって読む2度目も面白そうです。(まだ1回しか読んでいないので、断定できませんが) 1度じゃなくて、2度読んでも楽しめるミステリーを書く作家さんが、個人的に大好きです。 貫井さんの本を私が読むのは、この本で3冊目です。 別冊文藝で、先月まで連載(新月譚)をされていたので、その影響で失踪症候群 (双葉文庫)を購入し、失踪症候群も悪くなかったので今回デビュー作にも手を出してみたのですが、この3冊の中でダントツにこの「慟哭」、面白かったです。 私はミステリーでいうと、王道の宮部みゆきさん&東野圭吾さんが好きな一般的な読者です。 東野圭吾さんの白夜行 (集英社文庫)まではいかないですが、あの物語の「ダーク」さが5段階評価の5+としたら、「慟哭」のダークさは「3」くらい。そこが貫井さんの売り(よさ)、だと思います。(3冊しか読んでないのでわかったつもりかも知れませんが) 暗すぎは気分が滅入るけども、軽すぎなのも、物足りない。そんなミステリー好きな人はこの本、どんぴしゃで、気に入るのではないでしょうか。(私は、好きですね。この1,2年読んだミステリーの物語の中でベスト3に入るくらいに気に入りました。) 180ページ目あたりまでは、普通のミステリーだな〜、なんてことはないな〜、とちょっと肩透かし感がありますが、それは序盤だけ。気がつくと物語にぐいぐい引き込まれて、300ページ目あたり以降は、最後を読むまで本を閉じることができませんでした。 あんまり言うと期待度があがって、ハードルが高くなるので結末については触れませんが…300ページ目くらいから「あれ?もしかして?」となーんとなく胸がそわそわ、してきます。そのドキドキ感、ぜひ味わってください。 | ||||
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| 連続する幼女誘拐事件の捜査は行き詰まり、捜査一課長は世論と警察内部の批判を受けて、苦悩する。異例の昇進を果たした若手キャリアの課長をめぐり、警察内に不協和音が漂う一方、マスコミは彼の私生活に関心を寄せる。こうした状況下で、新たな展開が始まる。 幼女誘拐殺人や新興宗教といった現代的なモチーフを用いながら、本格ミステリーとしての読み応えも十分な作品。ひとつには、この作家の持つ文章力があげられるだろう。ストーリー展開の巧みさから作品世界に引き込まれ、登場人物たちに感情移入していく。北村薫氏をして、書き振りは「練達」、読み終えれば「仰天」と言わしめた本格ミステリー。 | ||||
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| この作者のものは初めて読んだ。なんとも気分の悪い、読後感である。こうも、人の気分を害してどうするつもりなのか?弱っている時に読むと大変なことになる、あえて厭な気分になりたい方のみ、おススメ。 | ||||
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| 犯人側?と警察側?が交互に描かれていて話が各々進みます。 徐々に徐々に、リンクしていって最後に「カチっ」と合います。 途中で分かっちゃった人もいるみたいですが、私は、「、、、」と名前が出る前分からなかったし、 その瞬間「?!!」と衝撃でした。 やっぱり読んでいてこうゆう驚きがあると、読んでよかったと思いますよね。 昔にいろいろ読んだのですが、また再読していきたいと思います。 | ||||
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| 前の帯はネタバレでした;それはものすごいネタバレの帯でした。 よって、なんと第一章から物語の方向性が見えてしまい、序盤でオチまでほとんどわかるという”衝撃の小説”でした。 苦情が殺到したと見えて、帯が変っています。 今、レビューを読んでいる方、もし少しでもこの本に興味があるなら今すぐレビューを読むのをやめて買うことをお薦めします。 私はそんな感じに序盤で驚きを奪われてしまったのでこの本がはたして面白かったのか面白くなかったのかわかりません。 普通、でした。 | ||||
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| 普遍的なテーマについて、作者が創造する変わった事象で表現していくというのが小説だと定義すると、子ども への愛情の強さが殆ど描かれていないので、その点が〔深みを感じられない〕 物語を進めていくエピソードが交差する構成は飽きない 一つ一つのエピソードはちょうど新聞連載のように適度な長さなので、細切れに読み進めても飽きない。 | ||||
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| 文章はデビュー作とは思えない。安心して読めます。一読の価値アリです。しかし、ラストの意外さで本書をPRするあまり、真犯人の意外さが薄れている。出版社もそのあたり気をつけて欲しい。また、ラストの後味の悪さが余韻を残すのかもしれないが、個人的に最後は刑事さんに「はい」と言って欲しかった。たとえ、その過程が本書内で明らかにされないとしても。 | ||||
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| 一つの星さえつけたくありません 私の中の「いやミス」(いや〜な気分にさせるミステリー)NO.1です。 どなたがか「作者は子供がいるのだろう」と書かれていましたが、結婚して子供がいるならこんな話は絶対に書けません。 もし子供がいるなら全く子育てにかかわらずに作家業に邁進している方です。 作品を読めば子供を持つ親の気持ちが全く理解できていないことがすぐにわかります。 自分の娘のためなら例え理不尽なことでもとか、理性でわかっていても、違う方向に行くのが人間・・・とか思われて書かれたのかもしれませんが、とにかく薄っぺらい。 この程度のどんでん返し(ともいえない)なら山田風太郎の短編一編にも及びません。 これを読むなら、筒井氏の「ロートレック荘」を読んだほうがいいです | ||||
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| 平行していく物語がどこで交差するのか、 そして交差したときの衝撃な哀しさというか、虚しさ。 仕掛けよりも何よりも、 よくもここまで残酷に描けるなという印象。 心理描写も巧みであるし、 これがデビュー作なのか!と感心してしまう。 作者の冷静な視点を感じる。 | ||||
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| 最初の方で主人公の名字が出てくるところで、トリックの一部だけは看破できた。 それは、この作者が多用する主語トリック(私はロートレック荘トリックと呼んでいる)なのだが、最後まで読むと、もう一つ驚愕のトリックがあった。 しかし、『さよならの代わりに』『追憶のかけら』にも父親の娘への強い愛が描かれている。年齢は違うけど『空白の叫び』にも。 作者に娘がいるのかな、と想像してしまう。 | ||||
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| 人によって評価が大きく割れるだろう。私はこの作品を絶賛する。確かに、少し曖昧なところを見受けることがあるが、最後は非常に衝動的だった。前評判を一切触れずに読んだからかもしれない。たが、「慟哭」を皮切りに貫井徳郎の作品にハマっていったのは事実。私は、貫井徳郎というミステリーに出会えたことを心から嬉しく思う。 | ||||
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| この方の最近の作品を読もうとしてレビューを見ると、代表作の「慟哭」ほどでは、というような内容を必ず目にして、やっぱり読んでおいた方がいいのかなと、最近になってようやく観念して読みました。 うーん、デビュー作だから仕方ないのかもしれませんが、文章の「だった」の連続が気になりました。編集の方、「だった」ばっかりだと指摘しなかったのかしら。せめて文庫化するときに直してほしかった。 ストーリーは、警察内部の事情のようなものが細かに書かれていて、デビュー作でこれほど書けるのか、と感心しきり。新興宗教の方はまあ、子供だましって気もするけど、それはそれでどうなるのかと気になって読めました。そして、捜査がどう進んでいくかを期待したのですが……なるほど、推理して読む小説ではなく、驚かし小説でしたか。もしかしたらと読みはじめには思いましたが。 私と同じように迷っている方は、「慟哭」ほどってレビューは眉唾物だと思った方がいいかもしれません。著者は確実に成長しています。後になるほどいい作品を書いていると思いますよ。 | ||||
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| 面白いミステリーを読みたいと思い、なるべく予備知識なしで読んだ。ミステリーを読みなれている人は20ページも読めばトリックが分かると思う。トリックを確認するためだけに読んだが予想を超える展開はなかった。予想していたとはいえ最後の展開も後味が悪く読み終わった後に疲れた作品だった。 | ||||
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| 警察の内部の話や新興宗教の話など重い内容の割に読みやすいので最後まで一気に読める。 しかしこれは推理小説として読むと未完の小説となります。 犯行自体にトリックもなければ 最初の犯人も未解決。この点が非常に残念です。 後、他の方も書いてましたが、驚愕のラストと書かれると 読み慣れた読者は、最初にあの人かも…と簡単に予想してしまうでしょう。 しかも偶数章の彼は最初なかなか名前をださない…最初から こういうことでは…と、予想してしまいました… すいません。 | ||||
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| びっくりする人と、なんじゃこりゃ、ふざけんな派に分かれるだろうな。私は後者でした。ネタばれになるので、あまり言えませんが、話を投げっぱなしにされた感じがしますね。びっくりさせるのはいいが、無駄な話を読まされた気がする。 | ||||
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| まぁ してやられた!という感じがしました。伏線もしっかりしているし、物語の流れを奇数章、偶数章で書き分けていてうまいなと思いました。彼のことがすごくかわいそうになりました。救いようのない気がして…。がしかし、後半の方でおや?っと思うこともあったり、筋が合ってないような気もしました。もう少し深みを期待します。 | ||||
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| 「愚行録」を読んで予想外に面白かったので、「それなら代表作も」と思い購入。ほかの方の評価も非常に高くてワクワクしながら読んだのですが、それほど面白いとは・・・半分くらいのところでネタは薄々分かりました、結構安直です。あのエンディングのためにすべてを構成しているのでしょうが、あのエンディングがそれほど価値があったのかな、と思います。 | ||||
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| 読了:2009年2月初旬読書期間:1日作品を読み進めていくと何とも言い難い深い哀しみや憤りを感じ取ることは出来るものの決して「慟哭」ではないと思いました。読書レビューなどというものは所詮個々の感性に委ねられているものなのでタイトルと内容の不一致さは否めないものの私的には嫌いな文体でもなく適度な重厚感も得られたので☆4つです。 | ||||
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| よく腕のない芸人コンビが、ボケのほうが一方的に喋って、それを相方が 「・・・ハイハイ」とか「・・・あ、そう?それで」みたいなツッコミをするのを見るが、 あれは本当に「芸がないな」「稽古してないな」と感じてしまう。 無視や誹謗でウケても、それはテクニックではないだろう。 その一瞬だけのウケが欲しい、だけど日々の稽古や練習や研究はしたくない。 たぶんこんなコンビは成長できずに、消えていくだろう。 そんな内容。 | ||||
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| デビュー作にしては文章は上手い。伏線の張り方も心得てる感じがする。 なんだけど、この作品、ちょっと冷静すぎ。 慟哭というタイトルが空回りしている。 デビュー作というのは、トリックが凝りすぎて変だろうと、文が稚拙だろうと、 作者のこだわりとか、ものすごく言いたい一言とか、 怒りとか、コンプレックスとか、そういうものが熱く伝わってくるから、 そういうものを拾うのが楽しい。 でも この作品の場合、新興宗教に対しても特に作者が何かを思っている感じがないし、 子供を奪われるという設定も、やっぱりただの舞台設定で、 警察組織の不協和音も、あくまでそういう場面を書いてみた的で、 作者のこだわりがあまり見えなかった。 だからラストに至っても、未解決のまま放り出された不満もあって、 慟哭って、これだけ??! というガッカリ度が大きい。 そのへんがやっぱりデビュー作ということか。 むしろ文章が上手いだけに肩透かし感が強いのかもしれない。 | ||||
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