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慟哭
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慟哭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全257件 101~120 6/13ページ
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前の帯はネタバレでした;それはものすごいネタバレの帯でした。 よって、なんと第一章から物語の方向性が見えてしまい、序盤でオチまでほとんどわかるという”衝撃の小説”でした。 苦情が殺到したと見えて、帯が変っています。 今、レビューを読んでいる方、もし少しでもこの本に興味があるなら今すぐレビューを読むのをやめて買うことをお薦めします。 私はそんな感じに序盤で驚きを奪われてしまったのでこの本がはたして面白かったのか面白くなかったのかわかりません。 普通、でした。 | ||||
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普遍的なテーマについて、作者が創造する変わった事象で表現していくというのが小説だと定義すると、子ども への愛情の強さが殆ど描かれていないので、その点が〔深みを感じられない〕 物語を進めていくエピソードが交差する構成は飽きない 一つ一つのエピソードはちょうど新聞連載のように適度な長さなので、細切れに読み進めても飽きない。 | ||||
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文章はデビュー作とは思えない。安心して読めます。一読の価値アリです。しかし、ラストの意外さで本書をPRするあまり、真犯人の意外さが薄れている。出版社もそのあたり気をつけて欲しい。また、ラストの後味の悪さが余韻を残すのかもしれないが、個人的に最後は刑事さんに「はい」と言って欲しかった。たとえ、その過程が本書内で明らかにされないとしても。 | ||||
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一つの星さえつけたくありません 私の中の「いやミス」(いや〜な気分にさせるミステリー)NO.1です。 どなたがか「作者は子供がいるのだろう」と書かれていましたが、結婚して子供がいるならこんな話は絶対に書けません。 もし子供がいるなら全く子育てにかかわらずに作家業に邁進している方です。 作品を読めば子供を持つ親の気持ちが全く理解できていないことがすぐにわかります。 自分の娘のためなら例え理不尽なことでもとか、理性でわかっていても、違う方向に行くのが人間・・・とか思われて書かれたのかもしれませんが、とにかく薄っぺらい。 この程度のどんでん返し(ともいえない)なら山田風太郎の短編一編にも及びません。 これを読むなら、筒井氏の「ロートレック荘」を読んだほうがいいです | ||||
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平行していく物語がどこで交差するのか、 そして交差したときの衝撃な哀しさというか、虚しさ。 仕掛けよりも何よりも、 よくもここまで残酷に描けるなという印象。 心理描写も巧みであるし、 これがデビュー作なのか!と感心してしまう。 作者の冷静な視点を感じる。 | ||||
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最初の方で主人公の名字が出てくるところで、トリックの一部だけは看破できた。 それは、この作者が多用する主語トリック(私はロートレック荘トリックと呼んでいる)なのだが、最後まで読むと、もう一つ驚愕のトリックがあった。 しかし、『さよならの代わりに』『追憶のかけら』にも父親の娘への強い愛が描かれている。年齢は違うけど『空白の叫び』にも。 作者に娘がいるのかな、と想像してしまう。 | ||||
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人によって評価が大きく割れるだろう。私はこの作品を絶賛する。確かに、少し曖昧なところを見受けることがあるが、最後は非常に衝動的だった。前評判を一切触れずに読んだからかもしれない。たが、「慟哭」を皮切りに貫井徳郎の作品にハマっていったのは事実。私は、貫井徳郎というミステリーに出会えたことを心から嬉しく思う。 | ||||
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この方の最近の作品を読もうとしてレビューを見ると、代表作の「慟哭」ほどでは、というような内容を必ず目にして、やっぱり読んでおいた方がいいのかなと、最近になってようやく観念して読みました。 うーん、デビュー作だから仕方ないのかもしれませんが、文章の「だった」の連続が気になりました。編集の方、「だった」ばっかりだと指摘しなかったのかしら。せめて文庫化するときに直してほしかった。 ストーリーは、警察内部の事情のようなものが細かに書かれていて、デビュー作でこれほど書けるのか、と感心しきり。新興宗教の方はまあ、子供だましって気もするけど、それはそれでどうなるのかと気になって読めました。そして、捜査がどう進んでいくかを期待したのですが……なるほど、推理して読む小説ではなく、驚かし小説でしたか。もしかしたらと読みはじめには思いましたが。 私と同じように迷っている方は、「慟哭」ほどってレビューは眉唾物だと思った方がいいかもしれません。著者は確実に成長しています。後になるほどいい作品を書いていると思いますよ。 | ||||
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面白いミステリーを読みたいと思い、なるべく予備知識なしで読んだ。ミステリーを読みなれている人は20ページも読めばトリックが分かると思う。トリックを確認するためだけに読んだが予想を超える展開はなかった。予想していたとはいえ最後の展開も後味が悪く読み終わった後に疲れた作品だった。 | ||||
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警察の内部の話や新興宗教の話など重い内容の割に読みやすいので最後まで一気に読める。 しかしこれは推理小説として読むと未完の小説となります。 犯行自体にトリックもなければ 最初の犯人も未解決。この点が非常に残念です。 後、他の方も書いてましたが、驚愕のラストと書かれると 読み慣れた読者は、最初にあの人かも…と簡単に予想してしまうでしょう。 しかも偶数章の彼は最初なかなか名前をださない…最初から こういうことでは…と、予想してしまいました… すいません。 | ||||
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びっくりする人と、なんじゃこりゃ、ふざけんな派に分かれるだろうな。私は後者でした。ネタばれになるので、あまり言えませんが、話を投げっぱなしにされた感じがしますね。びっくりさせるのはいいが、無駄な話を読まされた気がする。 | ||||
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まぁ してやられた!という感じがしました。伏線もしっかりしているし、物語の流れを奇数章、偶数章で書き分けていてうまいなと思いました。彼のことがすごくかわいそうになりました。救いようのない気がして…。がしかし、後半の方でおや?っと思うこともあったり、筋が合ってないような気もしました。もう少し深みを期待します。 | ||||
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「愚行録」を読んで予想外に面白かったので、「それなら代表作も」と思い購入。ほかの方の評価も非常に高くてワクワクしながら読んだのですが、それほど面白いとは・・・半分くらいのところでネタは薄々分かりました、結構安直です。あのエンディングのためにすべてを構成しているのでしょうが、あのエンディングがそれほど価値があったのかな、と思います。 | ||||
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読了:2009年2月初旬読書期間:1日作品を読み進めていくと何とも言い難い深い哀しみや憤りを感じ取ることは出来るものの決して「慟哭」ではないと思いました。読書レビューなどというものは所詮個々の感性に委ねられているものなのでタイトルと内容の不一致さは否めないものの私的には嫌いな文体でもなく適度な重厚感も得られたので☆4つです。 | ||||
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よく腕のない芸人コンビが、ボケのほうが一方的に喋って、それを相方が 「・・・ハイハイ」とか「・・・あ、そう?それで」みたいなツッコミをするのを見るが、 あれは本当に「芸がないな」「稽古してないな」と感じてしまう。 無視や誹謗でウケても、それはテクニックではないだろう。 その一瞬だけのウケが欲しい、だけど日々の稽古や練習や研究はしたくない。 たぶんこんなコンビは成長できずに、消えていくだろう。 そんな内容。 | ||||
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デビュー作にしては文章は上手い。伏線の張り方も心得てる感じがする。 なんだけど、この作品、ちょっと冷静すぎ。 慟哭というタイトルが空回りしている。 デビュー作というのは、トリックが凝りすぎて変だろうと、文が稚拙だろうと、 作者のこだわりとか、ものすごく言いたい一言とか、 怒りとか、コンプレックスとか、そういうものが熱く伝わってくるから、 そういうものを拾うのが楽しい。 でも この作品の場合、新興宗教に対しても特に作者が何かを思っている感じがないし、 子供を奪われるという設定も、やっぱりただの舞台設定で、 警察組織の不協和音も、あくまでそういう場面を書いてみた的で、 作者のこだわりがあまり見えなかった。 だからラストに至っても、未解決のまま放り出された不満もあって、 慟哭って、これだけ??! というガッカリ度が大きい。 そのへんがやっぱりデビュー作ということか。 むしろ文章が上手いだけに肩透かし感が強いのかもしれない。 | ||||
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これは酷い。まさかこれで終わるめえな、と予想してたら正にそのまんま終わってしまいました。しかも論理的に整合性を求めることが不可能なため、事件は未解決。これはないよ。仮にもプロが。トリックは言わないが、ひっぱたかれた妻の頬の向きで四分の一くらいで文章に違和感を覚えましたよ。なんで北村薫氏が絶賛したのかわかりません。金返してください。 | ||||
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何事かに挫折し無職となった男が新興宗教にのめり込んで行く様子と、幼女連続誘拐殺人事件を捜査する警官達の模様が章毎にカットバックで語られるという複数ストーリー並列進行型の物語。この型の物語では一般に、複数ストーリー間の接点が興味の焦点となる。しかし本作の場合、無職の男の正体は最初からバレバレなので、作者が何故この記述形式を採用したのか理解出来なかった。ミステリの古典に詳しい読者には御馴染みの叙述形式であり、作者が意図したであろう「意外性」はカケラも感じられない。 新興宗教に係わる記述が黒魔術に進んで行く辺りは噴飯物。作者が熱を入れて書けば書く程、読む側は鼻白むだけである。「慟哭」という題名には娘や家庭を失った男の憤り・悲哀が込められている筈だが、下手に小手先の手法を使ったために主題が曖昧になってしまった。古めかしいトリックに気を使うより、主人公を初めとする人物やそれを取り巻く人間模様を描く事に注力した方が作者の意匠が作品に反映されたと思う。選んだテーマは悪くは無いのだから、正攻法で挑んだ方が良かったのではないか。 | ||||
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人の慟哭を描いているとは言いますが、ステレオタイプ的にストレートに狂ってるだけで、 まるで人の心の深みだとか、文字通りの慟哭といったものを感じませんでした。 驚きのラストも別に驚きません。分かりやすすぎです。 大した作品じゃないと思いました。 | ||||
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この本の解説には「本格推理」とか書いてあるわけだが、私に言わせれば、これは「推理小説」ではない。なぜなら、最初に出てくる大きな謎(もしかするとこの本で最大の謎)が解けていないからである。 この本は、人はなぜ犯罪者になるのか、人はどこまで転落するのか、といったことをテーマにした普通の小説と考えた方がずっと自然で(一種のサスペンスではあるが)、そこに本格ミステリーのトリックを応用した手法が使われている、と評するのがいいように思う。 その観点で読めば、非常によくできた小説。確かに、登場人物の転落ぶりが極端すぎるとか、難点はあるかもしれないが、傑作なのは間違いない。トリックについても、単に読者を驚かせるためだけではなく、複線的に進んでいくストーリーが最後に収束するために効果的に用いられている。 あえて注文をつければ、登場人物の転落の過程が、まわりまわって、未解決の謎を解き明かすことにつながっていれば、満点だったかもしれない(謎が未解決だからこそ、普通小説として傑作とも言えるので、矛盾した感想ではあるが)。 | ||||
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