■スポンサードリンク
慟哭
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
慟哭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全257件 161~180 9/13ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めると止まらなかった…。もう、読まずにはいられないという中毒症状が表れてしまった…。場面が次々に具体的イメージとして頭の中に、目の前に現れた、そんな本でした。内容は当然に面白いし、文章も読みやすいし、お勧めできる本だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幼女誘拐事件の捜査状況と、謎の男が宗教にのめり込んで行く 過程が交互に描かれる。 事件の進展とは全く関係ないと思われる話が挟まれるので、 最初は読むのが少しかったるい。 しかし、関係ないと思われていた話が、やがて交差する時、 そこに見るものは? まさに慟哭、衝撃のラストが待っている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
殺人犯側の描写と、それを追う刑事の描写が順繰りに出される形式の作品。最後に大きなトリックがしかけてあるが、たぶん8割くらい読んだところでみえみえに気づくと思う。気づいても、十分楽しめる作品。新興宗教についての詳しい描写が冴える。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こういうタイプのオチがある作品はもう珍しいものではなくなっているので驚きはなかった。衝撃的な結末と聞いていたので楽しみにしていたのですが、物語の構成などから序盤で…というより最初の数ページで予想がつきました。とくにいい作品でも悪い作品でもないなというかんじですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幼児を狙った通り魔的な事件、新興宗教、警察の不祥事、マスコミによるバッシングや過激な報道など、現代社会の問題点を多く盛り込んだ、社会派本格推理小説。 これまで、硬・軟とりまぜていろんなミステリおよび推理小説を読んできたつもりですが、やはり作者のトリックにひっかかってしまいました。正直ちょっと悔しい。 この小説を読んで改めて感じたのは、推理小説にもいろんな手法があるな、ということ。推理小説といわれて一般的にすぐに思いつくものといえば、ある怪事件が発生、謎解きの主人公(探偵や刑事が多い)が現れて、事件のトリックを暴く....といった、純粋ミステリーかと思われますが、このような推理小説は小説の内容がすぐにテレビの脚本や映画の台本にでもなりそうな作品で(別に悪口ではありません。これはこれで素晴らしいことです。)、例をあげると、西村京太郎や山村美沙など。小説に出てくる人物に個性があったり、事件のトリックが奇抜だったりして読むものを惹きつけます。それと比べると、この小説などは、作家の”文章構成”自体が”トリック”であり、絶対映像にはならない、映像にはできない作品です。単に謎解きが好きな人は、ラストで真相が解明された時点で”な〜んだ”ぐらいにしか思わないのかもしれませんが、これ、やっぱり、そうそう書けるもんじゃないと思います。ミステリーとしてよりも、作家の文章力、作品構成の素晴らしさに注目! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
デビュー作らしいです。 驚きますね。 トリックといえば、トリックだね。あの、ラストは。 びっくりするよ。 でも、なんか 「僕、嘘はついてませんよ」 って、浮気がばれた男のせこい言い訳みたいな小技の様な気もする。 最後の最後まで、ごまかし続けるにはかなりの手法がいるのだろうけど…。 どちらかというと、歯ごたえのある文章を書かれています。刑事モノを扱っているのだから、当然か。質実剛健という言葉を贈りたいこの文章。 ちょっと意地悪して、評価は★三つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半は、警察の難航した捜査状況が延々と語られる。 少し退屈になるのがこの辺。 でも後半読んでてよかったなと思うことが起こります。 この結末のために、ココまで読んでたんだなという感じ。 捜査のリーダーと、新興宗教にはまっていく男。この二人の(?)主人公の対照的な状況が物語を面白くしていると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
近年、ベストセラー小説の安易な映像化がやたらと多い。 話題になった小説はミステリに限らず、ほとんど映画化、ドラマ化されているといっても過言ではない。 ところが、この「慟哭」は売れ続けているにも関わらず全く映像化されていない。 私はそれが以前より不思議でしょうがなかった。 で、読んでみてようやくその理由がわかった。やっと得心した。 この小説のトリックを映像で表現するのは不可能なのだ。 お気に入りの小説が安易に映像化され、失望するという経験を最近やたらとしてきたが、「慟哭」にはそれがないとわかって安心した。 コアなミステリファンから「トリックが途中でわかった」という批判が散見されるが、この小説の魅力は何もトリックだけではないでしょう! 私はこの小説は上質のノワールとして読めた。 人間の暗い側面、心の闇。どうしようもない破滅に向かっていく男を見事に描いている。 トリックがわかった後の再読でも十分楽しめる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かった。基本的にエッセイ等が好きな私ですが、たまたま友達に借りて読みました。主人公がどんどん新興宗教にはまっていく様子が手に取るようにわかる描写なども、面白かったです。でも、悲しい話です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
その一つの驚きのためだけにあの枚数を読んだと思うと何だか悲しくなってくる・・・OTL 帯でさもおもしろいみたいなこと書いてたから期待したんだけどなぁ。 乙一のGOTHにしてもそうだったけど、こういう騙し絵みたいな手法はあまり好きではない。こういうのは読みなれてしまえば読んでる途中でわかってしまうしね。 ただ文章の書き方がよかったのと宗教にはまっていく様が見事だったので★三つ。ミステリ好きにはあまりオススメできません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごく評判がよいようなので読んでみましたが、いろんな意味で予想と反しました。推理小説が好きであれば中盤でだいたいの展開が読めてしまいます。結末はおもしろいのですがいささか強引である気もしました。マスコミと警察の組織体系や内部事情に対する切込みには引き込まれましたが、文章というより文体で「あ~!なるほど」とネタばれしてしまう感じでした。まさにえ???です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いかにすごいトリックなのかと期待させるような宣伝が付いていたため、かなり期待して購入。読んでみてがっかり。序盤でメイントリックがわかってしまいます。あとは、確認のために読み進める作業といった感じで、ある程度ミステリを色々読んできたミステリファンには、物足りない作品といえると思います。意外性をうりにしている作品だけに、安易にトリックが見破れる構造はどうかと思いますが、小説としての文章は良かったような気がします。トリックの意外性に期待を持たずに読めば、案外楽しめるのではないかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事件のプロセスをしっかりつかんで行けば素直に読み進めていける小説である。あたかも2つの世界を俯瞰しているような状況が作られている。それが、おもしろかった。ともすれば、読者が混乱するかもしれない。しかし、小説の複雑さを増していておもしろかった。このことを念頭に入れてぜひこの長編に挑戦していただきたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
必死に犯人を暴こうとする警察、そして幼児殺しの男。二つのモチーフでこの作品は構成されている。交互に描かれ、まるでモザイクのようだ。追うものと追われるもの。対比させた書き方が、読み手をぐいぐいと作品の中へ引きずり込んでいく。犯人はいつどのようにつかまるのか?しかし、目の前に突き出された結末は、意表をつくものだった。驚愕とさえ言ってもいい。人は悲しみがあまりに深すぎると、涙も出ない。心だけが慟哭するのだ。だが、その聞こえるはずのない慟哭が、耳に突き刺さるのはなぜだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幼女誘拐事件の捜査と謎の男の行動が交互に進行していくのを、無心で読み進め、行き着いたエンディングには正直驚かされた。それと同時に、警察、宗教団体の内部の描写、テンポのいい文章、語彙の豊富さなどにも圧倒された。ただ、その中でも脇を固める人物たちの人間性、感情などが見えて来ないのが残念に思えた。佐伯をとり巻く者達がもっと彼と本音でぶつかり合っても良かったのでは。(特に佐伯に唯一理解を示す丘本にはそうして欲しかった)そして、佐伯本人の生い立ちゆえの孤独感、閉鎖的な組織での疎外感はきっちり描かれていたものの、狂う程までに娘を愛していたのかには、ちょっと疑問を覚えた。(具体的な父娘の想い出が挟まれていたら感情移入できたかも)痛ましい事件が軸だけに全体的には殺伐とした重たい空気が漂うラストには寒々しい衝撃が走る作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終えてみれば“仰天”の言葉を信じて読み進めていったのであるが・・・読み進める中で想像した最悪の結末がそのまま当たってしまった。という感じ・・・どうしても、かなり無理のある上に強引なその結末しか考えられず、その後の文章のぼかし方もその結末の正当性を示していたが、“読み終えてみれば・・仰天”という言葉を信じ、これも著者の仕掛けの一つであり、“実はさらにもう一捻り入っているに違いない!”と淡い期待を抱きながら読んでみたのであるが・・・まさにそのまま!ど真ん中のストレートといった感じ。この期待と費やした時間を返してほしい・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者のデビュー作らしいが、デビュー作としては素晴らしい出来である。文章もよく練られてるし、面白い。しかし、このぐらいの本ならば、やはり他にも評価すべき作品はいくらでもある。私はラストも読めたわけではないし、純粋に楽しめたのだが、ラストに全力を出しすぎたような感じがあった。もう少し細部にまでこだわって描いていれば、もっと良くなったのではないかと思う。もう一度いうが、面白いし、買って損はない。興味を持った人は、買うことをお勧めする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつ面白くなるのかと思いながら読み、期待した驚愕のラストに逆の意味で驚愕した。「思いつきだけで書かれた作品なんだなぁ」と言う感想しかない。もう少しキャラに深みがあれば、楽しめたのかもしれないけど・・・どちらにせよ、「ラストに驚愕」とか、「本格ミステリー」とか、そういうのではないですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
駄作。という表現はふさわしくないだろう。これが初作ということを差し引いてもこの作品を呼んだだけで、今後もこの作家が駄作以外の作品を生み出す可能性がないことは容易に想像できるからだ。人物描写、心象描写は冗長、唐突、不可解な部分が多くストーリー構成は、ラストシーンだけが先にあってあとは体裁を整えるためにハリボテの様にくっつけただけのあざとい作りがあからさまに想像でき、読んでる間不愉快極まりなかった。ぶっちゃけ、2つのドキュメンタリを終わりだけホッチキスでガチンコくっつけて、そのうち一人だけ同じ役者が出てますってだけの話。こんな評価以前の作品を俺に買わせた椎谷健吾の筆力だけは評価する。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
慟哭:悲しみのために、声をあげて激しく泣くこと。男はその光景を目の前にしても涙をこぼすことができなかった。だから代わりに心から大切なものがこぼれ落ちた。故に『慟哭』。物語は連続幼女誘拐殺害事件が起こる中、事件解決ため奮闘する捜査一課長と、徐々に新興宗教にのめり込んで行く男の二人の視点が交互に入れ替わりながら進んで行きます。この中で筆者は冒頭から読者に対しあるトリックを仕掛けてきます。二人の主人公、警察内部の亀裂、新興宗教、そして事件の犯人…。これら全てが筆者の仕掛けたトリックの下で結末へと繋がって行く過程は非常に面白かったです。色々な読み方があって良いと思いますが、下手に謎解きに集中するのではなく純粋に物語として楽しまれることをお勧めします。(その方がラストの驚きも大きいと思いますよ。) | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!