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慟哭



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【この小説が収録されている参考書籍】
慟哭 (黄金の13)
慟哭 (創元推理文庫)

慟哭の評価: 3.58/5点 レビュー 257件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全257件 1~20 1/13ページ
No.257:
(5pt)

この本だけはネタバレ厳禁

私は今までネタバレが大丈夫でした。
しかしこの「慟哭」を経て、ネタバレとはいかに無粋なものかと思い知った。
明かされた真実に「え?は?…あ、あぁ!そういうことか!」と、謎が瓦解していく衝撃はとてもすごかった。点と点、線と線が交差する快感を初めて感じた気がする。
読み返して「あ~なるほどね、ふんふん」と知った顔で読むのも面白いが、やはりこの本の醍醐味は初見でこそ発揮される。もし結末及び真実を知らない人がいたら、どうかそのままのあなたで読んで欲しい。

あと、世の中の宗教がなぜ廃れないのか、あんなにも多いのか、ということに関しても細かく執筆されており、終始ダレることなく読破できました。黒魔術の描写は結構ゾクっとしました。
慟哭 (黄金の13)Amazon書評・レビュー:慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.256:
(3pt)

面白いのだけど

そう来たか、という結末だったけど所々で?な記述があり…他の方も書いてましたが少なくとも都市部の幼稚園児は園から家に帰るにあたり、バスが有ろうが無かろうが途中1人になる事はあり得ません。セレブな家庭の子どもが通う所なら尚更です。あと結構重要かと思われた登場人物があっさりいなくなったり回収されてない伏線らしきものが色々。伏線じゃなく私の思い違いないのかもしれませんね。
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No.255:
(3pt)

成り立つのか?

佐伯と松本が同じ時間軸で動いている様にみせて、実は前編、後編だったのだが、これちゃんと成り立っていますか? 脅迫状の部分とか、作者のご都合で誤魔化しなのかと。グイグイ話に引き込まれましたし、心情もよく描写できてましたが、途中で同じ人物だと分かってしまったのは残念でした。
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No.254:
(5pt)

まさに、慟哭

20年ほど前に読んだのですが、息子が大学生となり、書籍や映画、音楽の話をしている中で、最も面白いサスペンスは何かという話から思い出し、kindleで購入して読ませました。
久しぶりに読み返しましたが、まはに、慟哭。
決して映像化はできない作品ですが、今の時代ならNetflixがやってのけるかも(笑)
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No.253:
(4pt)

面白かった

「犯人」の正体と、仕掛けられたトリックに関しては途中で予想がつきましたが、他の部分も含め最後まで面白く読む事が出来ました。
タイトルの回収も素晴らしかったです。
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4488012515
No.252:
(4pt)

心揺さぶられる

こういうトリックは毎回騙されてしまう。先が気になる展開で一気読みしました。
悲しくてやりきれないストーリーですが、骨太で読みごたえがありました。
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No.251:
(4pt)

人物描写も筋書きも良いが、終わり方が微妙

作者の力量だと思うが、人物も事件の描写も非常にリアリティーがあり良かったが、最後その終わり方で良いのか?が疑問に感じた。これだと最初からの話とちょっとつながらないように思う。本の最後95%くらいまでは良かっただけに、最後5%の部分が自分には少し残念で星を一つ減らしました。
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No.250:
(4pt)

いやぁ~ なんか凄っ!

終わり方に、ちょっとびっくりです!

初作家です。作家名は存じ上げていましたが、作品を読了したのは初めてです。男女ともに心理描写&表現力が上手く、久々に小説を読んでドキドキ、ワクワク♪、ゾワゾワ(良い意味での)しました。中だるみも無く、最後まで楽しめました。他の作品も期待大です。
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No.249:
(4pt)

オチは若干読めたけど

ラストについては中盤を過ぎた辺りから
あれ?もしかしてこれって…となんとなく思い始め、その予想がほとんど当たってしまった。
しかし、それを抜きにしても引き込まれる内容で端的に言えば小説として面白かった。
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No.248:
(5pt)

痛みを伴う衝撃

社会派推理小説の第一人者松本清張の後継作家と評される貫井徳郎は、デビュー作品「慟哭」でその才能を遺憾なく発揮したと思う。貫井の作風は松本清張の持ち味である情緒性や感傷的な趣向をあえて抑制し、犯罪者を巡る残酷な真実を容赦なく読者に突き付けてくる。謎解きというより、人間の深淵に潜む闇の追求といえるようだ。
本作「慟哭」では、連続幼女誘拐事件に取り組む警察捜査の膠着状況と内部人事の混沌さが描きだされる一方で、社会から脱落して人生に絶望した孤独な落伍者のストーリーが同時進行的に展開される。絶望の縁に立たさている哀れな人間に優しく救いの手を差し伸べる振りをしながら、都合よく洗脳して利用、搾取していくカルト教団との絡みもあり、この辺はまさに現在の社会問題そのものである。
一見無関係な警察側とカルト宗教洗脳者の行動を平行して進行させる手法は、作者が頭脳的に仕組んだ巧妙なトリックであり、結末はまさしく作者の思い通りに読者に痛烈な衝撃を与える。筆力、構成力、創造力において卓越した秀作である。
ただひとつ残念な点は、日常的に使用しない難解な漢字表現にこだわりがありすぎること。そのために読みながら所々でリズムが崩れるというか、つまづいてしまう。振り仮名はついているが、現代国語辞典にも載っていないような漢字が目立つ。読み応え十分な長編作品だけに少々残念である。
ちなみに後期の作品では、読解不能な漢字表現は減少しています。
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No.247:
(4pt)

そこに救いはあるのだろうか?

ひたすらに暗く重たい話ですが、「警察もの」としてもおもしろかったです。メイントリックは伏線やヒントがわかりやすく散りばめらているので真相を見抜く難易度は高くありませんが、最初から最後までだれることなく一気に読ませます。どんよりとした暗い空をイメージしながら読みました。題名にもなっている慟哭のシーンが読み手の胸に刺さります。
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No.246:
(4pt)

元祖、イヤミス。

二重の意味で「警察」小説ですが、これ以上はネタバレなので。

それにしても、人間は何でもできるし、そこがやるせない。最後の大ガッカリを味わうべく、じっくり読みましょうっ!
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No.245:
(1pt)

ある意味仰天の結末

最初の事件の犯人が捕まらないまま物語終了。ある意味仰天の結末。後半はなんとなく犯人わかっちゃうし。
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No.244:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

読み返すとさらに沁みる

社会派のミステリー『乱反射』の貫井徳郎のデビュー作。
連続幼女殺人事件を捜査する警察と、宗教に救いを見いだし殺された娘の復活を期して幼女を狙う犯人の動きが交互に出てきますが、時系列は同一ではなくずれていることに最後の最後で気づかされます。政略結婚を強いられ不毛な家庭でいらだちを抱え、職場でも孤独な捜査1課長の佐伯、ビジネスとわかっていても新興宗教に救いを求めずにいられなかった犯人の「彼」の懊悩が、作品を読み終えるとじわじわと噛みしめるように広がってきます。
時系列をずらす構成は、ちりばめた謎を一気に収束させる手法として普段推理小説を読まない自分にとっては新鮮な構成でした。
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No.243:
(1pt)

心理描写に一貫性が無さ過ぎる

小説家の実力は、最初の数ページを読めばおおよその予想が出来、30ページも読めば正確な判定できる。この『慟哭』という小説の文章には、読み始めてすぐにイライラし始め、途中から読むに耐えなくなってきた。
言っておくが私は小学生の頃から芥川や乱歩を愛読し中学で漱石に夢中になった、それなりの読書家である。
私がイライラした部分の例を挙げると、序盤の、甲斐と佐伯の会話ならびに心理描写だ。甲斐はノンキャリの上司で、佐伯はキャリアなのだが年下で部下、という設定。
この小説の作者は、佐伯は甲斐の実力を評価している、無能ではないと思っている、中間管理職の悲哀を感じ気の毒に思っている、と書いておきながら、筆の先も乾かぬうちに「まるで中学生だな」「苦笑を禁じえなかった」「万事に彼を立てなければならないのが面倒」と甲斐に対する佐伯の心情を書き始める。これでは読者は、わけが分からなくなる。
芥川や漱石、ドストエフスキーなど、一流の作家の作品を読んでいるときに、そのようなイライラを感じたことは一度も無い。
こういうめ質の悪い作品が「小説」として市販されるところまでいってしまうことは、編集者のレベルも落ちているのだと思う。これは非常に残念なことだ。
そもそも、佐伯も甲斐も男として小さ過ぎる。ネチネチとセコい人間同士が序盤からくだらない心理戦のようなことをしているのを読んで、何が面白いのか。
この小説の作者には、ボブ・ラングレー氏の『北壁の死闘』(海津正彦氏 訳)を読んでみろと言いたい。
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4488012515
No.242:
(3pt)

重要な所が欠けている気がします

全体のストーリーは、退屈することなくグイグイ引き込まれます。

然し、佐伯が言う「娘のことになるときちがいになる」の部分が全く共感できません。
娘を遊びに連れて行くこともあまりなく、コミュニケーションも無く、なんのケアなしに別居もしている父親が娘を狂う程大事にしていると全く感じません。月一だけ家に帰っても娘と会話がない。
もっと娘とのコミュニケーションや愛情表現の描写があれば、なるべくしてあのラストも納得できたのかもしれませんが、ストーリーに重要なな親子の絆的なものが欠けているので、正直「う~ん」という感じでした。
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No.241:
(5pt)

メッセージ性

叙述トリック自体はそこまで難しくなかったですが、むしろその推理の通りにならないでくれ、と願いながら読み進めましたが推理通りの結末に。ラストも救いがなく「イヤミス」といった感じです。
作中の「人は信じたいものを信じる」という言葉は今の様相を表しているようで考えさせられました。
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No.240:
(4pt)

満足

少し汚れはありましたが、値段を考えると十分満足です。
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No.239:
(5pt)

とてもおもしろかった

登場人物の呼び方に特徴があって、引っかかるなと読み進んで行くと、やはり!という展開に。
でも、最後まで飽きさせないストーリーでした。
慟哭 (黄金の13)Amazon書評・レビュー:慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.238:
(1pt)

ほんと、帯に〇〇トリックと書いておいて(涙)

kindle版で読了。以下、ネタバレあり、です。
著者のデビュー作とのことで、だから仕方ないのかなとも思いますが。オチは〇〇トリックでのサプライズがあるだけ。〇〇トリックはミステリのトリックの中でもちょっと下に見られている(全く評価しない向きもあるかも)というのも納得です。しかも、この作品では時間差を設けての〇〇トリック、連続殺人の前半は解決されないまま終わる、ただただ単純なサプライズだけが用意されているのです。主人公の出自とか愛人とか、無駄な部分も多く、登場するキャラクターも古臭い(もう30年近く前の作品なので仕方ないですが)。〇〇トリックのミステリだと知っていたらパスしたのに~~~。お金と時間の無駄でした。ただ、著者はこの後、作家として成長されたようなので、これだけで判断するつもりはありません。
慟哭 (黄金の13)Amazon書評・レビュー:慟哭 (黄金の13)より
4488012515

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