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慟哭



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【この小説が収録されている参考書籍】
慟哭 (黄金の13)
慟哭 (創元推理文庫)

慟哭の評価: 3.58/5点 レビュー 257件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全257件 181~200 10/13ページ
No.77:
(4pt)

読の錯覚

幼女連続誘拐殺人事件を追う警察と新興宗教へのめり込み、やがて犯罪を犯していく男の動向を交互に読ませていく小説です。登場人物の心情や背景が丁寧に描かれており、しっかりした内容ですが少しステレオタイプに過ぎるかなと感じました。時系列や人称を巧みに組み換えながら書かれているため、最後の「!」の部分で思わず読み返してしまいました。眼の錯覚ならぬ読の錯覚。映像では表現しづらい衝撃を与えてくれる小説だと思います。
慟哭 (黄金の13)Amazon書評・レビュー:慟哭 (黄金の13)より
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No.76:
(4pt)

完成度高し。

貫井徳郎さんのデビュー作。第四回鮎川哲也賞の最終候補まで残ったと云う作品です。ミステリを読んでいて、途中で解ったと云う場合、必ずしも論理的に検証した結果とばかりは云えなくて、なんかパッと閃いたと云う事も多いと思います。私にとってこの作品はまさにそれで、「もしかして…」と云う感じで思いつき、それがたまたま当たったと云う。相性って大事です。リアルでサスペンスフルな筆致はお見事。特に新興宗教に取り込まれていく男の物語は読み応えあります。これが新人さん(当時)の作品と云う事で。うーむ、凄い。
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No.75:
(5pt)

予備知識なしに読むべし

レビューを書くのが非常に難しい作品です。デビュー作なので当たり前なのですが、貫井徳郎はこの作品当時は新人作家なので、当時の読者はこの作家の作風についての予備知識を持たずに読んだわけです。その先入観のなさが本作を楽しむ為の重要なポイントです。これからこの本を読もうとしている人は、インターネットで貫井徳郎がどんな作家なのかを調べるようなことはしない方が良いでしょう。本作の主人公は二人。一人は幼女連続誘拐殺人を捜査する警視庁の捜査一課長。もう一人は何らかの事情で生きる希望を失って新興宗教に救いの手を求めようとする男性です。理不尽な事情で我が子を失うことのつらさを切々と語る社会派的な作品です。こう紹介すると既読の方は違和感を感じるかも知れませんが、同時に未読の方の為にそう紹介せざるを得ない私の立場もご理解頂けることと思います。
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No.74:
(4pt)

なんの先入観もなく読んだら・・・

え?????????と思わず言ってしまいました。とても読みやすく、現代のニュースにありがちな題材だったので 入りやすかったです。え???????の意味は人によっていろいろあると思います。
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No.73:
(4pt)

複雑な物語。

すぐに読み返してみよう。と思う作品でした。軽く読み流しているとさっぱり意味がわからず、仰天のオチもしっくりこず・・・となってしまう本なので、これから読む人はじっくり集中して、時間をかけて進めていくと良いと思います。推理小説ですが、一生懸命に推理しすぎずに読んでいくと、結末の「仰天」もしっかり味わえるんではないでしょうか。
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No.72:
(3pt)

ちょっと不満

連続幼女誘拐事件を追う警察内部のストーリーと、新興宗教にのめりこんで行く男のストーリーが、交互にパラレルに進行していく。警察内部のキャリア対ノンキャリアの確執、マスコミの内幕など、横山秀夫の警察小説を思わせる設定だ。テンポがよく、非常に読みやすい作品である。2つのストーリーが最後にどのような形で交わるか、そこが「あっと驚く結末」になるわけで、私はだまされてしまったが、練達の読者ならば途中で見抜いてしまうだろう。読後、不快感が残るという意見も多い。ネタばらしになるのでこれ以上は書けないが、そこの部分がこの小説の本質かもしれない。私にとって不満なのは、犯罪の動機づけがいかにも不自然としか思えないことと、男が新興宗教にのめりこんでいく過程に、納得できないものを感じることである。迂闊にもこの作者を知らなかったのだが、筆力もあり、別の作品も読んでみたいと思わせるだけの魅力はある。
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No.71:
(2pt)

読み易いが

文章が読み易いのは確かですね。これで加点1。最後「まさかそんな単純なオチではないだろう」と思ったまさにそのオチだった、ということで1点減点。高村薫氏の帯が購入動機になりましたが、まったく同意できなかったので1点減点。個人的には「宗教」と「信仰」は違うと思っています。それが分けられていないことが、致命的な浅薄さと感じてしまいました。これが作品全体の風格の無さに繋がって減点2。計2点としてみました。本格ミステリというわけではないので謎の在り方がフェアではないのは仕方ないのかもしれませんが、映像化するとしたらどうするんでしょうね。相当ムリがあると思います。
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No.70:
(4pt)

犯人はわかりますが

実はこの本、割と早期の段階で殺人犯が誰なのか、この類の小説を読みなれている人にはわかってしまうと思います。ですが、犯人当ての推理小説とは違って、この本のすごいところは人の心理状態の描き様なんですね。泣くことはしょっちゅうあっても、人が「慟哭」するときというのはそうあるものではありません。題名の通り「慟哭」がどういうものか、胸が張り裂けんばかりの痛みを感じる、慟哭を見事に描いた作品なんです。
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No.69:
(4pt)

うまいなあ。

貫井氏の作品は初めてであるが、すごく読みやすかった。最後まで一気に読ませてくれた。しかし読後感は最悪である。こうなったらやだなあ…という方向にストーリーがどんどん進んでいく。どっかで味わったな、と思ったらダンサーインザダークという映画を見たときと似ていた。この映画も物語が悪い方向ばかりに進んでいくのだが、ストーリーのあちこちに違和感(悲劇のための悲劇)が生じることによって劇中劇めいている。本作も中盤からバットエンドへの予兆と二人の語り部のズレから同様の違和感を得る。ただこうした違和感をさっぴいてもウマイ作品。
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No.68:
(3pt)

貫井作品4冊目

貫井作品の犯罪動機はどちらかといえば非現実的と思われるものが多いが、今回も犯人の人物像から考えると『?』という感じがする。個人的には、タイトルは『慟哭』筆致は<練達>読み終えて『…』といったところか。犯人に辿り着くヒントが大胆に与えられているため、比較的早い段階で犯人らしき人物がわかってしまった。「もしかしたらこの人物が…」というのを裏切り、帯通りの『仰天』の結末を期待したが見事に裏切られた。貫井作品は個人的には好きではあるが、本格推理という点ではあまりお薦めしない。
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No.67:
(4pt)

慟哭、練達、仰天

当本の帯に、「タイトルは慟哭、書き振りは練達、読み終えてみれば仰天」と、ありましたが、まさにその通りの作品だったと思います。特に、巧み過ぎる構成と文体には唸りました。単細胞気味の私は、まんまと騙されました。。この小説のドラマ化は、絶対に無理でしょう。
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No.66:
(4pt)

いい本です

この作者の本は初めてだったのですが、有名な本なので、どんなもんかな、と思って読んでみました。真ん中あたりでなんとなくこの人が犯人かなと思い、犯人が大体分かっても、もしかしたら違うかなと思いつつ、読み進められました。幼い子供が誘拐されたり、逆に殺人を犯したり、怪しい宗教団体が沢山あったりする、大変世の中ですが、この本が実話でも全く驚かないわな。と思わされる一冊です。
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No.65:
(2pt)

トリックより内容に納得いかなかった

前評判の高い作品だったので、どんなもんかと思って購入。文章はうまいと思いますが、同じ語彙の多用が多かったような。トリックに関してはアリだと思います。でもそこを売り文句にしてしまうと余計先が見えていただけないと思うんですが。内容に関しては、やはり本格にありがちなトリックありきの作品というか、犯罪小説のキモである犯人の心理がまた随分と一面的で、そこから犯行へ走るあたりの説得力が全く感じられず。宗教やら殺人やら、テーマが大きく重たい割に切り込みが浅くて作品で示されている説明だけではどうにも釈然としなかった。この辺不満というより、多少不愉快でした。作者が意図したところの、結末の後味の悪さはそれほど気になりませんでしたが、作品自体の出来には少々疑問。トリックだけを楽しみたいならまあ良いのではと思います。
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No.64:
(5pt)

重い

貫井さんの本はこれが初めてだったのですが実におもしろい。一気に読みたくなります。ただし、読み終わった後は何か心に重いものが残るそんな一冊です。爽やかな気分にはなれませんがこれはこれで読み応えがあっておもしろいと思います。
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No.63:
(5pt)

ミステリーファンじゃない人へ

ミステリーなど読んだことがなかったんですが、この一冊を読んで変わりました。読者をグイグイと引っ張る圧倒的な筆力に、シンプルな仕掛け。映画「ユージュアル・サスペクツ」を見てるような印象?とにかく一読をオススメします。
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No.62:
(4pt)

引きずってます・・・

読み始めた当初、非常に主人公の警視に好感を抱き読み進めたのですが、途中で「あること」に気付き不快感を覚えました。もちろんこれも作者の意図だと思ったので評価は高めにしました。他にもカルト教団についてのミステリーも読みましたが(例えば永井泰宇の「カルト39」等)もう少し一般人にも「ありえるかも・・・」と思える設定にして欲しかったです。全体的には読み易かったのですが、どうにも読んだ後の胸に残る黒いもやもやが消えず、貫井徳郎の別の作品が清々しい物であれば消えるかと思い書店に走りました。
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No.61:
(4pt)

軽い錯覚

面白い書き方です。読み始めて、読み進みそして読み終わると私は勘違いしてたのか、と思うのです。貫井さんの作品は良く知らず、この作品がデビュー作だと知り、こんなアイディアもありなんだなという感じです。先入観なく読んでみると面白いですよ。読み出したらすぐでした。
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No.60:
(5pt)

読者が、助走をつけて、全速力で完走できる本

新興宗教と幼女誘拐という、世間を騒がせた題材なので、ちょっと、のぞいてみたいと思った。でも、四分の一を過ぎたあたりから、もう、引きずり込まれるように読んだ。歪んでるようで、誰にもありえることのような気がした。読者を裏切らない本だと思う。他の作品も読んでみたいと思わせる作品だ。
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No.59:
(3pt)

読みやすさは保証します ミステリーにスレテナイ人なら

あまりにも評判が高かったので手に取ってしまいました。冒頭 確かに読みやすい。小説ってどんなに面白いものでも感情移入するまでに時間がかかるものなのですが、これはすいすいスムーズにはいっていけます。展開も悪くない。ただあっと驚く仕掛けがあるのですが。ぼく これ 気がついちゃったんですよ 涙多分他にも結構気がついちゃった人いらっしゃるんじゃないかな。意外といえば意外なんだけどでも読めちゃうんですよね。それに新興宗教については既に知られているようなことばかりだし。筆力は充分に認めます。損はしません。でも秀作までは行かないような気がします。
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No.58:
(2pt)

それほど。

 なんだか、えらく評判がいいように感じて読んでみました。 確かにこの作者には見事な筆力はありますが、物語はあまりに先が読め、後半は状況の設定に少々無理があり、物語前中盤の根幹となる宗教へののめりこみも、上手に書いてはいるけれど説得力は弱い。おまけに肝心の物語の終盤のカタルシスは全く無く、頑張って読んだけど、ハズレだったかな、全然駄目な作品ってとこまでは行かないけど、読む価値はあまり無いかなと思いました。 筆力はあるんですけどねえ。だから、軽いノリの文章ではなく、重厚と言ってもよいくらいなのに、気持ちよく読み進めるのですが。残念。
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