■スポンサードリンク
(短編集)
ジョーカー・ゲーム
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ジョーカー・ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全236件 141~160 8/12ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
通勤の時間つぶしに先輩のススメで購入しました。ダブルジョーカーの方も同時に購入。スパイ機関が無理難題な任務を平然とこなすといった感じですがさまざまな危機への対処法や、根回しを行っているから遂行できるといったもので大変読み応えのある作品であると思います。面白いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スパイ小説。 スパイ養成機関の絶対的指導者と、そこに集められた優秀すぎるメンバー が主人公。 荒唐無稽といってしまえばそれまで。だが、「007」や「ゴルゴ13」 を楽しめる人なら、この本も楽しめるだろう。 多少無理めな設定もあるが、信じさせようとする著者の筆力と、信じたい と思う読者の想像力があれば、それは乗り越えられる。 二者を結びつけるのは、思想か。 特殊な環境にある人間、自分ではない他の誰かの人間の気持ちの中に入る ためには、その人間の考え方が理解できなければならない。その考え方の 柱を著者が提供できるか否か、読者が共感できるか否かが鍵である。 この本には、その考え方の柱がある。鍵は「存在を消す−」か。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スパイ小説。スパイ養成機関の絶対的指導者と、そこに集められた優秀すぎるメンバーが主人公。荒唐無稽といってしまえばそれまで。だが、「007」や「ゴルゴ13」を楽しめる人なら、この本も楽しめるだろう。多少無理めな設定もあるが、信じさせようとする著者の筆力と、信じたいと思う読者の想像力があれば、それは乗り越えられる。二者を結びつけるのは、思想か。特殊な環境にある人間、自分ではない他の誰かの人間の気持ちの中に入るためには、その人間の考え方が理解できなければならない。その考え方の柱を著者が提供できるか否か、読者が共感できるか否かが鍵である。この本には、その考え方の柱がある。鍵は「存在を消す−」か。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
’08年、「このミステリーがすごい!」国内編で第2位に、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門で第3位に堂々ランクインした連作短編集。’09年度「第30回吉川英治文学新人賞」、「第62回日本推理作家協会賞・長編及び連作短編集部門」をダブル受賞。本書で柳広司は大ブレイクした。 太平洋戦争突入前の昭和10年代。結城中佐が独自で陸軍内でつくったスパイ養成機関“D機関”。その5つのエピソードが語られる。 『ジョーカー・ゲーム』憲兵隊が暴けなかった親日派外国人のスパイ容疑を調査する。 『幽霊−ゴースト−』横浜の英国総領事館公邸に出入りする機関卒業生による調査の顛末。 『ロビンソン』ロンドンに潜入し、英国諜報機関に捕らえられた機関卒業生の脱出行。 『魔都』上海に潜入し、当地の派遣憲兵隊大尉の真の姿を暴く。 『XX−ダブル・クロス−』二重スパイの証拠固めの最中に起こった密室殺人の真相は。 これまでのエスピオナージュものの長編では、映像化しやすい超人的なヒーローがスパイ必携の大道具・小道具を駆使して敵の目をかいくぐって極秘情報を手に入れたり、自国に潜入したスパイを監視したり倒したり、場合によっては要人警護・確保・暗殺など手に汗握る諜報戦やアクション、スケールの大きな国際謀略が売り物だった。 ところが本書においては、結城中佐という、きわめて個性的で強烈なキャラクターをもって、「死ぬな、殺すな」という戦時においては逆説的な“D機関”というスパイ機関そのものの存在をフィーチャーした、謎解きの興趣に満ちた、パンチとひねりの効いた、かつ贅肉をそぎ落とした文章で綴られ、ストレートに読みきれるハイレベルな短編の集合体にしたところが大きな特長であろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
’08年、「このミステリーがすごい!」国内編で第2位に、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門で第3位に堂々ランクインした連作短編集。’09年度「第30回吉川英治文学新人賞」、「第62回日本推理作家協会賞・長編及び連作短編集部門」をダブル受賞。本書で柳広司は大ブレイクした。太平洋戦争突入前の昭和10年代。結城中佐が独自で陸軍内でつくったスパイ養成機関“D機関”。その5つのエピソードが語られる。『ジョーカー・ゲーム』憲兵隊が暴けなかった親日派外国人のスパイ容疑を調査する。『幽霊−ゴースト−』横浜の英国総領事館公邸に出入りする機関卒業生による調査の顛末。『ロビンソン』ロンドンに潜入し、英国諜報機関に捕らえられた機関卒業生の脱出行。『魔都』上海に潜入し、当地の派遣憲兵隊大尉の真の姿を暴く。『XX−ダブル・クロス−』二重スパイの証拠固めの最中に起こった密室殺人の真相は。これまでのエスピオナージュものの長編では、映像化しやすい超人的なヒーローがスパイ必携の大道具・小道具を駆使して敵の目をかいくぐって極秘情報を手に入れたり、自国に潜入したスパイを監視したり倒したり、場合によっては要人警護・確保・暗殺など手に汗握る諜報戦やアクション、スケールの大きな国際謀略が売り物だった。ところが本書においては、結城中佐という、きわめて個性的で強烈なキャラクターをもって、「死ぬな、殺すな」という戦時においては逆説的な“D機関”というスパイ機関そのものの存在をフィーチャーした、謎解きの興趣に満ちた、パンチとひねりの効いた、かつ贅肉をそぎ落とした文章で綴られ、ストレートに読みきれるハイレベルな短編の集合体にしたところが大きな特長であろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
言葉遣いとかがいまふうで気になるところもありますが、近年ないスパイ小説の大作ですないですか 一冊目と比べると二作目は落ちた気がしますので、ぜひ三作目で巻き返してください。 打倒1位。もう一階、ジョーカーゲーム級がでたら絶対にいけますよ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
言葉遣いとかがいまふうで気になるところもありますが、近年ないスパイ小説の大作ですないですか一冊目と比べると二作目は落ちた気がしますので、ぜひ三作目で巻き返してください。打倒1位。もう一階、ジョーカーゲーム級がでたら絶対にいけますよ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スパイ物が好きなのと、「このミス」等さまざまなランキングで上位にあがっていたのでで読んでみました。 D機関設立までの経緯や、軍部との軋轢や、結城中佐の伝説化された過去などはおもしろいのですが、ひとつひとつの短編は、うーん、さらりとしすぎているかなあ。おお!と感激するところがない。 とはいえ、ダブル・ジョーカーも読むつもりです。 出番の少ない結城中佐の壮大なスパイ物をいつか読んでみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スパイ物が好きなのと、「このミス」等さまざまなランキングで上位にあがっていたのでで読んでみました。 D機関設立までの経緯や、軍部との軋轢や、結城中佐の伝説化された過去などはおもしろいのですが、ひとつひとつの短編は、うーん、さらりとしすぎているかなあ。おお!と感激するところがない。 とはいえ、ダブル・ジョーカーも読むつもりです。 出番の少ない結城中佐の壮大なスパイ物をいつか読んでみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
5編から構成される短編集です。 それぞれの短編は、D機関そのものの 活動を扱ったもの、D機関出身者の 活動を扱ったものです。 スパイを養成する過程、 スパイに必要な行動規範などが 鋭角的に描かれています。 すべてに「とらわれない」こと 寂しくかっこいいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
5編から構成される短編集です。 それぞれの短編は、D機関そのものの 活動を扱ったもの、D機関出身者の 活動を扱ったものです。 スパイを養成する過程、 スパイに必要な行動規範などが 鋭角的に描かれています。 すべてに「とらわれない」こと 寂しくかっこいいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昭和十年代を舞台に、陸軍中野学校を先鋭化した様なスパイ養成機関、通称「D機関」、に纏わるエピソードをゲーム感覚で描いた連作中編集。D機関のメンバ達はスパイ活動をゲームとして捉えているので、作者と合わせ、二重のゲーム感覚で綴られた爽快感が売り物と言えよう。全編を貫くのは、機関の創設者、結城中佐の漆黒の底意。 タイトル作「ジョーカー・ゲーム」は、D機関に反発する参謀本部から監視役兼パイプ役として送り込まれた佐久間中尉が味わう悲哀を皮肉な視点で描いたもの。ただし、メンバと佐久間を初めとする軍人との思想的対比は型通りだし、挨拶代わりの作品と言った印象。「幽霊」は、メンバの蒲生の活動を通して、スパイのあり方をコーチングした様な作品。題名を巧みに絡めた創りではあるが、小説としての肉付けが足りない気がした。むしろ、英国領事の夫婦のあり方が笑いを誘う。「ロビンソン」は、英国においてスパイである事が露見した伊沢の行動を通して、捕獲されたスパイの有り様を描いたものだが、全体構想と小道具の用法が巧みで洒脱な出来だと思った。作者にも、やっと遊び心が出て来た感じ。「魔都」の舞台は上海。憲兵隊の内通者探しが眼目だが、これまでの作品と異なり、本事案とD機関の係わりが当初不明な点が特徴。前作と合わせ、小説として練れて来ている感がある。内通者の正体は容易に推測出来るが、D機関との係わりと共に、もう一つの真相が意表を突く。往時の上海の雰囲気も良く書き込まれている。「XX」は、メンバの飛崎に卒業試験として、ドイツ人二重スパイの死の謎を解かせると言う、これまた凝った趣向。「幻想を観ずに現実を観ろ」との本作の主題を象徴した作品。 Daemon, Devil, Darkness, Dangerous。結城中佐に代表される、暗くて危険で悪魔的な「D」機関。面白い狙いで、小説としてこなれて来た後半三作は特に読み応えがあった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昭和十年代を舞台に、陸軍中野学校を先鋭化した様なスパイ養成機関、通称「D機関」、に纏わるエピソードをゲーム感覚で描いた連作中編集。D機関のメンバ達はスパイ活動をゲームとして捉えているので、作者と合わせ、二重のゲーム感覚で綴られた爽快感が売り物と言えよう。全編を貫くのは、機関の創設者、結城中佐の漆黒の底意。 タイトル作「ジョーカー・ゲーム」は、D機関に反発する参謀本部から監視役兼パイプ役として送り込まれた佐久間中尉が味わう悲哀を皮肉な視点で描いたもの。ただし、メンバと佐久間を初めとする軍人との思想的対比は型通りだし、挨拶代わりの作品と言った印象。「幽霊」は、メンバの蒲生の活動を通して、スパイのあり方をコーチングした様な作品。題名を巧みに絡めた創りではあるが、小説としての肉付けが足りない気がした。むしろ、英国領事の夫婦のあり方が笑いを誘う。「ロビンソン」は、英国においてスパイである事が露見した伊沢の行動を通して、捕獲されたスパイの有り様を描いたものだが、全体構想と小道具の用法が巧みで洒脱な出来だと思った。作者にも、やっと遊び心が出て来た感じ。「魔都」の舞台は上海。憲兵隊の内通者探しが眼目だが、これまでの作品と異なり、本事案とD機関の係わりが当初不明な点が特徴。前作と合わせ、小説として練れて来ている感がある。内通者の正体は容易に推測出来るが、D機関との係わりと共に、もう一つの真相が意表を突く。往時の上海の雰囲気も良く書き込まれている。「XX」は、メンバの飛崎に卒業試験として、ドイツ人二重スパイの死の謎を解かせると言う、これまた凝った趣向。「幻想を観ずに現実を観ろ」との本作の主題を象徴した作品。 Daemon, Devil, Darkness, Dangerous。結城中佐に代表される、暗くて危険で悪魔的な「D」機関。面白い狙いで、小説としてこなれて来た後半三作は特に読み応えがあった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公とひとつの設定を軸に中編をまとめあげるのは結構難しいのだけどこの作品は素晴らしい。 時代背景と主人公の結城中佐の思想が本当にうまくマッチしている。 多分、作者は大映の陸軍中野学校をもとに創作したとおもいますが、この作品は更に深く冷徹な世界を見せてくれます。 このような機関が本当に存在していれば日本の戦史も変わっていたでしょうね。 ダブルジョーカーもよくできていました。次回の作品も期待していますがあまり拙速に作品を出さなくてもよいので構想がしっかりと練られた作品を期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公とひとつの設定を軸に中編をまとめあげるのは結構難しいのだけどこの作品は素晴らしい。 時代背景と主人公の結城中佐の思想が本当にうまくマッチしている。 多分、作者は大映の陸軍中野学校をもとに創作したとおもいますが、この作品は更に深く冷徹な世界を見せてくれます。 このような機関が本当に存在していれば日本の戦史も変わっていたでしょうね。 ダブルジョーカーもよくできていました。次回の作品も期待していますがあまり拙速に作品を出さなくてもよいので構想がしっかりと練られた作品を期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代ではない話ってその世界に入り込むまで時間がかかりませんか? まぁスパイが暗躍するなんて今の時代には合わないけど。 淡々としている。カッコ良さもあまり感じなかったなぁ… 読み進めていくと分かる答えも「あっそ」って感じでした。 ただXXは今後使ってみようかな、なんて思いましたよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代ではない話ってその世界に入り込むまで時間がかかりませんか? まぁスパイが暗躍するなんて今の時代には合わないけど。 淡々としている。カッコ良さもあまり感じなかったなぁ… 読み進めていくと分かる答えも「あっそ」って感じでした。 ただXXは今後使ってみようかな、なんて思いましたよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
醸し出す雰囲気はいい。しかしミステリーとしてはいまいち。 最後の「XX」なんて、どこかで読んだことのある話。 でも、雰囲気はいい。 このシリーズでなんぼでも書けそうだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
醸し出す雰囲気はいい。しかしミステリーとしてはいまいち。 最後の「XX」なんて、どこかで読んだことのある話。 でも、雰囲気はいい。 このシリーズでなんぼでも書けそうだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供の頃に空想したような「かっこいいスパイ」を 少し大人向けに書きました、といった内容。 読了後に余韻が残るとか、考えさせれるというものではなく、 ただ読んでいる瞬間ワクワクできるといった感じの娯楽本です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!