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(短編集)
ジョーカー・ゲーム
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ジョーカー・ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全236件 181~200 10/12ページ
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もう少し深く話の合間に、当時の軍思想・社会生活と主役のD機関の対比や確執を挿入して描いているのかと思ったが、意外にさらっとした内容で、普通の少しおしゃれなスパイ娯楽小説という感じ。面白くない事はないが、新鮮さや驚き、意外性もなく読み終えたら即内容を忘れてしまう。1話完結の短編5話なので出張の新幹線の中での暇つぶしや、待ち合わせに早く来すぎた際の時間つぶしにはよいかも。ただその際もあえてこの本を選ぶ理由はない。 来年あたり、もしこの本の話題が何かの機会に出た時には 「あ〜なんか昔そんなスパイの話の小説あったね〜、内容忘れたけど・・・。」と会話しそうな本。 | ||||
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背景とかを見てちょっとめんどくさそう、と思いましたが、簡単でした。短編であっさり真実判明するので、ストレスたまらずあっさり読めます。 通勤中に読むのに適してるタイプだと思ったので文庫化まて待てばよかったな〜。 | ||||
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背景とかを見てちょっとめんどくさそう、と思いましたが、簡単でした。短編であっさり真実判明するので、ストレスたまらずあっさり読めます。通勤中に読むのに適してるタイプだと思ったので文庫化まて待てばよかったな〜。 | ||||
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「2009本屋大賞第3位」「このミステリーがスゴイ!第2位」「第62回日本推理作家協会賞受賞!」 これらに惹かれて買ってみましたが、全てが幼稚に見えました。 作者の自虐史観も42という年齢にしては惨い。 トリックも、プロットも、言葉選びも特段優れているとも思えない。 私が中高生の時読んでいたら、満足していたと思います。 | ||||
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2009本屋大賞第3位、このミステリーがスゴイ!第2位、第62回日本推理作家協会賞受賞! これらに惹かれて買ってみましたが、全てが幼稚に見えました。 作者の自虐史観も42という年齢にしては惨い。 トリックもプロットも言葉選びも特段優れているとも思えない。 私が中高生の時読んでいたら、満足していたと思います。 | ||||
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戦時中(この単語も古いのか?)の世界をもとにした話なので難しいのかなと躊躇していたのですが、読み出すとスラスラ読めました。一話完結の5話収録されていて一話大体50ページ、一時間程度。TVドラマで言うと、一話あたりの内容が、1時間か2時間ドラマくらいです。戦時中はゾルゲというスパイも実際に暗躍していたので、これは面白そうだと購入しました。話が短い分、読み始めたら頭の中の記憶があるうちに事件が解決します。なんとなく勘で黒幕がわかったりもしますが、謎解きというよりも、この戦時中の雰囲気を上手く表現していて、どちらかというとその雰囲気にドップリ浸かる事の方が心地よかったです。飛崎君はどうなったのでしょうか?最前線に移動になったようですが、多分、激戦区中の激戦区に送り込まれたのでしょう。読んだ後になんともいえない余韻が残りました。 | ||||
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戦時中(この単語も古いのか?)の世界をもとにした話なので難しいのかなと躊躇していたのですが、読み出すとスラスラ読めました。一話完結の5話収録されていて一話大体50ページ、一時間程度。TVドラマで言うと、一話あたりの内容が、1時間か2時間ドラマくらいです。戦時中はゾルゲというスパイも実際に暗躍していたので、これは面白そうだと購入しました。話が短い分、読み始めたら頭の中の記憶があるうちに事件が解決します。なんとなく勘で黒幕がわかったりもしますが、謎解きというよりも、この戦時中の雰囲気を上手く表現していて、どちらかというとその雰囲気にドップリ浸かる事の方が心地よかったです。飛崎君はどうなったのでしょうか?最前線に移動になったようですが、多分、激戦区中の激戦区に送り込まれたのでしょう。読んだ後になんともいえない余韻が残りました。 | ||||
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日本にも本当にあったのかと思わせるスパイ小説。 ちょっと近代歴史に興味を持っている人には楽しめる作品なのではないか。 小難しくなく、すぐ読めてしまう。 あまり後味が残らない作品かと。 | ||||
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日本にも本当にあったのかと思わせるスパイ小説。 ちょっと近代歴史に興味を持っている人には楽しめる作品なのではないか。 小難しくなく、すぐ読めてしまう。 あまり後味が残らない作品かと。 | ||||
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諜報員養成学校、通称「D機関」で養成されたスパイ達のミッションが、いわゆる「連作短編」という形で全5作収録されています。 中でも最初の「ジョーカー・ゲーム」では、実際のミッションのみならず、そのD機関に参謀本部から出向させられた佐久間の目を通し、D機関のあらまし、訓練の様子が描かれています。 そして佐久間の目に映るスパイ達は、佐久間のように「名誉」や「愛国心」のために働くわけではなく、彼らにあるのは「自分ならこの程度のことはできなければならない」という自尊心だけ。この「自分なら〜できなければならない」という言葉は全5作の中で数回出てきますので、頭に留めて読まれるとよろしいかと思います。 ただ、私個人的な感想としては、残念ながら全5作のストーリーの作りに関し、話の展開、結末と悪くはないのですがイマイチのめりこめませんでした。 徹底したエンターティメントスパイ小説だと思うのですが、ハラハラドキドキ感がなぜか気薄。そして、主要人物にも心をつかまれるものがなく、読んでいてどうしても注意力が散漫になってしまうんですよ(もともと面白い小説だと周囲が見えなくなるほどのめり込む人間なんですが…)。 唯一、存在感らしきものを感じたのはD機関の発案者、結城中佐なのですが、それも「もうちょっと人物像を詳細に描き、読むだけで身震いするほどのカリスマ性を感じさせてほしかった」と思いました。 | ||||
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諜報員養成学校、通称「D機関」で養成されたスパイ達のミッションが、いわゆる「連作短編」という形で全5作収録されています。 中でも最初の「ジョーカー・ゲーム」では、実際のミッションのみならず、そのD機関に参謀本部から出向させられた佐久間の目を通し、D機関のあらまし、訓練の様子が描かれています。 そして佐久間の目に映るスパイ達は、佐久間のように「名誉」や「愛国心」のために働くわけではなく、彼らにあるのは「自分ならこの程度のことはできなければならない」という自尊心だけ。この「自分なら〜できなければならない」という言葉は全5作の中で数回出てきますので、頭に留めて読まれるとよろしいかと思います。 ただ、私個人的な感想としては、残念ながら全5作のストーリーの作りに関し、話の展開、結末と悪くはないのですがイマイチのめりこめませんでした。 徹底したエンターティメントスパイ小説だと思うのですが、ハラハラドキドキ感がなぜか気薄。そして、主要人物にも心をつかまれるものがなく、読んでいてどうしても注意力が散漫になってしまうんですよ(もともと面白い小説だと周囲が見えなくなるほどのめり込む人間なんですが…)。 唯一、存在感らしきものを感じたのはD機関の発案者、結城中佐なのですが、それも「もうちょっと人物像を詳細に描き、読むだけで身震いするほどのカリスマ性を感じさせてほしかった」と思いました。 | ||||
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本屋大賞3位、このミス2位のこの本。 でも私的には、全くスルーでした。 スパイもの、第2次大戦、D機関…、もうこの段階で苦手分野なのでお手上げだと思っていました。 が…、食わず嫌いを大反省することに…w。 ズッポリとハードなものがお好きな方には、物足りなかったかもしれませんが、連作短編でとても読みやすいのに、キャラクターが、とてもしっかりと描かれているのでたっぷり充実の読み応え。 おまけに構成もお上手! 柳さん、はじめて読みますが、本当に巧い作家さんだと思います 結城は一度として主人公となることはないのですが、周りの人々によって描きだされる結城の存在感が凄い。 結城の過去を描いた作品があるのでは…と思うほど。 続編が描かれるのであれば、彼自身が描かれるのでしょうか。 そんな長編をぜひ、読んでみたい! | ||||
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図書館で予約しても1年以上も待たされるので買ってしまいました。 購入する方はほとんど男性だと思います。 レジの前ではちょっと勇気が必要でした。 中佐とD機関の活躍談はジェームス・ボンドのように派手でなく、アシェンデンのように地味でもなく、経費のくだりはヴォルフガング・ロッツのお金の話を思い出しました。 中佐ご自身の緻密な論理と完璧さはシャーロック・ホームズみたいです。 そして男性中心の女性観も彼にとても似ていると思いますが・・・。 でも中佐、世界にはアイリーン・アドラーのような女性もいることをお忘れなく。 第2弾のカバーイラストもクールなものをお願いします。 最後に、第4話の憲兵隊の軍曹さんに何となく惹かれて「5」にしました! | ||||
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本屋大賞3位、このミス2位のこの本。 でも私的には、全くスルーでした。 スパイもの、第2次大戦、D機関…、もうこの段階で苦手分野なのでお手上げだと思っていました。 が…、食わず嫌いを大反省することに…w。 ズッポリとハードなものがお好きな方には、物足りなかったかもしれませんが、連作短編でとても読みやすいのに、キャラクターが、とてもしっかりと描かれているのでたっぷり充実の読み応え。 おまけに構成もお上手! 柳さん、はじめて読みますが、本当に巧い作家さんだと思います 結城は一度として主人公となることはないのですが、周りの人々によって描きだされる結城の存在感が凄い。 結城の過去を描いた作品があるのでは…と思うほど。 続編が描かれるのであれば、彼自身が描かれるのでしょうか。 そんな長編をぜひ、読んでみたい! | ||||
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太平洋戦争直前のきな臭い時代、まだ「スパイ」がリアルだった時代。 少年だったら一度はあこがれる職業「スパイ」。これを大変楽しく、ドキドキさせながら読ませる作品。 スパイというとややこしい政治的な話もあるかと思いきや、結構そこらは単純明快。ダークなところは少なく、楽しめるエンターテインメントになっている。 他の人も述べているが、実に映画的。中佐は極端にキャラが立っているし、登場するスパイも個性的。大変楽しめました。あと1冊ぐらいこの内容の作品を読みたい。 | ||||
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太平洋戦争直前のきな臭い時代、まだ「スパイ」がリアルだった時代。 少年だったら一度はあこがれる職業「スパイ」。これを大変楽しく、ドキドキさせながら読ませる作品。 スパイというとややこしい政治的な話もあるかと思いきや、結構そこらは単純明快。ダークなところは少なく、楽しめるエンターテインメントになっている。 他の人も述べているが、実に映画的。中佐は極端にキャラが立っているし、登場するスパイも個性的。大変楽しめました。あと1冊ぐらいこの内容の作品を読みたい。 | ||||
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死ぬな、殺すな、というものがスパイとして生きるための大原則だという。これが、この作品の登場人物の行動原則でもある。 この作品の世界では、この原則が当たり前のことではない。第二次大戦間際の、戦前日本。その異様さが浮き彫りになる。当時、生きて虜囚の辱めを受けず。と言われた。スパイは卑怯だ。軍部では、要するに、そう考えられていた。その雰囲気がよく分かる。 陸軍中野学校をモデルとしたD機関は、上記の原則によって、時代と、軍部と、就中憲兵隊と鋭く対峙する。同時に、現代という時代が、戦前という鏡に映りこむ。その中心に、魔王と称されるD機関の創設者、結城中佐がいる。軍事に徹した合理主義の権化である。 ミステリーとしては、緻密に構成された短編の連作である。とらわれるな、というのが結城中佐が掲げるもう一つの原則であるが、ミステリーの核心そのものでもある。死ぬな、殺すな、とらわれるな、という原則が、お題目ではなく、小説を駆動する力と不可分になっており、稀な物語が紡ぎだされている。 徹底した合理主義は、ニヒリズムを孕む。軍事に特化したとしてもその事情は変わらない。現実には、作中にあるように、そんなカテゴライズをゆるさない。D機関の理想とするスパイがありえるかどうか? そんな疑問と表裏一体となって作品が存在している。最後の場面を読者がどうとらえるか? それによってこの作品は様々に評価が分かれることになる。 | ||||
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死ぬな、殺すな、というものがスパイとして生きるための大原則だという。これが、この作品の登場人物の行動原則でもある。 この作品の世界では、この原則が当たり前のことではない。第二次大戦間際の、戦前日本。その異様さが浮き彫りになる。当時、生きて虜囚の辱めを受けず。と言われた。スパイは卑怯だ。軍部では、要するに、そう考えられていた。その雰囲気がよく分かる。 陸軍中野学校をモデルとしたD機関は、上記の原則によって、時代と、軍部と、就中憲兵隊と鋭く対峙する。同時に、現代という時代が、戦前という鏡に映りこむ。その中心に、魔王と称されるD機関の創設者、結城中佐がいる。軍事に徹した合理主義の権化である。 ミステリーとしては、緻密に構成された短編の連作である。とらわれるな、というのが結城中佐が掲げるもう一つの原則であるが、ミステリーの核心そのものでもある。死ぬな、殺すな、とらわれるな、という原則が、お題目ではなく、小説を駆動する力と不可分になっており、稀な物語が紡ぎだされている。 徹底した合理主義は、ニヒリズムを孕む。軍事に特化したとしてもその事情は変わらない。現実には、作中にあるように、そんなカテゴライズをゆるさない。D機関の理想とするスパイがありえるかどうか? そんな疑問と表裏一体となって作品が存在している。最後の場面を読者がどうとらえるか? それによってこの作品は様々に評価が分かれることになる。 | ||||
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バラエティに富んだ短編で一気に読めます。ドラマ化・映画化に向きそうな内容です。 自分の能力に誇りを持ち、どんな困難なミッションも弱音を吐かずこなすスパイ養成学校の面々と、すべてを見通しながらも無駄な説明を一切しないクールな上官。個人的には、そんなスパイの世界になじめずやめていく生徒の話が印象に残っています。肩のこらないエンタメ小説。続きが読みたい。 | ||||
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バラエティに富んだ短編で一気に読めます。ドラマ化・映画化に向きそうな内容です。 自分の能力に誇りを持ち、どんな困難なミッションも弱音を吐かずこなすスパイ養成学校の面々と、すべてを見通しながらも無駄な説明を一切しないクールな上官。個人的には、そんなスパイの世界になじめずやめていく生徒の話が印象に残っています。肩のこらないエンタメ小説。続きが読みたい。 | ||||
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