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(短編集)
ジョーカー・ゲーム
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ジョーカー・ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全236件 201~220 11/12ページ
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終わりの2編が普通の推理物になっているのが残念でしたが、 概ね良かったです。スパイの活躍よりもその心構えというのに触れていたのは良かったです。スパイの資質とは抑えきれないほどの大きな自尊心のようなことが語られていましたが、 小説で語られているのはかなり異能な集団でしたね。 面白かっただけにもうちょっとボリュームがあるとさらに嬉しかったです。 | ||||
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終わりの2編が普通の推理物になっているのが残念でしたが、 概ね良かったです。スパイの活躍よりもその心構えというのに触れていたのは良かったです。スパイの資質とは抑えきれないほどの大きな自尊心のようなことが語られていましたが、 小説で語られているのはかなり異能な集団でしたね。 面白かっただけにもうちょっとボリュームがあるとさらに嬉しかったです。 | ||||
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本書はスパイ小説です。全部で250ページで短編が5編あります。日本軍に存在するD機関というスパイ養成機関のスパイ軍団が活躍する短編集である。D機関の創始者である結城中佐の人柄が間接的ににじみ出るような感じでした。私の中で一生もっておきたいベストな本にはならないですが、娯楽のために読んでもいい本だなと思います。 ジョーカー・ゲーム:D機関をスパイする佐久間の話。D機関と軍隊とでは大きく違うのに佐久間は戸惑う。スパイの容疑がかかっているジョン・ゴードンの容疑を探すために、三好が指揮を取る。私は二番目に好きな話である。 幽霊:蒲生次郎がグラハム氏をマークする話。 ロビンソン:井沢和男が相手方に捕まる。ロビンソンクルーソーを結城中佐から餞別としてもらい、それをヒントに逃走する話。私は一番好きな話である。 魔都:中国の話。及川大尉に命じられ、敵の内通者が誰なのか調査に乗り出すことになるのだが、及川大尉の家が爆破された。その犯人を捜すために本間軍曹が奔走する。 XX:ドイツ人カール・シュナイダーが殺された。彼は独ソの二重スパイである。彼について調べるのが、陸軍少尉からスパイになった飛崎弘行である。 | ||||
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本書はスパイ小説です。全部で250ページで短編が5編あります。日本軍に存在するD機関というスパイ養成機関のスパイ軍団が活躍する短編集である。D機関の創始者である結城中佐の人柄が間接的ににじみ出るような感じでした。私の中で一生もっておきたいベストな本にはならないですが、娯楽のために読んでもいい本だなと思います。 ジョーカー・ゲーム:D機関をスパイする佐久間の話。D機関と軍隊とでは大きく違うのに佐久間は戸惑う。スパイの容疑がかかっているジョン・ゴードンの容疑を探すために、三好が指揮を取る。私は二番目に好きな話である。 幽霊:蒲生次郎がグラハム氏をマークする話。 ロビンソン:井沢和男が相手方に捕まる。ロビンソンクルーソーを結城中佐から餞別としてもらい、それをヒントに逃走する話。私は一番好きな話である。 魔都:中国の話。及川大尉に命じられ、敵の内通者が誰なのか調査に乗り出すことになるのだが、及川大尉の家が爆破された。その犯人を捜すために本間軍曹が奔走する。 XX:ドイツ人カール・シュナイダーが殺された。彼は独ソの二重スパイである。彼について調べるのが、陸軍少尉からスパイになった飛崎弘行である。 | ||||
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評判になったので、重い内容かなとは思いつつ買ってみたが、 意外な事に、同じ組織の話という共通点がある短編がいくつか。 が、以外に面白い 良質な本という感じの印象を受けた。 短い時間で、話題作を読み、飽きないで良質な本を の三点を求める時には一押しの本です | ||||
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評判になったので、重い内容かなとは思いつつ買ってみたが、 意外な事に、同じ組織の話という共通点がある短編がいくつか。 が、以外に面白い 良質な本という感じの印象を受けた。 短い時間で、話題作を読み、飽きないで良質な本を の三点を求める時には一押しの本です | ||||
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内容については他の方も触れているので、特徴的なパッケージについて書きたいと思います。 自分はこの本を初めて見かけたのは書店だったのですが、平積みになっていたこともあり非常に存在感がありました。 他の本とは一線を隔した特徴的な色使い、シンプルながら印象的なタイトル。 当然内容も満足のいくものでした。 良い本は装丁にも気合が入っているということでしょうか?角川の編集さんグッジョブといわざるを得ないでしょう | ||||
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内容については他の方も触れているので、特徴的なパッケージについて書きたいと思います。 自分はこの本を初めて見かけたのは書店だったのですが、平積みになっていたこともあり非常に存在感がありました。 他の本とは一線を隔した特徴的な色使い、シンプルながら印象的なタイトル。 当然内容も満足のいくものでした。 良い本は装丁にも気合が入っているということでしょうか?角川の編集さんグッジョブといわざるを得ないでしょう | ||||
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これほど評価の分かれる作品も珍しいと思います。読みやすくて、半日で読了しました。しかし、何が面白かったのかと聞かれると、確かにちょっと困ってしまう。ストーリーが練られているわけでもなければ、魅力的な人物が登場するわけでもない。登場人物がクールで、彼らの情熱に酔うこともできない。ただ、うまく表現できないのですが、筆致になにかしらの安定感がある。安心して読んでいられる。ワクワク感があるというより、心地よい安定感ですね。決して読者を裏切らない。そう、確かにDEEPなミステリーの読者を満足させることは難しいかも知れません。しかし、一服の清涼剤として、一日の疲れを癒す読書の楽しみは十分に与えてくれる力作だと思います。 | ||||
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これほど評価の分かれる作品も珍しいと思います。読みやすくて、半日で読了しました。しかし、何が面白かったのかと聞かれると、確かにちょっと困ってしまう。ストーリーが練られているわけでもなければ、魅力的な人物が登場するわけでもない。登場人物がクールで、彼らの情熱に酔うこともできない。ただ、うまく表現できないのですが、筆致になにかしらの安定感がある。安心して読んでいられる。ワクワク感があるというより、心地よい安定感ですね。決して読者を裏切らない。そう、確かにDEEPなミステリーの読者を満足させることは難しいかも知れません。しかし、一服の清涼剤として、一日の疲れを癒す読書の楽しみは十分に与えてくれる力作だと思います。 | ||||
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娯楽作品としては良いのでは?肩のこらない作品で力を入れずに読めます。結城中佐はやっぱり市川雷蔵が浮かびますが・・・現在では誰があてはまりますかね。 | ||||
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娯楽作品としては良いのでは?肩のこらない作品で力を入れずに読めます。結城中佐はやっぱり市川雷蔵が浮かびますが・・・現在では誰があてはまりますかね。 | ||||
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<このミステリーがすごい!2009>第2位、 <週刊文春2008ミステリーベスト10>第3位に ランクインした作品です。 戦前のスパイ養成機関を舞台にしていると聞いて、 謀略小説のようなものをイメージしていたのですが、 読んでみるとミステリ色の強い小説でほっとしました。 5編の短編が収録されていますが、1編、1編が 大変中身の濃い内容で、短いストーリーの中で、 二転三転し、一気に読ませる力があります。 秀逸なのは、スパイ養成機関の設立者の結城中佐の描写。 決して主人公にはなりませんが、 それぞれのストーリーの中で、重要な役割を果たし、 間接的な描き方にも関わらず、 その人物像がじわじわと浮かび上がってくるところは、 この作者の実力を如実に物語っているといえるでしょう。 「東京、横浜、上海、ロンドンで繰り広げられる 最高にスタイリッシュなスパイ・ミステリー」という、 帯宣伝の文句どおりの深い読後感が得られる、 傑作だと思いました。 | ||||
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<このミステリーがすごい!2009>第2位、 <週刊文春2008ミステリーベスト10>第3位に ランクインした作品です。 戦前のスパイ養成機関を舞台にしていると聞いて、 謀略小説のようなものをイメージしていたのですが、 読んでみるとミステリ色の強い小説でほっとしました。 5編の短編が収録されていますが、1編、1編が 大変中身の濃い内容で、短いストーリーの中で、 二転三転し、一気に読ませる力があります。 秀逸なのは、スパイ養成機関の設立者の結城中佐の描写。 決して主人公にはなりませんが、 それぞれのストーリーの中で、重要な役割を果たし、 間接的な描き方にも関わらず、 その人物像がじわじわと浮かび上がってくるところは、 この作者の実力を如実に物語っているといえるでしょう。 「東京、横浜、上海、ロンドンで繰り広げられる 最高にスタイリッシュなスパイ・ミステリー」という、 帯宣伝の文句どおりの深い読後感が得られる、 傑作だと思いました。 | ||||
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正直、もっと内容的にダークで重々しいものを想像していました。 でもそういった感じはなく、するする〜っと気持ちよいぐらいにすいすい読めました。 「こんなに軽く読んじゃってよかったかな」と思ってしまったぐらいです(笑)。 悪魔的な魅力の結城中佐はどの話(ミッション)にも出てきますが、 そのミッションを行うのはいつも別人ですので、中佐自体の出番は少ないです。 それなのに、何あの存在感! 1本ぐらい中佐が主役の話を読みたかったです。1冊まるまるでもいいけど。 短編集で1本を1時間ぐらいで読めます。 個人的にこの装丁は好きですが、文庫でなら買ってもいいかなというのが正直な感想です。 でも、とてもスタイリッシュでかっこいいお話たちです。 結構、女性の方は好きだと思いますよ。 | ||||
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正直、もっと内容的にダークで重々しいものを想像していました。 でもそういった感じはなく、するする〜っと気持ちよいぐらいにすいすい読めました。 「こんなに軽く読んじゃってよかったかな」と思ってしまったぐらいです(笑)。 悪魔的な魅力の結城中佐はどの話(ミッション)にも出てきますが、 そのミッションを行うのはいつも別人ですので、中佐自体の出番は少ないです。 それなのに、何あの存在感! 1本ぐらい中佐が主役の話を読みたかったです。1冊まるまるでもいいけど。 短編集で1本を1時間ぐらいで読めます。 個人的にこの装丁は好きですが、文庫でなら買ってもいいかなというのが正直な感想です。 でも、とてもスタイリッシュでかっこいいお話たちです。 結構、女性の方は好きだと思いますよ。 | ||||
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全編通してのキーパーソンとなる結城中佐の不気味な存在感が圧倒的。 味方の裏切りで窮地に陥り、過酷な拷問を受けてもなお敵の機密情報を奪取し生還した伝説のスパイにして、化け物じみた12人の精鋭を集めたD機関の創立者。 拷問の痕を隠すため常に白手袋をはめ杖をつき片足をひきずって歩く中年男だが、「魔王」の異名は伊達じゃなく、そのカリスマ性は凄まじい。 そんな結城中佐の目にかないD機関に集められたのは、異形の能力が突出した自尊心の化け物たち。 愛とも憎しみとも無縁に冷徹な知略を駆使し、死と隣り合わせの危険を孕む任務さえ一種の「ゲーム」と割り切って、鼻歌口笛まじりに危局の盤面をひっくりかえしていく彼らの姿は強烈な毒をもって読者を魅せる。 国の存亡に命を賭けるスパイを描いた小説が多い中で「ジョーカーゲーム」は異色。 この小説に出てくる男たちは国家になんら信仰を持たない。 敵や身内を出し抜き諜報戦に身を投じるも、国の利益のためというのは建前で、要するに彼らは作中何度も繰り返される「自分にはこれくらいできねばならない」という至上の命題に取り組み続けているのだ。 信義も大儀もなく、なにものにも囚われず、己がどこまでできるか自分の人生さえルーレットに投げ込むサイコロの如く軽快に振って試し続ける彼らの姿はストイックというよりスタイリッシュ。 収録作の中ではとくに「魔都」と「ロビンソン」が面白かった。 結城中佐が表に出てこない話もありますが(むしろそれが大半)、誰が味方か敵かわからない疑心暗鬼の状況の中、錯綜した人間関係の裏で暗躍する「D機関」精鋭の存在感が、物語の緊迫を加速度的に高めていきます。 面白いスパイ小説を読みたい方、悪魔のように頭が切れるニヒリスティックな男が好きな方はぜひご一読を! | ||||
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作品自体は短編集で それぞれの話の中でD機関のスパイ候補生たちが すピア活動を通じ、諸々の事件を解決していく。 物語自体ハードな感じで 簡単に読みこなすのは難しいなぁ、というのが感想。 時代設定が第2次世界大戦前の日本ということで 暗い雰囲気を持っている。 明るさなんか期待も出来ないが、 スパイとして生きていくそれぞれの人物の覚悟や生き様は 読んでいて清々しくもあった。 キャラも立っていて(特に養成機関のトップである結城など) なかなか面白い作品でした。 | ||||
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私が期待した冷徹な結城中佐という人物造形に対し、作者の語り口が必ずしも沿っていないなと感じました。こういうキャラクターを描くには多弁は禁物ですが、結城中佐以外の登場人物の描き方やストーリーの書き込み方がかえって興をそぐ格好になっているのではないか?下手すると結局、結城中佐っていいひとなんだ、という感想を抱いてしまいかねないと思います。 読みやすいし、ストーリーも決して面白くない訳ではないのですが、分かり易す過ぎるなと感じます。それから、帯に掲載されている書店員の皆さんの感想をアテにしない方が良いと思います。すれっからしの読者にははっきり言ってお勧め出来ません。 | ||||
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私が期待した冷徹な結城中佐という人物造形に対し、作者の語り口が必ずしも沿っていないなと感じました。こういうキャラクターを描くには多弁は禁物ですが、結城中佐以外の登場人物の描き方やストーリーの書き込み方がかえって興をそぐ格好になっているのではないか?下手すると結局、結城中佐っていいひとなんだ、という感想を抱いてしまいかねないと思います。 読みやすいし、ストーリーも決して面白くない訳ではないのですが、分かり易す過ぎるなと感じます。それから、帯に掲載されている書店員の皆さんの感想をアテにしない方が良いと思います。すれっからしの読者にははっきり言ってお勧め出来ません。 | ||||
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