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(短編集)
ジョーカー・ゲーム
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ジョーカー・ゲームの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全240件 1~20 1/12ページ
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| 派手なアクションとかではなく、一切の無駄を削ぎ落とした、スパイのリアルな実情を描いた作品 文章も巧みで引き込まれました 面白かったです | ||||
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| 過去に本屋大賞の上位に入っていたので期待していたががっかり。 スパイ物の緊張感とサスペンスが楽しめると思っていたが、残念ながら皆無。 何より作者がスパイに対する偏見がひどすぎる、優秀なスパイは皆変人みたいな表現が最後まで、私は馴染めなかった。 | ||||
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| 軍隊内に作られた独立性の高い秘密組織“D機関”と暗躍する国際スパイ。Dの責任者・結城中佐による、神格化された天皇制への徹底批判が面白い。古来、宗教と軍が結び付くと狂信的になるのは当然。 | ||||
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| ありがとうございました✨ | ||||
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| 面白いが短い。心理描写はほどほどに理路整然とした文章は良くも悪くも謎解き問題が出題されているように感じる。 | ||||
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| 旧・日本陸軍のスパイ養成機関「D機関」を舞台にした、連作短編小説。「D機関」ってなにか聞き覚えがあるなあと思ったら、西村京太郎の小説に「D機関情報」というのがあった。これを意識しているのかちょっとわからないが、いずれにせよかなりの良作である。1編ずつ、物語の内容がヴァリエーションに富んでいるのもよいし、それぞれにクオリティも高い。各メンバーの能力の高さは「Vivant」の主人公を想起させ、同機関の選抜試験などもそっくり。ドラマが参考にしたのかと思うくらい。シリーズは数冊続くので、引き続き読むのを楽しみにしている。 | ||||
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| 印象的だったのは、だいぶ昔に深夜アニメでこの作品を観たのがきっかけ。当時の他の深夜アニメ番組とは全く違うジャンルだっただからだ。画面が暗い場面ばかりで、普通ならスルーして好きな番組を観ていればいいものだが、味見感覚で観た。眠たい目を擦りながら観た。スリリングで観ている側が息を飲むような展開と静かに事が進行するのに、疲れが眠気に力添えする為、何度も寝落ちしている内に放送が終了してしまったのだ。 そのアニメタイトルを忘れて幾年が過ぎた。チラッと本作品が舞台公演するチラシを観た。何だろう、アニメを観たい。住まいのレンタルショップには無い。困った。 ならば、小説を読もう。 大きめの本のタイプが中古店にあったのだが、文庫本をチョイス。 挿し絵無しの文字だけ。それで良い。 イラストが小説の物語にマッチする事もあれば、その逆もあるだろう。 自分は無い方が丁度良かった。。 読んでいくとあの深夜アニメを観た思い出がすっ飛んできた。あの時の展開確かにこうだったとか。当時の緊張感を再認識しながらページをめくり、頭の中でアニメが流れ、目で展開を文字で追う。 おかげで自分はアニメを3話しか観れていないことが判った(しかも所々)。第一次世界大戦の頃の日本の物語。シリーズ作品みたいで全巻購入して臨んだ。 ニッチな作品だと思う。他にもあるみたいだが、まずはこの作品を楽しみたい。 出会えて良かった。 | ||||
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| 時は昭和13年。大日本帝国陸軍に結城(ゆうき)という中佐がいた。うわさによれば、結城は優秀なスパイだったという。拷問によって右手の5本の指はねじ曲がってしまい、それを隠すために白い革の手袋をしているとも言われている。 その結城の発案で諜報員養成学校(スパイ養成学校、いわゆるD機関)ができた。 その入学試験に立ち会ったのが軍人の佐久間。試験では、試験を受ける建物に入ってから会場までの歩数、地図を広げてサイパン島の位置を尋ねられ、その後広げた地図の下に何が置いてあったかを質問された。驚いたことに、こんな質問に正確に答える受験者がいたのである。そこから十数名が選ばれた。校長は結城である。 そして、爆弾や無電の使い方、自動車や飛行機の操縦法、数か国語に及ぶ外国語の習得、スリや金庫破りの実技などが指導された。最終的に残った学生は12名。 一応名前はあるが、全員が偽名である。10年も20年も外国に行き、そこで「見えない存在」になって素性を隠し、情報を日本に送らなければならない。同期の学生が固い絆で結ばれるなどということは許されないのだろう。 このあたりで、「ジョーカー・ゲーム」の意味も分かる。テーブルで行うカード・ゲームなのだが、それは見せかけに過ぎず、プレーヤーは食堂に出入りするものを味方につけ、味方が盗み見た相手のカードをサインで知らせてもらう。誰がどちらの側についているのかは分からない。サインは偽物の可能性もあり、敵のサインを読んで手を変えたり、敵のスパイを裏切らせて味方につけたりすることもできる。複雑なゲームである。国際政治の裏で暗躍するためにはこんなゲームで訓練しておく必要もあるということだろうか。 訓練を終えた生徒たちは、実際の任務につく。蒲生(もちろん本名ではない)は、仕立屋店員のふりをして英国総領事、アーネスト・グラハムが爆弾テロ計画と関係があるかどうかを調べる。その結果は、心証的にはシロだが、状況的にはクロだった。確かな証拠を得るため、グラハムの公邸に忍び込む蒲生。そして、意外な事実を知ることになる。 卒業生の伊沢は、英国でスパイ行為のために逮捕された。取り調べる相手も英国のスパイである。伊沢がいかにしてこの危機を乗り越えられるかが読みどころである。 残りの2章、「魔都」と「ダブル・クロス」でも、スパイの信じられないような能力とその駆け引きが描かれる。と同時に、各章が一種のミステリーのようになっている。いくら優秀なスパイでもここまでの深読みはできないだろうという箇所もあったが、日本推理作家協会賞を取るのもうなずける作品である。エンターテインメントとしてはハイレベルだ。 | ||||
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| 日本ではなく、例えばロシアとか中国では在りうるかもしれない。 ただ、人として「生きがい」がこの登場人物のは存在するのだろうか? 「生きてる」「生かされてる」意味があるのだろうか? | ||||
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| 大東亜戦争前夜、帝国陸軍に存在したスパイ機関を舞台にした物語、クールにワクワクしながら一巻目読破。「とらわれることは、自分の目で世界を見る責任を放棄することだ」という言葉が、胸に焼きついています。 | ||||
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| 第一話に「一石二鳥」が出てくるが、これはイギリスの諺を昭和十九年に八木義徳が翻訳した造語で、この時代には、ない。不勉強の極み。 | ||||
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| 結城中佐は人間味のない魔王のような人間と印象付けた所からの最終編がヤバすぎます。こんなの誰でも結城中佐が好きになっちゃいますよ! | ||||
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| 短編集で読み易くエンタメとして面白かったが、最終話の結城中佐の「女は愛情や憎しみなどの取るに足らないもののために必要もないのに殺す」の一文で一気に盛り下がった。最終話の視点人物は軍隊という極限のホモソーシャルに馴染めず、新たに身を寄せた組織は己だけを頼みにし信じる男たちの集まりで、そこでも異質さを感じ悩みぬいた末、一つの答えを出す。そんな孤独な男との生涯最後であろう会話に男が男のために作ったフィクションにしか存在しないような使い古されたミソジニーを急に持ち出すのは違和感を感じ、魔王と呼ばれる謎に満ちた人物の過去からくる人間性の吐露というよりは結城中佐がただの俗物に零落したように思え、最後の視点人物を案ずる発言の感動が薄れた。 | ||||
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| 面白過ぎた。 主人公の立ち回りと物語の急展開が読んでいて、楽しめた。 | ||||
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| 日本軍の武士道的価値観と、スパイとしての価値観の相違が人物の考えを引っ張り合っている。スパイのイメージといえば、ミッションインポッシブルであった自分にとって、新たな出会いであり、スパイは残酷なものでもあると感じた。 | ||||
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| 全然違う作品の人物の台詞ですね、紙の本ではないですが、やはり本はいいですね。 D機関はワクワクします。 元々アニメを見ていました。シリーズで色々読みたくなりました。 | ||||
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| 陸軍中野学校に興味があったので、小説ですが関連作品として手に取りました。結果、読み始めたら止まりませんでした。各章異なるミッションでゴルゴ13の小説版を読んでいるような世界観でした。一気に全巻読みたくなりました。 | ||||
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| 内容を一言で言うと「ぼくのかんがえたさいきょうのスパイ」。でもチープさは感じない。それでいて易しく読みやすい。こういう題材の本は堅苦しいかチープの両極端っていうド偏見があったけどこのお話は良い塩梅でとても楽しめた | ||||
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| 最高です。ドキドキです。バキバキです。ポキポキです。ナキナキです。ハキハキです。 | ||||
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| 純ミステリというよりもスパイがその能力を活かして事件を解決していくことを通じてスパイの生き様や哲学を書き出している小説。読者側がガッツリ推理を楽しむことは目指していないと思うが、だからこそすっきり読める。 | ||||
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