■スポンサードリンク
(短編集)
ジョーカー・ゲーム
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ジョーカー・ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全170件 1~20 1/9ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
旧・日本陸軍のスパイ養成機関「D機関」を舞台にした、連作短編小説。「D機関」ってなにか聞き覚えがあるなあと思ったら、西村京太郎の小説に「D機関情報」というのがあった。これを意識しているのかちょっとわからないが、いずれにせよかなりの良作である。1編ずつ、物語の内容がヴァリエーションに富んでいるのもよいし、それぞれにクオリティも高い。各メンバーの能力の高さは「Vivant」の主人公を想起させ、同機関の選抜試験などもそっくり。ドラマが参考にしたのかと思うくらい。シリーズは数冊続くので、引き続き読むのを楽しみにしている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
印象的だったのは、だいぶ昔に深夜アニメでこの作品を観たのがきっかけ。当時の他の深夜アニメ番組とは全く違うジャンルだっただからだ。画面が暗い場面ばかりで、普通ならスルーして好きな番組を観ていればいいものだが、味見感覚で観た。眠たい目を擦りながら観た。スリリングで観ている側が息を飲むような展開と静かに事が進行するのに、疲れが眠気に力添えする為、何度も寝落ちしている内に放送が終了してしまったのだ。 そのアニメタイトルを忘れて幾年が過ぎた。チラッと本作品が舞台公演するチラシを観た。何だろう、アニメを観たい。住まいのレンタルショップには無い。困った。 ならば、小説を読もう。 大きめの本のタイプが中古店にあったのだが、文庫本をチョイス。 挿し絵無しの文字だけ。それで良い。 イラストが小説の物語にマッチする事もあれば、その逆もあるだろう。 自分は無い方が丁度良かった。。 読んでいくとあの深夜アニメを観た思い出がすっ飛んできた。あの時の展開確かにこうだったとか。当時の緊張感を再認識しながらページをめくり、頭の中でアニメが流れ、目で展開を文字で追う。 おかげで自分はアニメを3話しか観れていないことが判った(しかも所々)。第一次世界大戦の頃の日本の物語。シリーズ作品みたいで全巻購入して臨んだ。 ニッチな作品だと思う。他にもあるみたいだが、まずはこの作品を楽しみたい。 出会えて良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
時は昭和13年。大日本帝国陸軍に結城(ゆうき)という中佐がいた。うわさによれば、結城は優秀なスパイだったという。拷問によって右手の5本の指はねじ曲がってしまい、それを隠すために白い革の手袋をしているとも言われている。 その結城の発案で諜報員養成学校(スパイ養成学校、いわゆるD機関)ができた。 その入学試験に立ち会ったのが軍人の佐久間。試験では、試験を受ける建物に入ってから会場までの歩数、地図を広げてサイパン島の位置を尋ねられ、その後広げた地図の下に何が置いてあったかを質問された。驚いたことに、こんな質問に正確に答える受験者がいたのである。そこから十数名が選ばれた。校長は結城である。 そして、爆弾や無電の使い方、自動車や飛行機の操縦法、数か国語に及ぶ外国語の習得、スリや金庫破りの実技などが指導された。最終的に残った学生は12名。 一応名前はあるが、全員が偽名である。10年も20年も外国に行き、そこで「見えない存在」になって素性を隠し、情報を日本に送らなければならない。同期の学生が固い絆で結ばれるなどということは許されないのだろう。 このあたりで、「ジョーカー・ゲーム」の意味も分かる。テーブルで行うカード・ゲームなのだが、それは見せかけに過ぎず、プレーヤーは食堂に出入りするものを味方につけ、味方が盗み見た相手のカードをサインで知らせてもらう。誰がどちらの側についているのかは分からない。サインは偽物の可能性もあり、敵のサインを読んで手を変えたり、敵のスパイを裏切らせて味方につけたりすることもできる。複雑なゲームである。国際政治の裏で暗躍するためにはこんなゲームで訓練しておく必要もあるということだろうか。 訓練を終えた生徒たちは、実際の任務につく。蒲生(もちろん本名ではない)は、仕立屋店員のふりをして英国総領事、アーネスト・グラハムが爆弾テロ計画と関係があるかどうかを調べる。その結果は、心証的にはシロだが、状況的にはクロだった。確かな証拠を得るため、グラハムの公邸に忍び込む蒲生。そして、意外な事実を知ることになる。 卒業生の伊沢は、英国でスパイ行為のために逮捕された。取り調べる相手も英国のスパイである。伊沢がいかにしてこの危機を乗り越えられるかが読みどころである。 残りの2章、「魔都」と「ダブル・クロス」でも、スパイの信じられないような能力とその駆け引きが描かれる。と同時に、各章が一種のミステリーのようになっている。いくら優秀なスパイでもここまでの深読みはできないだろうという箇所もあったが、日本推理作家協会賞を取るのもうなずける作品である。エンターテインメントとしてはハイレベルだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本ではなく、例えばロシアとか中国では在りうるかもしれない。 ただ、人として「生きがい」がこの登場人物のは存在するのだろうか? 「生きてる」「生かされてる」意味があるのだろうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大東亜戦争前夜、帝国陸軍に存在したスパイ機関を舞台にした物語、クールにワクワクしながら一巻目読破。「とらわれることは、自分の目で世界を見る責任を放棄することだ」という言葉が、胸に焼きついています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結城中佐は人間味のない魔王のような人間と印象付けた所からの最終編がヤバすぎます。こんなの誰でも結城中佐が好きになっちゃいますよ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白過ぎた。 主人公の立ち回りと物語の急展開が読んでいて、楽しめた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本軍の武士道的価値観と、スパイとしての価値観の相違が人物の考えを引っ張り合っている。スパイのイメージといえば、ミッションインポッシブルであった自分にとって、新たな出会いであり、スパイは残酷なものでもあると感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全然違う作品の人物の台詞ですね、紙の本ではないですが、やはり本はいいですね。 D機関はワクワクします。 元々アニメを見ていました。シリーズで色々読みたくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容を一言で言うと「ぼくのかんがえたさいきょうのスパイ」。でもチープさは感じない。それでいて易しく読みやすい。こういう題材の本は堅苦しいかチープの両極端っていうド偏見があったけどこのお話は良い塩梅でとても楽しめた | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
陸軍中野学校に興味があったので、小説ですが関連作品として手に取りました。結果、読み始めたら止まりませんでした。各章異なるミッションでゴルゴ13の小説版を読んでいるような世界観でした。一気に全巻読みたくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最高です。ドキドキです。バキバキです。ポキポキです。ナキナキです。ハキハキです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
純ミステリというよりもスパイがその能力を活かして事件を解決していくことを通じてスパイの生き様や哲学を書き出している小説。読者側がガッツリ推理を楽しむことは目指していないと思うが、だからこそすっきり読める。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメ『ジョーカー・ゲーム』を観た人は絶対読んだほうがいいです。 アニメは途中を飛ばしまくっているので「なぜこうなるだ?」と理由が曖昧なところもありわかりにくかったですが、原作を見れば納得いく点が多いからです。 この巻では、佐久間、神永、福本、蒲生のストーリーが収録されています。 この中に推しキャラがいる人は是非ご一読ください。 文章の書き方も読みやすく、活字苦手な方でもスルスル読めます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白かった。かっこよい。面白かった。面白かった。面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
通勤中に読むと、先が気になり電車から降りれなくなる位の作品。 昼休みに読むと、午後の仕事がラスト・ワルツで頭の中いっぱいになる作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「アンブレイカブル」で著者の事を知り、今更ながら映画化もされている本書を手に取ったが、抜群に面白い。 各短編はD機関を創設した結城中佐を影の主人公にして、世界各国の様々な登場人物が描かれるが、歴史、スパイ、サスペンスの要素がバランス良く詰め込まれ、エロ・グロなく大人が楽しめる至上の娯楽小説となっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表紙の渋いイラストを見て、きっとスパイ関係の専門用語がたくさん出てきてさぞや読みづらいんだろうなぁ、と思ってたら……いやいや。 ムチャクチャわかりやすくて、且つ面白いじゃないですか! 私の知ってるスパイと言えば「ミッションインポッシブル」で派手なアクションやってるようなイメージだったけど、結城のセリフにある「自分の正体がスパイだとバレた時点で、その任務は失敗である」の一文に「な〜るほどぉ!」と小さく叫びました。 てことはトム・クルーズが敵とドンパチやってる時点で、ヤツは任務に失敗してるってことだな。 とくにD機関を率いている結城が最高。。。 スパイは死なず、殺さず……か。 くぅ〜っ、何言わせてもカッコいいなぁ!!! 昭和初期という時代背景を描いてるのに文章もすごく読みやすくて、これなら中学生くらいの国語力でも充分に楽しめるんじゃないですか? いい大人の私は、さっそく次巻の「ダブル・ジョーカー」も買いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
諜報機関に属する人間の活動がリアリティに描かれていました。一気読みが出来るエンターテイメント作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
旅行用に電子媒体を買いなおした。 何回読んでも面白い。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!