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毒入りチョコレート事件
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毒入りチョコレート事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 41~44 3/3ページ
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ひとつの事件に六通りの推理をして、後者の推理が前者が提示した推理をひっくり返して行く多重解決もののミステリの名作がこれ。たったひとつの解決を図る、通常の本格ミステリへのパロディにもなっている作品で、バークリー流のジョークが炸裂している名作です。貫井徳郎さんに『プリズム』というミステリがありますが、六通りの推理には、そうした「プリズム」のような趣があります。チョコレートに毒を入れた犯人は誰か?この事件について「犯罪研究会」の六人のメンバーが、それぞれの推理を提出していきます。この六通りの推理も面白かったのですが(特に、後に行くほどスリリングになっていきます)、ラストに至って、あっ と言わされました。思わず、のけ反ってしまいました。バークリーの哄笑が、カーテンの後ろから聞こえてくるような気がしました。バークリーのミステリでこれまでに読んだなかでは、本書と『試行錯誤』がとても面白く、印象に残っています。 | ||||
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昔の推理小説を読もうと思う方に推薦します。昔の推理小説には(今のミステリーもそうですが)知識のひけらかしや,なにか怪奇な伝説などを絡め,しかも探偵はとても癖のあるタイプ,というのが多いのですが,この劊小説はごくまじめに,「犯人はだれでしょう」と考えるために書かれています。膨大な推理小説郡の中にあっても,かなりおとなしめで,他にも名作はたくさんありますが,最初の一冊としては星5つの評価だと思います。 | ||||
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友人宛にチョコレート製造会社から送られた新製品を試食したところ、夫人は死亡し、夫は命を取り留めた。著名人たちが集まる「犯罪研究会」は犯人の調査に乗り出す。会長以下6人のメンバーたちによる同一事件に示される6種類の視点と証明法。それぞれの人達が語りだすときこそ、正解だ!と思うものの、色々な視点からの調査は興味深い。今までにないミステリに会った気がします。 | ||||
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ロジャー・シェリンガムを会長とする犯罪研究会の6人のメンバーが、世間をにぎわせていた毒入りチョコレート事件について、それぞれ異なった方法と理論を用いて、犯人を暴こうとする。全員が異なった結論に至り、1人ずつその結果を発表する。真相に至ったのは誰か?「いつも主人公の探偵だけが真相に至るというのはおかしい、事実にはいくつもの見方があっていいはずだ」、というアイディアのもとに書かれ、純粋に推理だけを扱った推理小説の名作。 | ||||
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