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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全591件 441~460 23/30ページ
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展開画気になって一気に読んでしまいました。 家族と他人の関係の中で、タイトルのように流される2人の主人公が哀れで、羨ましくもあります。 | ||||
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一気に読み終えて、涙がでました。誰に理解されなくても不条理でも一緒に生きることを選ぶ2人。世間の常識のそとにあってもお互いを必要とする魂に心を鷲掴みされました。2人の行く末が穏やかでありますように願わずにはいられません。 | ||||
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引き込まれました。とにかく読んでみて欲しい。 | ||||
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前評判通りの秀作であった。 最後の結末で少しホッとすると共に温かい気持ちになれた。 | ||||
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小児性愛者とさらわれた少女の物語――だが,実体はどうか.みな,一人ひとり,だれにも打ち明けることが出来ないものを抱えている.というより,打ち明けられる人が誰もいないということか. 人はみな,理解できないことが怖いから,自分のフィルターで無理やり解釈して,同情したり,嫌悪する.自分勝手な解釈を,押し付けているのだ.多くの人は,それを自覚していない.だから,難しく,虚しい.分かり合えないということが,分かるということが,たまらなく虚しい. こういった人間の間違え方は,コンビニ人間や俺ガイルでも描かれている.特にコンビニ人間と本書の在り方は近いと思う.しかしこの本は,至って普通のありきたりな人間が,自分(の身の回り)におきた大きな悲劇によって,精神的に追い込まれ,さらなる悲劇に巻きこまれていく様子が描かれている.そういう意味では,大なり小なり,多くの人に起こりえる物語である. 先入観がテーマであると言える.実際,更紗の視点から見れば,文は最初からほとんど最後までロリコンとして描かれているし,読者(私)もそれを疑わなかった.様々な状況証拠がそれを裏付けていた.というより,それらを勝手に証拠だと勘違いして,自分勝手な解釈を押し付けていた,ということになる.「普通はこうだろう」という,自分の中,いや,世間の常識というフィルターで捻じ曲げて解釈していただけなのだ.そういう気づきを与えるという点でも優れた描き方がなされている. 話しは少しずれるかもしれないが,例えば性の喜びおじさんや,発狂しているおばちゃんをナンパした,というYoutube動画にあるように,外から見ると「なんておかしい人」と思える人が,実際に面と向かって話してみると,ちゃんとコミュニケーションが取れたりする.人それぞれ,抱えているものがあって,それは必ずしも肉体的なものでなく,精神的なものであったりする.それを勝手に解釈することの卑しさを,思い知らされる.お互い,ただの人間.無条件に人と人が出会う.そういうおおらかさを忘れずに生きていきたい. この物語は,ある意味悲劇のように思える.しかし,誰も自分を理解できないと思っていた世界の中で,たった一人でも,自分が信頼出来て,相手も自分を信頼して,理解してくれる.自分のすべての悩みを打ち明けられる.そういった人間に出会えたということは,奇跡なのではないかと思う.たぶん,普通に生きていても,そういった人間に出会える可能性はほとんどない.一見幸せそうに見える人々でも,何かを抱えて生きている.そういった荷物をお互いで支えて,無条件に軽快に,お互いを信頼している.そういった素晴らしい関係性を得られたことは,二人にとって神様のプレゼントではないかなとも感じた. P.S. 批判的レビューを見ていると「更紗はもっと自分を主張すべき」や「優柔不断すぎる」という表現をよく見る.これらは,この本で描かれている「話し合っても分かり合えない人々」あるいは「自分の常識を押し付ける人々」が,現実世界に存在することの証明として,一役買っているという点で興味深い. | ||||
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とても、素敵な内容の本でした! | ||||
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こんなに止まらなくなった作品は初めてだった。個人的に、サラバに並ぶ忘れられない本になった。 | ||||
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物語の流れ、言葉の表現が素晴らしかったです。あっという間に読めました。 | ||||
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現代は恋愛が成立しにくい世の中だという。個人をそのまま受け入れること、あるいはひととひとが共感しにくい世の中になっているからであろう。この本では、作家が登場人物を自由に操りつくりだした、ひとがひとをすきになってありのまま自分を受け入れてくれる幻想的な物語を、読者は自然に受け入れてしまうので、一気読みが可能である。すっかり作者「凪良ゆう」ワールドにはまってしまった。 | ||||
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本屋大賞のようだが、ちょっと残念。 もったいないから仕方なく全部読んだ。 | ||||
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深い内容で新鮮でした。 | ||||
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独特の比喩表現、人との関わり方について考えさせられる。自分の善意が果たしてその人に対して良いことなのか、考えてもキリないか。 ドラマ化したらなんだか面白そう。 | ||||
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題材が少々胸糞悪いため嫌悪感がある人もいるかもしれませんが、とても綺麗な文章で表現されているため読めると思いました。美しいものの表現がとっても幻想的でキラキラしているのが目に見えるような言葉選びがとても印象的でした | ||||
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一気に読んでしまいました。読みやすい文章で、頭の中で映画を見ている気分でした! どっぷりと本の世界に入り込めるように、飲み物と軽食を用意してから読み始めることをおすすめします。 | ||||
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劇中に出てくるタランティーノの「トルゥーロマンス」が この作品のほぼすべてなんですよね。 そこに、いろんな問題を絡めて描いているだけで。 第一章「少女のはなし」を 丁寧に一語一語読んだものの 心理描写やリアルではない描写もあり、読む気を失いました。 映画でも小説でもドラマでも、冒頭が一番大事なんですが、 そこが雑だと、エンターテインメントにもなりません。 そういう意味でも、この構成は、 「やりすぎ感」が否めず、それよりも先に、もっと筆力を磨いてほしいという 想いがしました。 内容が ライトノベルの世界から昇華されてません。 方向性とかプロットは面白いので、次作に期待します。 | ||||
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流浪とは「各地をさまよい歩くこと」。これは主な登場人物である佐伯文と家内更沙の取った行動のことと思われる。 小児性愛者の大学生佐伯文と住む家を出たい小学生家内更沙が結びついたことは必然であった。 親の離婚により別の家に預けられたが、うまくいかず家を出る。こんな時に優しい言葉をかけてくれる人がいたらついて行ってしまう人はいるのではないか。完全なフィクションとして読むことはできなかった。現に最近Twitterで知り合った男性についていく少女が保護されたニュースがあった。世間一般では男性が悪いように思われるが、なぜ少女はついていったのか、ここが解決されなくてはこういった事例は続くのではないか。 佐伯文と家内更沙は世間に見放されながらも結ばれ場所を変え暮らしていく。こういった愛の形もあるのだと気づかされた作品だった。 | ||||
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ひさしぶりに一気読みした。 喉越しのよい文体。クセがなくするすると身体に入ってくる。 が、強烈な毒を持っていてそれがジワジワ効いてくる。 ネタバレになるから詳細は書かないけど、この小説を読んで人のつながりについて改めて考えた。 タイトルにある流浪という言葉は、ワシが中学のときに当時住んでいた廃屋の観光ホテルの裏山の木に彫刻刀で刻んだ文字だ。 この文字を刻んで、観光ホテルを後にして一人で暮らし始めた。 といっても観光ホテルでも一人で暮らしていたんだが、そこには野良犬の軍団やホテルに集まる幽霊たちが一緒にいてワシには家族みたいなものだった。 野良犬はともかく、幽霊が家族なんていうと頭がオカシイと思われそうなのであまり人に話したことも書いたこともないんだが(昔あるメーリングリストで書いた記憶はある。その1回だけだ)幽霊といえど慣れてしまえば家族になる。 裏山の木に刻んだ文字は、ワシにとって決意表明みたいなものだった。もうここから出ていくんだという決意表明。ガキっぽい発想だ。 この本を手にしたのもタイトルがあの時木に彫った文字と同じだったから。放浪とかの文字はよく見るけど流浪という文字はあまり見ない。 文字が「読め読め」とうるさく言ってくるような気がして作者の他の作品も知らないのに買ってしまった。 本屋は出会い系みたいなものだし、多種多様なやつが出入りしてるパーティ会場や宴会場みたいなもんだ。 本を読み進めながら、野良犬や幽霊たちをなぜワシは家族だと思ったんだろうということを考えていた。 世の中には多くの変えられない事実というのがあって、たとえば血のつながりであったり、やむおえず同じ屋根の下にくらしている関係であったり、職場の人や近隣の人やそういので溢れている。 それらは物理的なもので事実としてつながっているわけだが、この本のでてくる主人公たちはそういった物理的な事実ではつながっていなくて、本人たちの意志によって、つながっている。 それは野良犬や幽霊と同じなのだ。 このつながりは物理的な事実はないが、受け入れるというただひとつのことだけでつながる関係だ。 受け入れるには、自分に凹んだ部分がないと受け入れることができない。 これはジグソーパズルみたいなもんだ。互いに凹んだ部分をおぎなうことで一体となる。 四角いピースだといとも簡単に置き換えが効く。 が、しかしこの本の主人公たちは奇妙なことに互いに凹んだところでつながっている。どういうことかはネタバレ的になるので書かないが、それがこの本のテーマ、作者が描きたかったことなのだろう。 どうやらこの作者は長いことボーイズラブの小説を書いてきたらしい。 本を読んだあと、作者の略歴を読んでなるほどとおもった。 禁断の愛、社会に容認されない関係、物理的つながりを排除したかんけい、そんな中に主人公をほうりこむことで、作者はレリーフのようにつながりを浮き上がらせようとしているのだ。 | ||||
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主人公の更紗と文のひとことでは言い表せない関係性に胸の奥が苦しくなった。文が抱えているコンプレックスと更紗の中の闇。それはどうあっても当人たちにしかわからないもので、でもそれを〝理解したつもり〟になって、いつまでも過去に縛り付けようとする他人。 ただ一面からだけ物事を見ることは危険なことであり、悪意のない攻撃性が人を傷付けることもあるんだと思いました。 | ||||
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作者の世界に引き込まれ一気に読み切りました。 お互いに傷を持っている男女の心の動きが相手の立場から表現されていて流石という気持ちです。 最後がハッピーエンドで良かったです。 真実と事実は違うという言葉は同感しました。 | ||||
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いきなり本の世界観に引き込まれ、そこから一気に読んでしましました。読み終わるのが寂しくなりました。素晴らしい内容でした。こんな素晴らしい作品を世に生み出してくれて、ありがとうございました。 | ||||
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