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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全598件 541~560 28/30ページ
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物語の中盤で文が更紗におススメするウィスキー”スカリーワグ”は英語では「やんちゃな」という意味を持つ犬 | ||||
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本屋大賞受賞ということで購入してみました。 非常識と一般的に言われる母親、公務員の父親との家庭で幼少期を過ごした少女。理想的に見える家庭で育った大学生。 ひょんなことから知り合い、加害者と被害者として世間に認知され、離ればなれになった2人が大人になって再会。 世間からみた2人とは違う、2人だけが分かち合える安らぎ。 読んで良かったし、オススメしたい本です。 | ||||
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ただ一緒にいたい、そう思える人と出会い、一緒にいられる事はどんなに幸せだろう…。 シンプルなことなのに社会では簡単なことではないと感じます。 でも、思い切ってこの社会を手放してしまえば、楽になれることがたくさんあるのかもしれないと思わせてくれる物語でした。 感覚的な感情表現も多く主人公がとても魅力的でした。また結婚についてなど、胸に刺さる言葉も多く、読了後にもう一度読み返しました。 作者の他の作品も読みたいと思います、 | ||||
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本音と建前ですね。 どこか知らない誰かが宝くじにあたると 『すげー!』 隣の人が当たると 『何であいつがー?』 共通点はどちらもチャンスを掴んだ だけのこと。 周りが気になる必要はなし、妬む必要もない。 でも、気になる妬む。 それは直接言えない。 『だって嫌われるから。』 嫌われる勇気なんて易々と持てるもんじゃない。 そんなお話し。 | ||||
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人物の描写が、好きですね。 登場人物一人一人が、現代に生きているにも係わらず、昭和の臭いがしてくる。 昔からある出来事が、現代風に描かれているのも、面白かったです。 エグいのか?甘酸っぱい香りなのか? 不思議な気持ちになりました。 | ||||
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「2020/04/12 NHK-R1 マイあさ!著者からの手紙・凪良ゆう」を聞いて購入。 作品全体の構成がゲームのAirとよく似ていて、ラストシーンの解釈が読者に委ねられているという点で読み終わった後の余韻が良かった。 作中の歯がゆい所は、作者が悲劇のヒロインにならないよう意図して書いているとの事で、非常に憎い演出になっている。 作中の個別の事象を論じるよりかは、物語全体として読んで損はしないと思います。 | ||||
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さすが!でした! | ||||
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低評価のレビューの方が村上春樹作品に似てるとおっしゃってますが、私もそう感じました 人の世のままならなさが大変良く表現された作品だと思います 痛快な成功劇を期待される方にはオススメできません | ||||
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星五つとも、星一つともいえる小説だったように思います。 主人公の行動は理解できない面が多々あります。低く評価してる方がおっしゃるように、主人公のことをあまり好きにはなれません。 でもそれは別に良いのです。全員から好かれる人物を描くことはできませんから。 ストーリーには力があります。文体も読みやすく、小説に慣れない人にも易しいかと思います。文体とストーリーが優れているという点で、星五つを付けたい小説です。 しかし、一方でいくつか気になる点があります。まずは、作者があまりにも語りすぎている点。読めば誰にだってわかることを、改めてまとめて書いてあります。字数稼ぎのレポートでも読んでいるようです。二点目、文体とストーリーの不一致が散見されます。そして三点目、これが一番大きいのですが、この物語は人物や事柄を外側から見ただけで判断することの凶暴性を描いています。主人公とその周辺の本質と、外から見た彼らとの乖離に苦しむ姿が延々描かれます。物事を多面的に見なければと思わされる。しかし、悪役と言っても差し支えないであろう、警察や週刊誌が極めて一面的に描かれています。この作者は週刊誌を読んだことがあるのでしょうか。週刊誌は、この作者の言葉を借りていうのなら、事実ではなく真実を描こうともがいているメディアです。たしかに、週刊誌というのはいつの間にか世間の嫌われ者になってしまいましたが、読んでみると非常に優れた記事が多く載っています。それをもし作者が、手に取ることなくイメージだけで悪役として描いているのなら、この作者には、このような物語を描く資格はないと思うのです。 | ||||
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この本に救われる人は、絶対に大勢いるはず。 こんな人生のパートナーに出会えれば、お金も地位も他人からの理解すらも必要なくなり、幸せになれる。 けど、それはそれで過酷な人生。 「これ以上なく切実に必要としていても、わたしはキスをしたいとも思わないし、ましてや寝たくなど絶対にない。ただ一緒にいたいだけだ。」 なんでこんな関係が成り立つのかは、読んでからのお楽しみ♫ 世間的には絶対に認められないし、 理解もされない、 けど、2人の幸せを願わずにはいられない。 文章の運びも構成も非常に読みやすく、 ワクワク感、ドキドキ感、読了後のスッキリ感、夜食べるアイスクリームのように、どれも味わえて、お薦めです。 p.s. 家庭にいる場所なくて困ってる子って結構多いんじゃないかな。自分とはかけ離れすぎた世界なのに、親としては自分のことにもなり得る、今風に言えばSDGsを理解するためには最高の教科書だった! | ||||
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こんな作品に出会えて幸せです。 多くの人が楽しめる作品であると思いますが、特に孤独感を感じて生きて人は、手に取ってほしいです | ||||
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作者様の名前は聞いたことがなかったのですが、本屋大賞を取った本は毎年購入するのでこの本を手に取りました。 物語はなかなか重いです。 生きづらい家庭や環境で生きていた2人が出会い、別れ再会する物語です。 過激な表現もあるので恐らく万人受けする作品ではないと思います。 インターネットが急速に普及し過去の出来事や人の過去も簡単に見れるようになった世の中でデジタルタトゥーによって世間から同情、反感を味わい生きていかなければならない2人。 そこにどんでん返しがある訳でもなく、かなりリアルに描かれており読むのが辛くなりました。 インパクトを残した出来事の印象を払拭できず受け入れるしかない世知辛さ、しかし本当の出来事や事情は当事者にしかわからない。事実と真実。物語の本筋とは観点が違うと思いますが、すごく考えさせられました。 | ||||
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文体は好きですし、恋愛以外のいろんな答えがあるよね、と示してくれる作品はありがたいです。 私は更紗に近い境遇や性質を持つ人間ですが、 だからこそ腹立たしく感じてしまいました。 私の人間関係も偽物の香料みたいなものには違いないですが、 保証人欲しさに他人の心の傷をえぐるようなことはしません。 「もう少し考えなよ」「ハッキリ言えよ」の連続で読み進むのがストレスでした。 | ||||
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悲しい、美しい、お話でした。 世間でよくある凶悪事件、実際に犯人の家族や被害者は実名が晒され その後も今どうしているかをネットで検索され 周囲の善意ある人は手を差し伸べ助けようとする。 それらが全て、本人にとっては悪意に思えてしまう事あるのではないか。 現実にもありそうな事で、不思議なことにこの一般的ではない感覚の二人に 共感し、応援せずにはいられなかった。 この作者はBL小説家で人気があったのですが、なんとそっちのBLの方でも 今年はランキング1位に選ばれているんですよね。 今、ノリに乗っている作家です。 三浦しをんさんもそうですが、たまにこうした逸材が出てくるんだよなあ。 そしてこういった経歴を持つ作家は得てして男の描写がかっこいい。 キュンとさせるんです。 そして恋愛に関して、普通ではない者たちの感覚を描写するのがうまい。 BLにしても今回の犯人と被害者にしても、決して世間一般の常識に当てはめて 考えられない二人をとことん切なく書いているのです。 割とセリフが多いこともあり、行間があって読みやすかったのもあって 一気に最後までいってしまいました。 これ、映画化されるだろうなあ。映像で二人が喫茶店で過ごす姿を見たい。 けど文を演じられるような繊細で華奢な人はいるだろうか。 | ||||
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BL作家が本屋大賞とった作品って新聞で見かけて BL小説かと思って読んだら頭の悪い女のいらいらする話でうんざりした | ||||
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優しさは罪、と言う言葉は聞く事はあるけど、その優しさが、こんなに残酷で溝を深めていく小説は読んだ事がない。 目に見えて、耳に入った事実が真実とは限らない。事実のみが、これでもかと、文と更沙の二人を追い詰めていく。 形を変え、場所を変える流浪の月のような2人だが、ラストには光がちゃんと視えた。 | ||||
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父を亡くし母は蒸発。 そんな時、声を掛けてくれた青年との心安らぐ2ヶ月の暮らし。 世の中では監禁事件の加害者と被害者の二人。 十数年後の再会、周囲からの迫害。誰もが更紗を慮り、彼女の叫びを聞かない。 更紗の育った状況での絶望もよくわかる。 投げやりとも思えるDV恋人との生活。 登場人物皆どこか欠けてて病んでる。 だが、恋愛対象外で肉体関係すら持つ気もないが物凄く大切な文と更紗の2人の関係が良い。 心に響く作品。 だがしかし、世の監禁事件は被害者の人権を無視した物が多いのは忘れちゃいけない。 | ||||
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普段あまり小説を読まないのですが、本屋でなんか気になり読んでみました。文章を読むのは苦手なのですが、この作品は口語体で書かれているせいかサクサク読めます。そして登場人物に感情移入せずにはいられませんが、理解するのは難しい。今までにないストーリーでした。映画化期待。笑 | ||||
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この時期、本を読むのが遅い私はゆっくり読書が出来ると思い、以前読んだ事のある作家さんの本屋大賞受賞作を購入しました。ところが僅か1日で読み終わってしまいました!決して軽い話でも、簡単な内容でもないんです。主人公達(この場合男性と女性)の不器用な生き方に共感し、心の中でエールを送りながら最後まで夢中になって彼らの行く先を見守りました。男女が出て来ると恋愛感情に発展する場合が多いですが、それだけでは片付かない関係もあり、それが返って羨ましいくらいに恋愛より強い繋がりだったりするんですね。 世間一般の見方と本当の姿は必ずしも一致しない、 週刊誌やテレビの報道、周りの噂や常識が時に人を傷つけてしまう事があるんだと考えさせられました。この本に出てくる"常識人"と呼ばれる登場人物も、皆どこかで歪な何かを抱えていて、主人公達はその歪な型に嵌まらずもがいている様に思え、それを自分に重ねて物語に引き込まれました。 読後、二人の十年後、二十年後を思い絵描き作中に出てくる映画と重なりました。但しハッピーエンドの方で。 | ||||
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本屋大賞、なるほど納得。 読みやすいし、どんどん読ませる筆力も。 それぞれが抱える事情と社会の常識とのはざまでどう表現しても分かってもらえない葛藤とか、全然大丈夫じゃないけれど大丈夫な振りをしている人が結構いるんだという部分は共感できました。 登場人物も魅力的。なかなか心に残る作品でした。 | ||||
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