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流浪の月



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【この小説が収録されている参考書籍】
流浪の月
流浪の月 (創元文芸文庫)

流浪の月の評価: 4.08/5点 レビュー 623件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全623件 341~360 18/32ページ
No.283:
(1pt)

余りの内容の暗さに途中で読むのを断念。でもギブアップして正解でした…

題の通り途中で読むのを断念。あとは飛ばし飛ばしで読んだので大した事は書けませんが、他の方も記述されている通り全体的に暗いです。心がしんどい、または他人の不幸でもテレビのニュースでも生々しさを感じてしまう方には絶対薦められないし、薦めたくない本だなと思いました。正直、今でも気分が悪いです。
まず主人公にもいなくなったその実の両親にも共感できません。
確かに自分の生きやすさに繋がる個性を押し殺してまで周囲の価値観に自分を合わせるのは、余計息苦しくなるので違うと思います。でもこの主人公の家庭の場合、父親が一家の柱であり娘はまだしも母親にとっての心の拠り所であるので脆いです。そして父親の欠点は、母親の全てを寛容的に受け止めていたというより、甘やかしていた事にあります。
結果的に父親を失って母親は心を病み、主人公の「母親」としてでなくどこまでも自分の為にしか生きられない「女性」でしか無かった。父親も存命の時、主人公が飲酒疑惑を学校でかけられた際も、証拠の提示が可能だったのに結果的に疑惑ははれないにしても、娘の潔白を証明する行動を勧めなかった。この時点でかなり「え?」と思いました。マニキュアでで手を綺麗にするのも良いし、やる事をこなせば朝にお酒を嗜む事もさほど悪いと思えません。ただこの母親に関しては他人に寄りかかるような生き方しかできない、これはもう周囲の見解の方が正しかったとしか個人的には感じられました。
従兄弟に猥褻行為を受けるのは恐怖でしょう。それを隠蔽する家族の中にいるのも。子供なら怖くて発言できないのもあるでしょうし、善悪の概念など自分の価値観の物差しが確立出来ていない内は本当に混乱してしまうでしょう。
それでも、主人公に共感できない。というより、どれだけ文章としては読みやすくても、この作者のモブ含めた登場人物達の描き方に共感できません。
善人なら善人の、悪人なら悪人のキャラの立て方はあるでしょう。でもその全てに魅力を感じない。「主人公が可哀想」「悪いのは周囲」という書き方しか出来てない。正直、この作品が本屋大賞になったのが本当に信じられません。無論、万人に通用する作品はありません。実際の現実は無情な事も多いでしょうし、人間だから弱い時もあります。が、気持ちを奮い立たして逆境に立ち向かう事があるのも、他人に優しくあれるのも人間です。
主人公や彼女を世間的には「攫った加害者」である青年のように自分ばかりが可哀想と、どこまでも弱くしかいられない人間は、フィクションと分かっていても苛立ちが募るばかりでした。
小説は漫画と違います。でも、なんでこんなに救いようがなく、暗く不幸な話みたいなのが高尚とまでいかずとも「文学」として通用してしまうのか本当に分かりません。
例え現代を舞台にしても、例えフィクションだとしても、物語の結末がハッピーエンドでなくとも優れた文学作品や、それに十分すぎる程通用する漫画作品はごまんとあります。人の好みはそれぞれですが、少なくとも「本屋大賞や○○賞を受賞した作品だから…」と無理して読むより、私はそれらの作品を読んだ方が充実した時間が過ごせるようです。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.282:
(5pt)

表現が美しい

この小説はどんでん返しのようなものはなかったが、人生について考えさせられる、とても深い内容だと思った。
また、作者の比喩表現がとても美しく、共感出来た。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.281:
(4pt)

一気に読めました

予想がつかない展開に引き込まれドキドキしながら久し振りに楽しめました。
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4488028020
No.280:
(5pt)

一番好きな本になった

美しく強烈に綴られた文章
切なく抗えない物語
最高でした
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.279:
(5pt)

良かった

話の展開のテンポが良く引き込まれて一気に読んでしまいました。
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4488028020
No.278:
(4pt)

虚構

小説というのは作家の思うように世界を構築できる。ありえない話でも、ストーリーに引き込まれていく。それが小説の醍醐味ですね。自分はDVのシーンから引き込まれていった。天涯孤独な人間として誰かの庇護をあてにしなければならない。夜中にセクハラをされる家には帰りたくない。そういったさまざまな虚構のプロットの組み合わせで作品はどんどんとスピードを増していく。
自分が掲げた理想の旗に包まれ巻かれ苦しんでいる、という母親の表現はよかった。誰もがよくありそうなことですね。生きがい、生きる意味。死ねない、死なない意味。人には絶望しつつも人よりほかに頼るものはないという結末でした。
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4488028020
No.277:
(5pt)

面白かったです!

面白くてあっという間に読んでしまいました。
内容はシリアスなのですが、色彩感覚、描写に優れています。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.276:
(5pt)

「事実」と「真実」は違う

とにかく苦しい内容でした。
しかし、冒頭に繋がるラストシーンで苦しさが和らぎました。
作中に登場する第三者に、御自身を重ねてしまった読者もいると思います。
誤解と偏見を優しさとして向けていた第三者たちの存在は、向けられた人間でないと多分分からないし気づかない。
本当の優しさってなんだろうと、読み終えたあとから考えていますが答えが見つからない。
また、「事実」と「真実」が違うという文章が、ズシンと心にのしかかった。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.275:
(5pt)

一日で読み切ってしまいました

朝読み始めて、夕方には読み終わってました。こんな本は初めてです。
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4488028020
No.274:
(5pt)

生きていく場所はどこかにある。

必要にされることが、生きていくための原動力になるのですね。
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4488028020
No.273:
(5pt)

良い意味でもやもやする作品

どうやら万人受けする物語ではなさそうですが、私は色々と感じるところがある作品だと思いました。

ネットでの内容なんて真実を書いていないことも多いけど、その内容が出回ってしまうとそれが事実となってしまう。自分が優しさだと思ってやっていることが、実は相手を苦しめているかもしれない。男と女であっても性愛ではない別の感情があるのに、その感情に名前がないから誰にも伝わらない。

良い意味で、もやもや、グレーな、そんな感情にしてくれる作品です。

気持ちの表現が丁寧で、たまに胸が痛くなります。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.272:
(4pt)

現代社会の抱える問題点と 新しい人と人との結びつきの形

不思議な読後感。最後まで読んで題名の意味が分かったような気がしたが、読む前は? 
重い内容なのに妙な爽やかさが残る。諦観? 達観? 
従来の価値観・役割分担に縛られない新しい家族の形? 
様々な社会問題を含め、デジタルタトゥーという概念をしっかり盛り込み、
一気に読ませるストーリー展開がありながら、
人を引き込む無理やり感が無く、すんなり自然に読み込める。
子供にとって両親の影響がいかに大きいか、親族と言えど当てにならないか、
世間の在りようが如何に残酷か、主人公たちの無防備さが痛々しかった。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.271:
(5pt)

この物語が悪なのかどうかは、あなたにしかわからない。

もしかすると評価の低いレビューを気にして手に取るのをやめたあなたにこそ、この本は重要な気づきを与えてくれるかもしれません。
通学は赤黒のランドセルだとか、女性は結婚して子供を産むものだとか、犯罪者は悪で被害者は可哀想だとか、他にも容姿、家柄、人種、言葉などなど。私たちが生きる世界には少なからず偏見というものがあります。誰もが生まれてから成長するまでに理由なき『普通』を意識し、社会に決められた自分を生きるような人生を送ってしまっているのではないでしょうか?なぜならそこから逸脱することで失うものもあるから。人と違う、ということはそれだけで批判に晒される可能性があります。ここにある一部のレビューはまさに偏見に苦しみながら、他人と違う自分の人生を見つめ直そうとする主人公への『世間』からの否定のようだと感じます。さながら誰かを貶めるゴシップ誌のような。
本作は恐らくあらゆる否定もあらゆる肯定も、受容することも許容することも必要としていません。価値観とは言い争うものではありません。あなたがあなた自身の中でどう受け止めるか、それだけです。誰かの意見を聞く必要もありませんし、自分の意見を誰かに強要することも無意味です。
ただ一つ、本作を読んで抱いた思いは、誰がどう言ったかということよりも自分が相手をどう思うかの方が大切だということです。もしも否定的なレビューを読んで手が遠のいてしまった人がいれば、もう一度、本作に触れて欲しい。本作がどんな作品か決めるのは他の誰でもないあなただけなのだから。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.270:
(5pt)

ややこしくて、小気味良い

口に出して誰かに自分の感情を伝えるのは本当に難しい。これを言ったら別の解釈をされてしまうのではないか、どうせ理解してもらえないなら何も言わないでいよう、それでも一人で抱えるには大きすぎる問題。

翻弄され続ける自分に嫌気がさし、改めようと努力してみるもどうにも事態が好転せず逆に悪化してしまう主人公の暗くて深いループの様子を小気味よいテンポで描いていました。

ややこしくて小気味良い、初めての体験でした。

話の展開の緩急も絶妙で読み始めると止まらなくなってしまうすごく楽しい作品でした。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.269:
(5pt)

誰の中にもある孤独と異常性

テーマや話の内容そのものより、ところどころででてくる表現というか、せりふ回しというか、そういったものにすっかりハマってしまった。
物語にでてくるものは、特殊で異例の関係性である。または、性癖や感情であるが、その強弱はさておき、こういったものは誰の胸にも埋め込まれているなぁと確信してしまう。

作者はBL小説の世界で活躍していたらしい。関係ないが、ヒット映画の監督がポルノ映画出身であることが多い。
なぜかといえば、ポルノ映画の監督は消費者(観る人)の欲望を再現することに長けているからである。
舞台が代わってもやはり、一流になりえるのである。この作者にも同じようなことが言えるのではないだろうか。
つまり、求めているものを作れるのである。本小説も、どの読者に向けて書かれているかある意味明確である。
ただ、ここまでヒットしたのはその層に向けて放たれた矢が、意外にも多くの人の心中につき刺さったということであろう。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
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No.268:
(5pt)

読者も色眼鏡でみてしまう仕掛けが圧巻

途中まで「文」を色眼鏡でみていたし、ひいていた自分がいた。でも、「彼」の章を見てそれは間違いだと気づいた。まさしく筆者が作った罠というべきか、読者に「世間の目」として参加させるような構成だった。人には人の色んな事情がある。他人の行動の理由を100%理解することなんてできない。本人でも気が付いていないのだから。当事者以外の人が言えることなんて、なにもない。情報は便利だが、1側面でしか伝わることはない。
途中までは胸くそがわるい悲しい話なのかと思っていたが、読後感が優しく、すごくよかった。本屋大賞に選ばれる理由だ。優しい少年と救われた少女の今後に、あたたかさがあってよかった。生きてさえいれば人は希望をどこかにみつけることが、きっとできると思った。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.267:
(5pt)

歪で純粋なラブストーリー

歪なまでの愛の形に、心が締め付けられる思いがした。
もっと多くの人に読んでもらいたいから、ネタバレなしに感想を綴る。文章力の皆無さは許して欲しい。ただただ、書きたくて書いている。
愛とはなんだろうか。正しいとはなんだろうか。私たちが知っている「正しい愛」とはなんだろうか。そんな疑問を突きつけられながらも文章は淡々と進んでいく。シンプルでありながら簡潔で、それでいて人の心を突き刺してくる凪良ゆうさんの文章力には脱帽した。見事なまでに、読者を刺してくる。ただのラブストーリーなどと言う言葉ではあまりにも稚拙すぎて作者に失礼だろう。けれど、愛の形を否定する気にもなれないし、歪とは書いたけれど、多分恐らくこれは歪なまでの愛ではないのだ。だから、ラブストーリーで、いいのかもしれない。
この物語は、表面的なところしかみないで判断をしてしまう人の愚かさを訴えているように感じた。正しい愛ってなんだよ、普通の愛ってなんだよ、性欲があるから愛なのか?じゃあそばにいるだけは愛ではないの?じゃあ、愛ってなんなの?作者の世間に対しての皮肉に交えた疑問の声が、聞こえてくるような気がした。
どの登場人物も魅力的だ。読んでいてストレスを感じないが、日々様々なことに対して偏見を持っている人には退屈に思うかもしれない。主人公がメンヘラというとある感想には少々冷笑したが、メンヘラという一言で片付けるには、主人公はあまりにも魅力的すぎるからこれから読む人はそんな前情報はそのへんにポイッと捨てて読んで欲しい。
面白いの基準は人によるだろうから、大袈裟なことは言えないが、私はもっと多くの人に読んで欲しい。
愛の形は様々で、当人たちが幸せならばそれでいい。それがどんなに、歪だとしても。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.266:
(1pt)

幼稚な女が共依存する話

本屋大賞なので期待して読んだ。そしたら裏切られた。
読みやすいのは読みやすい。フロイトとかの心理学に傾倒し始めた文学部の1.2年生が好みそう。
いつまで経っても主人公の女を気持ち悪いと感じ、そこから抜け出せない。ただただ嫌悪感の残る女とワケアリな男が共依存するだけのなんだか残念な話。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.265:
(5pt)

試される

理解したり、共感するのは大変だ。心が揺さぶられる。
読後感はよくないけど、これこそ小説、これでいいのだ。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.264:
(3pt)

余韻

ハンデのある人間って、それを自分でどう捉えるかで人生変わるよなって思った。つまりポジティブに生きたもん勝ち。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020

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