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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全591件 221~240 12/30ページ
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【抜群の面白さ】 歴代の本屋大賞受賞作の中でも群を抜いた面白さ。何より特筆すべきはその圧倒的なリーダビリティ、半分読んでから寝ようと思って読み進めていたものの、気づけば夜通し最後まで読んでしまった。登場人物達に降りかかる理不尽な仕打ちがつらく、途中で区切ることができなかった。主人公達のその後の幸福を祈らずにはいられない。 【悪意なきラベリングの恐ろしさ】 本書を読んでいて湧き上がるのは悪意なきレッテル張りをする周囲の人々に対する怒りだ。こういう事件にあった被害者だから、こういう精神的障害を負っている。こういう被害者だから保護しなければならないといった悪意なきラベリングが、ただただ幸福に生きたいという主人公達の生活を妨げていくことがみるに耐えない。 【評価】 総合 5 読みやすさ 4.5 意外性. 3 没入感. 5 読後感. 4.5 | ||||
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本屋大賞は、「はずれがない」、と思う。この本も良かったです。 特に女性の観点で、鋭く、現代の世相を表していると思います。 最後はハッピーエンドになれと、応援しました。 結末は読んで、感動してください。 | ||||
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読みやすいです。けれど、この物語に幻想を抱く人がいないとは限らないと思いました。 生活感も現実的ではないです。なので、自分としては読後感は良くなかったです。 ただ、物語の中では二人に幸せになってほしい。 今回は本屋大賞というものを考えさせられました。 | ||||
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真実が、語られ無かったのは何故なんだろう。もっと訴えても良かったのに | ||||
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映画化により、心の準備として先に読んでおいた方が良いと進められましたが。描写感、表現力今一自分には伝わって来なく同じような言葉ばかりのような。内容的にも自分は理解しがたかったです。もう一度噛み砕いて読み返した方がいいのか? | ||||
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本購入の目安は本屋大賞です。 ずっと優しい思いで読み進めることができました。 | ||||
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本をほぼ読まない私でも、珍しく止まらず引き込まれました。 それぞれの登場人物にあるストーリーが切なくて、読んでいる途中に胸が締め付けられました。 実際、この本が苦手な人もいるだろうと思います。 でも、私は色んな感情が溢れてきて泣きました。 きっと実際、こんな思いを抱えている人が居るのだろうと考えさせられます。 読んで良かったと思える作品です。 | ||||
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タイトルが素敵で、前からになっていてさらに文庫化もしていたので、トライしてみた。 読んでみると、いつもの「自分だけ取り残されている」系(シンデレラ系?)なのかなと辟易していたが、頑張って読み進めると、この本みたいな食事をしたくなっていた。この本までではないにしても、もっと好きなものを食べてみようという気になっていた。最近のゲームでは美味しそうなイラストのアイテムが多く、自分はゲームが好きなので小説にもこういうのがあるのかなぁと思っていた。 しかしよくよく考えると、この本の表紙絵がアイスクリームになっていた(わかりにくいけど…)のに気がついた。さらに度々主人公が「なぜ夕飯にアイスクリームを食べてはいけないの?」(原文ママではない)と聞いていたことも思い出し、この本のテーマはこれだと直感した。 読書感想文を書くとすれば、このアイスクリームの捉え方がどうなるかが問題なのかな?実際に課題図書になればと思うと恐ろしいので、これ以上は割愛させていただく。 最終的には読んで良かったという印象。たぶんメルカリには行かないだろう。 | ||||
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私はあまり小説を読む方ではないが、この作品は本当に面白かった。説明が下手なので、どこがどう面白かったなどいえないが、これは全人類見たほうがいい! | ||||
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登場人物もストーリーも全てが病的で気持ち悪い | ||||
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どの登場人物の部分も私の中にあります。 人に言えないコンプレックス、自由奔放さ、そして自分の中の基準の優しさで人に接する。良かれと思って。 多様性とは難しい事柄なんですね。 | ||||
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社会の中にある一般的な常識、見え方、そうなのだろうという解釈。それが誤りだったとして、当事者が説明をして理解される事があるのだろうか。 例えば作中の既成概念で言えば、少女が2ヶ月も男に監禁されていたと聴けば、悲惨な性被害にあったに違いないと思う。 もし少女がその時に何も語らなければ、精神的なダメージが大きいのだと解釈する。 後に何も無かったと告げたところで、ストックホルム症候群と診断される。 異質なものを見る時、特に人は社会と自分の既存の価値観、そこに見えただけの事実のバランスの取れた地点での解釈を行なってしまう。既成概念と見えた事実との間のラグランジュ点(天体の重力のバランスポイント)のような思考が過ぎる。 誤りとは思わずに社会は二人を見て、それが真実違っても誰も認めてはくれない。 そんな寂しさの中でも絆が確実に生まれ、一人でも理解してくれる人がいるのなら、それで生きていけることを示してくれた、そんな作品。 孤独な日々を送ったことのある人により最適に響くのかもしれない。 主人公の女性に対して「何で言わないの!」って形で苛立ちを覚えたりしたのなら、それはまさに感情が動いた証拠。この作品の中にある価値観に気付いたと言ってもいい。 | ||||
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途中まで読んで、読み進めなくなった。面白みがない 他の人のレビューが信じられない | ||||
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凪良先生の代表作と聞いたので、購入しました。色んな事を考えさせられる作品。自由とは?幸せとは?心の奥の方をぎゅっとされるようなかんじです。映画にもなるから、どうなるのか楽しみです。 | ||||
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世の中、人と人との関係にすぐに名前をつけたがる。他人の不可解な行動に理由をつけたがる。関係性や行動の理由は、当人たちにしかわからないにも関わらず、自分の理解できる形を当てはめたがる。そうした第三者の悪意や善意に苦しめられ、居場所を無くす更紗と文。恋愛ではない、依存とも違う、お互いの存在そのものに生かされるふたりの在り方が好きだ。 | ||||
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ひとがそのひとに惹かれたり、反発したり、そのひとが必要だったり、悪意があったり、自分ではどうしようもなかったり、そういったものをいろろな方向から書いてみたかった、そういうことじゃないですか。SNSに代表されるような無責任に騒ぎたてる世間も描いてみたかったんでしょうね。でも少し病的なものを使い過ぎているんじゃないのかな。また話が少し都合良くよく運びすぎているよ。最初の更紗と文の関係にしても、わが国の警察や性暴力被害者センターを少し甘くみないか?わたしは実際少し関係していたことがあるからわかりますけど、文が先天疾患で性的能力がなく、それで病的な精神状態になっていたことぐらい分かりますよ(類宦官症かカルマン症候群でしょ)。それに更紗はなぜ自分が性的いたずらを繰り返されていたことを何故警察で喋らなかったんですか?しゃべらなかっっとしても、この辺に気づけないカウンセラーなんているカウンセレラーの意味ありませんから。余程事情があるならともかく、たいした義理もない叔父・叔母とその家族を庇って何か得があるんですかね。ちなみに、こういうのだって子細に身体検査すれば客観的に相当程度分かるんですよ。要は話がこうという方向にしか行きようがないというのではなく、あっちにこっちにと振られているんですよ。社会の屑と付き合うのも程度の問題ですね。 繰り返しますが、これは作り話です。実際に福祉・医療・性暴力に関係した人間がいうのですから、間違いありません。こんなもんじゃとてもありませんよ。説明する気にとてもなれませんが。ただ、憎まれ口を利いて終わるのはいやですから、ひとこと。度を超えた異常心理は文学にはなりません。ただ、そうだけ云っておわると、ではなぜロシアの革命文学は文学たりえたんたというこえがきこえてきそうです。全部が全部じゃありませんが、登場人物たちに教養があった(多くは身分もあった)ってことですよ。 | ||||
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各登場人物の気持ちや人柄が描写されている 読んで良かった本です。 是非機会があれば読んでみてください。 | ||||
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子どもの頃の更紗と、文の話が短く感じました。なのでなぜ主人公が文にそこまで長い間執着するかの説得力があまり感じられなかったので、もう少しそこの部分が長くても良かったのではと思いました。 文章は読みやすかったので、主人公に疑問を持ちつつも最後まで読むことができました。 ですが、十五年後の話は主人公に唖然とするばかりだったので(予算オーバーなのに文と同じマンションに暮らし始めたり、文を心配しているのに付きまとい結局は彼氏にバレてしまうので文の情報をネットに書かれたり)文視点中心の方がより読みやすかったかもしれないと感じました。 | ||||
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主人公は元彼と叔母の息子と2人に暴力を振るい仕返しするシーンがあります。主人公の暴力もなんだかモヤモヤ、、、。 主人公は彼らの行動に対してやめてほしいとかとりあえず逃げるとか何も言ってない。主人公が受け入れてるのか拒否してるのか彼らには分かりかねている。その状況も分かっていながら暴力を働くのが理解できません。 普通なら死んでてもおかしくない。 何故この状況でここで正社員として働いてるのか?というシーンも出てきます。 主人公が時々謎めいた行動をしていてイライラしました。 260ページくらいは読むのがしんどかったです。 それでもハッピーエンドに繋いでいることや、男女の新たな関係性を見出したり読み終えた後は多少心が楽になりました。 | ||||
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実に切ない物語。主人公二人にまとわりつく雰囲気が、切ない。その切なさをうまく書き上げた著者の力量に感心した。主人公「更紗」の持つ自由という言葉、「晩ご飯にアイスクリームを食べていい」ということに対する親の躾によって、人生の見える視点が変わるねぇ。私は、ご飯の代わりにアイスクリームを食べることは糖質制限を知る前は反対派だった。糖質制限のことを考えると、ご飯も減らした方がいいと思うので、まぁ、ご飯と同じくらいのカロリーなので、夕食にアイスクリームを食べるなら、ご飯をやめて、おかずを食べるということになるかな。しかし、アイスクリームは糖分が多いので、食べるものの味の繊細さはなくなると思う。また、アイスクリームは界面活性剤が多く入っているので、気をつける必要があるなぁ。食べるにしても1個にしておくべきだ。でも、アイスクリームだけだと夜中にお腹が空くと思うよ。 さて、更紗。大好きだった父親は早く死に、自由奔放の母親は育児放棄して蒸発。おばさんの家に預けられる。自由奔放な家庭で育った更紗は、おばさんの普通の家庭であることに、息が詰まった。またそのおばさんの息子に、性的なイタヅラを受けていた。小学4年生の時に、ロリコンとあだ名がつけられている大学生の佐伯文の家についていく。そこから、更紗にも、佐伯ふみにも世間の目という試練に晒される。まず、更紗であるが、なかなか本音が言えない。あと一歩、きちんと伝えればいいのだが、押し黙ってしまう。どうせ、わかってもらえないと諦めちゃう。コミュニケーション不全なんだね。また、ロりコンと言われている佐伯文。確かに、小児性愛のようだ。ただし、性的な接触はしようとしない。更紗を誘拐したとして、佐伯文は逮捕されることになる。そのことから、常に監視される環境に置かれ、ロリコンとして見られることになり、SNS、週刊誌の餌食になる。 色眼鏡で見られる佐伯文。大人になって、再開した更紗。佐伯文は、優しかったし、性的な接触もなかったので、佐伯文が捕まること、さらに世間がそんな目で見ることに反発する。しかし、それを事実として認識させる根拠が提示できない。だから、黙ってしまう。物語は、そのことをうまくかいくぐって、二人の有り様を物語にする。結局は、切ないというより、はがゆいのだ。 | ||||
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