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流浪の月
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流浪の月の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全623件 221~240 12/32ページ
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| 更沙はとにかく子どもの頃も大人になってからも、選民意識が強いタイプ。 同じ団地に住んではいるけど、うちの家族はマニキュアもしないようなダサいご近所さんとは一線を画してる。 同じ小学校に通ってはいるけど、うちの家族は馬鹿みたいなことで騒ぎたてる他の生徒や保護者とは住む世界が違う。 そんな感じで、徹頭徹尾、人を見下しては、自分とその家族、または偏った基準により自分が認めた人物(文)がいかに高尚で特別な存在かをダラダラ語っていく。 この女にかかったら、平凡などこにでもいる人間(叔母や同級生やパート先の先輩)は全て退屈で迷惑な存在と煙たがられる。 そのくせ相手が自分に好意を持つ男なら、つまらない存在と見下しながらも、家賃食費光熱費を浮かせるために好きなふりして一緒に住んだりする。 お父さんが飲んでたのはマッカランだったとか、使ってたグラスはオールドバカラだったとか、いちいち『違いがわかる』感を出してくるのは、この作者自身がそういう性格なのだろうか。 違いがわかる選ばれし自分達とそうでない者を分ける基準も非常に安っぽく、読んでて辟易してくる。 この本や映画を絶賛してる人達も、この本の良さが『わかる自分』に酔ってる人が多いのではないか、などと、捻くれた考えまで頭をよぎる。 そこかしこで気の利いた洒落た文章を書きたい気持ちは感じるのだが、いかんせんプロの作家とは思えないくらい語彙力に乏しく、同じような表現や描写が使い回される。 そしてリズム感の致命的なまでの欠如。 勿体無いから最後まで読んだが、読み進めていくのが苦痛で苦痛で、1週間もかかった。 本屋大賞受賞作ではあるが、私が書店員だったら、間違っても人様に薦めたり出来ない一冊。 | ||||
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| 世の中の生きづらさに対する分析力の冴え。 作者の人間心理に対する繊細さの成せる技でしょう。 認知バイアスでしかないものが良識という名を纏った暴力として個人のデリケートな部分を踏み荒らす過程を、ステレオタイプに嵌ることなく描いている良作だと思いました。 更紗と文の関係に最後まで名前を付けない潔さも好印象です。 心理劇が好きな方にはおすすめできる作品。 若干、情景描写が単なる説明になってしまっている部分も見受けられ、文芸作品としての物足りなさを感じたことも否めませんので☆4つとさせていただきました。尤も近年の商業文芸で情景描写を芸術に昇華しているような作品はほぼ皆無だと思うので、そうした部分を求めていない方にとってはマイナス要素にならないと思います。 | ||||
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| もう一度読み直しています。 内容の濃い秀逸な作品だと思います。作家さんの繊細でピュアな精神性が伝わってきました。 二人がずっと一緒に生きて行って欲しいと応援してしまいました。美しい世界です。 | ||||
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| この前の日曜日に映画を観て文の気持ちをきちんと理解したくなったので購入。 自分の普通を普通だと思っちゃいけない。 私がもし現実世界でこの2人のニュースを見たらどう思うだろうと考えた。多分気持ち悪いと感じるだろうし、事実なんて知ろうと思わないと思う。 自分がネットの掲示板とかよく見るからこそ色々な人が読むべき作品だと思った。 最後に、読了後レビューを見たらあまり良くない評価が多くて驚いた。 私は言葉選びとか含めて好きだったな。すごく読みやすかったし更紗って名前も素敵。 | ||||
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| お互いに絶対に必要な存在に出会えたお話かと。 とても、衝撃的なお話でした。 世間的な風評より大切な事。自分らしく居られる事。それから母親は、良くも悪くも、子供にとっての影響は、大きいなぁ。と、私は、感じました。凄く面白かったです。 | ||||
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| 映画化されたので、原作を読んでみたかった。複雑な家庭環境にありながら、前向きな更紗が好きです。すぐに読み終えてしまって、今もストーリーの情景が頭から離れずに、その世界観に浸っている感じです。 | ||||
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| 極端に意見が分かれてて驚きます。 ロリコンロリコン言う人や、徹底的にディスる方は、好みの問題と生理的嫌悪でしょうか。 この物語に出てくる世間のように、理解出来ないのでしょう。 浅はかだなと思う行動は多々あるけど、だから世の中からDV被害も無くならないんだろうし。 個人的には、ファンタジーのように受け止めてます。 ご都合主義でも、仕方ない。一枚の絵画にむけて、こんな都合よく花が咲くわけないと文句言うようなものだ。 身体がそういう事情だと欲求もわかないものなのか疑問だけど、行為が叶わない男性と、行為に嫌悪を持ってる女性と、その条件以外にもお互い惹かれ合う部分もあり、ファンタジーのハッピーエンドでいいんじゃないかな。 | ||||
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| テレビで映画のPRを観て映画が気になり先ずはと読みました。 ややこしくそれでいて難しい現実的に起こりうる事は良くわからないが小説の一気読みは久しぶりなので小説の世界観に引き込まれたように思います。 ちょっとした小道具、例えば骨董品とかの出方が話の展開に効果があったが、相手を思い続ける心情は計り知れないという表現で欲を言えば喫茶店名の由来が分かり易すぎた感があります。 | ||||
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| 最後のあとがきみたく書かれている 内容とは関係のない人が 「作者がこういう人で〜。だから作中のこれがこうで〜。」 と知らない人の謎の解説文があり、 読まないことをオススメします。 それを載せないでほしかったとすら思えます。 作品は作者を加味して考える必要がないから。 作者を知りたければ知りたいと思った人が調べればいいし、 正直、その文の筆者の自分のブログとかTwitterに書き込むだけにしてほしかった。内容とその文の筆者が関係ないんだから。 作者は文を書いて、文を私達が読む。 そこに作者以外の謎の人物が入り込む。 Kindle版以外に書かれているかはわからないけど最後の謎の文は素晴らしくともそうでなくとも蛇足としか言いようがないので 読むことはオススメしません。 物語に入り込んでいたら最後に興冷めさせられました。 | ||||
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| 心がすり減った時、 明日を迎えるのがどうしようもなく辛い時、 何か救われるかもしれない。 | ||||
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| この方BL作品ではとても素晴らしい物をお書きになるので、本屋大賞もとったということで、期待して読んだけど、イマイチでした。誰も幸せになれない。主人公の女性に感情移入できない。自分で不幸に寄って行ってしまっている。読んで損しました。 | ||||
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| 一気に読んでしまいました。これは、実社会の中に自然と溢れてる出来事で、家庭環境や情報を鵜呑みにする人間性等から生ずる個々の感情は、すぐそこに存在する。また、人間の内面を簡単には想像など出来ない事実を、忠実に文章とされており、コロナ禍の中、悲しい人生の終わり方をせざるを得ない方々も少なくない現在、さまざまな環境の中で生きて行かねばならない人間が、すぐ側に居る事を常に胸にとめて生活すべきだと痛感させられる。是非おすすめしたい一冊です。 | ||||
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| 映画主演キャストのファンの者です。 本屋大賞の映画化・出演ということで読んでみました。 昔は小説をよく読んだのに近年すっかり離れてしまい、読了できるか心配でしたが、驚くほどサクサク読めました! まるで映画を観ているような情景描写、登場人物たちの心理描写が生きいきとリアルで、「これが本屋さん大賞というものなのか!」と、著者の構成力・観察力・描写力に感嘆しました。 特に、曇天から雨が降り出す瞬間を 「ぽつんとつむじを叩かれた」と描写している部分にはさすがです。 以下、多少のネタバレあるので、知りたくない方はスルーして下さい。 話の構成も「現在の、あるどこかの風景」から始まって、過去と現在、語り手も入れ替わり、ミステリーのような展開になっている部分も面白いです。 また、どこまでも暗くて救いようのない話かと、戦々恐々と読み進めていましたが、予想に反して優しい物語でした。 主人公・更紗は「これは恋愛じゃない、この関係を的確に形容する言葉が見つからない」と頑なですが、別に「愛」とか「同士」とか「シェルター」とか、プラトニックでありきたりな関係って呼んでももいいじゃん!と思ってます。 歪んだ関係に見えるのは、世間からの誤解をきちんと解かないからでした。 前評判をある程度知った上で読んだので「婚約者・中瀬亮とは果たしてどれほどのクズ野郎なのか…」と心していましたが、亮に怒りが湧くどころか、彼が可哀想な人に感じました。亮のやった数々の行動は同情できない部分はあるものの、彼の過去を知れば、文や更紗と同じぐらい傷付いて生きてきた人なのだとよく分かります。 亮のDVも、文の逮捕も、ヒロインの「説明・対話不足」な気質が不運を加速させているように思えます。まあでもそれ言っちゃうと、この物語は成立しませんが笑 暗いようで優しい話なので、途中涙ぐむ部分もありました。 …が、すぐに冷静な自分に戻ったのでした。 だって、文は見た目も悪くなく、穏やかな性格の、お金持ちの御曹司なのですから。 文が貧乏・ブサイク…だったら、更紗は文の家に居つかなかったかもしれません。 だからこの物語はファンタジーなんです!! ファンタジーでフィクションだから、気楽に見て楽しめば、それでいい。それで終わり。 なのに、さも「感動大作!!」、「貼られたレッテルを疑え」みたいな高尚そうなキャッチコピーで煽ります。 本当に高尚で優しい世界なら、亮くんにも救いの手が差し伸べられるはずです。文も御曹司じゃないかもしれません(笑)。読了後、なんともモヤモヤするのは、これらの矛盾をどこかに感じてしまうからなのでしょう。 そこをきちっっと踏まえれば、それなりに楽しめるエンターテイメント作品だとは思います。 | ||||
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| 作者がこの物語の主人公のようにジェンダー時代の人だつたとは、読み終えるまで知らなかった、寄れ故、文章がものすごくロマンチッ区で、やさしさに会ふてている。70歳の自分でも面白くて、スラスラと読み終えた。 | ||||
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| 普段全く小説読みませんが、映画化されるとのことで手に取って読んでみましたが、とても面白かったです!映画が楽しみです! | ||||
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| 映画の前に読んでおきたいと思い購入しました。迅速な対応ありがとうございました。映画が楽しみです。 | ||||
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| 甘々でベタなやつじゃなくて、おしゃれな恋愛小説です。 文章も読みやすくて洗練されているので、おすすめです。 個人的に、性愛の結びつきだけが男女の関わりでは無いと思っているので、こういう価値観を言語化してストーリーにしていただけるのは助かります。 きらきらひかるとかに近いかな?違うかな?笑 BL作家さんなんで、そういう視点で恋愛を見られるんでしょうね。なんというか、男と女がSEXするだけが恋愛じゃないでしょう!という感覚。 いいと思います。 マイナスとしては、外野の人たち頭悪すぎへんかな?ってとこかな。普通に論理的に事情を話せば、普通の人なら理解してくれると思います。まぁ、悪者作らないと主人公が映えないっていうのはあるんでしょうけど…。 星4! | ||||
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| 映画化の番宣で読みたくなりました。 その結果、一気読み。 読みやすくさくさく進みしかも展開が早く予想外のストーリー展開。 やはり「本屋大賞」は裏切らない。 映画化のキャスト紹介を見ていた(勘違いについては後述します) キャストに当て読みしたので、映画を観ても違和感を感じる心配はありませんね。 松坂桃李の文はあまりにイメージぴったり。 桃李くんがこのシーンでこんなふうに俯いて長い指に目を落とす・・・ シーンが浮かびます。 大人になった更沙の広瀬すずもほぼ及第点。 私は勘違いでDVの同棲相手を勝手に坂口健太郎に当て読みしてしまった。 横浜流星だったんだ!! この役は非常にリスクもある上に演技力を試される筈。 (個人的には坂口健太郎のを観たかったのです・・・彼がどんな役掘り下げをするか?) それにしても小説とは言え、本当にリスク管理のなって無い文と更沙です。 おバカだなあ・・・リスクを回避しろ!!と、何度思ったことか!! まあそこが見どころ読みどころ・・・と言う小説。 早くDVDになったら一番で観たい。 今から半年後が待ち遠しい。 | ||||
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| 映画を見る前に読んでおこうと購入しました。 現実的には幼女誘拐事件ですよね! でも真実は預けられた叔父さん宅に帰りたくない。文には秘密がある。 文の秘密を知ってから2度読みしました。 この本は2度読みするとまた違った目で見ることができます。 | ||||
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| 本屋大賞はだから信じられない。 2020年本屋大賞受賞作品です。 このような小説が本屋大賞だから本屋大賞は信じられなくなります。 2022年本気大賞受賞の『同志少女よ、敵を撃て』は稀に見る傑作でしたが、この作品が大賞とは余りにも残念です。 ロリコン疑惑をかけられた男性と少女の恋愛感情を超えた絆の物語。 年齢や性別を超えた関係性のメッセージは素晴らしい!作者さんはBL作家さんとの事ですので人間関係の繊細な描写は素晴らしいと思います。 ただ物語が荒唐無稽です。 最初に誘拐犯罪となった時、助けて貰った事を証言すれば良かっただけなので、主人公の苦悩に感情移入出来ません。 期待して読んで残念に思いました。 ただ作品の中で何度も何度も映画『トゥルー・ロマンス』が登場します。 これは嬉しかったですね!! タランティーノ監督が脚本を担当したバイオレンス映画です。この映画脇役が物凄く豪華なのですよ!これは再現不可能なレベルで凄い俳優陣。この映画は傑作映画なのでお薦めです。 何故映画『トゥルー・ロマンス』が登場するのかは理解出来ませんでしたが、この小説を読んでこの映画を思い出した事は良かったです。 本屋大賞として期待すると失望します。 映画化もされるのですね。 男性のビジュアルが良ければ更に作品としてのメッセージが弱くなると思いました。 | ||||
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