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流浪の月
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流浪の月の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全623件 121~140 7/32ページ
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| ロリコンと思われた男性と少女のその後の温かな物語。様々なテーマを巧みに描く本屋大賞受賞作。文章表現が大変上手ですらすらと読める。 | ||||
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| 少女と青年の3ヶ月にわたる共同生活が突然終わってから幾年月。思わぬ切っ掛けで再会した2人を世間は容赦なく批判するが、たった一つ、『彼が本当に悪だったかのかどうかは、彼と彼女にしかわからない』の書き込みが全てだろと思ったのは当事者2人もだが、読者の私。 | ||||
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| 読んでみて良かった点 ・有名な著作の本ということもあり、読んでみて損はないと思います ・話の展開にしっかりと緩急があり、飽きることがないと思います 少々気になった点 ・登場人物の女性と男性ですが、女性の性格や男性の持病のことも含め、現実味の薄い話だなと思いました。何かと警察やら暴力などがあるシーンがありますが、最近の小説は過激な展開に持っていく傾向があるのかなと思い、どうしても似たような内容に感じとれてしまうところが残念です | ||||
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| 幼児教育や臨床心理に携わる者なら、子どもの認知能力が未発達なのを理解した上で、自分達が指示的・暗示的な態度をとらないように細心の注意を払いながら彼らに接するものなのに、「ストックホルム症候群だ、洗脳だ」と決めつけて子どもの話を聴かないなんてありえない。作中で安易なカテゴライズやラベリングを批判しているのに、警察やマスコミに対するこの描きようはいいの?矛盾してない? きれいなものを描写する際の「○○(村上春樹ばりのなんかこじゃれた比喩)のようにきれいだ」みたいな、ヒネリがないのに鼻につく書き方もやっぱり好きになれないし。鬼滅の刃の主人公が、そんな場合じゃないのに「甘露寺さんが倒れたら負けだから、皆で甘露寺さんを守るんだあ!」と視聴者に説明するために叫んでいるような、「私は今、これに対してこう感じています」的に心の動きをイチイチ全部書いているとこも、読む側の想像の余地を奪われているようで嫌だし。読者の読解力を低く見積もっているのか、語彙力が足らなくてフワッと匂わせるような描写ができないのか。後者な気がする。 「正しさを押し付けてくる世間VS世間からはじかれた人達」という二項対立の構図をよく使う作家だけど、対立軸である世間の解像度が低くて一方的だから、そこから産み出される苦悩や悲劇もフワフワしたファンタジーのようで説得力がない。 例えば、「汝星の…」では主人公の父親の不倫相手が、親に振り回される主人公達に「いい子すぎる」と言う場面があるけど、いやいやいや、未成年で大人の庇護が必要なんだから、ハードな環境下を生き延びるために同居親に意識的・無意識的に同調して適応せざるを得ないでしょ、そんな状況を生んだ一端であるあんたが言っていいセリフか?と。不倫相手を自立した女の象徴として描きたい、既存の結婚観や家族観に一石を投じたいってのはわかるけど、理論だけが先走りすぎてて、現実に不倫がもたらす喪失や失望、情緒的・経済的なリスクに考えが及んでいない。 他にも、ストックホルム症候群やうつ病(汝星の…)や吃音症(美しい彼 ←未読ですが、これを読んだ友人(長年吃音症を患っている)が描写がウソ臭いと怒っていた)など、登場人物の苦悩の種として出てくるけど、どれも「昔ドラマで見たことそのまま描いてます?」というくらい書き方が古くて浅い。弱者の味方のようなフリしていおいて、本当は単に、わかりやすくて映えるネタとしか思ってないんだろうな、と。 思うに、この作家がインタビューとかでよく言う「世界からはじかれた人達のために」って、実力不足・取材力不足で複雑な現実世界のありようや心理を描ききれないだけなのを「はじかれた人達に届きやすいように、あえて単純化してベタに描いているんです」とごまかしてない?それぐらい不勉強感があるというか、モノを知らない感じがする。ネット被害や男女格差、同性愛…とキャッチーな問題を扱ってますよ、社会派ですよと銘打っておいて、切り口はどれも表層的。結局売りはわかりやすさと映えだけ。 中高生に人気みたいだけど、自分が高校生ならハマらなかったろうな、子ども騙しすぎて。 この人が売れる世の中は嫌だなー。地味でも取っつきにくくても、ちゃんとしたもの描いてる作家さんにもっと売れてほしい……。 | ||||
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| 事件後10年の間に移り変わっていく主人公2人の各々の心の変化の描写が乏しいので10年後の2人に共感できない。同じ人物か?と思ってしまう。ネット社会だからこそ世間はこれほど2人を過剰に追い詰めたりしないと思った。大人なのだからこそ、本当のことを公表し、2人幸せに生きて行けば良いのに。単にそんな風に感じた。 | ||||
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| 本屋大賞ということで買ってみたんですが、テーマの重さに何度か断念しそうになりながら読み切りました。かなり気持ちを落とされて読み続けるのがつらかったです。 崩壊家族・不倫・浮気・毒親・ヤングケアラー・共依存・恋愛依存症・男女差別とそこからの自立がテーマです。が、自分が男だからかもしれませんがいつまでも一人の異性にすがっている姿はやはり共感できないものでした。そしてあの結末を迎えなければあのしがらみを消化できない主人公達も私には理解を越えるものでした。 あれを美談というのであれば、なんて生きづらい生き方をしているんだと心配してしまうくらいに。 文章自体はとてもきらびやかで楽しかったです。表現がうまくてなおさら気持ちを持っていかれましたが 笑 読む人を選ぶ小説だと思います。 | ||||
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| 自分の一番好きな映画トゥルーロマンスが話のなかに出てきて運命感じた^ - ^ この小説は考えされる。 でも、一気に読んでしまう。 因みにトゥルーロマンスは脚本タランティーノ 出演クリスチャンスレーターなど 興味が湧いたら観て観て下さい^ - ^ | ||||
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| 引き込まれていくが、ラストが尻切れトンボのように感じたのは私だけ…か。言葉遣いの巧みさで、その情景を思い浮かばせる書き方はさすが。映画を観る前に読むことをお勧めします。 | ||||
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| 凪良さんの作品を初め読みました。 なんて美しく、なんて物悲しく、なんて静かな、なんて優しい気持ちになる物語でしょう。 文さん、更紗さん、梨花ちゃん、幸せになってね。 いや、今でも幸せですよね。 幸せの定義、形は人の数だけあります。 世間や、周りの人達が決める事はできません。 貴方達は、それでいいよ‼️ | ||||
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| 昨日届いて手にしてみると、表紙が破れていた。しかも裏を見ると破れた箇所にセロハンテープで補修をしてありました。 発送の際に破れて「まぁ、セロハンテープで補修しておけばいいか…」ということがバレバレ。 その他、本自体も汚いし最悪の発送でした。 娘へのプレゼントでしたが受け取った娘もプレゼントした私も残念でしかたないです。 | ||||
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| 友達以上だけれでも恋人でもない関係の存在を表現されてることが新しいな種類の小説だと思いました。 家族よりも信頼できる、なくてはならない存在。お互いにそう思えるのは素晴らしいことですが、社会の中では生きずらい存在。 周りに流されず生きていく主人公とその男性の強さを感じました。 | ||||
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| 読み進めると、更紗の悲しみや怒り、憤りの感情に支配されるような感覚に陥ります。それほど感情移入してしまう作品でした。伯母夫婦での息苦しさと強い悲しみと憤り。そしてそこから開放される文との時間。さらに15年後の彼氏、亮君の存在。読者の私の感情も激しく振り回されました。 お互いを求めあうが恋愛感情とも違う、不思議だけれど何よりも強い絆の更紗と文。外からのレッテルは「誘拐犯」と「被害少女」だが真実は違う。この言葉にできない二人だけの関係は心を温かく癒やしてくれました。悲しみや怒りから最後には温かい癒やしの感情を呼び起こしてくれる本作は私の心をずっと振り回しました。 オススメの方 1.世界に没入できる小説をお探しの方。 2.感情を揺さぶられたい方。 3.孤独を感じている方。 | ||||
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| 文学が好きなある俳優さんが良いと言っていらしたので、好奇心で読み始めました。良かったです。 主人公たちが優しくて、不器用で、社会で生き残るための要領が悪く、でも羨ましいと思ってしまう部分もあり、読み終わるととても複雑な気持ちになりました。お話はどちらかと言うと静かに進むのに、ものすごく惹きつけられる作品でした。 | ||||
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| 伝わらなかった気持ちは何処にいくのか。 届かなかった言葉たちは何処にいくのか。 『流浪の月』に登場する人々は、誰しも皆、親子であれ、付き合う間柄であれ、友人であれ、それらを超えた関係であれ、それぞれのやさしさを相手に届けようとするが、それらはけっして相手には伝わらず、届かない。 (なお、ひとりだけやさしさを届けようとしない例外はいる) 受け取ったとしても、ごめんなさい、と心の中謝まりながら、せっかくの善意を捨てていく。 『流浪の月』は、そのような物語である。 でもそれが、お互いにとって不幸なことなのかどうかは、彼と彼女にしかわからない。そのような物語でもある。 | ||||
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| 誤解、偏見、もどかしく苦しい人生。二人には幸せになって欲しいって、今度こそは大丈夫だろうって思っても大丈夫じゃない。なにこれ。生地獄。でも、2人は生きている。どうかこのまま、誰も邪魔しないでって思いました。 | ||||
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| 子供の目線からとらえた心理表現が素晴らしく、先が気になり、ぐいぐい引き寄せられました。 兎角この世は生きにくい。私も生きにくいと思っていたけど、この主人公二人には、もっと生きにくかった。でも、二人一緒にいたなら笑いながら、生きていけることに、ほっとし、元気をもらいました。子供という弱者からみた社会のえげつなさを解明した、いい作品でした。事実と真実は違うと認識するようにします。 | ||||
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| 幸せのカタチは人それぞれ。自分と比べてどうだこうだとか、普通はとか、ないよね。なんて思いました。 | ||||
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| 凪良ゆう さんの作品は、はじめてです。ほんとうは、引き続き原田マハさんの本を読むつもりだった。 そろそろ、直木賞・芥川賞・本屋大賞の本、買ったきりになってる本が、たくさんあるので、読んでみようと思う。 読み始めてすぐ、怖さを感じた。「8日目のセミ」の時も、怖いけど目が離せなくなった。吉本ばななさんの本も、怖いけど麻薬中毒みたいになった。ほかにも、不倫して男と駆け落ちを繰り返す女性の話もある。 この本の主人公、家内更紗の母親も、いろいろ世間の常識とは違う生き方をしてる。娘を一人残して、男と駆け落ちしてる。更紗は、小さいころから、世間の常識と違う両親に育てられた。そのため、彼女自身も、非常識な女の子に。 同様に、世間の常識と違う、佐伯文が出会うところから物語が始まる。 怖い、と書いたけど、何が怖いと思ったのだろうか。警察、報道、世間の常識?子供の言う事だから信じない。サスペンスドラマでも、時に見かける筋書き。 幸いにも、私の身近に、こんな事件は起こってない。もし起こったら、私はどう判断しただろうか。 次は「ライオンのおやつ」 久しぶりに、小川糸さんの本を読もうと思う。 | ||||
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| 読書家ではありませんが、 気になっていた本です。 映画版が話題になりましたが、 予告編を見て、小説の方が良さそうだと思い、 手に取りました。 冒頭のエピソードは時系列が分かるまで、 ???でしたが、 最後まで読み進めるとすっとしました。 家庭の事情で同居することになった いとこへの嫌悪から 家に帰りたくなかった更紗の心情は スッと入ってきました。 文も単純な小児性愛ではなく 苦しみを抱えていること。 文がのちに交際する女性の モヤモヤとする気持ち。 更紗の異常とも思える文への執着。 映画よりもスッと入ってくる気がしました。 (映画本編自体は見ていませんが) 50年近くも生きてきても気づかなかった いろんな形の苦しみが 世の中に沢山埋もれていること。 それをほんの少しでも知ることが できたこと。 私にとって、大きな収穫でした。 同性愛者や小児性愛と聞くだけで 変態、気持ち悪い、と感じる方は 読むべきではないでしょう。 でも、いろんな形の苦しみ、 生きづらさを知るきっかけにはなる 一冊だと、私は思いました。 | ||||
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| 居場所を無くした青年と少女。偶然、二人は出会い、愛とも友情とも違う感情が芽生える。共同生活を始め、お互いを理解しあうも誘拐事件へと発展し、青年は誘拐犯人として、少女は被害者として別々の人生を歩む事になるがインターネットに残り続ける事件の記録が二人の人生を苛む。 やがて二人は運命に導かれるように再会するが▪▪▪ 『ほんの少しだけ人と違う』それだけのことを受け入れようとしない社会の不寛容さをえぐりだした問題作。 | ||||
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