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流浪の月



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【この小説が収録されている参考書籍】
流浪の月
流浪の月 (創元文芸文庫)

流浪の月の評価: 4.10/5点 レビュー 598件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全598件 241~260 13/30ページ
No.358:
(4pt)

誰が悪いのか?

凪良先生の代表作と聞いたので、購入しました。色んな事を考えさせられる作品。自由とは?幸せとは?心の奥の方をぎゅっとされるようなかんじです。映画にもなるから、どうなるのか楽しみです。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.357:
(5pt)

名付けることのできない関係性

世の中、人と人との関係にすぐに名前をつけたがる。他人の不可解な行動に理由をつけたがる。関係性や行動の理由は、当人たちにしかわからないにも関わらず、自分の理解できる形を当てはめたがる。そうした第三者の悪意や善意に苦しめられ、居場所を無くす更紗と文。恋愛ではない、依存とも違う、お互いの存在そのものに生かされるふたりの在り方が好きだ。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.356:
(1pt)

あんたの話なんか聞きたくもない

ひとがそのひとに惹かれたり、反発したり、そのひとが必要だったり、悪意があったり、自分ではどうしようもなかったり、そういったものをいろろな方向から書いてみたかった、そういうことじゃないですか。SNSに代表されるような無責任に騒ぎたてる世間も描いてみたかったんでしょうね。でも少し病的なものを使い過ぎているんじゃないのかな。また話が少し都合良くよく運びすぎているよ。最初の更紗と文の関係にしても、わが国の警察や性暴力被害者センターを少し甘くみないか?わたしは実際少し関係していたことがあるからわかりますけど、文が先天疾患で性的能力がなく、それで病的な精神状態になっていたことぐらい分かりますよ(類宦官症かカルマン症候群でしょ)。それに更紗はなぜ自分が性的いたずらを繰り返されていたことを何故警察で喋らなかったんですか?しゃべらなかっっとしても、この辺に気づけないカウンセラーなんているカウンセレラーの意味ありませんから。余程事情があるならともかく、たいした義理もない叔父・叔母とその家族を庇って何か得があるんですかね。ちなみに、こういうのだって子細に身体検査すれば客観的に相当程度分かるんですよ。要は話がこうという方向にしか行きようがないというのではなく、あっちにこっちにと振られているんですよ。社会の屑と付き合うのも程度の問題ですね。

繰り返しますが、これは作り話です。実際に福祉・医療・性暴力に関係した人間がいうのですから、間違いありません。こんなもんじゃとてもありませんよ。説明する気にとてもなれませんが。ただ、憎まれ口を利いて終わるのはいやですから、ひとこと。度を超えた異常心理は文学にはなりません。ただ、そうだけ云っておわると、ではなぜロシアの革命文学は文学たりえたんたというこえがきこえてきそうです。全部が全部じゃありませんが、登場人物たちに教養があった(多くは身分もあった)ってことですよ。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.355:
(5pt)

是非、読んでみてください。

各登場人物の気持ちや人柄が描写されている 読んで良かった本です。
是非機会があれば読んでみてください。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.354:
(3pt)

なせそこまで?(少しネタバレあり)

子どもの頃の更紗と、文の話が短く感じました。なのでなぜ主人公が文にそこまで長い間執着するかの説得力があまり感じられなかったので、もう少しそこの部分が長くても良かったのではと思いました。

文章は読みやすかったので、主人公に疑問を持ちつつも最後まで読むことができました。
ですが、十五年後の話は主人公に唖然とするばかりだったので(予算オーバーなのに文と同じマンションに暮らし始めたり、文を心配しているのに付きまとい結局は彼氏にバレてしまうので文の情報をネットに書かれたり)文視点中心の方がより読みやすかったかもしれないと感じました。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.353:
(2pt)

ネタバレ多いです。

主人公は元彼と叔母の息子と2人に暴力を振るい仕返しするシーンがあります。主人公の暴力もなんだかモヤモヤ、、、。
主人公は彼らの行動に対してやめてほしいとかとりあえず逃げるとか何も言ってない。主人公が受け入れてるのか拒否してるのか彼らには分かりかねている。その状況も分かっていながら暴力を働くのが理解できません。
普通なら死んでてもおかしくない。
何故この状況でここで正社員として働いてるのか?というシーンも出てきます。
主人公が時々謎めいた行動をしていてイライラしました。
260ページくらいは読むのがしんどかったです。
それでもハッピーエンドに繋いでいることや、男女の新たな関係性を見出したり読み終えた後は多少心が楽になりました。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.352:
(3pt)

切ない物語で、はがゆい。

実に切ない物語。主人公二人にまとわりつく雰囲気が、切ない。その切なさをうまく書き上げた著者の力量に感心した。主人公「更紗」の持つ自由という言葉、「晩ご飯にアイスクリームを食べていい」ということに対する親の躾によって、人生の見える視点が変わるねぇ。私は、ご飯の代わりにアイスクリームを食べることは糖質制限を知る前は反対派だった。糖質制限のことを考えると、ご飯も減らした方がいいと思うので、まぁ、ご飯と同じくらいのカロリーなので、夕食にアイスクリームを食べるなら、ご飯をやめて、おかずを食べるということになるかな。しかし、アイスクリームは糖分が多いので、食べるものの味の繊細さはなくなると思う。また、アイスクリームは界面活性剤が多く入っているので、気をつける必要があるなぁ。食べるにしても1個にしておくべきだ。でも、アイスクリームだけだと夜中にお腹が空くと思うよ。
さて、更紗。大好きだった父親は早く死に、自由奔放の母親は育児放棄して蒸発。おばさんの家に預けられる。自由奔放な家庭で育った更紗は、おばさんの普通の家庭であることに、息が詰まった。またそのおばさんの息子に、性的なイタヅラを受けていた。小学4年生の時に、ロリコンとあだ名がつけられている大学生の佐伯文の家についていく。そこから、更紗にも、佐伯ふみにも世間の目という試練に晒される。まず、更紗であるが、なかなか本音が言えない。あと一歩、きちんと伝えればいいのだが、押し黙ってしまう。どうせ、わかってもらえないと諦めちゃう。コミュニケーション不全なんだね。また、ロりコンと言われている佐伯文。確かに、小児性愛のようだ。ただし、性的な接触はしようとしない。更紗を誘拐したとして、佐伯文は逮捕されることになる。そのことから、常に監視される環境に置かれ、ロリコンとして見られることになり、SNS、週刊誌の餌食になる。
色眼鏡で見られる佐伯文。大人になって、再開した更紗。佐伯文は、優しかったし、性的な接触もなかったので、佐伯文が捕まること、さらに世間がそんな目で見ることに反発する。しかし、それを事実として認識させる根拠が提示できない。だから、黙ってしまう。物語は、そのことをうまくかいくぐって、二人の有り様を物語にする。結局は、切ないというより、はがゆいのだ。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.351:
(2pt)

被害者意識が強い2人・・

幼女誘拐事件の加害者と被害者の物語。

調べると加害者が患っている病態は存在するようだ。
しかし、彼と同じように悩む方が、
全員、幼女を誘拐するわけではない。

加害者は、特に事件後は被害者に近づいてはいけなかった。

被害者にも同情すべき所はある。
しかし、あまりにも被害者意識が強いと思う。

2人とも、もっと周囲の大事な人を
大切にするべきだと思う。

確かに、事実と真実は異なる。
しかし、2人の間で傷を舐め合っても
周囲からは理解されないだろう。

皆、多かれ少なかれ、孤独を感じつつも
他者との距離を保ちながら生きている。

勝手に孤独を感じ、
勝手に孤立していっている。
何とも、救いようのない2人である。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.350:
(4pt)

すごいスピードで読めます!

良い意味でスピード読書が可能な作品、どんどん引き込まれていきます。酷評の方ほど嫌な印象はありません。内容が気持ち悪いという方は、最初からあらすじをあまり確認していないのでは?と思います。周りに伝えたくても伝えられない、伝わらない、もどかしさが続くストーリーでしたが読み応えはありました。読みやすさが本屋対象らしいなと感じました。読んで損は感じない作品でした。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.349:
(5pt)

一度は読んで欲しい

凪良ゆうさんの言葉の言い回し、ストーリー展開、全てが素敵な作品です。

事実とは、真実とは、本当の幸せとは何かについて考えさせられます。主人公の心の機微にも必ず共感できるところがあると思います。幸せを追い求めるも、善意に傷つけられる主人公の姿を繊細に描いたこの作品を、是非一度は読んでみて欲しいです。

素敵に、必死に生きる主人公たちに、自分自身を反映させて、自分が何に本当の幸せを感じるのかということを見つめ直すことができると思います。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.348:
(5pt)

さすが本屋大賞

彼女、彼の話が別れてて、それぞれの思惑を理解できた。偽物の世間の目線とは全く違う、人の価値観は自分の中にあるのだと思いました。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.347:
(5pt)

初めての作家の作品 すげえ早いわ

初めての作家の作品を読了。幼児を好きな青年の苦悩と、性的なストレスを受けていた少女の苦悩を描いた作品。誘拐事件にまで発展したが、被害者の考えとは反比例して、被害者の被害の対象は別のところにあるというセンシティブなストーリー。被害者の苦悩を忖度することを良しという判断基準で被害者を判断する世論への警告ともとれる作品です。興味深く最初から最後まで読めました。
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No.346:
(5pt)

面白かった!

あまり本は読まないのですが あるきっかけがありこの本を購入しました。
映画化もされるとの事でどうゆうお話かなと期待しながら読みました。
とても良かったので映画も観に行きたいと思います。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.345:
(2pt)

週刊新潮と警察はあるが弁護士がいない世界線の話

めちゃくちゃ読みやすいし2時間ちょっとで一気に読みました。作品世界はしっかりできていて、そこはさすがでそこが評判めちゃくちゃいい理由なんでしょうね。
しかし、主人公たちを可哀想な目に遭わせる為に、まずその雑な設定と世界を置きに行きました感がすごい引っかかりました。

この作品で大人時代に発生する出来事は更紗が弁護士に相談と依頼対応すればほぼ解決してしまいます。
必然性が皆無な夜逃げ屋を使って家賃が高いマンションに引っ越す金があるなら法テラスにでも行って出版社とサイト管理者に差止請求なりして退避した上でDV彼氏には内容証明でも送ればいいんじゃないでしょうか。
作品で起きる出来事の規模はその程度のもので致命的ではありません。その致命的ではない事の根っこに、文の実家の太さゆえにカネには困らないというのがあるし、だいたいは更紗の説明不足で片付いてしまいます。
他にも、それなりに愛情を更紗に注いでくれた叔母が従兄弟の中学生男子のあれこれに気づかない不思議とか、SNSが発達して個人発信ができる時代に犯罪被害者加害者の現在のタレコミを行うそれなりに大手のサイトが存在して、まれによくある誘拐事件をゴシップ週刊誌がぶち抜きで特集するって無理がないでしょうか。世界の悪意が非常に箱庭的。

一番ひっかかったのは、性的不能者で少女の更紗の無垢さに救いを求めた文が大人になりやることやって無垢さの欠片もなくなった彼女を変わらず無条件に受け入れる(後で独白部分でとってつけたように語る)理由と、それにしては更紗がカフェを訪れた後にしばらく続ける塩対応のところ。かつて無垢の象徴だった少女が数年後に目の前に現れたと思ったら、同棲して婚約寸前まで行った男とモメて転がり込んできたら、まずあるのはその無垢を汚されたという感情なのでは。
それを踏まえて知り合いのネグレクトされ気味の少女を預かって無警戒に文のそばにおいておくというのも、更紗にしてみれば擬似的なふたりの子供という事にしたいにしても、その無垢の対象が少女の方に移るのを警戒するところだし流石にありえないのでは。ふたりの魂の繋がりがみたいな所があったとしても、更紗の前は公園で少女たちをガン見するような文だし、性的不能者の中性的優男なら安心という世界観はやばくないですか。

悲惨な境遇ながら浮世離れしてる原因は、更紗がカネに困ってる描写がほぼないからなんですよね。意図的に貧困という要素が作中では避けられてます。そして、警察とゴシップ週刊誌と誹謗中傷が行われるサイトはあるけど、それを救済する社会福祉や弁護士や声を上げるSNSのない世界。
まず作品の土台がそれなので結末の「いい感じ」風も「現実で考えれば文の実家が太いからだよなあ…」となってしまいました。一方で、元彼氏は実家に帰って親戚や地元から「DVで婚約者に逃げられた男」と白い目で見られながら葡萄を摘み、文の偽装恋人は心身に癒えぬ傷を抱えて心療内科通いが続いてしまうんだろうなあと、サブキャラがみんな不幸になるであろう未来がうかがえるのも…。

それにしても、家庭環境がアレでその後も虐待されてた女の子と、設定上去勢して性的能力のない優男をサブ主人公にして、去勢されてない男からは暴力を振るわれ、虐待・ネグレクトされた血の繋がりのない子供を抱えて世間からはみ出すという基本プロットの作品が2年続けて選ばれる本屋大賞って…書店員たちはそれでいいんでしょうか。クジラの方もこちらも若い美男美女俳優使って映像化しやすいからなんでしょうね。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.344:
(5pt)

一気読み

すごく苦しいお話でしたが、どうか文と更紗が穏やかに過ごせますようにと切に願ってしまうようなお話でした。酷評も多々ありますが、私個人的には更紗も文も大好きです。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.343:
(2pt)

心理描写の巧みさでごまかしている

心の機微の描写技術のレベルはとても高い。
展開は八日目の蟬を少し過激というか少し複層的にした感じ。LGBT的な視点を加えているのは時代背景だろうか?

残念なのは、常識とのすれ違いが必然的とはいえず、主人公たちが自ら墓穴を掘っているのに、そこを心理描写の巧みさでごまかしているところ。

大きなお世話だけど、言葉で心理描写できないので映画化は難しそう。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.342:
(1pt)

鳥肌が

もう世界観も語りも少女漫画そのもの。
リアリティ0。
自称ロリコンの男も結局イケメン。
事あればふみに脳内で語りかけて逃避。
周りが悪で自分は常に被害者。
とにかくイライラする女が主人公。
読んでいてこんなにイライラした事ないです。
携帯小説そのもの。
ラノベ好きな人向けだね。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.341:
(5pt)

ここ最近の小説でいちばん面白かった

レビューを見る限り賛否両論だとは思いますが、主人公の心情や文の心情がかなりリアルだなと思いましたよ。
実際に性被害にあった人はいざとなったら「助けて」って怖くて言えないものです。
例えそれで誰かが罪を被ることになっても…
まぁ性被害に関わらず。いざとなったら本当のことを言えない。口を噤んでしまう。でも自分の頭の中には言いたい言葉が沢山ある… でもなんで?言えない。そういった経験をした事がある人はなんのストレスもなく読み終える作品だと思います。
ここで「いや最初から本当のことを言えばいいじゃん」って☆1レビューをつけてる方は文のお母さんや主人公の叔母の思考なのかな〜と思います。
それが悪い。と言っているわけではなく。それが貴方たちに取っての「正しい答え」なんだな、と。
で、まぁ辛い思い(うつ病とか、いじめとか、自殺未遂とか、そういう辛さね)をしたことがない人には読んでてもイライラするだけだと思いますので。そのへん見極めて読むか決めることをオススメします。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.340:
(5pt)

とてもよかった

色々書くのは野暮かもしれないけど
とてもよかった
それだけは言っておきたい
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.339:
(5pt)

余韻

読み始めた瞬間、話にのめり込み夢中になって一気読みしてしまいました。もしもプラトニックラブが物語の2人のような関係のことを言うのならば、尊くて素敵だと思います。そんな恋愛をしている人たちが実在していたら嬉しいな
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020

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