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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全598件 301~320 16/30ページ
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逃げ続けることで訪れる安らぎ。絶対的に逃れられない運命。相反する2つの生き方の中で、流れに抗う者とひたすらに身を潜める者。でもどちらも絶望的な状況下でただただ平凡な生き方だけを切望する。片方は明るく自由に、もう片方はあるがままに。月はいつも満ち欠けを繰り返しながら、今夜も流浪し続けて行く。 | ||||
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もみ消されるパワハラや、覆されない冤罪、事実すら歪曲されて広まってしまうこの世の中において、全ては渦中の人のみぞ知ることであり、真実を第三者と共有することはことさら困難であると思います。 読み進めていく中で、主人公たちは最後に自死してしまうのではないか、このような境遇にどのような光が生まれるというのか、と諦観の念が大きくなりました。 ところがこの予想は大きく裏切られ、読後、柔らかな優しさに包まれました。 これから凪良さんの作品にはまりそうです。 | ||||
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価値観が変わった。眠っていた感覚、感情を揺さぶられ、この本に出逢えた事に感謝した。 | ||||
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こういう本を、探していたと思いました。 タイトルの意味も、ストーリーも全て沁みました。 嫌味なく、すんなりと文字が頭に入ってくるし在り来りなハッピーエンドに向かって階段を突き進むようなものでとない、文学の美しさを改めて学びました。 ありがとうございました。 | ||||
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世間から受け入れてもらえない二人の存在。加害者と被害者という形で出会う。 しかし、真の加害者は、優しく手を伸ばす人であり、「心配」する世間である。 本人が本当はどう感じているのか、言う隙を与えず、世間の常識で断罪していく。 そんなふうに、世間から隠れながらそれぞれ生きる、「被害者」と「加害者」。 孤独がどんなことか、よく書けていて、胸に沁みました。 | ||||
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評判の作品だが、私も遅ればせながら読んで見た。自由人の両親を失って(父親は他界、母親は愛人との暮らし)伯母に引き取られて"厄介者"扱いされていると感じて(特に伯母の息子の孝弘が毎晩性的行為を目的に部屋を訪れるのがトラウマ)心理的に追い詰められた少女(9歳)の更紗がロリコンの大学生の佐伯のマンションに転がり込んだ事(当然、誘拐を疑われて、佐伯は逮捕され、更紗は性的被害を受けたと誤解される)をキッカケとして、佐伯に負い目を持ち続ける更紗が大人になって偶然佐伯と再会し、互いに恋人(ただし、更紗の恋人の亮はDV男で孝弘を想起させる)が居る中で、常識や周囲の状況に反して2人が互いの信頼関係に基づいて新しい(性的ではない)人間関係を築くという、更紗と佐伯の魂の遍歴を描いた繊細さと骨太さが混淆した作品。 しかし、読後感としては世評程の感動は受けなかった。設定に無理がある上に、孝弘、亮、更紗の同僚、亮の父親といった様々な人々のDVや不倫を描き過ぎていて、正直、読んでいてウンザリした。佐伯を"トネリコ"に例える等、少女趣味の描写が多く、少女向けのライトノベルと評した方が妥当な作品。 常識に縛られている世間への反発、冤罪に対する警鐘、LGBTの新しい形という意匠の一部は首肯出来たが、世評が高くても実際に読んで見ないと真価は分らない書籍の典型という印象を受けた。 | ||||
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冒頭の一章と最後の終章で印象ががらりと変わる作品。最後まで読み切った後もう一度一章を読んでみてほしい。最初に登場人物へ抱いた印象がどのようなものだったのか、そしてその認識に誘導される事こそがこの作品のカラクリになっていると気付かされる。 | ||||
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神 | ||||
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とても面白い作品でした。 ドキドキしました | ||||
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必ずしも『大人の男女が一緒にいる=付き合う』ではないのだと頭ではわかっているけれど、なかなか世間的にはそう見られないのが現実だなと思う。初めてアセクシュアルの本を読んだが、マイノリティーの人々はまだまだ生き辛い世界だと思った。 世間から性犯罪の被害者だと言われ、真実と異なるレッテルを貼られ、可哀想という名のフィルターをかけられる。 そして、何も悪いことをしてないのに、まるで犯罪者のように扱われる。今の日本もそんなんなのだろうか。 第二次性徴が来ない病気ということを隠したくて、自分をロリコンだと自ら思い込み、自分の病気を特定したいがために、自ら警察に捕まる道を選ぶ。言葉にできないほどに苦しいのだと思う。 わかってもらえない辛さというのはどれほどのものなのだろうか。 人の優しさが時に人を苦しめるのだと痛感した。わかっているように思っていても本当のことは本人にしかわからないのだと。良かれと思ってしたことが相手を傷つけてしまっている。 ネットは誰もが見ることができるし、匿名の怖さを改めて知った。 欲を言えば文がさらさと再開してからの心の描写ももう少し見たかったなと思う。 | ||||
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低評価を付けた人は常識人。 常識に囚われてしまっては楽しめない内容です。 真っ当な人は感情移入が難しい。 ただ、もう少し深く見れば世界は広がります。 ある意味、村上春樹的かもしれません。 荒削りの小説ですが、茂木桂樹の「おかえり」を読んでみても面白いかもしれません。 | ||||
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綺麗で良かったです。ありがとうございました。 | ||||
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どこまで行っても当事者の思いには至れない、という実感。 | ||||
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作者の倫理観がおかしい。ただ自分勝手で我儘な意見を相手に押し付けることが多様性とでも言うのか。この本を若い世代に読んでほしいと思わない。害悪である。 この本に共感しているのは同様のモラルを持ち合わせた人々なのだろうかと思うと苦々しい気持ちだ。 | ||||
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少しどんよりとさせられるような話であるが、ストーリーがほどよく展開し続けていくので退屈はしないし、少しミステリーの要素もある。 その中には現代社会を生きていく上で考えさせられることが散りばめられている。 事実なんてなくて、それぞれの解釈による真実があるだけである。 亮くんの立場に立って全てを考えたら、そこにもまた違った真実があると思う。 どのように呼んでいいのかわからない2人の関係のお話。 | ||||
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題の通り途中で読むのを断念。あとは飛ばし飛ばしで読んだので大した事は書けませんが、他の方も記述されている通り全体的に暗いです。心がしんどい、または他人の不幸でもテレビのニュースでも生々しさを感じてしまう方には絶対薦められないし、薦めたくない本だなと思いました。正直、今でも気分が悪いです。 まず主人公にもいなくなったその実の両親にも共感できません。 確かに自分の生きやすさに繋がる個性を押し殺してまで周囲の価値観に自分を合わせるのは、余計息苦しくなるので違うと思います。でもこの主人公の家庭の場合、父親が一家の柱であり娘はまだしも母親にとっての心の拠り所であるので脆いです。そして父親の欠点は、母親の全てを寛容的に受け止めていたというより、甘やかしていた事にあります。 結果的に父親を失って母親は心を病み、主人公の「母親」としてでなくどこまでも自分の為にしか生きられない「女性」でしか無かった。父親も存命の時、主人公が飲酒疑惑を学校でかけられた際も、証拠の提示が可能だったのに結果的に疑惑ははれないにしても、娘の潔白を証明する行動を勧めなかった。この時点でかなり「え?」と思いました。マニキュアでで手を綺麗にするのも良いし、やる事をこなせば朝にお酒を嗜む事もさほど悪いと思えません。ただこの母親に関しては他人に寄りかかるような生き方しかできない、これはもう周囲の見解の方が正しかったとしか個人的には感じられました。 従兄弟に猥褻行為を受けるのは恐怖でしょう。それを隠蔽する家族の中にいるのも。子供なら怖くて発言できないのもあるでしょうし、善悪の概念など自分の価値観の物差しが確立出来ていない内は本当に混乱してしまうでしょう。 それでも、主人公に共感できない。というより、どれだけ文章としては読みやすくても、この作者のモブ含めた登場人物達の描き方に共感できません。 善人なら善人の、悪人なら悪人のキャラの立て方はあるでしょう。でもその全てに魅力を感じない。「主人公が可哀想」「悪いのは周囲」という書き方しか出来てない。正直、この作品が本屋大賞になったのが本当に信じられません。無論、万人に通用する作品はありません。実際の現実は無情な事も多いでしょうし、人間だから弱い時もあります。が、気持ちを奮い立たして逆境に立ち向かう事があるのも、他人に優しくあれるのも人間です。 主人公や彼女を世間的には「攫った加害者」である青年のように自分ばかりが可哀想と、どこまでも弱くしかいられない人間は、フィクションと分かっていても苛立ちが募るばかりでした。 小説は漫画と違います。でも、なんでこんなに救いようがなく、暗く不幸な話みたいなのが高尚とまでいかずとも「文学」として通用してしまうのか本当に分かりません。 例え現代を舞台にしても、例えフィクションだとしても、物語の結末がハッピーエンドでなくとも優れた文学作品や、それに十分すぎる程通用する漫画作品はごまんとあります。人の好みはそれぞれですが、少なくとも「本屋大賞や○○賞を受賞した作品だから…」と無理して読むより、私はそれらの作品を読んだ方が充実した時間が過ごせるようです。 | ||||
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この小説はどんでん返しのようなものはなかったが、人生について考えさせられる、とても深い内容だと思った。 また、作者の比喩表現がとても美しく、共感出来た。 | ||||
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予想がつかない展開に引き込まれドキドキしながら久し振りに楽しめました。 | ||||
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美しく強烈に綴られた文章 切なく抗えない物語 最高でした | ||||
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話の展開のテンポが良く引き込まれて一気に読んでしまいました。 | ||||
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