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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全598件 261~280 14/30ページ
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私、活字大嫌いなんですよ。 でもこの作家さんの文章はスッと入ってくるし、引き込まれる。一言でまとまらないけれど、初心者にもわかりやすいんです。 終盤畳み掛けるように段々と真実が浮かび上がってくるのが、おもしろい。 この作家さんのことは最初、BL小説で知って、その時から大好きなんですけど、途中で視点が変わるのも味ですよね。 BL作家でもある方が一般小説でもこんなに実力発揮して、多くの人に評価されて、単純に嬉しいです。また、こっちの界隈に戻ってきて欲しいけれど。 側だけじゃ、その人の真相はわかりませんね。でも人は自分以外の人間のことを勝手に想像して、自分の中で形作ってる。わかった気になってるだけ。でもそうしないと、みんなに深く突っ込んでいっても疲れちゃいますよね。惹かれあった者同士が共有するお互いの秘密。 暗くて重い題材だけれど、この方の文章はやっぱりどこか柔らかくってあたたかい。光が見えるんですよ。 | ||||
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最初はよくある今どきの小説と思って読んでいたが、更紗が文の隣に引っ越したぐらいからどんどん引き込まれる。2人の会話も面白く、彼女がどんどん開放されていく過程が読ませる。警察が介入するぐらいから更にスピード感が増すが、唯一惜しいのはプロローグがあるためにラストが予想できてしまうこと。だから星4つ?とも思ったけど、最近すぐに読み返した本は珍しいので5つにします。 | ||||
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テーマが重そうだったので読むのを 躊躇していましたが、今回手に取り 2日で読みました。 思っていた内容とは違っていて 私はとてもおもしろかった。 登場人物がいまでも頭に浮かんできます。 ラストも私は好きでした。 もう一度読みたいです。 | ||||
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大人同士が側に居ようとすると必ず恋愛や性愛の話しになる。友愛で側にいちゃいけないのか、それは無理なのかと思いながら生きてきた身には文と更紗の関係性が輝いてみえました。こんな二人みたいにそばで生きていける人に会えたらいいなと、願いをかけたくなるような素敵な小説でした。 | ||||
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『八日目の蝉』の続きが読みたいと思った人は購入すると良いかも。 自分的には、再会の所からは、八日目の蝉のその後としても楽しめた。 購入前にレビューにも結構目を通したけど、この物語の言うように、人って分かり合うのは難しいんだなというのを実感した。 主人公にイライラするというレビューが結構あって、そう受け取る人もいるのかと思った。 | ||||
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現代の抱える問題を軽妙な切り口で捉えて読みやすかった。読み終わった後、不思議と余韻が残る物語です。 | ||||
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「真実は当事者しか知る事が出来ない」という当たり前の事を思い出させ、知らしめてくれる作品。現代における誹謗中傷の数々。思い込みや憶測で人を傷つける事の残酷さ。それらを多くの人が自覚する事で、傷つく人は減るのではないかと思う。私達が目にする事実には、そこに至るまでの様々な背景があり、感情がある。大切な物は簡単に目に見える物ではない。それを踏まえた上で、真実を見極めようとする目を養いたい。また、安易に批判する事は控えたいと思う。 | ||||
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自分の心の奥の小さな穴を、優しく包んで少し埋めてくれたような作品。この作者さんの文章や言葉選びは、こう読んでねという強制や、それは間違い!という否定も、これが正解のルートだから!という肯定もされない。こちらに感情を委ねてくれつつ、美しい文章を堪能しながら読書させてくださる心地よさが好きです。 真実と事実は違う。 各々のフィルターや理想を通してみるとそれはさらに歪む。 自分と人の見えているものはちがうこと。 読み終わった後の爽快感!みたいなものはありませんが前編読みやすく、美しい文章であっという間に物語に惹き込まれます。 事実である「高校生が小学生を誘拐した」ひとつをみても、彼氏と梨花ちゃんとで全く受けとり方が違う。 誰もが抱える生きづらさ、理解を越えるものへの拒絶、セクシャルマイノリティ、DV、犯罪者と被害者、善意の皮をかぶった悪意、デジタルタトゥー… 神様のビオトープでも感じた文章のみずみずしさのようかものが、これらの重いテーマでも軽く読み進められる要因なのかなと感じました。 どうか、更紗と文が幸せに生きられますように。 そして人の霊ではなく魂をしっかりと見てくれるような…梨花ちゃんにも幸せが訪れますように。 | ||||
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登場人物の描写が魅力的で、引き込まれて、一気に読みました。 切なくなったり。どきどきしたり。 インターネットは、残酷だな、と、本当のことは本人にしかわからないのに、と、強く感じました。 おもしろかったです。 | ||||
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文体も平易で、続きが気になるのであっという間に読めました。 読み終わって、ここでのみなさんのレビューが面白い。意外なほど賛否別れるのですね。私はどちらかといえば否のほうです。 いろいろ言いたいことはありますが。 誰でも、自分のことは自分しかわからない部分ってありますよね。どんな人だって同じでは。どうせわかってくれないから、と切り捨てた世間の、周囲の人のちょっとした優しさや包容力にハッとした経験、ありませんか?偏狭なのは自分のほうだった、器が小さかったのは私のほうだったと恥ずかしく思ったこと、ありませんか?わかったような気になっていただけだって。主人公たちの世界観を完結させたいがゆえに、その周りの人たちの(作者の)扱いが浅いんですよね・・・(DVや夜這いは論外。許すまじ)。その浅さが読みやすさにつながっているんだな~というのが感想です。 | ||||
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本を読んだのは久しぶり。TVで取り上げられていて、とても惹き付けられた。 「事実と真実は違う」同じ様な事件を美化してしまいそうな危うさもありつつ。 しかしこの物語の二人にとても引き付けられてしまった。 分かりやすい描写や、想像させてくれる言葉遣い。私の好みに合っていたようです。 あと!個人的にトゥルーロマンスが入り込んでいた事が大ヒットしてしまいました。 私の大好きな映画だったので、その描写が手に取るように分かり、入り込みやすかった。 ずーっとしまってあったバカラグラスを引っ張り出して。いつもは飲まないウィスキーを飲みました。 凪良さんもウィスキーを飲みながら執筆するらしいですね。 楽しさと切なさを沢山味わいました。 久しぶりに読書を堪能出来ました。 素敵な時間をありがとう。 | ||||
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小説を数多く読んでいる方はその先に面白いものがあると知っているのしょう。私は当初、一章で読むのをやめてしまいました。 友人が二章から本題に入るからそこまで行ってみろというので読みました。 個人的にテーマは理解できましたし、書きたいこともよく伝わりました。 ど素人が上から目線で大変失礼かと思いますが、読了後、もっと良く書けたのではないか、と思ってしまいました。 扱っている主題はとても繊細で難しいものだと思います。 個人的にはだからこそ、もっと深く切り込んで、繊細な胸の内を丁寧に教えて欲しいなと思いました。 文の心情は後半で繊細に書かれている割に、主人公の行動や心理状態が雑だったという印象が残った。 私には感情移入は難しいものがあった。 けれど、昨今扱いが非常に難しい主題だと思う。 そういうものに挑戦なさる作者さんは素晴らしいと思いました。 そんなことも読了後に頭に浮かびました。 | ||||
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本の内容はどうであれ、今のデジタル化やレビューの恐ろしさを感じ、私はあまりインターネットとかには関わりたくないと思いました。こんなにもネットの世界は自分を追ってくるものなのか?現代社会の異常さを感じました。普段、電車やバスに乗っていれば、ほとんどの人がスマホを見て何かやっている、その光景も今の現代の風潮が怖いです。何かで評価されたり、それを基準にしてしまうのが当たり前でそれに対して、正しいも正しくないもない、怖いです。現代の闇な部分を見たという印象です。 | ||||
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一気読みしました。 レビューで悪い評価もあり迷いましたが、期待以上でした。受け取り方感じ方は様々です。 人の何倍も生きにくさを抱えて生きる主人公達。お互いの隙間を埋め合う時間は出会い方故に許されるものでは無く、挙句は「デジタルタトゥーという消えない烙印」を押され歪められた事実に長く翻弄されて行く...離れた世界でお互いの存在を唯一の支えとして本当の居場所を探す2人が切なく刺さりました。静かな生活が守られます様に。そして本当に罰せられるべき人間達には正しい裁きが与えられます様に。 日々流される情報以外事件の詳細を知り得ない自分達も、実生活でもしかしたら更紗の周りの一見善意ある人々同様となり得るのだという恐怖も感じました。 続けて別の作品も読んでみます。 読書力の問題なのですが、芥川賞や直木賞の作品は時に入り込めないものも経験しました。自分の中では本屋大賞作品が一番です。 | ||||
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幼女監禁の罪を問われた彼と幼女だった彼女の悲しい物語 なんかこれを読んで思い出したのは、千葉で幼女を監禁した大学生を 連想したものの、内容としてはもっと重いものに感じました。 とはいえ、読み進むにつれ、すこしづつではあるもののよい方向に 向かっているのはうれしかったです。 とても厳格な家で育った「いまいち成長しないトレリコな彼」と自由すぎて 子供の面倒を放棄されてしまった両親の間に育った彼女の悲しい物語 あらすじは、自由すぎて気がつくと、母もいなくなってしまい、親戚の家に 引き取られる彼女、家では居場所がなく、あることを境にして、いつも 彼女の逃避先の公園で、幼女を観察しているロリコン(と思える)「文」の 所に身を寄せることになった。当然のように幼女監禁の罪で「文」は罪を、 そして彼女「更紗」は養護施設に行くことになります。その後、時間は流れる ものの、記憶は両者が望んでいない形で残り、そのことが二人を傷つけそして 強くしてゆくという流れです。 確かによくよく聞いてみたら思ったより単純だったり、思い込みや聞き間違えなど この主人公の周りの悪意はないのだけど悪い人のようになっている自分がいやになります。 流れが無駄に速い(ように感じる)昨今、がんばって自分の大切なものを見つけ 周りに流されず、自分たちのペースで流浪してゆこうとする、この物語、 とてもよい作品だと思います おすすめです | ||||
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最後はこうだったか❗意外な結末だったけど思わず笑みが出る位でした。 | ||||
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色々な意見があるけど私的には良かったです。 届いて数ページペラペラした時に一旦閉じてしまいました。文字が小さいのとページ数が多くてこれ読めないだろうなぁと思ったからです。でも何かの大賞取ったとか後で知って、よしっと気合入れて読み出しました。 特技が速読ですが一冊10分程度で読み終わり、え?もう終わったの? 数分後また読みだして....終わってまた読んでみて。 真正面から捉えるのではなく斜めから観察することがお薦めです。 事実と真実は違う.... 本は読んだらすぐ売ってしまいますがこの本はずっと傍に置いていくつもりです。 | ||||
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事件の当事者は憶測でできた同情心や偏見に一生付き合っていかなきゃならない。自分もニュースで知る事件があったっていう事実とそこから始まる憶測が一緒にならないようにしたいと思う。2人が心の居場所を見つけられてよかったし、幸せしかありませんようにと祈りたい気持ちになった。 | ||||
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自分だけが被害者で他人は悪とでも?幼稚で気持ち悪い。 | ||||
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幼少期にまともな家庭環境で育てられなかった少女が、嫌気をさしていた毎日から逃れるように家に帰らず、見ず知らずの大学生と2人暮らし。一般的に側から見れば『普通』ではない状況だが、2人は寧ろそれが心地よかった。しかし、やがてその環境は壊され、『犯罪者』と『哀れな少女』のレッテルを貼られる。その言葉の裏にはプレッシャーや落胆、決意のようなものが感じられる。相手の気持ちを想っている"つもり"になっているだけで逆効果という場合もある。 安易に表面上だけでなく、背景まで考える事が現代の社会でも通づるところがあり、重要なのかなと思わせてくれる一冊でした。 小説をあまり読まない私ですが、この作品は面白くてのめり込んで読んでました! | ||||
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