■スポンサードリンク
流浪の月
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
流浪の月の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全623件 401~420 21/32ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 全般を通して話の内容は重いが読みやすい文体。しかし、文章力が乏しいせいで、主人公への感情移入が出来なく、少女漫画のような薄っぺらい物語を読まされている気がする。 作者はBL作家出身ということで、学生が読む程度にはぴったりだと思う。是非とも人気俳優と人気女優で学生向けのありきたりな映画を作っていただきたい。 書店の経営が苦しく売れやすい本を選んでいるのだと思うが、これが本屋大賞一位だというのが非常に残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| これが本屋大賞?他の方のレビューにもありますが、私もそう感じました。ライトノベルとの差がよくわからない。でも考えてみればライトノベルと一般小説、文学、それぞれの定義もよくはわからないので、読みやすいことは悪いことではないのかな?と思うことにしました。重い題材を重く描くか、重い題材なのに軽く描くか、いろんな作品があっていいはずで、好みの作風は人それぞれですから。本屋さんとしては、読書が苦手な人も受け入れやすい文体は高ポイントなのでは?商売ですから‥笑。 主人公の更紗、クセが強いです。反感もあるでしょう。ただ主人公がちゃんとした人(一般的な感覚を持っている人)だとか、自分が好きなタイプの人だとか、それは読み手側の感想ですので、この本の主人公は彼女なのです。良いも悪いもないですよね。 凪良先生も賛同が得られる人物像として彼女を描いている訳ではないと思います。なんというか、彼女って本作品中もっとも狂気の人ではないかと思います。 ただ、狂気の人になってしまった理由は多いにあります。従兄弟からの性的虐待、何より大好きな母親から呆気なく捨てられた事実。 彼女の語りで進んでいく物語は、彼女の目線を通しているので、偏りがあります。大きすぎて蓋をしてしまっているけど、本来一番問題にされるべきは、父親が亡くなったあと、慰めても守ってもくれず、全てを放棄して出て行った母親ではないのかなと思います。大好きな母親には幸せになって欲しい、この思いに嘘はなくても、捨てられて何も感じない子供はいないと思います。 梨花の母親の安西さんとは比べられようもないほどのろくでなしです。捨てられた更紗がどう思うかは別として。 感想は人それぞれですが、本作は世の中こうあるべきですよって、正義感を持って描かれた作品ではない気がします。そこを軸に読むとこの作品の良さは感じられないのではないでしょうか? むしろ正しいことだと世の中の多くの人が考えていることは、本当に正しいのか?常識って何?偏見ではないのか?を綴って出来た作品だと思います。 トラウマや悩みによって雁字搦めになって、不自由な精神状態で生きている人もたくさんいます。 更紗は自分勝手で素晴らしい女性ではないかもしれませんが、素晴らしいって何?誰のため?生きるのに素晴らしくある必要なんてないんですよ。 私も自由な思考で、幸せに日々を暮らしていきたいとあらためて思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 新聞の書評で興味を惹かれて購入。約300ページの長編であるが、一日で読む。9歳の少女を2ヶ月「誘拐」していた罪に問われる大学生。しかし、二人の間では誘拐、監禁の意識の無い関係で、少女は自由に自宅に帰ることができていた。事件後15年で再会する二人。新たな関係が始まるが、被害者と加害者のという一度押されたレッテルが再び二人を襲う。読みやすさと二人の関係がどこに行き着くのか気になって一気読み。果たしてこれは恋愛小説なのか、一考する作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 切な系ロリエロ漫画にありがちなシチュエーション(特に同人に多い)を、エロ無しで大まじめにその先まで(出版してもらえる立場の人が)書いたらこうなるという作品です。 この作家さんはBL出身らしいですが、そのせいか読者の嗜好にフックをかけるポイントがうまいです。 ザワつく布石やミスリードの誘いは多数撒きつつも、それほど執着せず手放して回収しているので、鬱すぎず調子良すぎず、バランス良くラストまで持っていってるのは技術的にうまいです。 というのもまあ、王道の小公女的不幸シナリオがベースにあるから成立しているんですけどね。 ネタバレで書くと・・・ 開放的な両親の元のびのびと育った少女が、父の病死を契機に母に捨てられ、引き取られた叔母の家で従兄弟に性的暴行をされ、家出してロリコン(推定)大学生の元に身を寄せたら誘拐被害者女児の立場に陥り、叔母の家に連れ戻されてキレて従兄弟を殴打して、児童養護施設で9年間ヤバい連中の中を息を潜めて生き抜き、身寄りも無い高卒で就職できたのは地元の手取り13万の会社で極貧生活、経済的に男に依存する生活となり結婚を当然のように強いる男は最低のDV野郎・・・そして、ロリコン(推定)元大学生と再会しエンドレスループ・・・。 と、主人公女性は、冷静に考えればあり得ないぐらいに不幸な境遇なんですけど、事実は小説よりも・・・という感じであり得る気がする読者のうまい心理を掴んでいるわけです。 キャッチーな導入があり大衆受けする傾向で、ちょっと火をつければ注目されて売れる、本屋さんが平積みで売りたいドル箱コンテンツになり得ます。 まさに、「本屋大賞」に相応しいコンテンツです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 主人公の置かれた状況がとても辛くて読み進むのが苦痛でした。テーマは小児性愛とその受容。宮崎勤を思い出してしまうけれど、小説に出てくる男性の病理は宮崎勤よりは軽いのだろう。そこが唯一救われる。ハッピー・エンドを期待して読み続けられたのは、筆者の筆力によるところが大きかった。本屋大賞を取っていなかったら読まなかったと思うけれど、人に勧められるかっていうとなかなか万人向けではない。読むのが辛かったから、あまり勧めないと言ってしまいそうだ。例えば、トマス・ハリスの「ハンニバル」のような小説は、主人公の病理は深く出来事もも壮絶だけれど読み進めることはそれほど苦痛ではない。何が辛かったのか、私があまりにも主人公に感情移入してしまったからに違いない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 吸い込まれるようなストーリーで一気に読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 最後まで面白く読めた。 なんか面白い本ないかなー、と言う気分の時には持ってこいな作品だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 外と内からでは世界が全く違う、常識が常識でなくなる、そういう小説を読む楽しさが詰まった本でした。 買った日にカフェで読み始め、読み終えるまで変えることができませんでした。小説を読むのが好きでよかったなと思える小説でした。 八日目の蝉が好きな人は気にいると思います。本屋大賞を取るだけのけっさくでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この本はワナワナする。 この本はイライラする。 どっちも掠っては遠のいて、たまに近づくけど、素っ気無く、、、 という本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 夕飯にアイスクリームが食べたくなった。 バニラアイスクリームにはウイスキーをかけても美味しいらしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 非常に面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 本屋大賞受賞作というのを初めて読みました。とても読みやすい文章ですが、登場人物が頭にきて読み進めれなかった瞬間も。 映画化するなら、更紗を杉咲花さん、文は坂口健太郎さんがイイなぁ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 被害者だからかわいそうな人、加害者だから危険な人。そう思うのは普通の感覚である。しかし、100%そうであるとは言い切れない。 人は見たい側面だけを切り取って見る。自分の理解を超えるものにはレッテルを貼ってくる。事実と真実の違いも考えずに。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 主人公がなかなか被害体験を言い出せない。そのことは、とても当たり前なことだ。言い出せないことを本人は悔やむけれども、言おうとしても声が出なくなるのは、自然な反応。ましてや、幼いときであるなら、なおさらである。そんな風に、そのほかのそれぞれの登場人物についても、非常に現実感のある描写、作者の造詣が素晴らしかった。 この物語がこの終わり方でよかったと思う。 この主人公たちの関係が本物のロマンスであるかどうかはわからないが、「二人は結婚して子どもを産んで幸せな家庭を作りました。めでたしめでたし」のような終わり方をしなくてよかったと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 最初は少女漫画のようで読むのが苦痛だったが、中盤から終盤にかけてはページをめくる手が止まらなかった。 本屋大賞受賞も納得の作品。 ただ、主人公の言動には共感できず、終始イライラして読んだのでマイナス1とした。それ以外は本当に良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| とても大好きな作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この本を読んで、久しぶりに良い本に出会えたと感じたのでレビューします。 他の方のレビューを見ると、かなり意見が分かれており、少し驚きました。 ただ、それはこの本の主人公の経験に共感できるかに関わってくると思います。自分の心の奥底に押さえ付けて眠りにつけているものを、親、兄弟、友、ましてや他人に対して伝えることはとても勇気がいることです。私もそのような経験があるため、伝えられないことに対する違和感は全く感じませんでした。人生で挫折や後悔がなく、自分の思い通りに歩めている人は、恐らく読んでいて苛々する場面がいくつも出てくるだろうと思います。ただ、私には刺さる物語でした。 そもそも良い本かどうかというのは、その時その人が抱えている悩みや思想によって変化していくものであると考えているので、意見が人によって変わるのは当然だと思っています。 ただ、私にとっては恐らく10年後も誰かに勧めたい、位には感じ入った物語だったので、大きく分かれるレビューで迷っている方は是非一読してみることを強くお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 知り合いの薦めで読みました。残念ながら感想を交わす機会はなかったので、レビューに感想を残します。 主人公の青年(少年)と少女(幼女?)が望まずも事件の当事者になり、歳を過ぎてもなおその事件が主人公たちの平穏な生活を、周りの善意が主人公たちに悪意となって掻き乱していく。主題はこの主人公たちの恋愛とも違った関係性なのでしょうが、ちょっと違ったところをレビューします。 主人公の少女に対する周囲の扱いに本心を殺すように表面上は明るく生活していく。察することも美徳だが、それが間違った方向で一方的に決めつけられたときは相手の心を傷付ていく。これは物語という中での出来事というわけではなく、日常によくあることで、自分も普段こんな悪意を秘めた善意を振りまいているのではないかと、胸が痛くなる思いでした。だからこそ、小説の中でも分かり合えること、そういう人がいることの有り難さに安らぎを感じました。話は主人公の少女で展開されますが、登場人物のどの立場で情景を読むかで、主人公へも物言いたい気持ちも湧くと思います。ちなみに登場回数は少ないけど、ビルのオーナーのおじいさんがお気に入りです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 実在してるのかな? この本を読むまでは俺も信じられないと思います。 本人が幸せなら何でもいいのかもしれません ただ、その人の幸せを考えてしまう自分がいる トラウマはあるのだろうか? 年齢を重ねて、これでよかったと思えるのか? 若いからじゃないのか?答えはありません | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| タイトルがすべて。 「普通の人」に属することのできない、でも純粋な心を持つ主人公2人が「良い人」「常識」に抗いながら自分たちなりの居場所を見つけるという、かなり古典的なテーマを現代社会に当てはめてた手法は見事。展開もテンポよく進むので読みやすいし、人物の描写もこなれていて上手い。 ただ、行間にぎっしりと余計(と思われる)描写や情報を詰め込んだ文体が最後まで好きになれない。漫画のノベライズのノリで文学街道を突っ走ったような、納まりの悪さというか、違和感というか。 「甘くてひんやりしている、氷砂糖のような声」なんて、漫画の情景描写みたいで白けるなあと、思ってしまった私がもう時代に遅れただけかもしれないけれど。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





