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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全591件 1~20 1/30ページ
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お互いに必要としている存在、それは命綱であり運命の赤い糸ではない。 しかし世間は切り離そうとする、本人たちにしかわからない、苦悩、決断など様々な感情の変化が書いてある作品です。 終章で暖かい気持ちになりました。 | ||||
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マイノリティとマジョリティ、人の自己満足的な優しさ、良かれと思って起こした行動が招く不幸、私の気持ちなんてあなたには分からないと、投げ出したくなる気持ち、これらの全てが美しく、分かりやすく表現された物語だったと感じました。 文と更紗の気持ちが痛いほどわかる読者もいれば、そうでない読者もいるかもしれない。 読めば読むほど続きが気になって一気読みしちゃうタイプの本です。テーマは少しヘビーでも文章の読みやすさが際立ち、するするとよめます。 | ||||
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2人ともが幸せに穏やかに過ごせますようと願わずにはいられない、読後はあたたかい優しい心になりました。 居場所を失ってしまった更紗と文が、お互いを自分と重ね合わせつつ、自分にない部分にも惹かれて生活をスタートさせる。そして幼児誘拐という真実ではない事実で引き裂かれた後、15年後に再会を果たす。 私がもしこの物語のエキストラ役として物語内にいたら、間違いなく、文を犯罪者と思い、更紗をストックホルム症候群だと信じて疑わなかった世間の一人だったと思います。匿名のコメントで「彼が本当に悪だったのかどうかは、彼と彼女にしかわからない」という一文がありましたが、現実世界でもこういうことがゴロゴロ転がってるんだろうなと思いました。真実だと思ってることは世間に都合の良いように作り上げられた事実ばかり…で真実は、当人たちが説明を諦めてるか、説明されてるのにこちらが聞く耳を持ててない。 こういう本を読むことで、視点を変えて物事を見る練習になればという気持ちも残りました。 更紗が文を想うまっすぐな心の描写と、文が自分の秘密を抱えながら更紗を必要としている心の描写がなんとも、とても好きで、心を洗われるようでした。 ふたりとも、どうして事実は真実ではないと抗議しないのと歯痒くなる場面もありましたが、世間に抗ってジタバタしなかったからこそ、お互いに対する「どうか幸せであってほしい」というピュアな気持ちのままでいられた気もしますし、そして最後はふたりが望んでいたものがストンと手に入ったのだと考えました。 終始静かで綺麗な文章で読んでいてつまづくことがなく、疲労感も感じない、なのにずっと引き込まれ続けていく感覚で読み進めました。凪良ゆうさんの作品、次も読みたいです。 | ||||
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一気読みしてしまった。 被害者と加害者という構造は真実ではない。それがわかるのは当事者のみ・・・・。 ストーリーは本当にわからない方がいいのでうかつなことは書けないが。読んだ後にこんな形の人間のつながりがあってもいいんだという気持ちになる。ある意味勇気をもらうような。そこに不条理はあるのだけど、それを受けとめて乗り越えもせず受けとめ続けて前に進むだけ。 小説を読むと感じるのだけど、活字を読むことで人の生き様が自分の中に広がっていく不思議がすごい。そして読んでわかった気になるけど、実際の生活で隣で息をしているひとについてなにも知らないのだ。家族であっても。 文章がとても美しい.自分を大事にすることを「物」の存在を通して伝えてくれる。 優しさ、あなたのため、よかれと思ってという気持ちと受けとめる側のすれ違いってなんだろう。自分も絶対にやっていると思う。そしてそれを修正することもできぬままに後味の悪いことになったりもする。直らない。治らない。 途中いろいろショッキングな表現もあるのだけど、それも含めて受けとめ続けて読むことをお薦めする。止まらない。 | ||||
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更紗や文にとっては純粋でまっすぐなのかもしれないけれど、正直、亮くんや谷さんが気の毒に思えてならないのは自分だけ?亮くんの暴力はいけないとしても、そのきっかけを作ったのは更紗だし、やっぱり亮くんに同情してしまう。 | ||||
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続きが気になりすぎて、一気に読みました。 お互いに思いやる気持ち…もう愛でしょう。 優しい気持ちになれる一冊です。 | ||||
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客観的に見るとロリコンと誘拐された少女の物語。 ただ本当のことは当人にしか分からない。 断片的な情報で人のことを批判したり同情したりすることは無責任だなと感じるようになりました。 全体的に悲しい話ですが最後には救いがありスッキリとした読後感の素晴らしい小説でした。 | ||||
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凪良ゆう氏の小説にでてくる人々は、みな苦しい。それを読んでいる私も苦しい。 誰もが自分の人生と戦っていることがわかる。 | ||||
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現代的なテーマの作品だと思います。 | ||||
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美しいだけじゃない世界を見ることができます。子供の頃のワクワクした感情を思い出すことができます綺麗でキラキラしたものが大好きだったあの頃。私はハッピーエンドだと思います。この本が大好きです | ||||
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映画を観た後に、小説を購入しました。 理由は映画を一回観ただけじゃ、分からなかったからです。 小説を読み、また映画を観る… 気が付けば、10回映画を観ていました。 感想は、面白かったです。 青年期に抱いた疑念が、ようやく解消できたからです。 青年期に抱いた社会への疑念。 この小説や映画では、登場人物がその現実に直面し、苦悩しつつも生きていく姿が描かれています。 人は経験を積んでいくと、周りに求められる姿を演じる時がくる。 社会が良し悪しとする人物像と、本来の自分がこうありたいとする姿。 その葛藤する描写が、深い共感を与えてくれます。 長年抱えてきた疑念を、小説や映画を通しようやく消化できた気持ちにさせてくれました。 映画では、映像でしか表現できない心理描写も必見。 夕日などの薄明りの中で、作り出される明暗や陰影。 そこに、人物の言葉では表現出来ない哀愁や葛藤が表れています。 まるで、美術館で観る石膏彫刻のような 存在感あるけど、どこか儚さ漂わせる哀愁ある趣。 とても良く表現されています。 映画の中では、暴力的なシーンがあるため、必ずしも万人にお薦めできるものではありません。 その描写があることを念頭に鑑賞することをお薦めいたします。 | ||||
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面白かったです。社会から外れてしまった2人が、再び求め合い、さながら流浪しながら居場所を探していくみたいな感じで。物語の構成も上手く嫌悪感や怒り、疎外感などを引き出してくれて楽しめました。ただ、主人公の女の子には、あまり共感出来ませんでしたね。周りに普通を押し付けられる、勝手に決めつけられるって嘆いていますけど、いきなり「犯人は良い人でした。」って言われても、そりゃ周りもん?どゆこと?ってなるでしょ。唐突過ぎるんだよ。まず相手がどうしてそう思うのか、そりゃそう思いますよねーって話から少しずつ話すようにチャレンジしないと無理でしょ。ちょっと拒否されたから「分かり合えない」って、いや貴女がレッテル貼りしとんやんってなるやろ。主人公が抱える問題なくとも人が分かり合えるってそうそうないよ。 もちろん、言えるような内容じゃないし、萎縮するのはわかりますけどね。ただ、何回も諦めずに訴えてきたのに理解がない一般大衆のような描写は不快感がありましたね。最初から値踏みしてるのは主人公でしょ。話しても意味がないって。いや、その独りよがりな姿を意図して書かれているのかな? あと、カウンセラーってやっぱり固定概念を押し付ける、表面的な共感っていうイメージって拭えないんですね。度々小説で登場するのを見かけるけど、カウンセラー(笑)みたいな立ち位置多いんだよなー。精神科医がサイコセラピーという名称で言語面接をしていた中、カウンセリングの名称で臨床していたロジャースは泣くよ。クライエントが1番自分の事を知っているんだから解釈を押し付けてはいけないって言ってカウンセラーの恣意性をあんなに戒めたんだから。それがカウンセリングなんだから。一度の面接で決めつけるような無能なカウンセラーはカウンセラーじゃありません。それに臨床心理医師って。確かに精神科医で臨床心理に精通している医師はいますけどね。だけど、臨床心理かじってたら絶対コメントしないんだよなー。会ってもいない、関わってもいない人の解釈する人って大概、精神科医かどこの資格かわからんカウンセラーなんですよね。臨床心理している人は評論家にはならないと思います。だって事ある毎に戒められているから。でも世の中には一定数いるかもですね。もしかしたら、凪良先生はそんなカウンセラーに当たったのかな? | ||||
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安くてキレイで早かったです 満足です 楽しみに本を読みます | ||||
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途中から、あまりにもつらい話なので何度もやめようかと思いましたが、結局一気読みしてしまいました。現実にありうる話だと思いました。これはハッピーエンドだったのだろうか。私は、ハッピーエンドであったと思いたいです。 | ||||
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まだ読んでいませんが、帯がなかった以外は、新品同様のお品でした。良心的な価格に感謝です。 | ||||
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引き込まれる内容です | ||||
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「美しい彼」シリーズが80~90点とすれば、本作品はせいぜい65点。 一気に読ませる筆力は良いものの、とりたてて記憶に残るシーンはなく、 そもそも話が面白くなかった。 | ||||
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相手のことを理解しようとする事の大切さに気付きました。 映画化されているとのことなので、そちらも視聴したいと思いました。 | ||||
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ロリコン青年による少女監禁事件と誤解された文♂と更紗♀。逮捕以降の二人には、常に偏見と好奇の目が注がれる。少年刑務所で服役した文は、その後の人生も追跡される。引き離された更紗は、児童養護施設に送られて事件時の写真はずっと晒される。思わぬ形で再会した二人。インターネットが普及した社会。そこで一度貼られたレッテルは、決して剥がれない。みんな単なる好奇心で過去を掘り起こしてくる。それをどう説明しても、本人たちの気持ちは理解されない。そこには善良面をした無理解が横行するだけ。そこに更紗のバイト仲間である母親に逐電されて転がり込んだ少女・梨花。悪夢は再び甦る。 『よくぞこんな作品が本屋大賞を取ったな』というのが、今さらながら実感。無惨と転落に塗れた語りは、読んでいて辛く苦しくなる。それでも人は生きる道を探す。自分で決断することは尊いことだ。文、更紗、梨花が寄り添っている姿は、家族愛や恋愛だけが愛の形ではないということを実感させる。尾久キリスト教会の広瀬邦彦先生は「母の愛は貴重である。しかし全ての人が、その愛を享受できているわけではない」と説いた。幸せは普遍的にあるものではない。人それぞれによって違う。好意は押しつけるものではなく、相手の気持ちに耳を傾けることから始まる。 | ||||
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事実と真実は違うがこの本の主題だと感じました。 | ||||
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