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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全591件 41~60 3/30ページ
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すごく良かった。 泣いた。こんなにも尊い関係ってあるんだ。 | ||||
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自分には全く面白くなかった! | ||||
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とても良い本でした。感動モノです。 | ||||
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本とオーディブルの両方で読了しました。作者の凪良さんご自身も児童養護施設で育たれたとのこと、親に捨てられてしまった主人公の孤独が伝わってきて胸が締め付けられました。 どんどん読み進んでしまい、一気に読み終えました。次は他の作品も読んでみたいです。 | ||||
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凪良ゆうさんの著作は初めて読みました。洒落た文庫本の表紙と書評の評価も高かったので購入。難しいテーマを少女から女性になった更紗と事件の犯人となった文の両方の視点から丁寧に紐解いています。 映画化されたということで、読みながら文については、松坂桃李のイメ-ジを浮かべたまま読み進みました。 読み進むと止まらなくなり、短期間で読み切りました。 素晴らしい作品だと思いますが、二人をなぞらえた月の描写が度々出てきますが、あっさりしているために、印象に残らず損をしていると感じたことと、更紗の恋人亮との関係にDVの話を絡ませたために、本来のテーマが薄まってしまったように感じたことです。しかし、それらは些細なことで、全体に感銘深い一冊でした。 | ||||
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優しい人が優しくいるには理由があり、誰もが触れられたくない事もあり、真実が隠れてしまう。見えている事と聞こえた事が全てじゃないということを知らされた。 続きが読みたくて休み時間や空き時間が待ち遠しかったです。 | ||||
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決して幸せな生い立ちではない2人ですが、この上ない幸せ者のように思える話です。 2人の幸せを願わずにはいられません。 何度も涙が溢れました。 凪良さんの小説は読み始めたら止まらないですね…。 | ||||
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本屋大賞受賞作品とは個人的に相性が悪い傾向にあるんだけど、この作品には心打たれた。 文体がシンプルなので文学作品としては読み応えないけど、登場人物の心の様が繊細に描かれている。 映画も是非とも見てみたい。 | ||||
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「真実」とは、「嘘偽りがなく本当であること」という意味。 「事実」は「現実に存在する事柄」という意味。 似たような言葉ではあるが、それぞれの違いが上手く描かれた作品であると感じました。 また事実の上から第三者が様々な思考を凝らし、さもそれが真実であるかのように語る局面は日常生活の中でも多々あるのではないでしょうか。 本当のこと、所謂、真実は当事者にしかわからない。第三者が憶測で真実風に物事を語るのは時に誰かを傷つけていると気付かされる作品でした。 | ||||
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読了後、優しい気持ちになっていました。 | ||||
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小説の力、文学の力を感じた。 ほかのやり方ではとうてい伝えられないこと(真実)を描き出している。 凪良ゆうの作品を読むのは初めてだが、本作が何らかの賞をとることは当然だと感じたし、実際そうであったことで日本の本の世界に希望を感じる。 | ||||
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最初は幸せな家族の描写に気持ちよく読めたのだが、ふみの家に上がり込んで、ふみを称賛し始めてから読むのがきつくなった。 新潟や千葉の幼女誘拐、監禁事件を思い出してしまった。 ふみが大学生だったこと、千葉の事件が個人的に身近なことでもあったので、監禁を美化するかのような書き方はとても腹がたった。 ふみもスカして小学生との生活満喫してないで、児相やら警察やらに相談しろよ。 本当にロリコンじゃないなら、自分の今後の一生に関わる大問題だろうが。 母親もとても美化されていて、それもまた、子供から見てある種のリアリティなのかもしれないと思いながらも、胸糞悪かった。 そこで一旦読むのをやめて、アマゾンのレビューを見に来ました。 ここの羽山さんのレビューを見て、読むのやめてよかったと心から思いました。 | ||||
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読み終えて感じたことは,「やはり現代において人を理解することや肯定することは難しいよね」ということでした. いくつか考えることがあったのでレビューとして残します. ・誘拐事件について 更紗・文の背景を知っているので二人の間の出来事をある意味肯定的に捉えられるが, メディアを通して知った立場だとすると,大量に流れる情報の中で当事者の事情を察することはできないし, 当事者が何と言おうとやはり"事実"としては誘拐にあたるだろう. 非当事者はあまり関与しない方が良いのかもしれないが,関係者になった場合どのように向き合えば良いのだろうか. ・マジョリティに当てはまらない性的嗜好について 小児性愛がいたとして,性的指向としてそうあるのは自由だし実行して法律に触れることがなければ, 特に問題はない,と理屈ではそう思うのだが身内や知り合いにいた場合は肯定することも難しい気がする. こと小児性愛においては,行動に起こせば即違法なので社会から弾き出してはいけないと思いつつも, 肯定すべきなのか,治療すべきなのかどうかもよくわからない. 誰しもがどこかの部分でマイノリティに属する部分があると思うのでどこかのラインで肯定が必要なのだと思う. ・レッテルについて 誰しもが外見だけでなく血液型,企業などその人に属する情報でレッテルを貼るし, 過去の経験からこの職種は男性,女性など. 本書では被害者と加害者というレッテルですが事実としてはそうなので, 人はレッテルを貼る以上,理解することの難しさがそこにある気がする. 当事者・関係者・非当事者の間で埋め難い壁があることがより鮮明なった気がします. 精神的な問題を言語化することの難しさと,それを理解することの難しさ, マイノリティの自分,孤独な私を肯定して欲しいという気持ちと, 肯定しくれる人が1人でもいればという救いと,いろいろ考えさせられました. | ||||
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事実と真実は違うということについて考えさせられた小説 夕ご飯アイスクリームでもいいかもしれないし 恋愛じゃないあいの形もあるかもしれない 子供は、かわいそうで何もわからないというのも違うのかもしれない でも、外野は、当人の気持ちを無視して、勝手に善意を押し付けてきて、それは、刃物のように人を傷つけてしまう | ||||
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最近、女性作家、女性脚本家によるドラマなど非常に質の良いものが増えていると感じています。 生物学的な男性と女性という過去からの決まり事みたいなもので、決めつけていることにさまざまな弊害も出てきているように思います。 この小説も、そんな「決めつけ」が暴力と同様に身体も心も痛めつける凶器になることを非常に丁寧に表現しています。 単に、「優しさ」とは、「愛とは」ということを表現した小説ではなく、「決めつけ」た習慣や法や規則や、ネットワークに残された「デジタルタトゥー」というものや非常に恐ろしい「凶器」になることをこんなにも強く表現した小説は無かったように思います。 主人公の更紗は最後にようやく、そんな暴力を押しのけて真実を吐き出しますが、確かになかなか言葉にできずに何年も抱え込み苦しみ続ける人もいるだろうと思いました。 そして、自分が他人とは何かが違う、何かが遅れているなどそんな焦りや不安も人を苦しめる凶器となり得るのですね。 時代もDE&Iなどとようやく「人はひとりひとり異なるもの」ということを受け入れようという時代になりつつあり、そのムーブメント、意識がもっと広がっていくようなそんなきっかけになるような小説だと思いました。 本当のことは当事者しかわからない。 それなのに、まわりでいろんな憶測や変な正義感で評論するのはやめにしようと思いました。 とても考えさせられる小説でした。それとともに読み終わった日の夜は、珍しくいい夢がみることができたというそんな私にとっても優しく接してくれる小説でした。 | ||||
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当時者感情を自分の解釈やSNSゴシップ情報で行動してしまう。愚かな社会情勢に向けたメッセージ。時代は変わっても当時者の情報は誤った形で受け継がれていくんだな。 | ||||
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読み易く、サクサク読んでしまいます。 何に許され、何に謝るのか? 考えさせられますね。 面白いです。 | ||||
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映画が素晴らしくて深く知りたくなり購入。映画に感動した方にぜひ読んで頂きたいです。購入して良かった。 | ||||
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青年と少女の出会い、事件、事件への社会的な反応。現実に自分も青年と少女のような状況に置かれるかもしれない。人の優しいとつながり、いろいろな視点で考える機会になる1冊でした。 | ||||
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いちばん、この「流浪の月」が良かったかもしれない。 と書いたが、この小説を「恋愛小説」のカテゴリーに入れていいかは、疑問だが…。 80年代、90年代、2000年代と「恋愛」をテーマにした小説、漫画、映画、ドラマ、演劇は星の数ほどあるが、時代によって確実に違うものがGEARだ。 恋人同士だから、当然連絡し合わなければいけないが、80年代なら手紙や固定電話、90年代ならポケベル、PHS、2000年代ならガラケー、10年代からスマートフォン…と、当時のGEAR、連絡ツールによって、人の頭の使い方も変わってくるし、描き方も変化する。 「流浪の月」では、スマートフォンやPCが当たり前に普及している現代の話しだ。 そこでは本作の主人公である、文と更紗の過去の事件がデジタルタトゥーとして、半永久的に残り続けている。 事実と真実の乖離に悩み、もがきながらも(文だけが、私を理解してくれた)と大人になっても、自分を誘拐した文を想い続けている更紗。 心ならずも加害者として扱われた文も、傷つきながらもひっそりと自らカフェを経営して、静かに生きていた。 そんな「出会わないほうが幸せかもしれない二人」が偶然の邂逅を経て、事態は急変する。 更紗は「ただ、あるがままの自分を受け入れてくれた」文が忘れられなかった。 文も更紗にある種の憧れを抱いていた。 10歳差の二人、小児性愛者として見られる文、誘拐犯とその被害女児という世間からの好奇の目、だけど二人の間には二人にしか理解できないドメスティックな感情の機微がある。 この二人は(性的な意味では)男女として決して結ばれない。 もしそうなったら、二人の関係は変わってしまう。 だけど、離れることもない。 ずっとプラトニックでイノセントな関係が続いてゆく。 これは「恋愛」ではない。 かといって「友情」なのか…? どちらかと言うと「友情」が近いのかもしれないが、的確な言葉を過去の日本人は作らなかったから、分からない。 不思議な小説だ。 だけど、分かりやすい言葉でジャンル分けする世の中にあって、その網目を掻い潜る二人の関係性は、小説という分野だからこそ、他者に共感させることができると思う。 「犯人、ロリコンなんでしょ?」「なんで誘拐犯と付き合ってんだよ」 そういう「分かりやすい批判」からは、この二人の機微は分からない。 久しぶりに深く共鳴した小説でした。 | ||||
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