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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全591件 101~120 6/30ページ
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文学が好きなある俳優さんが良いと言っていらしたので、好奇心で読み始めました。良かったです。 主人公たちが優しくて、不器用で、社会で生き残るための要領が悪く、でも羨ましいと思ってしまう部分もあり、読み終わるととても複雑な気持ちになりました。お話はどちらかと言うと静かに進むのに、ものすごく惹きつけられる作品でした。 | ||||
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伝わらなかった気持ちは何処にいくのか。 届かなかった言葉たちは何処にいくのか。 『流浪の月』に登場する人々は、誰しも皆、親子であれ、付き合う間柄であれ、友人であれ、それらを超えた関係であれ、それぞれのやさしさを相手に届けようとするが、それらはけっして相手には伝わらず、届かない。 (なお、ひとりだけやさしさを届けようとしない例外はいる) 受け取ったとしても、ごめんなさい、と心の中謝まりながら、せっかくの善意を捨てていく。 『流浪の月』は、そのような物語である。 でもそれが、お互いにとって不幸なことなのかどうかは、彼と彼女にしかわからない。そのような物語でもある。 | ||||
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誤解、偏見、もどかしく苦しい人生。二人には幸せになって欲しいって、今度こそは大丈夫だろうって思っても大丈夫じゃない。なにこれ。生地獄。でも、2人は生きている。どうかこのまま、誰も邪魔しないでって思いました。 | ||||
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子供の目線からとらえた心理表現が素晴らしく、先が気になり、ぐいぐい引き寄せられました。 兎角この世は生きにくい。私も生きにくいと思っていたけど、この主人公二人には、もっと生きにくかった。でも、二人一緒にいたなら笑いながら、生きていけることに、ほっとし、元気をもらいました。子供という弱者からみた社会のえげつなさを解明した、いい作品でした。事実と真実は違うと認識するようにします。 | ||||
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幸せのカタチは人それぞれ。自分と比べてどうだこうだとか、普通はとか、ないよね。なんて思いました。 | ||||
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凪良ゆう さんの作品は、はじめてです。ほんとうは、引き続き原田マハさんの本を読むつもりだった。 そろそろ、直木賞・芥川賞・本屋大賞の本、買ったきりになってる本が、たくさんあるので、読んでみようと思う。 読み始めてすぐ、怖さを感じた。「8日目のセミ」の時も、怖いけど目が離せなくなった。吉本ばななさんの本も、怖いけど麻薬中毒みたいになった。ほかにも、不倫して男と駆け落ちを繰り返す女性の話もある。 この本の主人公、家内更紗の母親も、いろいろ世間の常識とは違う生き方をしてる。娘を一人残して、男と駆け落ちしてる。更紗は、小さいころから、世間の常識と違う両親に育てられた。そのため、彼女自身も、非常識な女の子に。 同様に、世間の常識と違う、佐伯文が出会うところから物語が始まる。 怖い、と書いたけど、何が怖いと思ったのだろうか。警察、報道、世間の常識?子供の言う事だから信じない。サスペンスドラマでも、時に見かける筋書き。 幸いにも、私の身近に、こんな事件は起こってない。もし起こったら、私はどう判断しただろうか。 次は「ライオンのおやつ」 久しぶりに、小川糸さんの本を読もうと思う。 | ||||
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読書家ではありませんが、 気になっていた本です。 映画版が話題になりましたが、 予告編を見て、小説の方が良さそうだと思い、 手に取りました。 冒頭のエピソードは時系列が分かるまで、 ???でしたが、 最後まで読み進めるとすっとしました。 家庭の事情で同居することになった いとこへの嫌悪から 家に帰りたくなかった更紗の心情は スッと入ってきました。 文も単純な小児性愛ではなく 苦しみを抱えていること。 文がのちに交際する女性の モヤモヤとする気持ち。 更紗の異常とも思える文への執着。 映画よりもスッと入ってくる気がしました。 (映画本編自体は見ていませんが) 50年近くも生きてきても気づかなかった いろんな形の苦しみが 世の中に沢山埋もれていること。 それをほんの少しでも知ることが できたこと。 私にとって、大きな収穫でした。 同性愛者や小児性愛と聞くだけで 変態、気持ち悪い、と感じる方は 読むべきではないでしょう。 でも、いろんな形の苦しみ、 生きづらさを知るきっかけにはなる 一冊だと、私は思いました。 | ||||
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居場所を無くした青年と少女。偶然、二人は出会い、愛とも友情とも違う感情が芽生える。共同生活を始め、お互いを理解しあうも誘拐事件へと発展し、青年は誘拐犯人として、少女は被害者として別々の人生を歩む事になるがインターネットに残り続ける事件の記録が二人の人生を苛む。 やがて二人は運命に導かれるように再会するが▪▪▪ 『ほんの少しだけ人と違う』それだけのことを受け入れようとしない社会の不寛容さをえぐりだした問題作。 | ||||
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息子との関係で心を痛めていた時に久しぶりに読んだ本。非常に考えさせられました。声にならない叫びが真っ直ぐに届いた時、涙が止まらなかった。今のこの時代だからこそ多くの人に読んでほしいと思います。 | ||||
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理不尽でままならない、希望を見出せない、そんな彼女たちに凄く共感しながら読んでいました。 ただ『そうすることでしか幸せになれない。普通では幸せになれない。』というのは私がこの作品に期待したものとは違ってあまりにもリアルな回答でした。 私も流浪人でなければもっと純粋に楽しめたかもしれません。 このレビューは参考にしないで下さい。 | ||||
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何も変わらないことがあって それを変えようとする感じ。がいいと感じた感じたか | ||||
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私も「優しさ」について一般的によく使われる「自分がされたら嫌なことはやらない」という定型句に違和感をずっと感じていて、決めセリフのように言われる度に、「そんなの常識でしょ?」と言われる度にまるで魔女裁判にかけられているような理不尽さと、言いようのないモヤモヤをずっと抱えていたのですが、「そうなのよ!それなのよ!」と、膝を打ちまくり、「私は1人じゃなかった」と、今までにないような喜びと感動を覚えた作品でした。それが同じ出身地である作者による言葉ということを知ってますます嬉しくなりました。ああ、近くに分かり合える人がいたのだなあ、と。私は、”優しさ”を考えるときに、ご説、ごもっともではありますが、それって片手落ちじゃないの?なんで自分軸で相手のことを考える?貴方がされて嫌なことを、私も嫌がる保証がどこに?貴方がされて嬉しいことを私も嬉しがるという確証がどこに?貴方がルールという世界で私も生きろと?貴方ルールが世界スタンダードってなぜ無邪気に信じられるの?というモヤモヤをいつも抱えていたのです。何が心の支えになるかというエピソードにもとても共感できました。 | ||||
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テレビや新聞記事を鵜呑みにしてしまいがちな馬鹿な自分。きっと間違った善意で嫌な気分にさせた人が沢山いるでしょう。全く間違わず生きていくのは無理だろうけど、少しずつ情報に惑わされず、あらゆる可能性を考えて行動できたらと思った。主人公の二人のような素敵な関係を誰かと築けたら幸せ。 | ||||
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一気に読み切りました。 優しい気持ちになれました。 | ||||
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出会いの形はどうあれ、本当に一緒にいて楽な人、安らげる人と暮らすのが 一番だと教えてくれる心癒される作品。本当によかった!! まず、登場人物、物語の構成の上手さが際立つ。それぞれの立場、それぞれ の苦悩を描き、それでも、その環境の中で生きてゆかねばならない人間の性 (さが)を終始、優しい視点で描いている。ネット社会のDigital tattoo. DV、Sexualityの問題、一度貼られたレッテルの世間的恐怖など重いテーマ であるが、文と更紗の揺るがない気持ちが救いであり、ラスト梨花を加えた 3人がファミレスでお茶をする場面は、読者としてホッ~として嬉しくなった。 | ||||
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文と更紗、二人が楽に生きられる世界であるように願って書きました。 ってカレンダー付きのカードが入っているんです。私が買った本。 物語は更紗ちゃん。彼女が育ったのは幸せな時間。市役所で働く痩せたお父さんと、 我慢をしないお母さん。アイスクリームが夕食ではなぜいけないの?ってリフレイン。 お父さんが倒れて、更紗ちゃんはお母さんに置いて行かれて、引き取ってくれた おばさんのお家で孝弘君に怯えて暮らす日々。そこに光を与えてくれたのは文君。 更紗ちゃんと文君の二ヶ月は、二人にとって最高の日々で、夢のような毎日で、 巡り会えたことに感謝して、笑い合えることが素晴らしいと思える一日は周囲も 巻き込んで大きな音を立てて崩れ落ちた。 二人が出会ったのは「calico」。文君のカフェ。そこで巡り合った二人は、 一体どんなことを考え、どんな選択をしていくのか。あまりにも辛い、苦い、 痛々しい選択もきっと二人なら、そう、きっと二人だったら。 100点。 そう、二人だったらって願いを込める、込めたくなる、応援したい、でも 躊躇っちゃうかもっていうのが本音。 初めて読ませていただきましたが、達者。冒頭に必ずハッとするような一文から 始める癖があるのが困りもの。 アイスクリームを夕食にしてはいけないの?っていうテーマが、いわゆるロリコン、 ストックホルム?そして犯罪を償った人への蔑視?いろんなものに響き渡る。 角田さんの蝉とか、薬丸さんのいくつかの作品とちょっと重なりますが、これはこれ。 秀作です。何より貫き通した文章に感謝。 | ||||
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全てにおいて言葉選びのセンスが光ってて、サンプルで読み始めましたが、速攻で購入しました。 | ||||
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部屋の様子や何気ない小物の情景描写がとても綺麗でガラス細工のように繊細な雰囲気を感じ、それがまたこの物語の哀愁を引き立たせてる気がする。 ただ、誰もわかってくれないと自分の殻に引きこもりがちな人たちも人の話を勝手に自分で自己完結させて相手の話に聞く耳持たない人たちもあまり好きではないのでその辺は少し読んでいてモヤモヤした。 しかし、このモヤモヤは今後の自分への戒めとしてしっかり心に刻んでいかなければいけないですね。 夜寝る前に読み始めましたが朝まで徹夜で読んでしまうぐらいには引き込まれました。 | ||||
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人間の行動は不合理なものだが、お話の都合なのだろうが、警察を介入させれば一発で済む話をわざわざ自らを窮地に陥る選択をする。警察が無能だと思っている人が多いが、現実は警察の介入で多くの問題は解決してるのだ(極稀に失敗する例だけがニュースになる)。 DVにあった時点で警察に行けば話はそこで終わった。今なら問答無用で逮捕で一定期間勾留される。 三回目のDVに至っては公衆の面前で行われ、警察が介入しようとするも主人公本人が止めるという意味不明さ。警察もすごすごと帰るが、現実の警察はそんなんで帰るわけがない。 そもそもDVから逃げるなら、職場辞めるだろ。しかも、わざわざバレるに決まってるところに引っ越すとか全然逃げる気ない。 お話の都合でドラマを作る為に主人公にバカな行動を取らせるっていうのは定番だが、お話として程度は低いよね。 | ||||
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この文章と世界観とってもお洒落でしょ?みたいな作者の思惑をひしひしと感じて気持ち悪くなり、50ページ目ぐらいで遂に頭痛がしてきて読むのをやめた。何これ、小説を名乗らないでほしい。健康のために読まない方がいい。 YouTubeで雑学動画見てる方が有意義。 | ||||
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