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流浪の月



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【この小説が収録されている参考書籍】
流浪の月
流浪の月 (創元文芸文庫)

流浪の月の評価: 4.08/5点 レビュー 623件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全623件 21~40 2/32ページ
No.603:
(3pt)

よかったには、よかった

彼女は傷ついた、トラウマになった。だから、付き合っている人(その原因ではない人)を自分がどれだけ傷つけても正当化されている?そうでなくすために、向こう側にも(秘するべくどうしようもない理由)責任があるよな……、結局主人公は何をしても、彼女のためを思っている人たちも全て悪人に思わせるように書いている。
わがままに生きても、結局、自分をいじめた人たちの遺産で自分のわがまま通りにいきている。まるで自分のお金のような……この人たちは人を感謝することを知っているのだろうか?店長は本当にいい人だ。体当たりで助けようとしてくれてる(博愛)。でも自分にとって都合悪くなれば、ただの押し付けに感じてしまう、感じさせてしまう。
ストーリー性を重視して、繊細なところが無く表現できていなかったと感じました。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.602:
(5pt)

10年後にまた読んでみたい。

第一章を読んでいるのでどれだけ経過が絶望的であろうとも第三章を読むことはできる。
文じゃないと言えない更紗に対し、彼を救って欲しかったと願い、一方でそうした意味での心身の傷をつけられたことのない自分には「そんなものだろうか」ともどかしさで身悶え、苦しみ、絶望しながら、そういう種類の小説として読み続ける。

第三章の最後から第四章へと入り、あっという間に打ちのめされることになる。
これだけの設定をする小説は読んだことがない。
この第四章、第五章、終章が短いことがすごい。

海外で長距離バスに乗りながら読みましたが、もうノンストップで読み続けることになりました。
「言いたいことがあるならハッキリ言いなさい」と思春期・反抗期に親に言われて育った自分は、その後大人になり、社会に出ていく中で「意思表示をハッキリしすぎる」こととの折り合いをつけることに苦しむことになります。
言えばいい、説明すればいい、言葉を尽くせ、勝手に諦めるな、こっちも勝手に同情はしないから、と求める自分と、更紗・文とは断じて相入れることはないからこそ、この小説は衝撃的で、とても面白かったです。
10年後にまた読んでみたい。自分の感想がどう変わるかとても楽しみです。

(現実世界で仲良くなった文ちゃん、
自分には心を開いてくれて、他の誰にも言えないことを悪気なく、臆面なく、自分にだけはアウティングしてくれてありがとう。
幸せでいてほしいなぁ。)
流浪の月 (創元文芸文庫)Amazon書評・レビュー:流浪の月 (創元文芸文庫)より
4488803016
No.601:
(5pt)

登場人物が魅力的

どこか冷めているけど、隙の多い主人公。
人には人の事情がある。
まわりの人とちょうどいい距離感を探って生きていきたいとおもった。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.600:
(4pt)

ふみぃいいいい

欲を言えばもう少し文目線の話を更紗を見たかった
流浪の月 (創元文芸文庫)Amazon書評・レビュー:流浪の月 (創元文芸文庫)より
4488803016
No.599:
(5pt)

はじめて知った愛のかたち

暗く辛いテーマが多い中で
更紗と文が話しているシーンは
安心感があり心地よいです。
続きが気になり一気に読みました。
本を読むと、途中で飽きてだれてしまったりする事もあるのですが、
この本はすべての章に読み応えがありました。
流浪の月 (創元文芸文庫)Amazon書評・レビュー:流浪の月 (創元文芸文庫)より
4488803016
No.598:
(4pt)

言葉では定義のできない関係もある

愛の形を表す言語は様々あるけど、こうした言葉では言い表すことのできない関係性を描こうとした作品。詰まるところ、結局友愛の一つの形なんだろうなと思いました。本人同士がお互い信頼、安心できる関係があるなら、それはそれで他人がとやかく言う筋合いのものじゃなく、いいんじゃないかと思います。
と一言で片付けてしまえば、そうなんですが、物語の設定としては、よく考えられているなと思いました。
流浪の月 (創元文芸文庫)Amazon書評・レビュー:流浪の月 (創元文芸文庫)より
4488803016
No.597:
(1pt)

最後まで読んでてイライラした

読んでて思ったのが、所々に女性が書いたのかな?と見受けられるものがあった。
幼い更紗が壮絶な体験をしたのは悉く同情し、真相を話せず心内に戻して蓋をするという心理も理解できる。
ただ大人になっても周りに流されて自分の気持ちや考えていることを言語化せず日々を過ごして彼氏やバイト仲間での会話等から見る更紗は不快に思う。
「私を理解しない、世間から見られる私(文)と本当の私(文)は違う、事実と真実は異なる」
みたいなことを言っていたが、そんなもん当たり前でしょうという他ない。世間から見れば加害者の隣に引越し頻繁に顔合わせしてることをみればストックホルム症候群と結論づけられる。何しろ本人は自分の事は他人に開けっぴろげにせず「理解しない世間に諦観する」ことをしているのだから。
本屋大賞の本は一通り読んでますが、個人差は勿論だがどれも読んでてイライラするか納得しない本ばかりで当てにならないと分かった。
流浪の月 (創元文芸文庫)Amazon書評・レビュー:流浪の月 (創元文芸文庫)より
4488803016
No.596:
(5pt)

事実と真実の違い

※この口コミにはネタバレが含まれています。

流浪の月は、文と更紗という二人のキャラクターの関係性が非常に深く描かれた作品。

文が釈放された後の再会も、お互いが相手に迷惑をかけないようにと避ける選択をしたことが切なく、とても心に残った。

家に居場所のない更紗と、体が成長しないことで苦悩する文。事情は違えど、二人の想いはシンクロしていたのだと思う。文は決してロリコンではなく、単純に女性を愛せないだけであり、その背景には自分の体が成長できないことへの嫌悪や羞恥心があると感じた。もし大人になった更紗となら、愛し合うことができたのではないかとも思う。

この作品は、世間の正義や優しさが時に人を傷つけることを描いており、非常に現実的で痛ましい問題を浮き彫りにしていると感じた。どんなに真実を告げても、世間は「小さい子を家に連れて行って何年も暮らしていた」という事実を優先してしまう。これがバイアスのかかった状態であり、誰かが異議を唱えても、おそらくその人も加害者の一人にされてしまう。

救いは、置かれてる状況を前向きに捉えて進んで行ったこと(転々とすることを楽しんでいる節さえあり)。とても良かったと思う。

とはいえ、本作品は、解決することのできない問題を描いた内容であり、どうにも腑に落ちない何かが読後にも残ってしまった。

最後の方に出てくる一文
「彼が本当に悪だったのかどうかは、彼と彼女にしかわからない」この内容が本作品の全てを物語っていると思う。

本作品が提示するテーマやキャラクターの内面。そして、他人のバイアスに振り回され続ける2人。とても考えさせられる内容であった。
流浪の月 (創元文芸文庫)Amazon書評・レビュー:流浪の月 (創元文芸文庫)より
4488803016
No.595:
(5pt)

感動

普通とはなにかを考えさせられた。周りから見たら醜いものでも何かしらの理由だったり思い入れがある。簡単に理解しようとしては行けない
流浪の月 (創元文芸文庫)Amazon書評・レビュー:流浪の月 (創元文芸文庫)より
4488803016
No.594:
(3pt)

重いけれど美しい

映画を見て原作を読みたくなったので購入。映画を先に見ているので、役者の表情なども浮かんで情景が浮かんできました。読後のあたたかさと苦さの混ざった感情がしばらく続く、余韻のある作品。
流浪の月 (創元文芸文庫)Amazon書評・レビュー:流浪の月 (創元文芸文庫)より
4488803016
No.593:
(5pt)

愛の形は人によって異なる

愛の形は人によって異なるのがよく分かる作品であった。
主人公の更紗は一見まともそうに見えるのだが、置かれた状況と育った環境の影響で人によってはわがままに見えるかもしれない。
映画化されたようなので、Amazonプライムで視聴し、小説と違うところを確認しようと思う。
流浪の月 (創元文芸文庫)Amazon書評・レビュー:流浪の月 (創元文芸文庫)より
4488803016
No.592:
(1pt)

絶対に買うな

約50 冊中、今年読んだ小説で一番つまらなかったです。
本屋大賞より、推理作家協会賞や年によっては選考なしの賞が信用できると思います。
こんな本を読んで、小説はつまらないとか思われるのは悲しいです。
流浪の月 (創元文芸文庫)Amazon書評・レビュー:流浪の月 (創元文芸文庫)より
4488803016
No.591:
(5pt)

面白い!

お互いに必要としている存在、それは命綱であり運命の赤い糸ではない。
しかし世間は切り離そうとする、本人たちにしかわからない、苦悩、決断など様々な感情の変化が書いてある作品です。
終章で暖かい気持ちになりました。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.590:
(5pt)

真実と事実の違いは、本人以外には分からない

マイノリティとマジョリティ、人の自己満足的な優しさ、良かれと思って起こした行動が招く不幸、私の気持ちなんてあなたには分からないと、投げ出したくなる気持ち、これらの全てが美しく、分かりやすく表現された物語だったと感じました。
文と更紗の気持ちが痛いほどわかる読者もいれば、そうでない読者もいるかもしれない。

読めば読むほど続きが気になって一気読みしちゃうタイプの本です。テーマは少しヘビーでも文章の読みやすさが際立ち、するするとよめます。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.589:
(5pt)

静かであたたかい気持ちになりました

2人ともが幸せに穏やかに過ごせますようと願わずにはいられない、読後はあたたかい優しい心になりました。

居場所を失ってしまった更紗と文が、お互いを自分と重ね合わせつつ、自分にない部分にも惹かれて生活をスタートさせる。そして幼児誘拐という真実ではない事実で引き裂かれた後、15年後に再会を果たす。

私がもしこの物語のエキストラ役として物語内にいたら、間違いなく、文を犯罪者と思い、更紗をストックホルム症候群だと信じて疑わなかった世間の一人だったと思います。匿名のコメントで「彼が本当に悪だったのかどうかは、彼と彼女にしかわからない」という一文がありましたが、現実世界でもこういうことがゴロゴロ転がってるんだろうなと思いました。真実だと思ってることは世間に都合の良いように作り上げられた事実ばかり…で真実は、当人たちが説明を諦めてるか、説明されてるのにこちらが聞く耳を持ててない。
こういう本を読むことで、視点を変えて物事を見る練習になればという気持ちも残りました。

更紗が文を想うまっすぐな心の描写と、文が自分の秘密を抱えながら更紗を必要としている心の描写がなんとも、とても好きで、心を洗われるようでした。
ふたりとも、どうして事実は真実ではないと抗議しないのと歯痒くなる場面もありましたが、世間に抗ってジタバタしなかったからこそ、お互いに対する「どうか幸せであってほしい」というピュアな気持ちのままでいられた気もしますし、そして最後はふたりが望んでいたものがストンと手に入ったのだと考えました。

終始静かで綺麗な文章で読んでいてつまづくことがなく、疲労感も感じない、なのにずっと引き込まれ続けていく感覚で読み進めました。凪良ゆうさんの作品、次も読みたいです。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.588:
(5pt)

優しさってなんだろうね

一気読みしてしまった。
被害者と加害者という構造は真実ではない。それがわかるのは当事者のみ・・・・。
ストーリーは本当にわからない方がいいのでうかつなことは書けないが。読んだ後にこんな形の人間のつながりがあってもいいんだという気持ちになる。ある意味勇気をもらうような。そこに不条理はあるのだけど、それを受けとめて乗り越えもせず受けとめ続けて前に進むだけ。
小説を読むと感じるのだけど、活字を読むことで人の生き様が自分の中に広がっていく不思議がすごい。そして読んでわかった気になるけど、実際の生活で隣で息をしているひとについてなにも知らないのだ。家族であっても。

文章がとても美しい.自分を大事にすることを「物」の存在を通して伝えてくれる。
優しさ、あなたのため、よかれと思ってという気持ちと受けとめる側のすれ違いってなんだろう。自分も絶対にやっていると思う。そしてそれを修正することもできぬままに後味の悪いことになったりもする。直らない。治らない。
途中いろいろショッキングな表現もあるのだけど、それも含めて受けとめ続けて読むことをお薦めする。止まらない。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.587:
(3pt)

あまり共感できなかった

更紗や文にとっては純粋でまっすぐなのかもしれないけれど、正直、亮くんや谷さんが気の毒に思えてならないのは自分だけ?亮くんの暴力はいけないとしても、そのきっかけを作ったのは更紗だし、やっぱり亮くんに同情してしまう。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.586:
(5pt)

これは愛

続きが気になりすぎて、一気に読みました。
お互いに思いやる気持ち…もう愛でしょう。
優しい気持ちになれる一冊です。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.585:
(5pt)

事実と真実は違う

客観的に見るとロリコンと誘拐された少女の物語。
ただ本当のことは当人にしか分からない。
断片的な情報で人のことを批判したり同情したりすることは無責任だなと感じるようになりました。
全体的に悲しい話ですが最後には救いがありスッキリとした読後感の素晴らしい小説でした。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020
No.584:
(5pt)

胸が苦しい

凪良ゆう氏の小説にでてくる人々は、みな苦しい。それを読んでいる私も苦しい。
誰もが自分の人生と戦っていることがわかる。
流浪の月Amazon書評・レビュー:流浪の月より
4488028020

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