■スポンサードリンク
流浪の月
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全591件 201~220 11/30ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画主演キャストのファンの者です。 本屋大賞の映画化・出演ということで読んでみました。 昔は小説をよく読んだのに近年すっかり離れてしまい、読了できるか心配でしたが、驚くほどサクサク読めました! まるで映画を観ているような情景描写、登場人物たちの心理描写が生きいきとリアルで、「これが本屋さん大賞というものなのか!」と、著者の構成力・観察力・描写力に感嘆しました。 特に、曇天から雨が降り出す瞬間を 「ぽつんとつむじを叩かれた」と描写している部分にはさすがです。 以下、多少のネタバレあるので、知りたくない方はスルーして下さい。 話の構成も「現在の、あるどこかの風景」から始まって、過去と現在、語り手も入れ替わり、ミステリーのような展開になっている部分も面白いです。 また、どこまでも暗くて救いようのない話かと、戦々恐々と読み進めていましたが、予想に反して優しい物語でした。 主人公・更紗は「これは恋愛じゃない、この関係を的確に形容する言葉が見つからない」と頑なですが、別に「愛」とか「同士」とか「シェルター」とか、プラトニックでありきたりな関係って呼んでももいいじゃん!と思ってます。 歪んだ関係に見えるのは、世間からの誤解をきちんと解かないからでした。 前評判をある程度知った上で読んだので「婚約者・中瀬亮とは果たしてどれほどのクズ野郎なのか…」と心していましたが、亮に怒りが湧くどころか、彼が可哀想な人に感じました。亮のやった数々の行動は同情できない部分はあるものの、彼の過去を知れば、文や更紗と同じぐらい傷付いて生きてきた人なのだとよく分かります。 亮のDVも、文の逮捕も、ヒロインの「説明・対話不足」な気質が不運を加速させているように思えます。まあでもそれ言っちゃうと、この物語は成立しませんが笑 暗いようで優しい話なので、途中涙ぐむ部分もありました。 …が、すぐに冷静な自分に戻ったのでした。 だって、文は見た目も悪くなく、穏やかな性格の、お金持ちの御曹司なのですから。 文が貧乏・ブサイク…だったら、更紗は文の家に居つかなかったかもしれません。 だからこの物語はファンタジーなんです!! ファンタジーでフィクションだから、気楽に見て楽しめば、それでいい。それで終わり。 なのに、さも「感動大作!!」、「貼られたレッテルを疑え」みたいな高尚そうなキャッチコピーで煽ります。 本当に高尚で優しい世界なら、亮くんにも救いの手が差し伸べられるはずです。文も御曹司じゃないかもしれません(笑)。読了後、なんともモヤモヤするのは、これらの矛盾をどこかに感じてしまうからなのでしょう。 そこをきちっっと踏まえれば、それなりに楽しめるエンターテイメント作品だとは思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者がこの物語の主人公のようにジェンダー時代の人だつたとは、読み終えるまで知らなかった、寄れ故、文章がものすごくロマンチッ区で、やさしさに会ふてている。70歳の自分でも面白くて、スラスラと読み終えた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普段全く小説読みませんが、映画化されるとのことで手に取って読んでみましたが、とても面白かったです!映画が楽しみです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画の前に読んでおきたいと思い購入しました。迅速な対応ありがとうございました。映画が楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
甘々でベタなやつじゃなくて、おしゃれな恋愛小説です。 文章も読みやすくて洗練されているので、おすすめです。 個人的に、性愛の結びつきだけが男女の関わりでは無いと思っているので、こういう価値観を言語化してストーリーにしていただけるのは助かります。 きらきらひかるとかに近いかな?違うかな?笑 BL作家さんなんで、そういう視点で恋愛を見られるんでしょうね。なんというか、男と女がSEXするだけが恋愛じゃないでしょう!という感覚。 いいと思います。 マイナスとしては、外野の人たち頭悪すぎへんかな?ってとこかな。普通に論理的に事情を話せば、普通の人なら理解してくれると思います。まぁ、悪者作らないと主人公が映えないっていうのはあるんでしょうけど…。 星4! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画化の番宣で読みたくなりました。 その結果、一気読み。 読みやすくさくさく進みしかも展開が早く予想外のストーリー展開。 やはり「本屋大賞」は裏切らない。 映画化のキャスト紹介を見ていた(勘違いについては後述します) キャストに当て読みしたので、映画を観ても違和感を感じる心配はありませんね。 松坂桃李の文はあまりにイメージぴったり。 桃李くんがこのシーンでこんなふうに俯いて長い指に目を落とす・・・ シーンが浮かびます。 大人になった更沙の広瀬すずもほぼ及第点。 私は勘違いでDVの同棲相手を勝手に坂口健太郎に当て読みしてしまった。 横浜流星だったんだ!! この役は非常にリスクもある上に演技力を試される筈。 (個人的には坂口健太郎のを観たかったのです・・・彼がどんな役掘り下げをするか?) それにしても小説とは言え、本当にリスク管理のなって無い文と更沙です。 おバカだなあ・・・リスクを回避しろ!!と、何度思ったことか!! まあそこが見どころ読みどころ・・・と言う小説。 早くDVDになったら一番で観たい。 今から半年後が待ち遠しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画を見る前に読んでおこうと購入しました。 現実的には幼女誘拐事件ですよね! でも真実は預けられた叔父さん宅に帰りたくない。文には秘密がある。 文の秘密を知ってから2度読みしました。 この本は2度読みするとまた違った目で見ることができます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞はだから信じられない。 2020年本屋大賞受賞作品です。 このような小説が本屋大賞だから本屋大賞は信じられなくなります。 2022年本気大賞受賞の『同志少女よ、敵を撃て』は稀に見る傑作でしたが、この作品が大賞とは余りにも残念です。 ロリコン疑惑をかけられた男性と少女の恋愛感情を超えた絆の物語。 年齢や性別を超えた関係性のメッセージは素晴らしい!作者さんはBL作家さんとの事ですので人間関係の繊細な描写は素晴らしいと思います。 ただ物語が荒唐無稽です。 最初に誘拐犯罪となった時、助けて貰った事を証言すれば良かっただけなので、主人公の苦悩に感情移入出来ません。 期待して読んで残念に思いました。 ただ作品の中で何度も何度も映画『トゥルー・ロマンス』が登場します。 これは嬉しかったですね!! タランティーノ監督が脚本を担当したバイオレンス映画です。この映画脇役が物凄く豪華なのですよ!これは再現不可能なレベルで凄い俳優陣。この映画は傑作映画なのでお薦めです。 何故映画『トゥルー・ロマンス』が登場するのかは理解出来ませんでしたが、この小説を読んでこの映画を思い出した事は良かったです。 本屋大賞として期待すると失望します。 映画化もされるのですね。 男性のビジュアルが良ければ更に作品としてのメッセージが弱くなると思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事あるごとに自分の状況をはっきり説明できず周りの人々を振り回している迷惑な女の話。職場の知人の小学生の女の子を何日も預かるって、どう見てもトラブルが予見される。こういうこともなんではっきり断れないのか。身近にいたら絶対いらいらする。最後の最後でタイトルのいわれが明かされるけど、なんかこじつけっぽい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事実と真実は違う。私達の生活の中に、同じ事が必ずある。 インターネットが普及した今日の生活に、どれ程の人間がこの事を意識して生きているのか。人間には、表も裏も必ず存在する。その裏側迄、見ようとする人でありたい。 最高でした。 是非、読んでください | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞受賞作で映画化されると聞いて読んでみました。 文章や表現力自体は読みやすくて、ドラマチックな要素多めで退屈になったりはしませんでした。 伝えたいテーマも分かります。私は無償の愛の話がすごく好きなので読む前にちょっと期待しちゃいました。 しかし、主人公の女性に共感できる所が一つもありませんでした。 更紗はなぜ改名しなかったのか。フィクションにおいて細かいことはそんなに気にしないタイプですが、そこから色んな問題が派生しますからかなり重要なポイントです。文は改名しているものの、何故か更紗については一切触れないです。最初はすごく違和感を覚えましたが、読んでるうちに結局この人はかまってちゃんだからある意味キャラクターに一貫性はあることに気づきます。(接客のバイトなのに殴られた顔で出勤したり、夜逃げした後もバイト先を変えないし、部屋を借りる場所は怖すぎるくらい呆れる。)あれもこれも彼女の選択なんだからすべてが自業自得にしか思えないです。人間は間違った選択をするものだとしても、さすがにここまでくるとかまってちゃんすぎる、そもそも性格に問題ありすぎないか?ってなります。 また、女性だからとにかく弱い存在として描かれているが(おまけに同棲中の彼氏からのDV)、この主人公もそういった暴力性が表に出ていないだけで、本質的にその彼氏とかなり似てるタイプという印象を受けました。後先考えずに自分の欲望だけを優先して強引な方法で突っ走り、結局自分の言いなりになる人(文)がいいわけで、こんな自己中の人でも主人公且つ女性ってだけで色々と美化されて許されるんだなって思いました。 文の存在はかなりファンタジーなので、ピンとこなかったです。更紗は怪しい宗教にハマった信者かってくらい文のことを崇拝して褒めまくりしますが、秘密のこと以外はほぼ事実ってわけで(彼女の妄想だったら面白かったのに)、人間ドラマっぽく見せかけて中身が少女漫画でがっかりするラストでした。(少女漫画はそもそもファンタジーを楽しむものなので問題なし。)文の秘密のことも更紗にとっては都合が良すぎるし、純粋な気持ちを描きたいのに貧乏な女性とお金の心配のないイケメンにする必要あるんですかね。 二人かなりラブラブだと思いますが、性行為をしない関係(すごく強調されて逆に引く)ってだけで世の中の愛の定義とは次元が違う尊い関係性みたいになんとなくマウント取ってくる感じも、逆に先入観に思えて私はあんまり好きではありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人が勧めてくれたが義理ですら読める代物ではない。 一行目から才能がないのがわかった。本当にクソつまらない。最低。 文が面白くない。致命的。読んでいて苦痛。文がふわふわしていて外側のことしか書かれていない。 心情描写がないってこと。共感要素がない。辛いとか悲しいとか、そういう気持ちがないのだろうか。 AIが書きましたって言っても通用する。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
注文して、すぐに届きました。早く読みたかったので、本当に良かったです。 書店に足を運ばずに購入できて、手数料もかからないのが最高です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
有利な立場にある人間の傲慢さ、思い込みを無責任に垂れ流す大衆、いわれなき冤罪にあらがえない人間へのもどかしさ、などに心をかき乱されながら一気に読むことができました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近読んでて思うのは、後で気づく事だけど、女性が書く文章のリズムが自分にはしっくりくるのかも。読みやすい気がする。 多数側の普通に傷つけられた事はたくさんあって、少しでも傷を浅くするために、距離をおいて諦めて考えないようにする、あの感じがすごく良く分かった。 私も誰かに命綱を握って欲しいんだと思った。そして私も誰かの命綱を握りたいんだ。お互いの重さで世界と繋がれたら良い。一人はやっぱり不安定で寂しいな。 自分の優しさはまだ自分が弱いから大切な人に、あなたのありのままので隣にいてとかいるとか言えないな。 あと、二次性徴が来ない病気がある事を知らなかった。性別問わず辛いだろうなと想像した。全然足りないだろうけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「事実と真実はちがう」 「ちがう。そうじゃない。わたしは、あなたたちから自由になりたい。中途半端な理解と優しさで、わたしをがんじがらめにする、あなたたちから自由になりたいのだ」 相手を思ってかけた言葉や善意も、相手が必要としていなければ何の役にも立たない荷物になることがある。相手に寄り添っているつもりでも、つい自分の「普通」や「当たり前」を両手でぐいぐいと押しつけてしまう。私だったら、あなただったら、更紗や文に何と声をかけただろうか? 自分の在り方について、今一度見直すきっかけとなった作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文が働いていたコーヒー店の名前『calico』は"更紗" 更紗はインド産の平織の布のこと 作中に"紡ぐ"という表現を多用している箇所があり、理解してくれない周囲との繋がりは、ほつれ始めたら留まることを知らない布のように断絶していく。それに対して、文とは時間空間が何よりも愛おしく感じ、言葉だけでなく、空いた時間を瞬時に埋めるかのように紡いでいく。この描写は好きだった。 しかし、更紗の両親、特に母親の描写や、亮の家庭の描写は何を表したかったのかいまいち掴めなかった。多分、更紗の逃げ場の無い心境を作り出した情景を描きたかっただろうが、その割には、各々あっさりとした幕引きだったように感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いい歳した大人が自分の特性と社会と折合いつけられずに周りに迷惑かけ続ける作品。 最後は自由きままにカフェやります、って何?笑 そういう生き方が金銭面で出来ないから、いろいろと苦悩してたんじゃないの? 最後は男側の実家の金使ったって事と思うんだけど、そう考えると精神的にも、社会的にも子供のままだな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞受賞作ということで購入しました。 単なる小児愛犯罪者の話かと思いきや、最後は「え?そういうことだったのか!」と最初のフラグをしっかり回収してとても幸せな気持ちになったし、「事実と真実」の偏見や世間の犯罪加害者と被害者に対する何十年経っても変わらぬ厳しさ、現在はネット検索することで過去の犯罪もいつまでも風化しない怖さを思い知りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の女性の心理描写とか、小説を通して筆者が伝えたかったテーマを考えるといい小説なんだとだと思います。ただ、俯瞰的に見ると、女性の言動には共感できないことも多いしまた読んでみたいとも思えなかった。ただ、同じ境遇に置かれている人が読んだら凄く刺さる小説だと思う。本屋大賞を受賞するのはとても名誉なことだと思うが、明るい表舞台に出すべき小説じゃないと思う。いい作品なのにもったいない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!