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流浪の月
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流浪の月の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全623件 321~340 17/32ページ
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| 世の中は、怖い。でも、優しい人もいる。自分が生きていくうえで、どんな人と出会うか、どんな時に出会うかで、人生が変わっていくんだなあ。 | ||||
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| 本人たちにしかわからないこと それが故に辛いことが起こるが それによって救われるという話 最高に苦しくて最高に幸せ | ||||
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| 読み始めてすぐに、本の世界に引き込まれた。この空気感というか世界感は居心地が悪くはないです。 所々で、「??」とか、「なぜ、言わないの」とか、「そこに引っ越したらヤバいでしょ」とか、イライラしたり引っかかることはありますが、全体的にはサラリと読める小説でした。 BLが中心の作家さんらしいのですが、雰囲気が”なるほどな〜”と感じました。 それにしても、文はロリコンでは無かったけど、では何の病気? 途中で、あれ?もしかしてLGBT?とおもったけど、そうではないようです。病名も具体的な症状も出てこないので(第二次性徴が無いとは書かれている)、希有な病名なのでしょうか。 最終的にはハッピーエンドに近いと思いますので、読後感は良かったです。 | ||||
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| この物語の主人公の少女は両親を失い9歳でどうしても住んでいる家を抜け出して、19歳の大学生の家に2ヶ月間転がり込み、その2ヶ月の間にかけがえのない言葉では言い表すことのできない感情を持ってその後の人生を歩んでいく。 本文中にストックホルム症候群といった専門用語も出てくるし、おそらくこの文くんは先天性遺伝疾患の子なのだろう。 レビューを読む限りどうしても小説に没頭すると現実と小説の世界観が曖昧になってしまう人がいるようだ。 いうまでもなく現実世界で人を殺してはいけないが、小説の中では人を殺しても誘拐をしても構わない。 最後まで読むと単純な小児性愛モノでないことは一目瞭然で、愛情の形は男女(あるいは同性)にだけ見られるものではない様々な角度のある価値観から構成される。 こういう本は私は初めて読んだが本屋大賞を受賞するだけの作品だと思った。 ちょっとエッジの効いた価値観だから賛否が分かれるのは当然のことだと思う。 | ||||
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| ここ最近読んだ本では圧倒的No.1でした。 テンポが良い、 読みやすい、 ストーリーも飽きさせない、 そして深く考えさせられる。 一気に読めてしまうので、もう何回か読みたいと思っています。 | ||||
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| 逃げ続けることで訪れる安らぎ。絶対的に逃れられない運命。相反する2つの生き方の中で、流れに抗う者とひたすらに身を潜める者。でもどちらも絶望的な状況下でただただ平凡な生き方だけを切望する。片方は明るく自由に、もう片方はあるがままに。月はいつも満ち欠けを繰り返しながら、今夜も流浪し続けて行く。 | ||||
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| もみ消されるパワハラや、覆されない冤罪、事実すら歪曲されて広まってしまうこの世の中において、全ては渦中の人のみぞ知ることであり、真実を第三者と共有することはことさら困難であると思います。 読み進めていく中で、主人公たちは最後に自死してしまうのではないか、このような境遇にどのような光が生まれるというのか、と諦観の念が大きくなりました。 ところがこの予想は大きく裏切られ、読後、柔らかな優しさに包まれました。 これから凪良さんの作品にはまりそうです。 | ||||
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| 価値観が変わった。眠っていた感覚、感情を揺さぶられ、この本に出逢えた事に感謝した。 | ||||
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| こういう本を、探していたと思いました。 タイトルの意味も、ストーリーも全て沁みました。 嫌味なく、すんなりと文字が頭に入ってくるし在り来りなハッピーエンドに向かって階段を突き進むようなものでとない、文学の美しさを改めて学びました。 ありがとうございました。 | ||||
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| 世間から受け入れてもらえない二人の存在。加害者と被害者という形で出会う。 しかし、真の加害者は、優しく手を伸ばす人であり、「心配」する世間である。 本人が本当はどう感じているのか、言う隙を与えず、世間の常識で断罪していく。 そんなふうに、世間から隠れながらそれぞれ生きる、「被害者」と「加害者」。 孤独がどんなことか、よく書けていて、胸に沁みました。 | ||||
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| 評判の作品だが、私も遅ればせながら読んで見た。自由人の両親を失って(父親は他界、母親は愛人との暮らし)伯母に引き取られて"厄介者"扱いされていると感じて(特に伯母の息子の孝弘が毎晩性的行為を目的に部屋を訪れるのがトラウマ)心理的に追い詰められた少女(9歳)の更紗がロリコンの大学生の佐伯のマンションに転がり込んだ事(当然、誘拐を疑われて、佐伯は逮捕され、更紗は性的被害を受けたと誤解される)をキッカケとして、佐伯に負い目を持ち続ける更紗が大人になって偶然佐伯と再会し、互いに恋人(ただし、更紗の恋人の亮はDV男で孝弘を想起させる)が居る中で、常識や周囲の状況に反して2人が互いの信頼関係に基づいて新しい(性的ではない)人間関係を築くという、更紗と佐伯の魂の遍歴を描いた繊細さと骨太さが混淆した作品。 しかし、読後感としては世評程の感動は受けなかった。設定に無理がある上に、孝弘、亮、更紗の同僚、亮の父親といった様々な人々のDVや不倫を描き過ぎていて、正直、読んでいてウンザリした。佐伯を"トネリコ"に例える等、少女趣味の描写が多く、少女向けのライトノベルと評した方が妥当な作品。 常識に縛られている世間への反発、冤罪に対する警鐘、LGBTの新しい形という意匠の一部は首肯出来たが、世評が高くても実際に読んで見ないと真価は分らない書籍の典型という印象を受けた。 | ||||
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| 冒頭の一章と最後の終章で印象ががらりと変わる作品。最後まで読み切った後もう一度一章を読んでみてほしい。最初に登場人物へ抱いた印象がどのようなものだったのか、そしてその認識に誘導される事こそがこの作品のカラクリになっていると気付かされる。 | ||||
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| 神 | ||||
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| とても面白い作品でした。 ドキドキしました | ||||
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| 必ずしも『大人の男女が一緒にいる=付き合う』ではないのだと頭ではわかっているけれど、なかなか世間的にはそう見られないのが現実だなと思う。初めてアセクシュアルの本を読んだが、マイノリティーの人々はまだまだ生き辛い世界だと思った。 世間から性犯罪の被害者だと言われ、真実と異なるレッテルを貼られ、可哀想という名のフィルターをかけられる。 そして、何も悪いことをしてないのに、まるで犯罪者のように扱われる。今の日本もそんなんなのだろうか。 第二次性徴が来ない病気ということを隠したくて、自分をロリコンだと自ら思い込み、自分の病気を特定したいがために、自ら警察に捕まる道を選ぶ。言葉にできないほどに苦しいのだと思う。 わかってもらえない辛さというのはどれほどのものなのだろうか。 人の優しさが時に人を苦しめるのだと痛感した。わかっているように思っていても本当のことは本人にしかわからないのだと。良かれと思ってしたことが相手を傷つけてしまっている。 ネットは誰もが見ることができるし、匿名の怖さを改めて知った。 欲を言えば文がさらさと再開してからの心の描写ももう少し見たかったなと思う。 | ||||
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| 低評価を付けた人は常識人。 常識に囚われてしまっては楽しめない内容です。 真っ当な人は感情移入が難しい。 ただ、もう少し深く見れば世界は広がります。 ある意味、村上春樹的かもしれません。 荒削りの小説ですが、茂木桂樹の「おかえり」を読んでみても面白いかもしれません。 | ||||
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| 綺麗で良かったです。ありがとうございました。 | ||||
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| どこまで行っても当事者の思いには至れない、という実感。 | ||||
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| 作者の倫理観がおかしい。ただ自分勝手で我儘な意見を相手に押し付けることが多様性とでも言うのか。この本を若い世代に読んでほしいと思わない。害悪である。 この本に共感しているのは同様のモラルを持ち合わせた人々なのだろうかと思うと苦々しい気持ちだ。 | ||||
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| 少しどんよりとさせられるような話であるが、ストーリーがほどよく展開し続けていくので退屈はしないし、少しミステリーの要素もある。 その中には現代社会を生きていく上で考えさせられることが散りばめられている。 事実なんてなくて、それぞれの解釈による真実があるだけである。 亮くんの立場に立って全てを考えたら、そこにもまた違った真実があると思う。 どのように呼んでいいのかわからない2人の関係のお話。 | ||||
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