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流浪の月
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流浪の月の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全623件 561~580 29/32ページ
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| 最初の灯里さんと湊くん、子供の前でもキスをする、から好きになれなかったが、 何とか半分まで読んで、あとはパラパラ読みで終わりました。 確かに村上春樹調ですが、描写や比喩形容なども薄く稚拙で、到底春樹には及ばない。 文くんの刑罰も書かれていない。頭がいいのに少女を略取したらどうなるか分からないなら、 発達障害としか思えない。更紗も逃げたい一心で泊まるのは分かるが、 ロリコンという感覚が四年生の女の子に分かるのか疑問です。 本屋大賞は結局こういう感じの小説を選ぶのが、前回の、そしてバトンは、から分かりました。 村上春樹と灰谷健次郎フォロワーですよ。稚拙なフォロワー作家たちが本屋大賞に選ばれています。 | ||||
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| これは映像にして見たいと思う本 一気読みでした | ||||
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| むしろ低評価レビューの方々の思考が、この作品における主題をまさに体現しているようで興味深い。 仮に現実の世界で、知人の女性がこのような事件に巻き込まれていたとしたら私たちの多くははおそらく作中に出る周囲の人々のような捉え方や接し方をしていることだろう。 ただ、読書という体験の中で全ての人物の背景や思いを至極俯瞰的に捉えられた上で、それでも杓子定規的な考えで主人公たちの思考にリンクできない、むしろ嫌悪感を感じ取る人間が少数ながらいるもんだなと。 そうした人々はまさに更紗にとって理解を得ることを諦めざるを得ない人種の象徴のようなものでありながら、一方の現実世界では圧倒的多数な「浮き世」の価値観で物事の善し悪しを判断する「ごく普通」の人達なんだろう。 更紗と文という圧倒的マイノリティな2人だけの儚くも美しい世界観が、「ごく普通」の人々によって引き立てられ浮き彫りにされていく。 読後の余韻でレビューを見に来たら図らずともその構図がくっきりと見えた。 | ||||
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| 「名前のない愛」についてのお話です。異性愛中心主義の「正しい」社会から溢れ落ちてしまった更紗や文に共感するところが多々あり、時折うんうんと頷きながら読み進めました。しかしながら大人になった更紗には一部共感できないところがありました。彼女は物語の終盤まで「文は小児性愛者である」と信じています。文は「異常」な性的指向(嗜好)に今も苦しんでいるから救ってあげたい、もし自分が子供だったなら、文が望めばキスされても良いとまで思っています。更紗は文を信仰にも似た形で愛しているから、そう思うのは理解できます。その一方で成人した女性として、更紗にはもう少し、文の異常性癖(実際ロリコンではなかったのだけれど)について客観的に考えたり、葛藤したりする描写が欲しかったように思います。たとえどんなに2人が愛し合っていても、きちんと合意があっても、年端のいかぬこどもは正常な判断ができないからこそ小児性愛は許されることではないので……という「正しい」倫理観をこの小説に持ち込むのはナンセンスな気もしますが……。 けれど『流浪の月』は、おそらく読者に共感は求めてないんですよね。こういった類の、いわゆるジェンダースタディーズに通ずるお話は読者に共感を求めるものが多いと感じていたのですが、この作品は一貫して、人は結局わかりあえないのだということが描かれていると思います。だから私の感じた更紗への「わからない」という気持ちもきっと凪良さんは想定済みなんだろうなと思いますし、なにも小説は共感するために読むものではないよなと改めて思いました。 それと、更紗や文が対峙する「正しい世界」の人物たちが「いい人」「悪い人」に振り切れるのではなく多面的に描かれていたのがとても良かったです。凪良さんは本当によく人間を観ておられるなと感じました。 | ||||
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| 友の事件に隠された心の真相を、医療者の立場から解明していく医師の葛藤。一気に読んでましまいました。 | ||||
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| 物語の中盤で文が更紗におススメするウィスキー”スカリーワグ”は英語では「やんちゃな」という意味を持つ犬 | ||||
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| 本屋大賞受賞ということで購入してみました。 非常識と一般的に言われる母親、公務員の父親との家庭で幼少期を過ごした少女。理想的に見える家庭で育った大学生。 ひょんなことから知り合い、加害者と被害者として世間に認知され、離ればなれになった2人が大人になって再会。 世間からみた2人とは違う、2人だけが分かち合える安らぎ。 読んで良かったし、オススメしたい本です。 | ||||
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| ただ一緒にいたい、そう思える人と出会い、一緒にいられる事はどんなに幸せだろう…。 シンプルなことなのに社会では簡単なことではないと感じます。 でも、思い切ってこの社会を手放してしまえば、楽になれることがたくさんあるのかもしれないと思わせてくれる物語でした。 感覚的な感情表現も多く主人公がとても魅力的でした。また結婚についてなど、胸に刺さる言葉も多く、読了後にもう一度読み返しました。 作者の他の作品も読みたいと思います、 | ||||
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| 本音と建前ですね。 どこか知らない誰かが宝くじにあたると 『すげー!』 隣の人が当たると 『何であいつがー?』 共通点はどちらもチャンスを掴んだ だけのこと。 周りが気になる必要はなし、妬む必要もない。 でも、気になる妬む。 それは直接言えない。 『だって嫌われるから。』 嫌われる勇気なんて易々と持てるもんじゃない。 そんなお話し。 | ||||
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| 人物の描写が、好きですね。 登場人物一人一人が、現代に生きているにも係わらず、昭和の臭いがしてくる。 昔からある出来事が、現代風に描かれているのも、面白かったです。 エグいのか?甘酸っぱい香りなのか? 不思議な気持ちになりました。 | ||||
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| 「2020/04/12 NHK-R1 マイあさ!著者からの手紙・凪良ゆう」を聞いて購入。 作品全体の構成がゲームのAirとよく似ていて、ラストシーンの解釈が読者に委ねられているという点で読み終わった後の余韻が良かった。 作中の歯がゆい所は、作者が悲劇のヒロインにならないよう意図して書いているとの事で、非常に憎い演出になっている。 作中の個別の事象を論じるよりかは、物語全体として読んで損はしないと思います。 | ||||
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| さすが!でした! | ||||
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| 低評価のレビューの方が村上春樹作品に似てるとおっしゃってますが、私もそう感じました 人の世のままならなさが大変良く表現された作品だと思います 痛快な成功劇を期待される方にはオススメできません | ||||
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| 星五つとも、星一つともいえる小説だったように思います。 主人公の行動は理解できない面が多々あります。低く評価してる方がおっしゃるように、主人公のことをあまり好きにはなれません。 でもそれは別に良いのです。全員から好かれる人物を描くことはできませんから。 ストーリーには力があります。文体も読みやすく、小説に慣れない人にも易しいかと思います。文体とストーリーが優れているという点で、星五つを付けたい小説です。 しかし、一方でいくつか気になる点があります。まずは、作者があまりにも語りすぎている点。読めば誰にだってわかることを、改めてまとめて書いてあります。字数稼ぎのレポートでも読んでいるようです。二点目、文体とストーリーの不一致が散見されます。そして三点目、これが一番大きいのですが、この物語は人物や事柄を外側から見ただけで判断することの凶暴性を描いています。主人公とその周辺の本質と、外から見た彼らとの乖離に苦しむ姿が延々描かれます。物事を多面的に見なければと思わされる。しかし、悪役と言っても差し支えないであろう、警察や週刊誌が極めて一面的に描かれています。この作者は週刊誌を読んだことがあるのでしょうか。週刊誌は、この作者の言葉を借りていうのなら、事実ではなく真実を描こうともがいているメディアです。たしかに、週刊誌というのはいつの間にか世間の嫌われ者になってしまいましたが、読んでみると非常に優れた記事が多く載っています。それをもし作者が、手に取ることなくイメージだけで悪役として描いているのなら、この作者には、このような物語を描く資格はないと思うのです。 | ||||
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| この本に救われる人は、絶対に大勢いるはず。 こんな人生のパートナーに出会えれば、お金も地位も他人からの理解すらも必要なくなり、幸せになれる。 けど、それはそれで過酷な人生。 「これ以上なく切実に必要としていても、わたしはキスをしたいとも思わないし、ましてや寝たくなど絶対にない。ただ一緒にいたいだけだ。」 なんでこんな関係が成り立つのかは、読んでからのお楽しみ♫ 世間的には絶対に認められないし、 理解もされない、 けど、2人の幸せを願わずにはいられない。 文章の運びも構成も非常に読みやすく、 ワクワク感、ドキドキ感、読了後のスッキリ感、夜食べるアイスクリームのように、どれも味わえて、お薦めです。 p.s. 家庭にいる場所なくて困ってる子って結構多いんじゃないかな。自分とはかけ離れすぎた世界なのに、親としては自分のことにもなり得る、今風に言えばSDGsを理解するためには最高の教科書だった! | ||||
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| こんな作品に出会えて幸せです。 多くの人が楽しめる作品であると思いますが、特に孤独感を感じて生きて人は、手に取ってほしいです | ||||
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| 作者様の名前は聞いたことがなかったのですが、本屋大賞を取った本は毎年購入するのでこの本を手に取りました。 物語はなかなか重いです。 生きづらい家庭や環境で生きていた2人が出会い、別れ再会する物語です。 過激な表現もあるので恐らく万人受けする作品ではないと思います。 インターネットが急速に普及し過去の出来事や人の過去も簡単に見れるようになった世の中でデジタルタトゥーによって世間から同情、反感を味わい生きていかなければならない2人。 そこにどんでん返しがある訳でもなく、かなりリアルに描かれており読むのが辛くなりました。 インパクトを残した出来事の印象を払拭できず受け入れるしかない世知辛さ、しかし本当の出来事や事情は当事者にしかわからない。事実と真実。物語の本筋とは観点が違うと思いますが、すごく考えさせられました。 | ||||
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| 文体は好きですし、恋愛以外のいろんな答えがあるよね、と示してくれる作品はありがたいです。 私は更紗に近い境遇や性質を持つ人間ですが、 だからこそ腹立たしく感じてしまいました。 私の人間関係も偽物の香料みたいなものには違いないですが、 保証人欲しさに他人の心の傷をえぐるようなことはしません。 「もう少し考えなよ」「ハッキリ言えよ」の連続で読み進むのがストレスでした。 | ||||
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| 悲しい、美しい、お話でした。 世間でよくある凶悪事件、実際に犯人の家族や被害者は実名が晒され その後も今どうしているかをネットで検索され 周囲の善意ある人は手を差し伸べ助けようとする。 それらが全て、本人にとっては悪意に思えてしまう事あるのではないか。 現実にもありそうな事で、不思議なことにこの一般的ではない感覚の二人に 共感し、応援せずにはいられなかった。 この作者はBL小説家で人気があったのですが、なんとそっちのBLの方でも 今年はランキング1位に選ばれているんですよね。 今、ノリに乗っている作家です。 三浦しをんさんもそうですが、たまにこうした逸材が出てくるんだよなあ。 そしてこういった経歴を持つ作家は得てして男の描写がかっこいい。 キュンとさせるんです。 そして恋愛に関して、普通ではない者たちの感覚を描写するのがうまい。 BLにしても今回の犯人と被害者にしても、決して世間一般の常識に当てはめて 考えられない二人をとことん切なく書いているのです。 割とセリフが多いこともあり、行間があって読みやすかったのもあって 一気に最後までいってしまいました。 これ、映画化されるだろうなあ。映像で二人が喫茶店で過ごす姿を見たい。 けど文を演じられるような繊細で華奢な人はいるだろうか。 | ||||
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| BL作家が本屋大賞とった作品って新聞で見かけて BL小説かと思って読んだら頭の悪い女のいらいらする話でうんざりした | ||||
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